最新の観てきた!クチコミ一覧

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治天ノ君【次回公演は来年5月!】

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

劇団チョコレートケーキ

AI・HALL(兵庫県)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

リアリティの感じるお芝居!
舞台上には天皇陛下の赤い椅子が一脚だけ
役者さんの演技が素晴らしく、その鬼気迫る演技が
その舞台で実際にあったような感覚になるぐらいリアリテイを感じるお芝居

それはあまり知られていない短命だった大正という時代の
大正天皇の本当の姿が垣間見れた様に思えるほど
全ての会話が真実味を帯びて聞こえてくる

そんな派手な展開があるわけではありませんが
ぐいぐいと惹き込まれていく大きな力が感じられる舞台
観ている方もかなり力が入って観るので胸が締め付けられて観劇後かなり疲労感

電車での帰り道に大正天皇と言う人物にも興味が湧き、
思わず検索をして調べていた自分がいる

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

このボリュームで1本あたり2000円!?
土曜日に4本まとめて観劇。笑い有り、涙有り、アクションはもちろん満載。
昼夜2本ずつでしたがその間はおよそ1時間と熱も冷めやらぬまま夜の部へ。
(逆に言うと演者さんは2本ずつの公演の間は1時間しか空いてないというハードスケジュール。ホントにお疲れ様でした)

青木さんや岡田さんのバーニンガイのアクションはいつもながらにキレっキレでしたが、
座長吉久さんの新人社員や小学生は他の作品では中々見られないのではないでしょうか。

そんな4本が昼夜それぞれ2本セットで4,000円。即ち4本で8,000円つまり1本2,000円という驚きのお値段!めっちゃお得でした。
3月の次回公演も楽しみです。

モンタージュ はじまりの記憶

モンタージュ はじまりの記憶

Contondo

common cafe/会ふ afu/阪堺電車/siroiro.(大阪府)

2016/09/02 (金) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

Contondoさん、1か月のロングラン公演、お疲れ様。
4つの公演場所をめぐるロングラン公演、お疲れ様です。

7人の女優さんが回替わりでご出演の二人芝居。

私は、いつもの comonn cafe 土江さん寺井さんの回を拝見しました。
二人の老婆、昔話、子供の頃の記憶、泣いたり笑ったり。

歳を重ねる事は大変で、私の祖母を見ていると、友人を亡くす寂しさが積もってゆく、そんなことを思い出しながら、楽しく拝見しました。

阪堺線や写真展示、浦長瀬さんや村田さん、木村さんなど他の女優さんの回も拝見したかった。

大型

大型

3.14ch

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/08/25 (木) ~ 2016/09/03 (土)公演終了

満足度★★★

再生の道
序盤のリフレインする馬鹿騒ぎから
謎の世界へ転落。
プールの負荷の中でみなさん大変そうでした。
説明もなく観念作品でした。
復活するのかな?と思ったんですが、そこはアッサリ

【演劇×ジャグリング】シャドウトラフィック 【影×交通】

【演劇×ジャグリング】シャドウトラフィック 【影×交通】

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2016/09/23 (金) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高な一日
行ってきました
壱劇屋さんの「シャドウトラフィック」
もう、もうむっちゃよかった
久しぶりの大熊さんの新作
脚本、舞台装置、衣装、音響、照明

すべての世界観、発想力に脱帽

何よりキャストの真剣さのびのびとした演技
見ているこっちが気持ちいいくらい
全力でやってることが伝わる

ほんま毎回惚れ直してる(笑)

今回はどうしても1回じゃ我慢できず
駄々をこね2回目千秋楽まで見ちゃいました(*´ー`*)

