最新の観てきた!クチコミ一覧

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Hit or Miss

Hit or Miss

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

幸福論
一つの国をいかにして幸福にするかというテーマは、今こそもっと問われるべきだと思いますが、ここで展開される議論はその一つの答えだ。ビジネスマンの視点からの提示であったけれど、奥深い哲学をも感じさせる議論で、今までのメガバックスの群像劇とは一線を画した舞台で非常に興味深かった。切れのいい社長の台詞は頭脳明晰なアメリカ人を彷彿とさせ、その議論の展開、組み立て方、緩急のつけ方など見事で、人物像の統一感がとれていて見ていて気持ちがいい。他の役者さんがこの演技に追いついていないのが残念だった。

ネタバレBOX

う~ん、特に??と感じたのが娘のティルの衣装。黒のリクルートスーツの段階でアメリカ人の娘を演じることを放棄しているように見えてしまった。この衣装でもアメリカ女性を感じさせることができるのなら、それはそれで大したものだと思いますが、残念ながらそうはなっておらず、なぜこの衣装を選んだのか疑問。お父さんの迫力に理論武装も人物像もまったく対抗できていない感じ。娘のアイディアに乗ったテロリスト達は、なんだかヨーロッパへ押しかける難民を思い起こさせて興味深かった。自身の幸福や生活への確固とした信念やイメージが無いまま、それでも故国を捨てざるを得ない人々。私たちの、彼らへのやりきれない思いが、このテロリスト像に凝縮されていたように思う。ああ、それで Hit or MIss なんですね。政治的事由でころころ変わる諸国の対応、これに戸惑い、偽の情報に振り回される人々。様々な見方のできる面白い舞台でした。
神芝居

神芝居

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

見どころ満載!!
知っているキャラクターたちが紡ぐ、知らない物語。冒頭から物語の世界にぐいぐい惹き込まれました。

四面舞台を堪能すべく、4回観劇を予定しているウチ、今日までに3回観劇しましたが、観る度に新鮮なワクワク・ドキドキに溢れた舞台です♪

失神タイムスリドル

失神タイムスリドル

ホットポットクッキング

新宿村LIVE(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

ギャグ満載吹原流アイドル演劇/約120分
タイムスリップものの特性をべらぼうに上手く生かして多くの笑いと胸熱を誘う傑作。
フッキー快調!
12人のアイドルちゃんのコメディ演技とダンスは楽しく、ポップンマッシュルームチキン野郎の面々が賑々しい舞台を体当たり演技でさらに盛り上げ、心の浮き立つ120分でした!

ネタバレBOX

主役の売れない女性アイドルグループが心の拠り所にするイケメンシンガーソングライター。
彼の死に象徴される芸能界のダークサイドも巧みに描かれ、フッキーの脚本家としての力量に感服した次第。
一方、演出家としての腕をとりわけ感じたのは、笑いを呼ぶシーン。
横尾下下演じるオカマダンサーがいつものハイテンションを抑え、「お疲れっス」とぼそっと言い置いて去っていくシーンで笑いがきたのは、緩急で笑いを生むのが得意なフッキー演出の賜物。
AQUA

AQUA

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

うわあ・・・・
これはなかなか迫力のある舞台で、純真から狂気へ一転するシーンが見事。衣装などもよくキャラクターを表していて面白かった。ああ、あのアクセサリーはこういう意味か・・・・と納得。ガラクタを使った伏線作りもよくできていたなぁ。うう、怖かったです。初演なので音出しのミスや、若干セリフの聞き取りにくい役者さんもいて、いつもの完璧感が感じられなかったのは残念。いくらメガバックスとはいえ、すべてのお芝居に完璧を求めているわけではありません。でもこのお芝居はやはりその若干のミスが痛い。せっかくの緊張感が途切れてしまいますね。もう一度見たい。

