最新の観てきた!クチコミ一覧

73361-73380件 / 190076件中
ミラクル祭'16

ミラクル祭'16

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

個別の感想は
ネタバレBOXで

ネタバレBOX

『ペルソナサークル』キャスト全員が役柄を共有している演出は面白かったが、着想ありきでストーリーが物足りない。結末に納得出来ないバランスの悪さ。中では二宮咲は印象に残った。
『アレルギー』こちらもオチが弱かった。こばやしあゆみのキャラは可愛いくて良かったんだが…
『この好きは通らない』前後の『ジュモン』が合わなかったが、表題作は台詞のやり取りが面白かった。賛否あるだろうが個人的には喫煙シーンはリアルに吸ってもらった方が好き。今作だと煙で役者が見えなくなるが(ーー;)
『裏切りのカード』は展開の納得度が低いのが残念だった。
『凶悪犯たちの夜』いきなり説明から入るシチュエーションコメディもどき。動きで笑わそうとしている時点で好みから一気に外れた…
『耳のいい母』ウェルメイドショートコメディなのだろうが笑う部分がない…
『「R」』間が緩すぎ、不必要な繰り返し多く冗長。落ちるかと思った…
奴らの影踏む千葉

奴らの影踏む千葉

MCR

シアター711(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

徳橋みのりが素晴らしかった
何で2人一役なのかは最後まで分からなかったけど、徳橋みのりが素晴らしかった。台詞の鋭さ、表情の切なさが刺さった。健気で一途で哀しい。川口雅子のキャラの冷たさと怖さもまた鋭かった。主人公の駄目さが一層際立つ2人だった。

『彼女はそこに立っていた』『みじめ』

『彼女はそこに立っていた』『みじめ』

spacenoid

小劇場B1(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

テレビ見てるみたい
シンプルな構成に劇作家の好きなものが詰まっているポップな感じが好感。テレビ見てるみたいで、シリーズ化出来そう。尾崎桃子が直球に可愛いのも良かった。そして平田裕香がやっぱり好き。久々に小劇場で観れて感動覚えるぐらい…

禽獣のクルパ

禽獣のクルパ

fragment edge

上野ストアハウス(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

これはこれで面白い
久々に萌系キャラ芝居観たけど、これはこれで面白い。ちゃんはるのキャラが一際異彩を放ってて印象的。あと、黒須みらいの全く別のキャラでの演技を観てみたい。いい演出ついてて絶妙に嫌味だったし壊れ方も良かった。

過ぎ去る街の事情

過ぎ去る街の事情

モリンチュ

koenji HACO(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/04/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

Mud Max
立地環境を最大限活かした見事な'同窓会' ( でも飛び込み参加はしたくない・・・)。かゆいところにも手がとどく演出に3人の個性がピタリ! 迫力をもって畳み掛ける盛り上がりが想像の記憶に着火する。「あの女」が鍵となり開いた10年前の焼け跡。新たなハコを拓くモリンチュに、泥くさく立ち上がる'現場'を引き続き期待したい。

BAR アルマ

BAR アルマ

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/04/28 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

優しい人々
みんなイイ人で、こんなイイ人ばかりの場所に行ってみたくなりました。

Hit or Miss

Hit or Miss

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

脚本・演出は良かった…
4月は入学シーズン...小学校の新1年生の心細さ、親に引かれた手を離して他人の中に入っていく幼子も試練をくぐり、親も手を差し伸べるところをグッとこらえる覚悟が必要。その親子の距離は永遠の難問であるが、その距離こそが自立の証と思えば心強い。
この公演では、その親子(父・娘)、というよりは自立した人間同士の魂の咆哮のようである。

冒頭は、古典的なフィルム・ノワール(退廃的な犯罪画)のように、善・悪という鮮明な対立軸で描かれるような感じであったが、そんな単純な捉え方ではなく根底には人の幸福...特に経済的な貧富の知覚が絡むもの。描き方は、表面をなぞる空っぽな表現から段々と訴えたい本質に迫る、その展開が実にシャープにしてスリリングである。そして最後まで観客(自分)に予想をさせない、むしろ予定調和ではなく予想外な展開に驚いた。怒涛のラストシーンには高揚し鳥肌が立った。