一回目は近めで演者の表情がよく見えて
一人一人個性が強く埋もれないすごさと
ストーリーの点と点が繋がっていくさまは爽快感を覚えるほど圧倒された

2回目は後ろの方で内臓に響く音響(誉め言葉です)照明の全体が見渡せ
違う発見があったりその美しさに改めて感動

一番好きなのは
アドリブシーンでゲストのビーフケーキさんとの絡み、たくさん笑わせてもらった。
信号機とのバトル最高ですw

とにかく最高な1日でした

バックトゥ・ザ・舞台袖

バックトゥ・ザ・舞台袖

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

これぞシチュエーションコメディ☆
「時の劇団」!!? ボクラ団義の主宰、久保田唱さんの作・演出のシチュエーションコメディ。コメディといっても久保田さんだもの小難しいはずだと覚悟しての観劇。で、まさかのまさか。純粋に笑って、純粋に楽しかった。終始ドタバタのザ・シチュエーションコメディなのでした(笑)あと不器用なりの感情ってなんて純粋なんだろう!!

後方が特等席のシーンありますよ。お楽しみに♪♪♪

桜の森の満開のあとで

桜の森の満開のあとで

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/09/28 (水) ~ 2016/10/04 (火)公演終了

満足度★★★★

観てきた!
面白かったです。とても見応えのある会話会議劇でした。
議題もリアルで良いですね。
ちなみに坂口安吾は全く関係無いっぽいです(笑)

緩急の付け方が素晴らしく、あっという間の1時間40分でした。
特に反対派による反撃のターンが爽快で良かったです。

最後の一幕は、、、序盤のシーンとギャップを感じてしまったので、
ちょっと違和感というか蛇足感を覚えてしまいました。

学生たちがロールプレイしながらの模擬議論という設定が上手いですね。
多少セリフを噛んだり詰まったりしてもそれが味になってます。
部外者?を入れることによる自然なルール説明も良かったです。

当パンと一緒に配布される資料を観ながら観劇するとさらに楽しめるというアナウンスがありましたけど、
あんまり見る機会は無かったかな(^_^;)


長テーブル4つを口の字型に配置したセット。
登場人物が座る位置は・・・

ネタバレBOX

会場入って右手の客席の真ん前が反対派、その対面が賛成派
それ以外は中立の座席になっています。
目の前の席は後ろ姿しか見えないので、座る位置で見え方が全然違うはずです。

禁煙のくだりのとどめの追い込みがとても良かったです。
あと、終盤の市長の鶴の一声には「おいおい」と思いましたけど
そこからさらにひっくり返したのはお見事でした。

ロールプレイの設定は自己申告制みたいでしたけど、
ちょっと作り込みすぎていて逆に不自然な感じもしました。
ブロードウェイミュージカル『スウィート・チャリティ』

ブロードウェイミュージカル『スウィート・チャリティ』

ネルケプランニング

天王洲 銀河劇場(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

知英チャーリー
原田薫さん出演なので、ハズレても原田さんのダンスが観られれば・・・くらいの気持ちで観劇。しかし、意外にかわゆいチャーリー!!踊りにはもう少しキレが欲しかったが、芝居は予想外に良かった!一生懸命、素直で茶目っ気あるチャーリー、幸せにはなれなかったけど、屈託なく前を向いて歩いていくチャーリーにバッドエンドがハッピーエンドに変わった様に感じた。また、それを囲むメンバーがイイ!私の好きな原田さんの歌声も良かったが(ダンスシーンはもっと欲しかった!)、なんと言っても岡さんのオスカーは品良さと生真面目さが感じられ、そのくせ、割り切れない神経質な部分をよく演じていたと思う。物凄い大作ではないが、観る側を充分楽しませてくれる作品だと思う。

バックトゥ・ザ・舞台袖

バックトゥ・ザ・舞台袖

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

時をかける舞台
舞台袖で起こるタイムスリップ劇。最初から最後までハラハラドキドキさせる展開と笑いと感動を見事に合わせた作品で久しぶりにまた次観たいと思った作品。舞台好きの方にも観て納得していただける作品だと思う良質な作品。

汚れたアヒル

汚れたアヒル

A-LIGHT OSAKA

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2016/09/09 (金) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

虎本さんの演出の若手公演、ラスト感動的。
貧困・借金に喘ぐ人達と、裕福な御曹司。
勝ち組と負け組。

接点のない筈の人達が交わった時、白鳥に取り残されたアヒル達は…。

前半若干空回り気味でしてたが、ラスト

 白鳥に取り残されたアヒル達、
 アヒルを残して飛び去った白鳥、

なかなか感動的なエンディングでした!
良かったです。

初々しさ残る若手公演!
と言っても、結構拝見する役者さんも多数。
そして虎本さんの演出。
悪い筈なく、もっと良くなる筈!