イントレランスの祭

イントレランスの祭

サードステージ

よみうり大手町ホール(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/06 (金)公演終了

多文化共生が言われる一方で…
鴻上さんの真骨頂な芝居だった。
会場が読売新聞のホールというところがミソだ。

嗚呼いま、だから愛。

嗚呼いま、だから愛。

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/04/22 (金) ~ 2016/05/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

観てきた!!!!!
表面上は和やかなのだけど、その会話の下に隠れるトゲやギスギス感がとても生々しかった。
過去のトラウマだったり、容姿へのコンプレックスだったり、夫への不満だったり
そういったものを抱えたまま、だましだまし日々を送る多喜子。
ある事件をきっかけに徐々にそれらが表層化していって爆発する。
その感情の変化が静かに激しくて、とても印象に残りました。

全体的に重苦しい雰囲気なのだけど、結構笑えました。
マネージャーの細田くんがいいキャラしてますね。
あと、千恵子役の生越さんの透明感がある雰囲気が良かった。


前回もでしたけど、暗転なしで自然と始まる演出、結構好きです。
モダンスイマーズさんの作品はチケット代がとても良心的。
毎回、このクオリティでこのお値段でいいのかしら?と思ってしまいます。

忍者、女子高生(仮)

忍者、女子高生(仮)

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2016/04/23 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきた!!!!
2回目のねもしゅーさん。今回も男性陣が揃いもそろってダメ男ばかりで同じ男としてはやっぱり肩身が狭い感じ(笑)
結構キツイ場面もありましたが、うまく笑いで緩和させていて、
緩急の付け方が上手いなぁと思いました。

中盤が重すぎに感じたのと、終盤の展開が急すぎてややついて行けず。
でも全体的には面白かったです。

ネタバレBOX

ミチコの3人の息子と、夫(長女咲良の担任)、4人とも超のつくマザコン男。
話が進むにつれて、その異常性が明らかに。

ミチコの嫁いびりが結構エグくて、
二人目も女の子だった三男の嫁へのあたりが特に辛辣で、重い空気に観ている私も胃がキリキリとなってきました。
そんな中、長男の嫁の存在がとても救いになってたと思います。
(いい意味で)空気を読まないキャラでとても良かったです。

ミチコを3人の息子役の演者さんが代わる代わる演じていました。
ミチコの存在がいい具合にボカされていて、良い演出だなと思いました。
神芝居

神芝居

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

日々進化!
今日で7回目の観劇!
ひとつの舞台をこんなに見たのは初めてかも(笑)
見るたびに発見があるし、進化している。
毎回今日が1番良かった!と思わせてくれる素敵な舞台です。
残り3回を楽しみます(笑)

BAR アルマ

BAR アルマ

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/04/28 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

なんか、いいよね
最初はなんかノッキングおこしてるような所があったけど、嫌な感じじゃなくて、見てるうちにダダ泣き。こういうの好きなんだよね。ただ、誰かも書いてたけど、役者の差が大きくてもったいない気がした。小劇場にはこういうの多いけど、そんなにうまい役者をそろえるのって難しいのかな。

BAR アルマ

BAR アルマ

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/04/28 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

いわゆる群像劇って
やつですね。その中にいろいろな人生があり、それぞれの喜びや悲しみを見せてくれる。丁寧に作られた脚本で、けれんみのない作りに好感が持てました。でも全体にちょっとインパクトが足りなかったかな。完吉などいくらでも強烈な面白いキャラにできたと思いますが。また、主人公も同じ年代の女の子達とキャラがかぶってしまい、(髪形や衣装も女の子たちの中に沈んでしまった感じ)なんとなくもたもたした感じに見えてしまったのは残念。群像劇であるからこそ、主人公のひときわ光るキャラ作りは重要だと思います。

神芝居

神芝居

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

10日目!
撮影回が終わり、少し遊びが入ってきてますます楽しい神芝居。
残りの3回まだ進化するのか…な…笑
客演さんが自由過ぎてツボ!

