
Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
異なる世界が広がる
初めて最後方の席で観劇したら、今までとまた違った感じの舞台になるから、不思議でした。
どうしても前の席で観ると、各キャストを観るのに目がキョロキョロ、顔が右に左に動くが、後ろだと全体が見えるので、左端のボスの演技と右端のAmiの臭い臭いが同時に見える。
また、前説で練習した手の振りも、後ろから見られていない安心感から、あまり周りに気にせずに思いっきり出来る。(迷惑にもならないし)
明日、明後日で公演は終了だが、当日券を信じて行きたくなる。

BAR アルマ
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/04/28 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

Collected Stories
Art-Loving
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2016/04/27 (水) ~ 2016/04/29 (金)公演終了
満足度★★★★
役者は何をする者であるのか・・2時間のテキストとの格闘
記憶に残る舞台になった(恐らく、明日になっても)。俳優二人の濃密な会話劇は、群像劇と対照的に殆どさらしもの。これを観ながら感じたり考察したり、どんなものか評してやろうと手ぐすね引く連中の餌食に等しい。言い方を換えれば「素手の勝負」。
「役との格闘」とよく言うが、舞台役者のそれは、舞台上で「闘う」ために稽古をする、という関係になる。よりよく闘う姿は、演劇の意義・価値・輝きを証し示す内実である。この舞台は見るべき的として、ストーリー自体ももちろんだが、ドナルド・マーグリーズという作家のテキストを、俳優の闘うリングとして据え、そのスクエア内で闘っている二人の女優の姿がある。
綱渡りに喩えれば、じっくり渡ろうが早足で渡ろうが、渡りきる事が重要で、それじたいが凄い技である・・・台詞自体が半歩先を行くので観客はそちらを追うが、演じ手の「役」の様子も見ており、役の設定とのイメージギャップや、特に海外戯曲を観るときの諸々の「落差」はこの舞台でもハンディとなっている。その中で、女優らがそれぞれ一人の人物を成り立たせる勘所を掴み、己のものとし、精一杯リング上で闘っていることの爽快さに結実するというのは、テキストの良さはもちろんだがテキストと互角に闘い抜くという舞台上の「現象」あってこそである。
この作品の、赤裸々な心情吐露に事欠かない台詞が激した感情とともに俳優の口から吐き出されると、しばしば台詞に澱み、言い直しもするが、「人物」をやめる瞬間を(その予感も)微塵もみせず、絶えず俳優が「現在」を生きる証左を観客は感じている。
作家と、作家志望の若者(いずれも女性)同士の会話には、これを書いた作者自身が「作家」な訳だから「ネタ」元は自分自身でもあるだろうが、「文」を生み出す苦悩や、作家の視点その他含蓄ある警句がちりばめられ、必然、それは人生そのものを語ることになる。この台詞の「重量」は半端ない。その重みを私らに届かせた二人の俳優の「仕事」に、一礼をしたい。

Collected Stories
Art-Loving
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2016/04/27 (水) ~ 2016/04/29 (金)公演終了

嗚呼いま、だから愛。
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2016/04/22 (金) ~ 2016/05/03 (火)公演終了
満足度★★★★
愛というあやふやなもの・・・。
抱えに抱え込んできた主人公多喜子の葛藤が、一枚の似顔絵をきっかけに舞台の上にぶちまけられた。
いいぞ、もっともっと吼えろ!と、彼女を応援し、そしてとてもせつない。
ホント夫婦ってなんだろうね。
あんまり考えたこと無かったけども、しみじみ考えちゃいましたよ。

Collected Stories
Art-Loving
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2016/04/27 (水) ~ 2016/04/29 (金)公演終了
満足度★★★★
女性作家2人の人間ドラマ
女性二人の6年間にわたる共同生活...そこには文学という共通する芸術が介在する。その関係性は、ベテラン作家の発表する予定のない「自伝的小説」を巡り歪になる。いつの間にか同居の新進作家が謎の女に変貌を遂げて出現する感じである。虚実綯い交ぜにしたような芸術論、人生観が濃密な会話として紡がれるようだ。
(2時間15分 休憩15分)

ポセイドンの孫とYシャツと私
合同会社シザーブリッツ
上野ストアハウス(東京都)
2016/04/26 (火) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

神芝居
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

つま先が洗えなくて
演劇ユニットどうかとおもう
下北沢ギャラリー スターダスト(東京都)
2016/04/28 (木) ~ 2016/04/28 (木)公演終了
満足度★★★★
皮肉のきいたはなし。
おかしい。実におかしい。いとをかし。♪お菓子食って、可笑しくって。風刺や皮肉の利いたおはなし、てのは健やかに生きるための(忘却機能に次ぐ)傘であり、栄養。
零細ヤクザの四人の組員の、ヤクザっぽいところ・・・子分に「殺すぞ!」と脅したり、「お前何座ってんだ!」とどやしたり、一応紋々を入れてたり・・・を除けば、いったいヤクザって何だろう??
一般人(堅気の人)ってのは、すなわち「非ヤクザ人種」の集合。ある由来から差別の対象となった「ヤクザ」は、カタギがまっとうであるための比較対象項である。
三階の貸しスペース。開演から通りの人声が聞こえ、時に大きな電車の音も。照明の変化はなく、音響はBGMも救急車の音もパトカー音も、表通り側に据えた(ラジカセか何かの?)機材から鳴り、携帯着信音もそこから聞こえる。転換は場面が終わって役者が黙々とやる。劇場機能に頼らず、俳優の演技に大きな比重を課す芝居だったが、書き手の皮肉のきいた台詞の力に、大きな笑いは起きないが終始をかしく、(良い意味で)気の抜けない40分だった。

