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ハナイトナデシコ Vol.13

ハナイトナデシコ Vol.13

ハナイトナデシコ

ギャラリーサイズ(東京都)

2023/07/15 (土) ~ 2023/07/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観てきました。初めての劇団、初めての場所での観劇でして不思議な感じでした。予想通り楽しかったですよ。また機会があれば次の公演も観てみたいですね。

ザ・キャラクタリスティックス/シンダー・オブ・プロメテウス

ザ・キャラクタリスティックス/シンダー・オブ・プロメテウス

お布団

アトリエ春風舎(東京都)

2023/07/18 (火) ~ 2023/07/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#宇都有里紗 #大関愛
#立蔵葉子 #永瀬安美
#新田佑梨 #畠山峻
(敬称略)
初日。
100分とは思えない情報量。
疲れたけれど嫌じゃない。
これは、無責任で、歪んだ、誰もが誰かをコントロールしようとする社会に警鐘を鳴らす作品。
その恐ろしさと愚かさにゾッとする。
"違い”を嫌い差別する悪しき島国根性が染み付いた日本人の、日本というダメな国の未来を案じる。
シンギュラリティを超えた世界にも手前の世界にも思えたそれは、やはり滑稽だった。
人の命を奪わないサイバーテロは痛快なのに、人間の怠惰がゾンビのように溢れている気がしてゾッとした。
声に出さない「バカやろー」について、ずっと考えている。

追記◼️アフタートークで作演出の得地弘基さんが話されたことが合点のいくことばかりで有意義だった。そしてチクッと心が痛み、日本の演劇人の幸せを改めて願った。

スローターハウス

スローターハウス

serial number(風琴工房改め)

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2023/07/15 (土) ~ 2023/07/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/07/19 (水) 14:00

座席1階

実際の事件をモチーフにして人の心の表裏を描き出すというのは、演劇でしかなしえない表現方法なのではないか。神奈川県の障害者施設で起きた大量殺人事件を取り上げた作品はこれまでもあった。だが今作は、殺されたのが一人の障害者でその母親が未成年の容疑者を訪ねていくという設定にして、優生思想に染まった容疑者の胸の内と母親の胸の内が交錯するというすさまじいシチュエーションを現出させた。(現実の大量殺人で容疑者は死刑でこの世におらず、雄弁に語ることはできない。殺人被害者が一人で容疑者が未成年であるというなら、あり得る設定だ)

パンフレットによると、原作の詩森ろばは、この事件の資料を集めておきながら読まなかったという。その理由は「怒りにまかせて正義の物語をペラペラと書くのではないか」ということだった。だが、資料を読み始め、容疑者の尊大さと惨めさのそこかしこに自分がいて、たまらない気持ちになったという。彼女がこう書いているまさにそのことを、客席の一人ひとりが自分の心に痛いほど感じることになる。
「尊大さと惨めさ」。これが重度障害者に対する周囲の人や、全く関心のない人の胸に巣くう隠された感情なのではないか。詩森は、障害者の一番の身近にいる母親ですらこのような感情を持つということを描くことで、日ごろ障害者と全く縁のない生活をしている一人ひとりも同じなんだと迫ってくる。
印象に残るせりふを一つだけ。「障害者カースト」。これは、殺された障害者の母親が、障害者の親による自助グループに参加した際、そこに参加していた親がすべて発達障害を持つ子の親であり、その一人が「知的障害は本当に大変ですね」という趣旨の発言をしたという。その言葉の主に特段の差別感情はなかったと思いたいが、その「ねぎらい」を受け取った方は、自分の子が障害者カーストの最下位に位置することを思い知らされたのだという。

物語ではこれだけでなく、容疑者と母親との会話、そして施設職員の言葉を通してさまざまな投げかけが客席に向けてなされる。静まり返った客席。役者たちを食い入るように見つめる客席。ここ数年の観劇体験でめったにあるものではない。
原嘉孝の感情を抑えた演技は秀逸だった。ジャニーズタレントであるこの人目当てのお客さんもかなりいたと思うが、詩森作品2度目の出演という彼を抜てきした詩森の目は確かだった。障害者の役を演じた新垣恒平もとてもよかった。

この作品はすごい。見ないと損するかも。

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

冒頭で奈月チョビさんが、劇団の始めたばかりの頃の話を聞いて、ショルダーバッッズの意味を知りました。
いやあー、本当に面白い!テンポよく展開する話、役者の肉体が駆け巡る!
演劇って他のメディアに比べて、やっぱり好きだなと実感しました。
これからも駆け抜けてください。
それとチョビさんの歌は演劇界で最高の歌い手さんです!

