
『売春捜査官』
劇団EOE
都内某所(東京都)
2016/05/18 (水) ~ 2016/05/18 (水)公演終了
満足度★★
試練の三番勝負、最終章
絶対エースなきあとの起死回生をかけた劇団EOEの試練の三番勝負、主宰の真生は、まだ金を取るレベルではないと、無料公演を三度続けて実施した。実に潔い態度というか、太っ腹である。私は数少ない全回参加者ではないかと思うが、申し訳ないとは思うが毎回辛口のコメントを続けている。全回出演の劇団員高橋、正直華のある役者とは言えないが、厳しいEOEの練習にもう一年以上参加し続けている、現在では最古参役者だ。EOEがいつも言っている愚直な努力という言葉を正に実践している真面目な人なのだろう。確かに少しずつ演技が上手くなって来ている。特に滑舌は最初と比べると遥かに良くなっている。最初は客演だったが前回から劇団員となった宮本、理由は知らないが、本公演限りで劇団員をやめるとのこと。前回は主役の伝兵衛を演じたが、私は酷評した。あまりに滑舌が悪かったからだ、今回は初回と同じ戸田役であったが、前回と比べてるとやはりはるかに滑舌が良くなっていた。EOEの似合う人だっただけに退団は少々残念な気もする。今回の主役である、最近劇団員となった井内は、あまりに滑舌が悪く、台詞を言うのがやっとのレベル、とても主役の器ではなかった。今回唯一の客演であった戸田であるが、舞台に立つのはまだ二度目とのことであった。比較的滑舌も良く、荒削りではあるが、磨けば光る逸材との印象を受けた。このような役者がEOEに入団したら、また風向きもかわるのではと思われた。
この一週間の間に、宮本ともう一人ブログだけで姿を見せていた劇団員の2名の退団発表があった。次々と役者が辞めること自体はもう耐性ができていて、特段驚くことではないが、さて、次回はどんな形で公演を打つのか、またその時は金を取るレベルになっているのか、長年のEOEファンとしては、不安を隠せない。微風とも言える追い風が、まだ吹いているのか?
次なる何らかの発表を待つしかこちらとしてはすることはない。願わくば、絶対エースの復活であるが、やっぱ難しいんだろうな。あっちゃん、カムバック!

ご来場ありがとうございました。 ブルックリン
ミュージカル座
六行会ホール(東京都)
2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
最上の至福
素っっっ敵な作品でしたぁ✨💖😁💖✨
“人間”の真の力強さや
“愛”の深さや大きさ
“信頼”の強さ
そして、
“人の心”の温かさ。。。
そんな想いのたくさん詰まった素敵な「おとぎ話」
を、舞台と云う名の路上でパフォーマー達が
パワフルに、
時に笑いもありつつ、
時に優しく繊細に紡いでいました✨💖✨
と、共に
素敵でパワフルな生演奏とミュージカルナンバーの数々もホントに素敵過ぎる✨💖😁💖✨
更に加えて、心地好くてカッコいい照明が
作品に素晴らしい彩りを添えていました✨💡💡💡✨
何から何まで
ホントにホントに素敵な作品で、
魂の奥底の大切なモノが
熱く、温かく包まれた感じです。

闇狩人
日本テレビ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2016/05/13 (金) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★
漫画だと…
面白いんだろうけど…舞台はちょうと世界観が出せなかったのではないんでしょうか?なんて、思いました。最初のナレーションから正直に期待は失せました。が、殺陣はよかったです。

舞台 下天の華 夢灯り
オデッセー
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2016/05/13 (金) ~ 2016/05/23 (月)公演終了
満足度★★★★
思ってた以上に
かなり楽しかった。物語りもわかりやすく、主役の女子もかなり動ける方だったので、殺陣も凄くよかったです。個人的になりますが、小笠原くんの信長さまがめちゃくちゃ素敵でした。後、蘭丸が信長さまより背が高いのは違和感がありましたが、キャラ1人1人のドラマがちゃんと見えていた舞台だと思います。

しんじゃうおへや
yhs
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2016/03/12 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
当事者と現場を題材に描く日本の死刑
南参さんの前説が非常に微笑ましくてつかみはバッチリ!客席もちょうどいい感じの満席でした。開演前にin→dependent theatre 1stの広いロビーでもいい時間も過ごせていましたので、私にとってとても幸せな小劇場観劇になりました。
ある死刑囚の男性を中心に、刑務官や謎の女性を登場させ、死刑にまつわる人々の思いをドラマティックに描きます。シンプルな舞台美術が、拘置所内の死刑執行室、死刑囚の独房、誰かの部屋へと、境目なくスムーズに変化していきました。夢と現実、過去と現在の境目を曖昧にさせるのも巧みです。死刑がテーマですから、どうしても空気が重たく、暗くなりがちなところ、ちょっとトリッキーな劇中劇や、電気屋の3人組を登場させて笑いを取るシーンが挟まれていました。残念ながら私には笑えなかったんですが…。
死刑囚を描いたお芝居だと風琴工房『ゼロの柩』が強く印象に残っています。死刑囚は刑務所ではなく拘置所の独房に収監され、弁護士や親戚などのごく身近な人としか面会できないし、基本的にずっと一人きりなので会話もできません。それが何年も続く、そしていつ終わるか(死刑の日が来るか)は、全く知らされない…。セリフでは死刑囚の三塚(小林エレキ)と刑務官の小栗係長(能登英輔)がそれぞれに1度話す(解説する)程度だったので、お芝居の前半でもっと詳しい説明があっても良かったのではないかと思いました。
演技については残念ながら拙さが気になりました。私の勝手な考えですが、俳優の演技とは人と人との間に生まれるもので、セリフをしゃべっていても、いなくても、常に他者から何かを受け取っている状態で、起こるものだと思っています。このお芝居では、自分の中で想像して作り出した演技を、ただ披露しているだけの人が散見されました。