僕の居場所

僕の居場所

劇団あおきりみかん

G/PIT 名古屋市中区栄1丁目23-30中京ビル(愛知県)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/27 (火)公演終了

満足度★★★★

居場所がない僕の、ちょっとした出来事です。
この言葉に惹かれ是非とも見たいと思いました。
 
憧れ、期待に胸膨らませ会場に。

みんな自分の居場所をさがして、毎日を一生懸命生きているんだと思いました。

いつも見終わった後、色々考えさせられます。さすがあおきりみかん‼

期待を裏切りません。

七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字

七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2016/08/31 (水) ~ 2016/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

面白いのは当然ですね
それでも、七人の語らいは既視なので
再確認って感じの観劇になってしまいました。
ナイゲンにはそんな事は感じなかったのですが
ドラマ無いからなのでしょうね
笑の太字は、なかなか緊張感のない2人芝居
まぁ十分面白かったです。

うそつきにつき

うそつきにつき

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/09/22 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

うそつき
もっとすごいうそですっかりだまされるかと思ったのでしたが、小心者の私がつきそうなうそでした。積み重なる緻密なうそで翻弄するような舞台なら、くどい前説やダンスなんかやってるひまはないかもですが。

バックトゥ・ザ・舞台袖

バックトゥ・ザ・舞台袖

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

”熱い思い”か?
舞台袖で巻き起こるドタバタ劇ということでしたが、BIG THREE THEATERという大きな舞台、二十数名という大勢のキャストで、それなりに楽しめた舞台であったと思います。タイムスリップものはあまりにも多いので、そこに独創的な”何か”が必要になるわけですが、それはこの作品では”舞台人の熱い思い”ということなのでしょう。それが一般観客の目にどう映るのかは気になるところです。

ネタバレBOX

大きな劇場という設定とはいえ、舞台袖があんなに広いの?とか、本番中は暗くなるのであんな派手に立ち回りの稽古できるの?とか、色々疑問に思うところはありましたが、本物の劉備の登場はさすがに無理がありました・・・。
月の剥がれる

月の剥がれる

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★

再演
吉祥寺シアターは天井が高いのでセットも綺麗 光も綺麗
それを生かした動きも綺麗で力づよく感じました。

天井が高いのですが声もしっかり通って聞き取りやすい

私は、若い劇団員さんの中で存在感のある先生がとても印象深く、オモイテーマでもその部分でくすっと出来ました。前回はお母さん役で毎回楽しみです。

内容はとても重いテーマですが、平和ってと考える機会を与えて頂け有難うございました。

僕の居場所

僕の居場所

劇団あおきりみかん

G/PIT 名古屋市中区栄1丁目23-30中京ビル(愛知県)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/27 (火)公演終了

満足度★★★

ネットカフェ
ネットカフェでのネットオタク?たちの会話はスピーディーなテンポで面白かった。
っていうか、かなりの早口???
ネットカフェの1室に空いた大きな穴に潜ってみると、発掘現場みたいなのがあって……………………。
場面をさかのぼって見せてくれるところも面白かった。
砂場から人間が出てきたのには超びっくりで、体張ってる感がありましたね。

涼しくなったと思ったら、また真夏に逆戻り?
今日も暑かった~~ぁ。
会場も蒸し風呂のようで、ぶっ倒れるかと思ったぐらいで、ちょっと落ち着いて観れなかったかも???
でもうちわ片手に最後まで頑張って観ました。

かえってきた不死身のお兄さんー赤城写真館編ー

かえってきた不死身のお兄さんー赤城写真館編ー

演劇企画ハッピー圏外

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2016/09/26 (月) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