明けない夜明け

明けない夜明け

演劇企画集団Jr.5(ジュニアファイブ)

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2023/07/14 (金) ~ 2023/07/20 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/07/18 (火) 19:00

久留米看護師連続保険金殺人事件をモチーフにした舞台。母が父を殺害したという、被害者家族であり加害者の子どもという立場に立つことになった三姉妹の物語。前作に引き続き、この三姉妹が成長した後を描いた。
殺人者の子であり、被害者家族であるという環境の中で、世間とのかかわりを拒むように生きているという姿が描かれる。特に長女は、世の中に対して激しい拒絶感を示し、新たな人生を作って生きようとする三女と衝突する。主人公の次女は、二人の仲立ちをしながら「明日は幸せになる」と呪文のようにつぶやいている。
三姉妹がいた、という設定は事実なのかどうかは分からない。作者の小野健太郎の創作なのだろうとも思う。だが、この舞台の核心である「殺人の被害者家族であり、加害者家族」という人間関係の描き方は、「面白い」と表現するには語弊があるがとても印象的。3姉妹の性格や立ち位置はかなり違っているのだが、やはり世間から抑圧され続けている半面、世間の中でささやかな幸せを感じながら生きたいという願望を、なかなか興味深い演出方法で描いていく。
客席を三面に配置した円形の舞台中央で、開幕前から二女がぼーっとテレビを眺めているという出だしがまず、印象に残る。そして舞台後方のカーテンからの出入りで時系列の物語をうまく出し入れ。円形の周囲をグルグル走らせるという形も一つなのだが、3姉妹の胸の内がにじみ出てくるような演出がなかなかすごい。

メリハリの利いた舞台。次作がどのようなものになるのか、とても楽しみだ。

舞踊詩劇「田園に死す」・幻夢活劇「チャイナ・ドール 上海異人娼館」

舞踊詩劇「田園に死す」・幻夢活劇「チャイナ・ドール 上海異人娼館」

吉野翼企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2023/06/15 (木) ~ 2023/06/21 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

書き込みを忘れていた。
面白い。絵空箱の使い方。寺山作品のモチーフが二作品に集約されてるような。チャイナドールは先日観た岸田理生の「糸地獄」に通じ、思い出せば昔初めて観た寺山ワールド「狂人教育」にも・・。
娼婦を通して、その存在性、精神性において(男に)優越する女性像。
「田園に死す」。映画は何十年前に観たか、という所だが、幻の母、故郷の面影を追い彷徨する(寺山自身の?)魂・・「身毒丸」「草迷宮」にも通じる・・。「比較」という作業が可能となる数の寺山作品を目にして、今更に感興にふける。寺山的世界観が貫徹し、吉野翼独自の自在な想像力に観客は遊ばせてもらった。演劇における「枠を破る」「遊ぶ」機能はまだ開拓地を残している。

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/07/18 (火) 16:00

価格5,900円

「鹿版 銀河鉄道の夜‘23」を堪能して参りました。
本多劇場での公演が(しかも千秋楽)チケプレで当たったのは嬉しい。
照明・音響の力強さと演劇を愛してやまない暖かいファンの声援。
平日の昼間からこんな贅沢なひと時を与えてくれた劇団に感謝。

「ザ・ショルダーパッズ」ですが、
第一印象はヤバい作品に当たったと思いましたw
市販の肩パッドを股間につけただけの最小限の衣装。
「この身ひとつで~」と歌唱が始まるのだが、極貧時代に団員が見つけた肩当てから閃き、それを縫って作り上げられた俳優陣の肉体を最大限に生かした風貌。よくこんなこと思い付いたという創造性と、自分の中には絶対にないだろう世界が混合し、初めて見る銀河鉄道の舞台へと変貌したのである。