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

道頓堀セレブ

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2016/04/27 (水) ~ 2016/04/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

女優の魂
ぬおー。
女優さんが女優を演じ、女優の業を演じ、女優の魂を演じる。
劇中劇のセリフか、役柄のセリフか、はたまた演じてる本人の言葉か。
溜まってる空間に4つの心。

笑いを誘う軽さがあるのに、すべてをさらけ出す女優の感性が深くて重くて、ギャップに翻弄される。
女優にもてあそばれるのは、悪くない。

もう一度見たら、きっと違う見方ができると思うお芝居だった。

つま先が洗えなくて

つま先が洗えなくて

演劇ユニットどうかとおもう

下北沢ギャラリー スターダスト(東京都)

2016/04/28 (木) ~ 2016/04/28 (木)公演終了

満足度★★★★

シニカルな作風
“演劇ユニットどうかとおもう”も、“ギャラリー・スターダスト”という会場も今回が初めて。

出演者4名の内3名は何回か拝見したことのある役者さんだ。

5~20分程度の作品が多いようだが、今回は40分強の作品で、
シニカルな作風はなかなか面白かった。

長編の作品も観てみたいですね。。。

毛皮人間~吊られ者たちの童話~

毛皮人間~吊られ者たちの童話~

演劇集団LGBTI東京

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

満足度★★★★

メルヘン
直球のメルヘンで、でも幼稚ではない。かえって新鮮に感じた。

毛皮人間~吊られ者たちの童話~

毛皮人間~吊られ者たちの童話~

演劇集団LGBTI東京

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

満足度★★★★

童話の世界
衣装や小道具(本の1ページ1ページ)にまで美意識やこだわりを感じられたステージでした。年齢性別問わず、皆が楽しめる物語だと思います。

ポセイドンの孫とYシャツと私

ポセイドンの孫とYシャツと私

合同会社シザーブリッツ

上野ストアハウス(東京都)

2016/04/26 (火) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

AB両方観てきました
今日、やっと上野に来られました。
一気にAB両チーム観劇。
いっぱい笑ったぁ!!
ポセ孫は、シザーブリッツ前作もその前も観ていて、話はわかっているのにね。
でも、違う作品なの。
初ネタもあるからもちろん新たな笑いも楽しいけど、
あのテンポ、あの空気感、このメンバーだからこその楽しい作品、
やっぱり観に来られて良かった(*^-^*)
途中、こらえきれずに何度も吹き出してしまった…
明日は手元にハンカチを最初から準備しておきます。

ガイラスと6人の死人

ガイラスと6人の死人

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

死人のキャラ
連続殺人鬼のガイラスが、自分が殺した6人の死人と同居生活を送っている、という設定がすべてと言ってよいほど効いている。あとはもう何でもありな展開で死人のキャラもバラエティに富んでいて楽しい。自分のことをあまり語らないガイラスがラストに放つ真実がまたフルっていて、良かった。

ネタバレBOX

狂気の連続殺人鬼ガイラスの住む山小屋には、6人の死人が同居している。
彼らは皆ガイラスの手によって殺された被害者たちだ。
殺す時に「心配するな、お前の分まで俺が人生を楽しんでやる」とガイラスが言ったので
彼らは毎日わいわいと彼を見守り、人生を楽しむ様を見届けようとしている。
この山小屋へ頻繁に来るのが保安官のレディ、彼女はガイラスを殺人犯とにらんでいる。
ただし、もっと大勢殺して歴史に残る殺人鬼になって欲しいと願っている。
そしてそこへガイラスの妹ニコが転がり込んできて、話はますますややこしくなっていく…。

保安官が「被害者の数が足りないわ、もっとやらないと」と言うのは
「熱海殺人事件」みたいだと思った。
カップルの被害者のうち女房の方がガイラスと浮気するというのも可笑しい。
6人の死人のキャラがくっきりしていてわかりやすい反面、ひとりガイラスだけは
いつまでも謎のまま話が進んで行く。
ガイラスを演じる三村慎さん、ラストまで謎をキープするタメの演技が良かった。

