最新の観てきた!クチコミ一覧

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わかば

わかば

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2016/05/01 (日) ~ 2016/05/09 (月)公演終了

満足度★★★★

不思議感覚
からのなるほど

ネタバレBOX

束縛されることを受け入れマゾ的生活を送っている夫が、殺害した妻をベッドの下に隠しながら暮らしている中に、妻の妹が就活のため居候するというサイコ話。

かと思っていたら、へその緒が絡んで暴れたりする胎児がそれでもそのへその緒から栄養を受け取り、束縛されつつも母親に守られている様を表象する内容の話でした。

不条理劇風不思議感覚を味わいました。種明かしでスッキリしましたが、種明かしが無かったらもっと不思議感覚のままでいられたかもしれません。その代わり、蹴とばしたりして暴れていたかもしれませんが。

ポマードで固めたような頭、真っ赤なハイヒールはとても印象的でした。
オプティーマへようこそ

オプティーマへようこそ

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2016/04/30 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
至近距離で繰り広げられるvividなダンス、いいですねー。芝居の方はベタベタな展開だけど、笑いが多くて、好感度良好。理屈抜きに楽しめました。

AQUA

AQUA

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

おおお・・・
4作品同時公演の3作品めの観劇。なんとも凄惨で猟奇的な愛憎劇ですが、これまで観た3作品の中では一番のお薦め。スプラッターは苦手な小心者なので、心も体も(心因性反応です)痛いです。しかし3作品に出ずっぱりのキリマンジャロ伊藤さんのタフガイぶりには感服。

神芝居

神芝居

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

神芝居
初エクスクエストの舞台でした。
他の公演で塩崎さんが気になったのがキッカケで前情報なしでの観劇。
アリスの他に浦島太郎や兎と亀、戦争の話等たくさん織り込まれているのはとても楽しかったのですが、疲れた頭には繋ぎ合わせるのが大変難しく理解しきれないところが多かったです。
カエルの説明的台詞の長さのおかげで途中からジョジョのスピードワゴンにしか見えなくなってました。各キャラクターが個性的で小ネタいっぱいで楽しめました。衣装がとても素敵でした!

ケダゴロ

ケダゴロ

ケダゴロ

雑司が谷 鬼子母神堂 境内(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/04/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1812(16-102)
13:00の回(晴、強風)

12:35受付、テント内の座席(ベンチシート)へ。コの字に白い幕が張られ、のぼり旗が風にあおられバタバタと音をたてている。

奥に女がひとりすわり歌っている、その膝に男が横たわって寝ているのか。

スタッフの方が砂埃用にマスクを配っている。

前日は雨、今日はものすごい強風、スタッフが押さえながらの公演。風に体温が奪われる。見上げれば青い空があるが、境内の大木の葉に遮られ陽光は届かない。

13:03前説、13:06開演~14:12終演。

黒い土にカラダを叩きつけながら、虫のように這いながら、ヘルメットをつけ頭から突っ込み、大きなタイヤを渾身の力を込めて引き押しまくる。それでもダンサーは高く、より高く飛ぼうとする。やはり桜美林は最強だ。

木頃さん「4771-72(2014/11@櫂)」「DANCE ASSORT(2015/6@絵空箱)」、
天満さん「DANCE ASSORT」「PUPAⅡ(2015/11@PRUNUS)」、
末次さん「ピュア魂2」「PUPAⅡ」、

下島さん「横浜ダンスコレクション2016/コンペティションⅡ(2016/2@赤レンガ)」「ダンスがみたい!新人シリーズ14(2016/1@d-倉庫)」「RAFT BALL(2015/9@RAFT」「DANCE ASSORT」「ピュア魂2」。

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

道頓堀セレブ

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/05/02 (月) ~ 2016/05/03 (火)公演終了