神芝居
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
だから面白い!
21日のソワレと24日のマチネを観ました。想像してた物語とは全然違った(笑)1回目は情報量が多すぎて、圧倒されたものの、何だかよく分からなくて。。。エクスクエストらしい殺陣とダンスに魅了され、客演陣の濃さを堪能し、ステキな衣装や音楽に照明に感心して満足してしまったのですが。。。2回目を観て、自分を甘さを思い知りました。なんて味わい深い舞台なんだろうか!だから、エクスクエストは面白い!
良かった場面や楽しかった場面を何度も何度も思い返してます。
ウサギも素敵でしたが、なんだか応援したくなるカメでした。

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】
20歳の国
駅前劇場(東京都)
2016/04/27 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
他人の恋愛はわからない
確かにキスばかりしています。特に後半は。
しかし恋愛や情欲はとても個人的なものであり、なんとも共感しがたいものです。そのため、リアリティの判断がつかない。こんなことってあるのかな、という感じで醒めて見てしまいました。ということは、題材としては難しいということです。
ただ、役者さんは上手いので、それだけで105分を魅せ切ってしまいます。予想よりも重厚な芝居でした。

BAR アルマ
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/04/28 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
前半をシンプルに
10分遅れの開演でした。お芝居の前半はドタドタバタバタとしてこの芝居はいったい何を演じたいのかと嫌気がさしました。途中で席を立ってしまう人もいましたがこれはマナー違反ですね。
しかし後半だんだんと筋が解ってくると面白さが出てきます。前半をもう少し短くシンプルにしたら見ごたえが増すことでしょう。役者さんたちの演技力もバラツキがあったように思いました。

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】
20歳の国
駅前劇場(東京都)
2016/04/27 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

忍者、女子高生(仮)
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2016/04/23 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
少し前とかわったような
いろんな想いで人生を生きてるけど、普段は口に出せないことをスッキリ言ってくれる感じ。爽快に
でもやっぱり家族って、、、、と感じる作品でした。
少し前は主人公の想いが強くでたかんじだったけど、いろんな人の想いも描いてるようにかんじた。
全然違ったら、ごめんなさい!

~シリアスの章~ 樹海
演劇ユニットCorneliusCockBlue(s)
小劇場 楽園(東京都)
2016/04/25 (月) ~ 2016/04/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
まるで
樹海の中のような草と葉が一面に敷き詰められた舞台。客席にも葉が散らばっていて自然の香りが漂う。
舞台は緩めの内容から始まり、思っていた内容と違ったか!と少し残念に思えてきたところで・・・・
死ぬ事とは、死後はと考えさせられたが、笑える場面が多くどんどん惹きこまれていった。好みのラストだったので満足だった。
余談ではありますが、枯葉が大好きな我が家の犬に歩かせてあげたいと思ってしまった。

悪名 The Badboys Return!
ココロ・コーポレーション
ウインクあいち(愛知県産業労働センター)(愛知県)
2016/04/26 (火) ~ 2016/04/29 (金)公演終了
満足度★★★★
人生の面白さかな
八尾の朝吉と弟分の清次が繰り広げる任侠の世界をもとに、『音楽劇
悪名』として
朝吉とお絹さんの波乱万丈で切なさを感じさせます。お絹さんの強さと反面、儚さというのも汲み取れました。
色々な人の「生きるんだ!」というエネルギーが音楽劇だから表現できていると思われました。

朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter
天王洲 銀河劇場
天王洲 銀河劇場(東京都)
2016/04/27 (水) ~ 2016/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
面白い組み合わせ
前田公輝×徳井青空回観劇。
ここ数年毎年観劇している朗読劇ですが、
銀河劇場での開催は今年が最後、との事。
序盤、粗さとも練習不足とも取れる部分が一部気になりましたが、
物語の進行に合わせて両役者ともに気持ちが入っていき、
最終的にはかなり観劇側の感情を引っ張って泣ける、
良い朗読劇に仕上がっていました( ´ー`)

ポセイドンの孫とYシャツと私
合同会社シザーブリッツ
上野ストアハウス(東京都)
2016/04/26 (火) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽し過ぎた。
最初から最後までほとんど笑っていた120分、喉とお腹が痛いです(笑)
劇場で観たからこそ何度も繰り返し観たいです。是非DVD化をお願いします。

EXTRAVAGANZA3! ~にじのまち~
超人予備校
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2016/04/24 (日) ~ 2016/04/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
最後のリハーサル
本番の前日、裏方の私は最後のリハーサルを観劇させていただきました。
ダンサー、役者、スタッフがこの舞台への愛情をたっぷり注いだ総仕上げ。
アホアホメルヘンな世界に笑わされ泣かされた約2時間、あっという間でした。
リハーサルを目撃した人たちから、真心あるダブルコールをもらいました。
本番は2ステージしかなかったけれど、2回とも満席のお客様にご覧いただけて本当に嬉しかったです。
もう、2度と観れない、できない、再演不可能な奇跡の舞台。
関われたことが忘れがたい、とても大切な公演となりました。
舞台は虹のように儚く終わってしまったけれど、日常に帰っても心の中の虹はいつまでも消えないでいます。