ネタバレBOX

誘拐というシチュエーションであるが、今まで観たメガバックスコレクションの緊密した状況・空間は感じられない。どちらかと言えば、社会的な問題の提起のようだ。しかし、そこはこの劇団の特長…日本の問題として、直截的に描くのではなく、一定距離を置くような客観的な観せ方にしている。

物語は、アメリカ大企業の社長と幹部社員2人(男女)が誘拐されて監禁されているところから始まる。そしてあっさりと犯行グループ「ボス」の正体が明らかになる。それは何と社長の実の娘だった。
その要求は、誘拐の実行犯となっている2人(男女)の①祖国における幹線道路計画の撤回。②病院と学校の建設。③それに係る重機の提供と資金援助の3項目である。
娘はその国に2年間留学し国情を把握しているという。乱開発による貧富の助長など、問題の深部を説明する。
一方、父親は娘の要求を受け入れるが、一度富という蜜を味わうことによって、欲望という原動力が国の発展を促すこと。それは知らないという無知覚からの脱皮が大切である。この父・娘の会話(応酬)が心魂揺さぶるほど見事である。

話の展開には途上国の発展という名目で希少資源の採掘、幹部社員の裏切りなども盛り込まれるが、そこは話の魅力を豊富化するようなもの。
日本の経済援助(ODAのようなもの、本公演は私企業である)も感じられる。物質的な援助が中心であったが、その後の人材育成などのソフト面の充実が言われている。自分たちで考え行動する姿勢が大切であると...。なお、舞台の設定をアメリカにしているところに妙がある。なにしろ、アメリカは日本の援助形態より幅広いこと、距離を置いて客観的になれるのだから。
夢と現実の間の軋轢は、やがて深い哀切を漂わせる。そして、鎮魂の思いへ偏重していく見事な内容であった。

さて、気になるのが役者の力量差(端的に言えば、キリマンジャロ伊藤サンと他の役者)が大きいこと。脚本の論理性と現実とのギャップを見事に突く。それを芝居という仮社会の中で表現させる素晴らしさ。しかし、それをしっかり体現しきれないところが残念である。

次回公演も楽しみにしております。
楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

道頓堀セレブ

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2016/04/27 (水) ~ 2016/04/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

自分も亡霊になった気分
これまで「楽屋」は映像でしか観たことがなかったので今回が初めて観る生の「楽屋」。何?このライブ感。映像と生舞台という違いもあるんだろうけど舞台上の4人と自分がとても近い。まるで自分も亡霊になって、その楽屋に一緒にいるような気分だった。

ザ・レジスタンス、抵抗

ザ・レジスタンス、抵抗

Wけんじ企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/04/28 (木) ~ 2016/05/11 (水)公演終了

満足度★★★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

山内ケンジの【ザ・レジスタンス、抵抗】を観劇。

今作は城山羊の会ではなく、山内ケンジと青年団の合同公演である。
大手の車会社で働いている部長の周辺では、会社の不祥事、国会デモ、原発問題と大変な事が起きているのだが、そんな彼のもっぱらの悩みは己のインポについてであるようだ.....。

何時も通りいやらしい、愛の物語である。
人間が社会で生きて行く上で必要な本音と建前を下に、言葉を一語、一語を噛み砕いていくような丁寧さと、相手との距離感、空気感を上手に描いていく手法は相変わらずで、昔の作風に戻ったという感じの今作である。
岸田戯曲賞を取った前後作は、作風に違う風を吹きこんでいたようで、出来には厳しい物があったが、今作ではそんな事は一切なかったようだ。
特に部長と医師との会話での衝撃的な名セリフ、ワグナーのオペラ、トリスタンとイゾルテの【愛の死】で、クライマックスで決めてくるかと思わせといて、人を食ったような終わり方と商業演劇では味わう事が出来ない演劇的興奮が満載の作品である。

今作は【あの山の稜線が崩れてゆく】以来の傑作である。

お勧めである。
スタートライン

スタートライン

遊々団★ヴェール

TACCS1179(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ストーリー
割とベタな展開でしたが、ほんわか楽しめました!

