最新の観てきた!クチコミ一覧

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Requiem

Requiem

宴友企画

d-倉庫(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

座席、一番前端。
芝居に熱意は感じるけれど、あまり観ている側は気持ちが乗っていけない。
引き込まれるシーンがない。

ネタバレBOX

本当に失礼なのだけど、ヒロインの方はあの役に向いていないと思った。
どちらかというと男勝りな戦士系が向いているように思う。
タイトルが出るシーンでの立ち姿を見て「あれれ……」と感じてしまった。
役者さんを、上手く集められなかったのかな……台詞を聞かせる技量を持った方が少なかった。瞬きが多すぎる方も居たし、気持ちが動いていないのか台詞の音がまるで変わらない方もちらほら。ちょっと辛い。要は、経験が足りない方が多すぎる。
それから無駄に力が入ってしまっていて見ていて疲れる役者さんも居た。(特に追跡者の大柄な軍人の方)
配役的には、アクションが出来る二人の方を中心に話を作っているようにしか見えなかった。
正直、役者が決まってから、本を書いてもらった方が良いんじゃないかと感じた。それくらい、個々の力が生かされなかった。
お話自体は、本当に二つの都市しか無いと思っていたのに他にもいくつか都市があるみたいで拍子抜けした。
だけどそれ以前に最初から閉鎖されている世界観をあまり感じる事が出来なかったかな。
棘/スキューバ

棘/スキューバ

不思議少年

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

ネタばれなし
こんな面白い芝居を作る劇作家と女優が九州にいたなんて......。
この劇団の女優、えりゃ凄いな!

こげた畳とゆれた尻

こげた畳とゆれた尻

女々

千本桜ホール(東京都)

2016/10/11 (火) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

三森麻美さんも出演、20代特有の楽しさと苦悩を、若い役者さんたちが私に思い出させてくれましたよ、傑作です!
詳細については、ブログに書かせて頂きましたので、ご覧下さいませ。↓

【速報!】三森麻美さんも出演、劇団「女々」の舞台、「こげた畳とゆれた尻」を学芸大学に行って、見てきました!…20代特有の楽しさと苦悩を、若い役者さんたちが私に思い出させてくれましたよ、傑作です!
http://idolarayama.seesaa.net/article/442802917.html

遠い国から来た、良き日

遠い国から来た、良き日

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄ぇ!
いつも素晴らしい芝居を観せてくれる劇団だけど,今回はホント凄ぇと思った。若手中心で,レギュラー陣は見守るような布陣。そして,それに答えるように良い演技と芝居を若手陣が観せてくれた。それにしても動きが良いんだよね,この劇団は。もちろん,芝居の中身も深い。現代社会の抱える様々な問題を取り扱い,見事に現わしている。そして,この後は自分の中で消化していくしかない。あぁ,難しいけど面白いなぁ。とにかく,今年観劇した芝居の中でベスト10には入るであろうこの作品。安心して人にオススメできます。

ぜんまい

ぜんまい

PROJECT Fe

広島市南区民文化センター スタジオ(広島県)

2016/10/15 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

励まされました
最近、体調が悪いんだけど、すでにチケット買ったから・・・みたいな気分での観劇でした。
だけど!そもそも体調不良を招いている精神面を励まされて「元気」をもらいました。
スランプに陥る漫画家の話はよくあるけれど、場面転換が効果的で劇中に入り込んでいました。
明かりを使った背景の窓もいいなぁ~と、思いました。

ネタバレBOX

必死に掴んだのに、掴み続ける難しさに同感しました。
これは、劇を続ける皆さんにも言えることなのかな?
私が掴んでいるモノはそうです。
将来どうするのか?とか悩み、体調不良へと陥っていました。
「突き進め」と助言をもらったりしましたがなんか違うなぁって思っていました。
「掴み続けろ」が私には必要だったみたいです。
どんなネタであろうと漫画家であり続けるように、私もそのように有ります。
芸術の秋、良い作品に出会えました♪
ソラさんとかなさんの対照的な引き合う動きのある場面が好きです。
100人のタナカ!

100人のタナカ!