許されざる者
シンクロ少女
OFF OFFシアター(東京都)
2016/05/17 (火) ~ 2016/05/24 (火)公演終了

東益平7丁目団地防衛隊
キリンバズウカ
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

皮肉にも雨は降る
劇団時間制作
劇場MOMO(東京都)
2016/05/11 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★
“エゴの上塗り”
〔Aチーム〕を観劇。
“ペットと殺処分”を問う社会派作品。
題材から、全体的に“重いムード”に支配されがちだが、笑えるシーンを随所に挿入することにより、
物語に適度な緩急がつきシリアスなシーンが活きている、また、そのさじ加減がとてもいいと感じました。
登場人物それぞれの“考えや思い”の描き方は見事であり、
綺麗ごとではない現実に向かい合い考えさせられる脚本は秀逸で、出演者の好演と相まって惹きつけられた舞台でした。

闇狩人
日本テレビ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2016/05/13 (金) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★
闇狩人
さだまさしさんのCDジャケットで見かけた高杉君が気になって見に行きましたが、みなさんアクションシーンがカッコ良かったです。帰ってから調べてみたらライダーだったり、戦隊だったり、ウルトラマンに出ていたりで納得でした。特に横浜流星君は殺陣など全然詳しくない私から見ても動きが素晴らしかったです。最近は舞台でも映像を使うことが多いですが、まだまだうまくいってない気がしました。

NoiseGate
CASSETTE
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2016/05/12 (木) ~ 2016/05/15 (日)公演終了
CASSETTE
思わせぶりなセットはなかなか良かったのですが、思わせぶりなまま、なんだかよく分からずに終わってしまいました。物語もアンドロイドの恋かと受け取っていいのなら私の好みなのですが、もっと分かりやすく作ったらいけないのでしょうか?登場人物たちもどういう人たちなのか分からなかったし、作者の独りよがりにつきあわされた感がありますが「良かった」と言っていた人もいたので、そう言う人たちだけに分かってもらえたらそれでいいと言うスタンスならそれはそれで良い訳で。

ラジオドッグ
KING&HEAVY
HEP HALL(大阪府)
2016/05/13 (金) ~ 2016/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
誕生日の記念に。
娘の17歳の誕生日に二人で観劇。
セリフで伝える状況描写など
昨年末に観た自由劇場さんの破壊ランナーを思い出した。
勢いが有って面白かった。
主役3人も良かったけれど
真壁愛さんたち演じる中学生3人組も好き。

許されざる者
シンクロ少女
OFF OFFシアター(東京都)
2016/05/17 (火) ~ 2016/05/24 (火)公演終了
満足度★★★★
艶笑譚...男女の卑小な欲望が見える【ハッピーエンドVer】
この物語は、コミカルな演出にしつつも人間(夫婦)の在り方を冷徹に見直す、そんな普遍性を盛り込んでいるように感じた。それは上辺だけを見ていない。夫婦である前に「女」、「男」という生殖が先立つような色気を漂わせる。その匂(臭)い立つような空気は、ケンカでもすれば臭い冷気、仲が良ければ匂う暖気という寒暖がしっかり観てとれ、なぜか頬が弛んでくる。その笑いを誘う演出と役者の息の合った(シンクロするような)演技が実に心地よい。ケンカはしているが、一本ネジが弛んだような脱力感溢れる夫婦、元妻と現妻との間を行ったり来たりしている割には、地べたに足が着いた男を中心にした奇妙な夫婦。この2組の夫婦の生活観(感)、呼吸、リズムが伝わるような錯覚に陥る。