満足度★★★

関西流「楽屋」か...
現代社会の通信技術の進歩は目覚しい。たとえ局地的な現象でも瞬時に地球規模で拡散する。それは情報構造の画一化を招いているかもしれない。さて、この「楽屋」は多くの劇団で上演されているが、同一の脚本でありながら、上演のたびに表現の豊かさ、奥深さを感じさせてくれる。この「『楽屋』フェスティバル」は、画一化に対抗し、連綿として続く「演劇」表現にスポットを当てた企画のように思う。

この「楽屋」(道頓堀セレブ)は、このフェスティバルだけのために結成された関西の演劇ユニットだという。開演前からずっと話しており、そのまま本番上演へ...。自らハードルを上げ観せていたが、開演前の饒舌の印象が強く、「楽屋」の”女優”という職業への情念があまり感じられなくなったのが残念である。肩の力の抜けた作品、何か突き抜け感が欲しいところ。

ネタバレBOX

1977年の初演以来、日本でもっとも多く上演されているようである。その意味では、現代劇の”古典”となってきた作品であるがネタバレ覚悟で設定を書く。

ここに登場する女たちのうち2人は、戦前から戦後を生きて不遇のうちに死んだ女優である。死後という言わば一定の距離感を保ち、客観的な視点に転じているはずであるが、それでも「生」を感じさせる不可解さ。そこに登場人物の死者である魅力が立ち上がってくる。「女優」という職業の凄まじい業を描き、舞台裏を表舞台化した作品。女優2人の戦前の訳と戦後の訳の違いや、戦前のリアリズムと戦後のリアリズムなどという台詞の説も面白い。

梗概...役に恵まれずに死んだ自らの境遇を呪い、舞台に対する羨望の念を抱きながら、劇場の楽屋に巣喰っている戦前・戦後の2亡霊(女優A・B)である。あとの2人は現代を生きている女優で、片や、自らの肉体の老いや感性の劣化に危機感を抱えながら舞台に立ち続け、片や、若さと才気にあふれながら、プロンプターに甘んじることに行き詰まりを感じ、精神を病んでいる。何故か、お可笑しみが感じられる…そんなところが関西流なのかもしれない。

楽屋。亡霊になった女優AとBが楽屋で念入りに化粧をしながら、永遠にやっては来ない出番にそなえている。今上演中なのはチェーホフの「かもめ」。主役のニーナ役の女優Cが楽屋に戻って来ると、プロンプターをつとめていた女優Dが病院衣姿でマクラを抱えて現れる。彼女は精神を病み入院していたが、すっかりよくなったから、ニーナ役を返せと女優Cに詰め寄る。言い争いになり、女優Cは思わず女優Dの頭をビール瓶(張りぼて)で殴ってしまう。女優Dは起き上がってふらふらと出て行くが、女優Cが楽屋を出ていった後に戻ってくる。今度は亡霊のAとBが見えている。打ち所が悪く死んでしまったようだ。ニーナ役が欲しくて精神異常になった若い女優がまた一人死んだ。
3人になった楽屋の亡霊は、やって来るかもしれない出番のために稽古(三人姉妹)を始める。「わたしたちだけがここに残って、またわたしたちの生活を始めるのだわ。生きていかなければ…」

死んでも「女優」に執心する姿...終わりのない時間の中でもがき苦しみは続く。「女優」という言葉に潜む魔物は何か?その魔物は、上演するごとに姿が異なり正体が掴めない。そこが上演数日本一の魅力なのかもしれない。

この道頓堀セレブの公演は、関西弁こそ出ていないと思うが、その台詞の発声に気をとられたか。死後においても女優でありたい、その自己顕示欲にも通じる想い、その凄まじさが感じられない。前説とあわせると「楽し屋」という喜劇かも...。

このような企画を続けて欲しいと願っております。
みんな

みんな

ゆうめい

新宿眼科画廊 スペース地下(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/03 (火)公演終了

満足度★★★

6人の役者さんなのに
登場人物は6人じゃダメなのかな?7人目(二役)が登場してから、わかりづらく複雑になって、いいお芝居だと思いながら観ていた気持ちが変化してしまい、残念に思いました。