【定説】人情派公演の劇団は受付・案内も人情派である
破天荒なお兄さんが帰ってきて、気さくな家族や町人を混乱させ、最後には泣けてしまう。そんな感じを想定していました。 
いや、大枠の筋道は違っていないのですが、事前のイメージとはかなり違った公演でした。 
やはり初めての劇団さんの場合、そう単純に想像通りで無いところが面白いです。 
まず福山雅治の物まねが得意そうなお兄さんは当然やんちゃ系で、これは想定内なのですが、それを上回る厄介な登場人物が次々と現れ、そして色々とやらかし、見事にドッカンドッカンと話を炎上させていきます。 
声帯の頑丈な役者さんが多く、騒然たるドタバタの るつぼに思わず笑ってしまいました。 
好き嫌いが分かれる作風だと思いますが2時間の公演時間の中で、まあいろんな事が起こります。 
最後はもちろん、お兄さんに帰結していきますが。 
舞台スペースが広めで役者さんが何人いても伸び伸びしており、且つ観やすかったです。 
帰りに役者さんの写真入り当日パンフレットを眺めながら「まーいろんなキャラの人がいたなー」とニヤけてきました。

かえってきた不死身のお兄さんー赤城写真館編ー

かえってきた不死身のお兄さんー赤城写真館編ー

演劇企画ハッピー圏外

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2016/09/26 (月) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

余韻ある芝居
昭和25(1950)年の地方都市...本公演は戦後の爪痕を残し、高度成長期はまだ先という、はざ間の時代を背景に、地域に根ざした人々の暮らしを温かく見守るような物語。
この劇団の特長、舞台セットがその時代へタイムスリップしたかのような錯覚になる。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

舞台セットは、上手側に赤木写真館スタヂヲの看板が掛けられた土蔵、中央に物干し竿、植木、下手側に家の廊下、縁台・三和台がある。

登場人物は脱力感溢れる善男善女、ほろ酔い機嫌のような曖昧模糊(あいまいもこ)のような輪郭の虚像。それでいて地べたに足がつき過ぎた生活感、息遣いが伝わる実像。その背景には苛烈な戦場の光景と、目の前の日々淡々とした暮らし。それらをかき回すのが復員してきた、不死身のお兄さん・赤城茂助役(田口大朔サン)という存在である。もっともそう多く登場する訳ではなく、戦中と今(戦後5年)を繋ぐ役どころのようである。戦争の酷さ、それは人の運命を変えるほどの影響、そしてこの時代にも戦死誤報があったということ。何の変哲もない市井の人の日常が温かく描かれているが、その底流には戦後5年経ても誤報が届くなど戦争の傷痕を引きずっていることへの批判が込められているようだ。

キャストの演技はハッピー圏外団員はもちろん、客演陣も人物造形をしっかり体現しており楽しめた。特に赤城みよ役(北ひとみサン)と女学校時代からの友人・野々村千恵役(天野耶依サン)の婚活を巡る騒動が、公娼制度の存在や兄の(恋愛)感情を暴発させる誘因になっている。
また、その昔あった万屋(多種類の物を売る=公演では「三角商店」)、今で言うコンビニの存在も懐かしい。当時あった原風景、さらには戦争の光景を現実の向こうに想像する。街は変わり、今では見かけることが少なくなった光景...舞台セットの風景から、人は現在だけを生きている存在ではなく、時空を超えて過去の人々と心を通わせることができる、その仲立ちしているのが街の風景であることを改めて思った。

一方、当時にしたら高級品であるカメラが、一人一台持つ時代が来る、そして電話と機能一体となった機器が出来るかも...そんな平和な世に自分たちがいるということを思い起こさせる秀作。

気になるところ...
劇場「てあとるらぽう」にしては、全体的に少し大きすぎる声のようで、テンポが単調に思えてしまう。人情、その機微が観えるシーンもあり、そのやわらかくやさしい雰囲気との兼ね合いが大切。それによってメリハリの利いた印象になると思う。

次回公演を楽しみにしております。
ミニチュア

ミニチュア

シアターノーチラス

新宿眼科画廊(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/09/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