PocketSheepS

TACCS1179(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです
ストーリーが面白く、テンポも良く、色々なキャラクターが登場し、とても楽しい舞台でした。自分にも色々なキャラクターが存在しているんだろうなぁと思いました。ただ、捕まって逃げてというパターンが何度もあるので、「また?」と思う部分もありました。2時間10分の舞台なので、もっと違う展開にした方が良いと感じました。役者さん達の熱演、衣裳、舞台美術共に見応えあり、笑いの絶えない楽しい舞台で満足でした。

アマハラ

アマハラ

維新派

平城宮跡(東区朝堂院)(奈良県)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

美しすぎる! 壮大な舞台
奈良の風景も舞台と魅せる維新派の舞台

奈良の山に沈む夕日をバックに開演!

照明に照らされる演者さん! 暗闇に光る平城宮が見える!

黄金に輝く、美しすぎて心震えて感動です!

この舞台がもう見れないなんて哀しすぎる

もう一度、観に行きます!

ノスタルヂア

ノスタルヂア

undercurrent

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2016/09/23 (金) ~ 2016/09/24 (土)公演終了

満足度★★★

セリフは全くなく、全編ダンス。これはこれで面白い。
「中原中也の代表作詩集『山羊の歌』の詩を軸に、その世界を旅する。」演劇…。
「ロクソドンタフェスティバル第2位を受賞」
とのことですが…。

セリフは全くなく、全編ダンスのみで構成。
これはこれで面白いかも…。
門外漢のため「「中原中也の世界」がいまいち分かりませんでしたが…。

A席とB席悩んだ揚げ句、演劇ならB席でも良いかとB席をチョイス…。
全編ダンスだったので、ダンスをしっかり観るなら、A席がお勧め!
ですがB席1000円は、ダンスを観るとしてもとってもお得でした。

フリック

フリック

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い
面白かった。さびれた映画館で働く若者3人が、それぞれ何かの問題を抱え、それぞれの立場についての違いを抱え、ぶつかりあったり助け合ったりしながら、最後は少し切なく終わる。休憩込み3時間が一気に終わった印象である。映画のタイトルや話題がいっぱい出てくるので、実は私は映画をほとんど観ないのだけれど、映画ファンならば更に面白く観られるだろうと思って、少し悔しかったかも…。

ゲシュタルト家の崩壊

ゲシュタルト家の崩壊

めがね堂

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

描き方が特殊でしたかなぁ・・・と
自分的には面白いとは感じたが・・・
これは結構バラバラな評価になるんでは?と思わされた
約100分の作品

ネタバレBOX

まっ結末はオープンエンドで
観客の御想像にお任せしますって感じなんですが

そこまでに至る情報が多くて複雑矛盾で
一筋縄ではいかない話と受け取りました

自称主人公の作家が語る筋道が
いろいろと交錯して真実が暴露されるかな~って
思ったら巻き返し情報があって
覆されて~と
ホントのことはわからないって煙に巻く話でしたかなぁ

ただ8階のリビングが外から見えるという設定が
うまく観客に浸透はできてなかったかなぁと思えたデス

主人公が本当と思っていても
実は精神錯乱してて真実が見えてないことは示唆してて
事実は不明でした・・・

思ったほど評価はバラつかなかったですね~(^^)

作家の男性主人公が妻失踪して・・・と
思ったら
自分が妻とは思えない=認識できないのは自分のみ
他の人は認識してたり・・という女性が家にいて・・・
実は作家は才能無くて
女房がゴーストラーターしてて世間に言えず・・
娘がいて・・・いたのか??
・・どこまで本当?って お話です
〻のメルヘン

〻のメルヘン

フロアトポロジー

APOCシアター(東京都)

2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

WHITE ROOM
タイトルから僕が勝手に想像していた舞台とは少し違ったけれど、
チケットの写真の意味が分かった気がします。
なるほどそうきたか、という感じで。

たぶん答えは一つのはずだけど、容易にたどり着かせてくれない。
そこが狙いの演出であれば、この見せ方はかなりきわどいテクニック。
そんな観劇後の余白がかなり多くあったと思います。

ただ、時間軸が過去と未来が織り交ざった舞台でもあるので、
そこにたどり着くためのエッセンスや表現が、
あと数滴あってもよかったかもしれないな、って思いました。
(分かりやすさが全てではないですが、、)