サミュエル・ベケット「芝居」フェスティバル

サミュエル・ベケット「芝居」フェスティバル

die pratze

d-倉庫(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★

見巧者向けの公演か...
サミュエル・ベケットの作品を東京、名古屋、台湾の8団体が、それぞれ演出する趣向である。自分は、名古屋の双身機関、台湾のTAL(Theatre Actors Lab)の上演を観た(上演順)。
同じ脚本であっても、演出の違いで印象も異なる。改めて演劇という創作の幅広さと奥深さを感じるもの。

一方、観ること...そこには演出という手法と同時に、それを理解する上で大事な要素があることも痛感した。

ネタバレBOX

脚本...真っ暗な舞台に3つの巨大な壺があり、そこから3人の人物の首が出ている3人(男、女1・女2)は、スポットライトが当たるたびに、3人の間で起こった色恋沙汰を語っていく。そこに「真実」があるかどうかは誰も分からず、ただひたすらに、終わることなく3人は喋りつづける。そぅ、各人は対話をするというより勝手に自分の主張を言い張る。

●名古屋の双身機関
双身機関は、脚本にほぼ忠実に演じる。壺は、円柱のように縦長く布を垂らすことでイメージさせ、下の方を紗幕(レース)にして足が透けて見えるようにしている。もちろん足を演じる役者は足だけを演じている。

●TAL
壺その物を使っていない。各々がスーツケースを持って登場し、その中に自らの着ている衣装を脱いで収める。次いで役者が舞台を回り始め、さながら轆轤で壺を作り上げるようだ。まさに身体・動作で壺をイメージさせる。その後、各々は立ち止まるり、片足立ちを続ける。長い時間のため浮かしていた足が床に着くが、そこに壺の歪みと人間臭さが表れる。

当日は、アフタートークがあり難度の高い作品に挑戦していることと、仮面について話があった。この作品を観て、壺という外形は一種の仮面のようでもある。人間..肉体と意思を持つ人と、それを取り巻く世界の境界にあるのが仮面であり、その具象したのが壺のようでもある。だから物語の登場人物は壺(仮面)に隠れ、、それぞれが思いのたけを話ことで、自分と仮面(=他者)という両方の力を併せ持つ存在になろうとする。そこに、肉体・精神、自己と他者という二重に意味で「人間」が存在するのではないだろうか。

さて台湾・TALは、母国語で表現する。演じる内容はイメージ的に理解可能であるが、やはり言語(台詞)による理解は必要である。演劇は、五感の総合芸術であることを改めて認識した。
そこには日本語で理解した日本語でのものの見方と、外国語で理解した外国語でのものの見方では、同じ概念を示すはずの言葉が、言語によって意味が異なり世界の捉え方が異なる可能性があるから…。難しい!

次回、このような企画を楽しみにしております。
俺が代

俺が代

かもめマシーン

若山美術館(東京都)

2016/05/03 (火) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

無題1811(16-101)
15:00の回(曇、やや風)。

14:40会場着、受付(5F)、14:46屋上へ、清水さんが両手をからだの前で組み立っています。コの字にパイプ椅子席(20席ほど)

かもめマシーンは客/演者1×1「XTC(2011/7@SNAC)」が初めてで、すぐあとに同じこの屋上で「雲。家。」を観たのがなんだか昨日のような気分でした。直近は「ソーシャル・ビオメハニカ(2015/5@ST」。