濃密な会話劇
鳥のように高みからの俯瞰と虫が地を這うようにして見る巨視・微細という世界観。それらを舞台セットで表現している。
舞台は女性一人住まいのワンルーム。
公演が始まって明転すると、テーブルの上に白いミニチュアの街模型が置かれている。俯瞰するのがテーブル上の模型(住んでいる街)、虫の目がこの部屋(個人の生活)そのものであり、大・小逆転させている。その心象形成は、公演の不思議さ、不気味さを強くしている。
(上演時間75分)

ネタバレBOX

客席はコの字型。中央の舞台には、ベット、ミニ整理タンス、カラーBOXに本、机に本、テーブルが配置され、それらの上に小物が適度に散らかっている。壁には洋服が...。

この部屋の主・朝倉文枝(登場しない)は、突然出勤しなくなり、仕事で使用する写真データが入ったUSBを持って蒸発もしくは事件・事故に巻き込まれたようだ。この部屋での探し物をしながらの会話...ルーペを近づけて解像度を上げるような生々しさが迫ってくる。姿なき女性の同僚やカメラマン(荒牧、水沢、西原、岡田、池谷)や姉・朝倉和枝、友人・門脇の証言を通して女性の姿=人物像が浮かび上がってくる。この設定の巧みなところは、大手出版社ではなく、地域のミニコミ誌制作プロダクションであること。これによって対人関係が苦手、パソコンの陰に隠れるようにして仕事をする。終業すれば自宅へ直行、そして友人といえば...。

登場する人の人物造形がしっかり描かれ、人間関係がいろいろ見えてくる。友人とはマイノリティという配慮した表現よりは、あえて「同性愛」の関係とする。また姉妹の関係は、姉の気持からすれば、幼少の頃から「お姉ちゃんだから妹の面倒を見るの」という刷り込みに辟易している。何年も会っていなく、他人より疎遠のような存在のようである。
用事に託(かこつ)けて人を出入させ、登場人物を巧みに組み合わせる。職場における立場や恋愛関係も絡めてトゲや悪意ある会話、先に記した同性愛者の誤解による嫉妬、姉の苛立ちなどが痛いほど伝わる。

この比較的小さな劇場に漂う空気...本音の会話がもたらす緊張・緊迫感が息苦しくなるようだ。この逃げ場のない空間において、役者の演技が不穏な雰囲気を作り出している。

白いミニチュア模型はよく見ると歪んで作られている。模型の中心にひときわ高い高層の建物。この公演は現実に似たような事件・出来事を想起させるが、あくまでフィクションであり架空の話であるという。それでも高い所に上がると何か(悪戯)したくなる。

本公演、いつの間にかサスペンスの様相へ変化してくる。登場しない朝倉文枝が模型を作ったという設定であるが、その人物の心の中が見えてくるような、そして心が疲れ病んで消沈いるように思えるのだが...。その一方で、登場人物のドロドロとした感情が溢れ出すようだ。
ラストシーン、模型を見つめ、「こんなところに居たの」とポツリ言うのは誰か。

次回公演を楽しみにしております。

水沢名緒子役の木村香織サンから他劇団の公演「雨夜の月に 石に花咲く」を観に行った際、偶然にも隣席になり、本公演の情報を聞いた。
自分では好きな公演で楽しめた。
バックトゥ・ザ・舞台袖

バックトゥ・ザ・舞台袖

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは凄い
昔から腕時計をしない私は体内時計には自信があります。
それが体内時計を軽く1時間半は狂わされました。
タイムスリップ脚本は舞台では数々ありますが、この作品に限っては相当な衝撃と爽快感の併せ技で一本!という、かつて味わったことのないものがありました。

舞台袖のドタバタだけかと思って観に行ったほうが、返ってビックリして衝撃度も倍増します。
久保亜沙香さんをはじめとして七海とろろさんや木本夕貴さんの女優陣の豪華さも強調したい部分です。

自分の人生はまだ夢の途中だと少しでも感じている方々には是非とも観劇してみて欲しいです。
今、この1秒1秒がとても意味のある尊いものだと実感させられます。

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