改訂の巻「秘密の花園」
劇団唐組
花園神社(東京都)
2016/05/07 (土) ~ 2016/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
風物詩的と化した、くすんだ紅テント。お祭りだっ
状況劇場・紅テントの劇世界を、書物でしか知らない私は、その系譜にある新宿梁山泊、また唐ゼミ等でその匂いを嗅ぐのみで、唐組観劇は一昨年から今回ようやく3度目、唐十郎自身が営々と「芝居」を続けて現在に至ったその拠点集団で、一体何を繋いで行こうと意志し、そして何を残したのか、全く想像するしかない。今回、私は「出涸らし」という言葉がネガティブにでなく肯定的な微笑ましい意味合いで浮かんで来た。何かを変えたい!変えられる!そう願ったかも知れないあの世代の熱度は当然なく、しかし唐的世界の「おいしいところ」はこの芝居小屋に来て味わえる、そんな客のために、興行を続けて来ている。この先劇団の大きな飛躍はなく、唐十郎作品じたいいずれはネタが無くなる(再演は出来るが)。では何を渡し、何を継いで行くのか、それを模索し続けた何十年かの足跡だけは濃密にこの場所に眠っているのだろうと想像した。
歌舞伎のように役者登場の際掛け声がかかるのも、この興行が季節ごとにやってくる名物となっているとしたら、相応しい。そこから深くて大きな、大時代なメッセージを受け取ることはたぶん出来ないし、そこが勝負の場ではない。唐十郎という作家の世界でしか存在しない人物像や、詩情も確かにあり、70~80年代にノスタルジーの対象となっている敗戦直後の光景や、当時(現在)の人々の織り成す光景は、実際の光景でなく「強烈な主観」が見せる光景である。だから時代の制約は逆になく、古さを感じさせないのはそのためなのだろう。
もっとも、主要作品の時代設定は確かに古いし、道具の建て込みは精緻さとは真逆で、テント芝居の華であるラストのテント崩しも何となく「お約束でした~」で終わってる。(その点梁山泊などは大々的に感動的に作っているのとは、対照的。)慣れちゃってる、なのに続けているその足腰が、唐式に感じる謎である。
初夏と秋の風物詩が、末永く続きますように。
(アングラ小劇場運動の立役者でもあった蜷川氏が亡くなった。替えの効かない才能、唐十郎もその一人。)

劇団「劇団」ショートショート〜ゲキゲキがいっぱい〜
劇団「劇団」
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/04/29 (金) ~ 2016/05/02 (月)公演終了
満足度★★★★★
B公演を観劇!ハラハラドキドキ、笑って泣いて、楽しかった♪
A,B公演ともに、3つの短編で構成された2時間ほどの公演。
B公演「ドクタードクター」「とあるBARの嘘」「猫」の3作品を拝見。
3作品とも、全く違った雰囲気で、とっても楽しい!
「ドクタードクター」:ふとしたきっかけで知り合ったカップル…。嘘をつくつもりはなかったのに、間違いを訂正する機会を逸し、嘘で嘘を塗り固めたドタバタ&ドキドキなラブコメ♪とっても楽しいかったです。
「とあるBARの嘘」:とあるBARで繰り広げられる企業と記者とヤクザが織りなすサスペンス!騙したはずが騙され…。ゆすり、ゆすられ…。一件落着の筈が…。最後に大ドンデンが…。ハラハラドキドキ感が堪らない♪
「猫」:A公演と同じく、最後は心暖まるファンタジー!猫・コタロウは死期を悟り、ご主人・和希くんの前から姿を消し、野良猫達と最期を迎えようとするが…。コタロウを探し続ける和希くんと、コタロウと野良猫たちの想いに…、思わず涙が!
そしてそして幕間の寸劇!
「免許センター名前呼び出し」:呼び出されると恥ずかしい名前だと…!?
「英語のレッスン」:Repeat after me! 的な…。
楽しませて頂きました♪
そしてA,B公演観終わって、結論。
やっぱり、この劇団さんの公演は面白い!
そして、長編も良かったですが、短編3作は更にお得感満載!

不幸の家族
立川志らく劇団・下町ダニーローズ
小劇場B1(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

不幸の家族
立川志らく劇団・下町ダニーローズ
小劇場B1(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
本当にぃ
落語をよく知らないので元がわからないんですけど、志らくさんの「本当にぃ、ふぅ~ん」ってのがツボでした。お芝居も面白かったです。

不幸の家族
立川志らく劇団・下町ダニーローズ
小劇場B1(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

不幸の家族
立川志らく劇団・下町ダニーローズ
小劇場B1(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★
一度お試しあれ
序盤はトントンと話が進む。和やかな場面も多い。
中盤、仕込みを含めたシーンが続く、ちょっと我慢。
その後見せ場。客席の反応良好。
そこからはしばらく緊迫感のあるシーン、途中から疲れるかも。
最後の荒波のような展開からの突拍子もないオチにはビックリすること必至。
演者のキャラを活かしたりギャグをふんだんに入れたり、はたまた瞬く間に客席が引き締まるシリアスさ、泣けるシーンもあり。
脚本家の創ろうとしている世界のスケールの大きさは良いが、ややごちゃついている感あり。
一般的な演劇に慣れ親しんでいる人には違和感を覚えるだろうが、それでも、異彩を放っていて魅力的な部分はあるのではなかろうか。

不幸の家族
立川志らく劇団・下町ダニーローズ
小劇場B1(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

不幸の家族
立川志らく劇団・下町ダニーローズ
小劇場B1(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了