やがて最後の最後にガイラスの口から心情が吐露され、全てが腑に落ちる。
ああ、これは不器用な男の純愛ストーリーだったのだ。
あまりに手段を知らない男の…。



BAR アルマ

BAR アルマ

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/04/28 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

BARって
あんな感じなんでしょうか?パブやクラブやスナックとどう違うんでしょ?ドラマで見た感じだともっと居心地のよさそうな椅子だった気がするんですが。あ!長居されないようにあんな椅子なのかな?あんなに常連さんだけでお店はやっていけるのかな?近所のパブのみなさん、そんなにアルマに来てたらお店はいつやってるの?とか余計なことを色々考えてしまいましたが、お話はおもしろかったです。いろんな物語がひとつのお店にぎゅっとつまっていました。でもやっぱり酔っぱらいは苦手だわ。マサさんがやたらかっこいいのはご自分の作だからでしょうか?(笑)

Hit or Miss

Hit or Miss

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

圧倒的な台詞術
キリマンジャロ伊藤さんの圧倒的な台詞術が舞台を牽引する。自分の人生を「行き当たりばったり」と称する自由奔放なイメージとは裏腹に、鋭い洞察力と冷静な分析で事態を把握する大企業の社長を演じて大変魅力的。惜しいのは、他の役者さんが伊藤さんのテンポについて行くのに精一杯で、ちょっと余裕がないこと。しかし社会派のテーマをこんなエンタメにするセンスは素晴らしく、ラストも余韻を残して考えさせる。

ネタバレBOX

大企業の社長とその片腕となる有能な社員2人。
その3人が誘拐されて監禁状態になる。
犯行グループの2人が「ボス」と呼ぶ主犯格は、何と社長の実の娘だった…。

怒涛の台詞を繰り出しつつ論理とユーモアがきちんと伝わる社長のキャラが素晴らしい。
途上国の資源に群がる大国・先進国の経済論理がいかに身勝手なものか、それに反発して闘いを挑む娘の正義感はたぶんまっとうなものだ。
ただその方法は幼稚で拙速。
父親は娘の荒っぽい要求を受け容れる一方で、本当にその方法で途上国の人々が幸せになるのかと疑問を呈する。
大国アメリカの論理だが、きれい事でない途上国支援の現実を端的に示していて
説得力ありまくり。
脚本の持つ論理の正当性と現実とのギャップを巧みに伝えるキリマンジャロ伊藤さんの台詞を堪能した。

行き詰まった娘は最後の手段に出るが、それは流石の父親にも予想できないものだった。
ラスト、父親の痛切な思いが伝わって来て思わず涙がこぼれた。

メガバックスの豊かな発想と脚本を伝えるためには、キリマンジャロ伊藤さんの台詞を
受けて立つ役者さんが多く育つ必要があるだろう。
それは課題だが同時に可能性でもある。
今回は1日4作品というスケジュールの都合上、セットにかける情熱を抑えているが
それも含めて、メガバックスにはやはり期待せずにはいられない。

毛皮人間~吊られ者たちの童話~

毛皮人間~吊られ者たちの童話~

演劇集団LGBTI東京

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

不満
芝居云々の前に…
開場15分前に受付をして整理券を配らないなら受付をする意味がないのでは?
結局狭い受付スペースに迷惑顧みず居座る方は早く入れる、受付を開場寸前ににした方が先に入れるのでは良い席を確保しようと早く来ても意味がない。
ようやく入場しても先に入った人は『自由』に席を選べるわけでもなく奥に追いやられる。
それを無視して余裕のある角席を選んだとしても『後から来る方が来ますので奥に行って』…ギリギリに来た方が良い席に座れるって何の為の自由席?

気配りの面で評価云々のレベルでは無いです。

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