周りのビルが高いので空が狭く、濁ったような周辺の音、ヘリコプターの音などが聴こえてきます。流れているのは「終戦の詔書」、玉音放送ですね。

気がつくと清水さんの位置が変わっているので足元をみると足の指を使い少しずつ前に進んでいます。

15:04開演~15:59終演。

憲法前文、条文を繰り返し何度も繰り返し、声に出し、咀嚼しようということなのでしょうか。

「憲法」は大学の専門課程で講義を受けたけど授業が面白くなかったので内容は覚えていない。

まずは「憲法」とはなにか..が必要だなぁと思いました。憲法~法規範~社会秩序→多重多層多面で変化し続けるもの...とか。

チェリーボーイズ

チェリーボーイズ

バードランドミュージックエンタテインメント

博品館劇場(東京都)

2016/04/13 (水) ~ 2016/04/17 (日)公演終了

満足度★★★★

限りなく★5つに近い
確かに青臭い青春劇かも知れません。ありきたりな泣かせの手法かも知れないし、どこかで聞いたようなエピソードもあったかも知れません。それでも、この作品を観て流した涙はきっといつまでも忘れないし、この作品から貰ったものはずっと心に残り続けるでしょう。

涙が止まらなくなったあの場面を何度も思い出します。今までにあんな風に大切な人の為に命を燃やした事があっただろうか。誰かを思いやったり、誰かを心から信じた事があっただろうか。仲間と一緒に、あんな風に輝いた事があっただろうか。誰かの為に祈った事があっただろうか。

こんな世の中だし、生きていれば悲しい事もたくさんあるけど、それでも人はこんなにまでも輝ける。何歳になろうと、人は青春時代のように輝く事ができる…。

大切なものをたくさん頂きました。まさに今の自分に必要な作品でした。

女優・新垣里沙さんを追い続けて数年、『チェリーボーイズ』は今までに彼女に出逢わせてもらった中でも屈指の舞台です。

そして、『殺人鬼フジコの衝動』に続いて『チェリーボーイズ』でも新垣さんの新たな魅力を引き出してくれた林清プロデューサーに感謝します。ありがとうございました。

楽屋 〜流れ去るものはやがてなつかしき〜

楽屋 〜流れ去るものはやがてなつかしき〜

La traviata company

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/05/03 (火) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1810(16-100)
12:00の回(晴、強風)

11:20受付(整理券あり)、11:47開場(靴を脱いで)、胡坐席、ベンチシート席に椅子席(クッション付)、通路にも椅子をだし超満員。11:57前説、11:59ボレロで開演~13:11終演。外で少し待ち佐藤さんにご挨拶。

正面にダンボールの壁、4人によってかかれるのは「セリフ」?その後ろにあるのは透明な薄板樹脂(?)、映る客席が歪んでいるのは物語の世界を象徴しているように思えます。

「楽屋」は3公演目、ちょくちょく企画(2014/5@EARTH+GALLERY)、オレの劇団(2015/3@眼科画廊)>

佐藤さんを初めて観たのは「マジックアワー(2011/10@エコー)」、そのすぐ後に奇作「増殖島のスキャンダル(2011/12@Site)」。初めて観たリジッター企画「いっぽんの木(2012/2@pit北)」。他に青ひげマシーン「その後..(2012/4@ヴィオロン)」、直近の作品は「清涼仮装現実(2013/9@青の奇蹟)」...そして本当に久しぶりの本作、観に行かないわけがありません。

芳山さんは初めて。中林さん「失禁リア王(2013/9@吉祥寺)」「アクアリウム(2013/12@風姿花伝)」。大寺さん「非劇 Higeki(2015/11@吉祥寺)」「Vector(2012/3@HOPE)」。

コミカルなしぐさに客席も沸きます。正面に映り込む役者の姿、表情も芝居の重要な要素でした。

神芝居

神芝居

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇って楽しいね!
トクナガさんのお言葉です(笑)
本当に楽しかった!当初の予定より2回多く観てしまいました。
クエストの皆さんと客演の方々の息もぴったりで、もう何回も一緒にやられていたような安定感がありました。超絶かっこいい白うさぎさんをたくさん愛でられて幸せでした✨
次回公演も楽しみにしています!