ネタバレBOX

実は、銀河鉄道の夜は学生時代に上演した思い入れのある作品。
ジョバンニはボーカル兼役者兼演出の座長・菜月チョビさん。前説と歌と役者としての発声。これを全部やるというのは声帯のいろんな所を使っている筈なので疲れますよ。結構ガラガラだったので歌えるかなと心配でしたが、割れることなく最後まで走り抜けた姿は素晴らしかった。しかも楽曲が良い。ガタンゴトン…オノマトペを芝居の中にも、歌唱にも効果的に取り入れたのが良い。これは当時の自分にも教えてあげたい位の魅せ方。

カンパネルラ含む男性俳優は、全員ショルダーパッズ姿。
せめてカンパネルラも、普通の洋服で良いのでは!?と舞台絵面が気になります。
雰囲気が出ないんだよね。銀河鉄道の童話作品に裸の男たちがワラワラ…しかも本多劇場で。二度とこんな状況作り出せないのではと思ってます笑

総じて初見の感想ですが、良くも悪くも商業演劇という印象。
細かい台詞・役者たちのニュアンスや個々の表現はどうしても、ジョバンニ+カンパネルラを含むアンサンブルで統一されてしまっているパフォーマンス。ダンスも歌も豪華絢爛で素敵だけど、これが商業的でもあり、個人的にはもっと芝居くさい芝居を観たかったかな。
もし違う箱で本公演を行っていたら…これも考えました。どこでやるかも大事ですね。
ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「鹿版 The Wizard of OZ」を観劇
どちらかと言えば先日拝見した「銀河鉄道の夜」の方が好きだと思ったけれど、これは個人的な好み
肉と魚のどっちが好きかと同じ、素材(原作)が全く違うのだから
コメディータッチが好きな人ならこっちかも
どちらにしてもガッツリ鹿殺しワールドなのは間違いない

それにしても案山子にブリキにライオン、魔女とかどうやって区別するのだろう?は、象徴的なアイテムを頭に被ったり股間に貼ったりなどして解決
その結果のドロシーの姿はちょっと衝撃的
とにかく男性陣、裸(ショルダーパッズスタイル)はシッカリ死守しておりました(笑)

タイトルにもある「この身ひとつで」というのはまさしくその通りで
生身の躰が集結し 演じ、歌い、踊り、猥雑な熱さが芸術となって昇華していく
泥臭く下積みから培ってきた世界観だからこその美は綺麗という範疇には収まらず、やっぱりひと味もふた味も違います

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『⿅版 The Wizard of OZ』を観劇。すみません、正直ショルダーパッズを舐めていました。
幕開けの迫力満点のダンス、体だけで木々や風を表現し、そしてあの格好なのにちゃんとオズの魔法使いに見えるなんて凄すぎる。銀河鉄道も見たかったなぁ。
菜月チョビさんの歌声がまた素敵でカッコよかったです。

『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』(再演)

『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』(再演)

ムシラセ

駅前劇場(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

千穐楽を鑑賞
潮みか(悪い芝居)さんと中野亜美さんが人気者で存在感抜群なのは当然として、永田紗茅(柿喰う客)さん他皆さんも各々が世界観に素晴らしく嵌っていてとても良かった~!
14時開演前、110分程度の上演時間とのアナウンス。ボロボロ泣いていて、ふと腕時計に目線を移すと針が15:40を指していた。これから、まだ10分以上泣かすのか、と嬉しい悲鳴と共に小さくガッツポーズ。猛暑の中、片道2時間掛けて劇場まで足を運んでよかった。

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

『⿅版 The Wizard of OZ』観劇。
面白い、お薦め。
冒頭、菜月チョビさんが、挨拶として劇団草創期の頃の話をしていたが、この公演にピッタリのような。そう、「裸一貫」という言葉に相応しく、何もないが その向こうにある事が想像できる、そんなロマンを感じさせる。芝居という虚構性の魅力、観客の想像力を最大限に引き出し、楽しませる公演。同時にジーンとくるものがある。

自分が知っている「オズの魔法使」に沿った内容…ドロシー(丸尾丸一郎サン)とトト(菜月チョビサン)が中心になって物語を牽引し、それ以外の役者は一人何役も担い夢と冒険の世界へ誘ってくれる。この冒険の中で、勇気や知恵を出し合い 絆を育み深めながら困難を乗り越えていく過程は、冒頭のチョビさんの挨拶を彷彿とさせる。