ポセイドンの孫とYシャツと私

ポセイドンの孫とYシャツと私

合同会社シザーブリッツ

上野ストアハウス(東京都)

2016/04/26 (火) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

いまいち
SNSで終始笑いっぱなしってでてたけど、いまいち。
アンチョビーもはずれだったけど今回もか。
レンアイドックスが面白すぎたから期待はずれだった。

東京コンバット2013

東京コンバット2013

ハム・トンクス

ザ・スズナリ(東京都)

2013/02/05 (火) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

東京コンバット
稽古中の裏話や今日の本番の裏話など。
貴重な話が聞けました( ^ω^ )
一番驚いたのは、この作品、台本がないこと!
演出家の方の言った言葉がセリフになるという、驚きの稽古方法で、びっくりしました。
いろいろな、やり方があるんだなーと実感。

冬物語

冬物語

劇団AUN

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

冬物語
なつかしのエコー劇場。
ここは初めてAUNの舞台に出させてもらえた時の劇場なので思い入れがあります!
冬物語はたぶん初めて見たのですが、
AUNの舞台は毎回とてもわかりやすいので、内容もすぐ入ってきて、面白かったです^ ^
杉本さんが最高でした!!イケメンすぎた(≧∇≦)

美女と野獣【2024年9月4日夜公演中止】

美女と野獣【2024年9月4日夜公演中止】

劇団四季

四季劇場[夏](東京都)

2010/07/11 (日) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

美女と野獣
やっぱディズニーっていいなぁ!
癒されたー^o^
なんかこころがあたたかくなったよ(^ ^)

イトイーランド

イトイーランド

FUKAIPRODUCE羽衣

AI・HALL(兵庫県)

2016/04/28 (木) ~ 2016/04/29 (金)公演終了

満足度★★

イトイーランド
物語に深みがなく、自己紹介のような歌がループする。始まりと終わりで何も変わらない。芝居ではなくてコンサート。ちょっとショックでした。

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】

20歳の国

駅前劇場(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

保健体育B
何だか、観ながら、色んなモノが自分の中で分泌された105分。

絡まり、追う、焦がれて、諦めて、考えて、想って、求めて、

色んな「キモチ」が舞台の上で露わになっていた。




捉え方が

人によって勿論異なるのは、当たり前で。

「すき」という気持ちが素直に溢れていると捉える人もいる。




「すき」だから、なんでも感情の赴くまま行動するのが

「若さ」というのは、考え方が短絡的ではないかととらえる人もいる。




私は観ながら

「すき」の具現化のある意味ファンタジーな要素が

盛りだくさんだったなと思う。

生々しいファンタジー。




描かれる女性の中に、自分が共感出来る人が少なく

むしろ、自分は、女性よりも、男性の心の置き方が近い役柄の人が多いようだった。

ただ、

「こころ」よりも、「からだ」が繋がる「あんしん」を得るという感覚は

分らなくもない。

勿論、「こころ」があっての「すき」という感情が基本アイテムになってはいるのだが。




高校生たち以外の

大人がある意味

一番、ピュアな恋愛をしてるなと感じた。

形態は様々で順当か?と聞かれると、「はい」とは

言いにくいのだが、何となく、そう感じた。
















尾倉ケントさんの「馬場」役が良かった。ある意味、正論。傍から見たら、ちゃらちゃらしてると思われると思うがかなり、個人的には「筋」が通ってる気がした。

BAR アルマ

BAR アルマ

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/04/28 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

古き良き時代を彷彿とさせる
Barアルマのマスターとその娘、そこに集う人達によるヒューマンドラマ...しかし、その物語の展開がストレート過ぎるような気がした。
舞台セットは、Bar店内を思わせる作りで、この話の重要な位置付を担っている。(上演時間125分)

ネタバレBOX

セットは、上手に少し高い段差のあるBox席、下手はカウンター席、中央は客席側を空けた囲み席。もちろん、多重空間を演出するため、客席前のスペースを店外の道に見立てること、店内の段差あるBox席は外の公園か広場のベンチ、または料理教室先生・森宮香苗(森下知香サン)の家(室内)をイメージさせる。そのシーンの雰囲気は照明の切り替えという演出の巧みさ。

Barアルマはスペイン語で「魂または心という意」であることは、ラストのナレーションで紹介される。その言葉を彷彿とさせるような物語であるが、説明文にあるマスターの件ついては、すぐ解る。