あっこのはなし

あっこのはなし

マームとジプシー

LUMINE 0(東京都)

2016/05/02 (月) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

満足度★★★★

みてきた
面白かった。
著名なこの劇団をみるのは、たぶん初。ma'amだと思ってた。
3人の女性の体格がほぼ同じなのは意味があるんだろうか。

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

道頓堀セレブ

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/05/02 (月) ~ 2016/05/03 (火)公演終了

満足度★★★★

久々に感じる”小劇場”感覚(^^;)
小さめの劇場に、すし詰め状態の観客約50人弱=履物は渡されたポリ袋に入れての手持ち=最前列は手作り長椅子=設置に客の助力も必要という・・・。

入場時から開演まで途切れなく関西弁での客あしらい・・そのままのテンションで開演の流れ~

しゃべりが関西弁なのに芝居は脚本通りの関東しゃべり・・・関西人以外がしゃべる関西弁は違和感があるそうだが、芝居で聞くしゃべりに違和感は感じなかったかな。

話は結構有名な、チェーホフ芝居を上演してる女優の控室でのスートーリーであります。

いろんな関西テイスト等、爆発(?)した楽しい舞台ではあったのですが・・・。なんで後半で空調を切ったんでしょうか?? とっても暑くなってしまい観劇集中が切れかけたですよ・・もったいない! と感じた約80分の作品

ネタバレBOX

先に部屋にいる女優をこの世のものでは無い・・・と見せない=バラさないのがミソの一つではあります・・ので観たこと無い方はコレ読んだら・・残念かもしれません(-_-;)まぁ大丈夫とは思うけど

さて チェーホフ芝居の女優(ニーナ)の楽屋に亡霊になった女優たちが・・・・

戦争中の空襲で死んだ女優=着物さん、戦後自殺した女優=洋服さん(ともに白が基調ですが生きてる女優さんも白い色が基調であり混乱を助長します=マクラさんが芝居衣装作ったそうですよ♪)が楽屋で念入りに化粧をしながら、永遠にやっては来ない出番に備えている。主役のニーナ役の女優が楽屋に戻って来ると、彼女のプロンプター(英prompter )とは、舞台芸術や講演などにおいて、台詞や講演内容を失念してしまい混乱することのないよう、あらかじめ配置された人あるいは装置のことであり。 今作では女優に台詞の「きっかけ」を出す人を指しています)を一時つとめていた女優がマクラを抱えて登場。紆余曲折あり・・マクラ女優もまた亡霊となり・・・・これで「三人姉妹」が出来ると、3人は控室で永遠に出番の来ない稽古を繰り返す・・・・・のでした。

空調切らねば”お薦め”にできましたと付記します~
AQUA

AQUA

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

狂気?愛?
通し券を使い、4作品を一日で観ようとした4本目。(完走(笑))
公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

4作品の最後に観たが、最後で良かったかも。
「ガイラスと6人の死人」の後だったので余計に怖い作品でした。

様々な伏線も張り巡らされており、その回収も楽しめる。
だが何といっても父娘の距離感やその想いを魅せてくれた、キリマンジャロ伊藤さんと杉坂若菜さんの演技がこの作品の大きな魅力だろう。
前半の違和感を感じさせつつの静かな展開から、後半特に終盤の鬼気迫る演技は特に素晴らしく、あのキリマンジャロ伊藤さん相手に一歩も引かない演技を魅せてくれた杉坂さんには驚かされた。

4本目なので、少しだけ総括させて頂くと、どの作品とも違った魅力のある作品でどれも楽しませてもらった。役者さんが複数の作品に出られており、同時公演での役作りは大変かと思いますが、更に登場しない回には、受付や誘導等もされており、本当に凄いと思いました。
また短い時間でのセットチェンジも素晴らしいです。
一つ残念だったのは、このような魅力的な作品群の割に、観客が少なかった事ですかね。
本当に勿体ないと感じました。

次回公演も楽しみにしております!