公演の特長である「この身ひとつで」、飛び跳ね、ムーブメント、フォーメーション、パフォーマンスといった動き 躍動感で観(魅)せる。また独唱・斉唱で聴かせ、手作り感のある小物を活用し色々な情景を紡ぎ出す。勿論、音響や照明といった舞台技術を駆使した相乗効果は絶大。これぞエンターテイメント公演だ!
(上演時間1時間30分 途中休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は、上手から下手に向かって斜めに上るような台があるだけのシンプルなもの。しかし、物語は登場する人物が手にする又は被り物で状況と場景を作り出す。それを照明と音響・音楽で補い支える。

公演の面白いところは、ショルダーパッズ で股間を隠しただけの、まさに この身ひとつで演ずるのだが、その表現力が巧みで情感に溢れている。表層(例えばチラシ)だけ観れば、キワモノのようだが、いつの間にか「オズの魔法使」の世界観に浸っているから不思議だ。この感覚は理屈ではなく、人・キャストの<伝えたいという思い>のような熱量ではなかろうか。

照明と音響が情景を浮かび上がらせ、物語の世界へ巧みに誘う。原作のカンザスの大草原を沖縄の海辺に置き換え、現在地・沖縄とオズ王国で冒険する、その異世界間を往還するような描き方。上手に四角い照明で檻(オリ)を表し、沖縄にいるハブの にーに(橘輝サン)を登場させる。一方 原作オズの世界に準えた不思議な冒険譚、その世界観の違いを交錯させることで、現実と夢幻の違いを表す。
そこに、今地点と暈けた目標のようなものの対比=劇団鹿殺しの原点と今の通過点を見るようだ。だから チョビさんの挨拶にも意味があるように思えるのだが…。
次回公演も楽しみにしております。
スローターハウス

スローターハウス

serial number(風琴工房改め)

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2023/07/15 (土) ~ 2023/07/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/07/16 (日) 14:00

2016年の障害者施設での大量殺人事件を元にした作者のオリジナル作品。事件を未成年者による殺人事件(一人)に整理して、被害者の母親と未成年犯罪者の心の葛藤に絞り舞台は進む。90分でずっぱりの二人の演技に感動。母親が障害児童を持つことの複雑な思い。いじめられた過去を持つ犯罪者の殺人動機。お互いを理解する気持ち。重いけどいい作品でした。

疫病流行記

疫病流行記

PSYCHOSIS

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/07/17 (月) 19:00

スタイリッシュなアングラ、とでも言おうか。ステキです。(5分押し)100分。
 「疫病」なるキラーワードを用いて、細かい場面の連続で物語を紡ぐ、っていうか、物語の展開はよく分からなくて感触だけが残る。寺山修司が考える病気と演劇の関連とか、いろいろと調べると面白い。
 押しの大島朋恵を含め、達者な役者陣が丁寧かつダイナミックに演じつつ、音楽の力も使って、とてもオシャレながらアングラテイストはいっぱい、という作品になっていた。久々に観た三坂知絵子が元気なのが嬉しい。

ハナイトナデシコ Vol.13

ハナイトナデシコ Vol.13

ハナイトナデシコ

ギャラリーサイズ(東京都)

2023/07/15 (土) ~ 2023/07/17 (月)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

スローターハウス

スローターハウス

serial number(風琴工房改め)

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2023/07/15 (土) ~ 2023/07/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この作家の作品の中で最も優れた部類に入るものと思う。その男を単なる狂気の殺人者や冷酷なサイコパスに描いてやっつけるのではなく、観る者に「あなたならどう対峙する?」と鋭く迫ってくるような印象。とても手強い相手で、下手するとこちらが相手の論理に絡め取られる。
殺人者を演じたのは最近話題になっている事務所に属する俳優だが非常に良い演技で、被害者の母親役のベテラン女優と十分に渡り合っている。舞台演出も興味深い。主役二人の動きを極力抑えて両者の静かな応酬を引き立たせていたように感じる。
ところで関係ないことだが、田島亮はどうしたんだろ?留学でもしているのか?この殺人者の役は、彼がやっても良いように思うが。

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

コロナ前はよくみていた劇団鹿殺し

3年ぶりくらいで久しぶりに観劇

丸尾さん年を経る事に守りに入らず、ほんとすごいなあ

ほかの役者さんも皆さん綺麗な肉体美

オシャレ紳士が好きで観劇していたので、ショルダーパッズ楽しんでみれました!