主人公は店の20歳の娘・内川たまき(村松幸サン)、みんなから好かれる娘に育っている。この父親、体は男であるが、心は女という性同一性障害。母親は主人公が2歳の時に浮気をして家を出たままという設定である。表層的に捉えれば、設定の特異性と家出した母(実は森宮香苗)との対面に至るストレートな感動物語(予定調和であるが、それがこの劇団の特長で心温まる秀作を創り出している)。それを際立たせる常連客の恋愛騒動という彩り。この彩りの小話が本筋を霞ませるほど色濃い。
この店に集う常連客が、自分の思い思いのスタイルで飲んでいる。大人の隠れ家的存在が、このBarである。しかし近いうちに再開発で取り壊しになるという時限要素を取り込むことで、話にテンポを持たせる。

さて、観念的であるが、「母」であることより「女」の道を選び、自分(たまき)を置いて家出した母に対して簡単に心が氷解して行くのか。それほど会いたい気持が強かったのか。そして店にさり気なく通ってくる、それを知った時、心境は相当複雑で堪えられないように思えるのだが...。この娘の寛容さに違和感を覚えたというのが正直なところ。

筆を進めて、フッと父”性”の妙味が効いているのかも...そんな気もする。
毎日と言っていいほど、アメリカ大統領選に関する報道がされている。その候補者の一人であるヒラリー・クリントン候補は、米国東海岸にあるセブン・シスターズと呼ばれる名門女子大一つ、ウェールズリー大学(マサチューセッツ州)卒である。最近、この女子大学群のうち2校は共学化し、心と体の性が一致しないトランジェスターの受け入れを決めた。それほど社会的認知と寛容さが広がってきたということ。このBarマスターにして父の存在が受容の伏線であったとすれば、随分と思慮深い作品である。そして、この店が母そのもの…その内に父、兄姉のような常連客に支えられて“いい子”に育ったのだろう。店こそが人の「魂」なのだから。

最後に、自分が観た回は噛みが多いような…。舞台という板の下は、地獄かもしれない。それ故、そこは踏ん張って欲しい。
次回公演も楽しみにしております。
神芝居

神芝居

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

単なるファンタジー作品と ゆめゆめ思うなかれ…
お馴染みとなった4面リング舞台で繰り広げられる その世界は、一見 おもちゃ箱にギッシリ詰め込まれた お伽話の主人公達による 何処までもファンタジーで 何処までもエンターテイメントな物語… 初見だと 情報量の多さに 流れを追うのに精一杯な感も有るけれど そこから発せられる言葉の1つ1つの意味・繋がりに気付くと その奥深さに唸らされる羽目に。それは 劇団員は勿論の事 お初の方達を含め客演陣の層の厚さと意外と思われた配役が ハマり過ぎてて してやられたと諸手を上げざるを得ない… 全公演 前売完売が その質の高さ 中毒性を物語っている。嬉しい完敗。

ぼくはだれ

ぼくはだれ

RISU PRODUCE

小劇場B1(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/04/29 (金)公演終了

満足度★★★★★

最後まで
息の詰まるような苦しいような、でも見終わったらいい舞台を見たなぁと感動。
演者さん全員がとても高いレベルの方達ばかりで迫力があった。
とくに南被疑者のシーンでは笑いもあり、しかし胸を突く部分もありその切り替えが本当に見事。
いしだ壱成さん演じる亀矢の気持ちが辛い位に伝わってきて始終手を握りしめたためか、帰りには手のひらに爪の跡がつくほど。
良い舞台を見せていただきありがとうございました。次が楽しみです。

シュワロヴィッツの魔法使い2

シュワロヴィッツの魔法使い2

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇
メガバらしいホラー色のあるファンタジー作品。初日だったためか音響,照明,役者さんの演技にもこなれていないのかと思う部分もあったが,それとしても充実した作品。満足感は高いです。でも,1作品90分,1日4作品,10日間,暴挙というか,感心しますし,それに対してこちらも芝居に向き合いたいと思いますが,さすがに4公演を続けて観るのはキツイ。2日に分けて観ることをお勧めします。そして,メガバからの観劇のススメに従い,この作品を最後にするのが良いかも。もちろん,単体としても充分なオススメの作品です。

このページのQRコードです。

拡大