吹雪の山荘にて

吹雪の山荘にて

カスタムプロジェクト

調布市せんがわ劇場(東京都)

2016/05/03 (火) ~ 2016/05/05 (木)公演終了

満足度★★★

うーむ!
この犯人捜しは、難しい!当パンにヒントが隠されているのはわかるが、フライヤーにも同じ仕込みがあったとは・・・あまりに凝りすぎのような気がする。作者の自己満足度はかなり高いだろうが、観客は「そんなのアリ?」、と苦笑するしかない。(笑)

忍者、女子高生(仮)

忍者、女子高生(仮)

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2016/04/23 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

家族構造の妙
タイトルで想像していたものと異なる始まり。
お話自体は途中までなぜ忍者?と首を傾げつつ、
舞台のあちこちに仕掛けがみえていているのでこれがいつ使われるのか
どきどきわくわくしながら観てました。
家族劇の雰囲気は劇団・空晴さんのお芝居の雰囲気を持ちつつ、
根本さんのお芝居の根底にある女性の哀しみをはらみつつ、
そして最後にぶっとぶ!
とにかくおもしろかった!!

今回は大竹さんが特によかったなあ。
観劇後にスズナリの外で大竹さんとすこしだけお話できたのが
これまたうれしかったです(^^)

ガイラスと6人の死人

ガイラスと6人の死人

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

メガバのコメディ、いいね!
通し券を使い、4作品を一日で観ようとした3本目。
公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

メガバックスのコメディと聞いて??と思ったが、率直に面白い。
シュチエーションコメディだが、軽快なセリフと暗転等を上手く使い、楽しませてもらった。4作品中でこのような作品が1つあると、シリアス作品との相互作用的にもエッジが効いている気がする。
3本目なので、知っているだけに途中の番宣も面白く感じた。ライオン○○グはどうかとも思ったが、はけた後で1フレーズの声だけ再登場したので有りかと思い直した。
あまり古くからのメガバックスを知らないだけに、劇団の作品の幅の広さを感じました。

あ、今作の続編も期待しております(笑)
Hit or Miss

Hit or Miss

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

メバガックスらしい作品
通し券を使い、4作品を一日で観ようとした2本目。
公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

色々な社会問題を含んだ、4作品の中で一番メガバックスらしい作品と感じた。

誘拐から話が始まるが、資源問題、貧富の格差、強国の横暴、発展途上国の治安、臓器売買、搾取され続けてきた人達の立ち上がる希望等、実に多くの問題が出てくる。行動を起こした女性の最後の願いに対する、その父親の慟哭が凄まじい。演じられたキリマンジャロ伊藤さんの凄さを再認識した。
少しだけ残念だったのは、他の方もコメントされていたが、どうしても他の役者さんとの技量差、温度差が浮き彫りになってしまったようにも感じられた。

2本目なので気になっていた短い時間のセット変換にも賞賛。

















シュワロヴィッツの魔法使い2

シュワロヴィッツの魔法使い2

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

共感は・・・。
通し券を使い、4作品を一日で観ようとした1本目。
公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

1作品目から、なかなか重い作品であった。(12時に観る作品ではなかったかも(笑))

永遠の命と、その命と引き換えに死んだ人間の魂を甦らせその能力を引きつがせることが出来る魔法。この魔法の使い時を考え魔法使い(元人間)が苦悩するのだが、やはり長年生きているせいか、一度生き返った為か、生への執着が薄い。これは自分自身だけではなく、他者に対しても。その為、バッタバッタと人が死ぬ。最終的には、死んだ妹の為に罪を犯してきた女性にその能力が引き継がれるのだが、正直共感はできない。殺されていった人達があまりに軽く扱われてしまっているように感じてしまった。永遠の命を扱っているので、少し哲学的にも感じる作品でした。

だが、このように考えさせられるのは既に舞台に魅了されているせいでもある。

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