満足度★★★
保健体育B
何だか、観ながら、色んなモノが自分の中で分泌された105分。
絡まり、追う、焦がれて、諦めて、考えて、想って、求めて、
色んな「キモチ」が舞台の上で露わになっていた。
捉え方が
人によって勿論異なるのは、当たり前で。
「すき」という気持ちが素直に溢れていると捉える人もいる。
「すき」だから、なんでも感情の赴くまま行動するのが
「若さ」というのは、考え方が短絡的ではないかととらえる人もいる。
私は観ながら
「すき」の具現化のある意味ファンタジーな要素が
盛りだくさんだったなと思う。
生々しいファンタジー。
描かれる女性の中に、自分が共感出来る人が少なく
むしろ、自分は、女性よりも、男性の心の置き方が近い役柄の人が多いようだった。
ただ、
「こころ」よりも、「からだ」が繋がる「あんしん」を得るという感覚は
分らなくもない。
勿論、「こころ」があっての「すき」という感情が基本アイテムになってはいるのだが。
高校生たち以外の
大人がある意味
一番、ピュアな恋愛をしてるなと感じた。
形態は様々で順当か?と聞かれると、「はい」とは
言いにくいのだが、何となく、そう感じた。
尾倉ケントさんの「馬場」役が良かった。ある意味、正論。傍から見たら、ちゃらちゃらしてると思われると思うがかなり、個人的には「筋」が通ってる気がした。