空の匣庭【teamCANAAN 全公演中止】

空の匣庭【teamCANAAN 全公演中止】

ProjectAmythos

六行会ホール(東京都)

2022/12/23 (金) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

倉田瑠夏さん出演。team EDEN。

team CANNAN がコロナ禍で中止になってしまいましたが、こちらは予定通り上演されました。
「各チームのキャストは役名を共有しているだけであって、役も別人です。」とあります。例えば同じ「アズライエル」という名前の役も、EDENとCANNANではまったく違う、ということです。

CANNANに出演予定だった方が終演後にロビーにいらっしゃって。よく知ってる方で。CANNANのことを少しお話してくださいました。ますます、中止は残念でした。その方の演技を見たかったです。

さて、「空の匣庭Archives」がもうすぐ朗読劇として上演されます。今後、CANNANを演劇として上演できるかどうかは、朗読劇の結果が大事なようです。チームはAとBがありますね。両方行きますとも。

ネタバレBOX

倉田さんは主役のひとり「ラファエル」で、最近けっこう多い「クールな役どころ」でした。別の機会にうかがったところ、ご本人としては苦戦しているとのことで。いえいえ、はまっていると思います。2022年の「恋愛疾患特殊医療機 a-xブラスター」あたりからですかね、見事なものです。あ、2021年の「商店街グランドリオン」がありました。かっこいい役でした。

だいぶ前ですが2014年の「Pirates of the Desert 2」では、荒っぽい役だったと記憶しています。その系統では「カエデソウ」「NIKORA」「ゲズントハイト」で倉田さんらしさがぴったりだった、と勝手に思っております。
ほこりにまみれろ

ほこりにまみれろ

無名劇団

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2023/07/14 (金) ~ 2023/07/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ワンシチュエーションの会話劇、とても好きでした。コミカルに展開される中で見事にそれぞれの思いや葛藤が描かれていて、脚本の夏海さん、役者皆さんの熱い演技が素晴らしく、あっという間の90分でした。
「多様性」「個人の自由」「ジェンダーレス」を認めようとしている世の中、でもまだまだ受け入れられない風潮も感じています。ネタバレは割愛しますが、大吾郎の心の内、話さなければわからない、話してもわからない、大吾郎とひらめのシーンが強烈に描かれていて胸が苦しく号泣しました。
素晴らしい作品を創りあげた皆様、とても響いて心動かされました。観劇できたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございました。

『対』

『対』

演劇集団エスキス

イカロスの森(兵庫県)

2023/06/23 (金) ~ 2023/06/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

2幕公演。
2幕目ダブルキャストの阿間見匡玄さんの回、初日観劇!

コロナ禍で思うように公演が打てなかったOBOGさんの思いの詰まった公演でした。
セリフに想いの丈を込め…
想い受け取りました。次回公演楽しみにしています。

■第一幕「控訴」
2人7役で膨大な台詞、少々走り気味でワチャワチャな感じや、演出家に脚本家を持ち出す掟破りの禁じ手も、嫌いじゃない!

■第二幕「上告」阿間見匡玄さんの回
こちらも膨大な台詞で、もはやカオス。迷子になったが、でも嫌いじゃない!
瀬戸千尋さん回も観たかった。

眠れない夜、ラーメン食べたい

眠れない夜、ラーメン食べたい

演劇計画プラネットナンバー

イカロスの森(兵庫県)

2023/06/16 (金) ~ 2023/06/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

共同生活する3人、
社会人として、
女性として、
これからの事を真剣に真剣に…

沢山の事を経験し、その上で現実味を帯びた未来の可能性。
本当に思い悩む姿が胸に刺さった。
素晴らしい解散公演。
またどこかで、お会い出来る事を願ってます。

追伸、セットがメッチャ可愛いかった。

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