僕が想像していた年月よりも、実はもっと長い年月の世界を描いた
作品だったのかもしれないな、と。

ネタバレBOX


冒頭、日記を開くところに降り注ぐ光、そのスタート具合と、
ラスト、左側のお店でケーキを食べるシーンと、右側で一家の時間が止まるところなど、
美しく魅せていたと思います。

普段は従順な仮面を被っている襟那が母に本音で向かっていくシーン、
記憶喪失、または多重人格的な状態の母であるとしても、
この時だけはちゃんとわかってて、でもそれをかわす、
本気でぶつかっても通じない心。
襟那の悔しさの表現に見入ってました。


以下、長いですが、僕の推理とかもろもろを・・・

最初の夫とその愛人が死んだのは、今回の作品世界のどのくらい前か?

襟那の幼少時の記憶から遡ると死から20年くらい過ぎてる訳で、
で、その殺害を自供した管財人は、ずっと捕まらずに今にきた訳で、
(であれば時効が成立してるのでは?というところ)

遊馬が飾屋家にやってきたのは、夫と愛人の死から何年後なのか?


最高に楽しかった1年間の再現を、これまで何年繰り返してきたのか?
(今回が初めて?それとも、これまでも&この先も続ける)
前者のような気がするけれど、僕は後者に思えていました。

その役目を背負うことになった野間、
菜々子と恋に落ちてから、菜々子が病に倒れ、
彼女を助けるために他人になりきる仕事を選択するまでには、
相応の時間が必要だなと思うのだけれど、
遊馬役の人を他にも何人もキープしてるのか?とか思えてきたり。

母以外の登場人物は、最初は週刊誌系の記者に追いかけ回されてる人たちな印象だったけれど、
後半につれて、その聞き手はたぶん菜々子だと観客は気づかされるわけで、
じゃ菜々子はなんでそれを当事者に聞きまわっていたのか?
その理由がうまく導き出せない。
(思い出させることでの父への復讐か。特に襟那には効果的な印象も)

聞きまわっていたのは、ラストシーンの、ケーキ代という名目の報酬を受け取ったあとの時間軸?

この時間が入ったりきたりの部分の混乱も、また狙いだと思いますが、
登場人物の服装の工夫で解決したのかもしれない。
(管財人なら、スーツの上着を脱いでネクタイを外すとか)
でもあえてここをしないというなら、僕の推理も外れる訳で。

僕の中では、
菜々子は実は病気でもなんでもない。
2番目の夫との日々のRetraceをするために、
菜々子はエージェントとして毎年報酬を受け取っていて、
菜々子とは管財人と共に遊馬になる人を探している。
(でもこれだと聞き手が菜々子である、というところには結びつかないから違うかも。いや、聞き手は菜々子1人とは限らないかも、、)

最初の夫とその愛人の間には、子供は2人いて、
1人が使用人、もう1人が菜々子。
使用人は潜入しているスパイ的な感じで、姉妹でグルになってる。

実際に菜々子が病気だったとしたら、
利害関係の一致で仕事を引き受けただけなのか。。

ただ、付き合ってた恋人を利用したにはあまりにも非情すぎる。
となると、やっぱりあれは病気ではなかったのではないか、という想像にも膨らみ。。

まとまらなくなっちゃった。
でも観劇後にこうやってあれこれ考えるって滅多にないから、
新鮮なことをされているんだなぁと感じました。

そんな意味で、舞台セットの白=実験室、的な要素もあったのかな、と。
「月見ドロボー物語」

「月見ドロボー物語」

劇団暴創族

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

Aチームを拝見
 舞台美術はしっかり作り込んであってグー。

ネタバレBOX

然し噛むシーンがちょっと多かったのは残念であり、シナリオに徹底性がないのが、作品の弱点になっている。余り芝居を観なれない人々にとっては、結構楽しい作品なのだろう。だが、シナリオに徹底性が無いということはドラマツルギーの強度が低いことと同義であり、実際、何をテーマとしたいのかがよく分からない。殆ど総てが中途半端なまま終わってしまう。それが狙いで過程こそ大切だということを主張したいのであれば、そのことを痛烈に批判する結果主義と対置させるなり作中どこかで鋭い批評性を持つ科白を入れなければならない。他にも方法は無論ある。結果主義の総てが空しいことを徹底的に観客に分からせれば良いのだから。何れにせよ、こういった演劇的深みは弱いと感じた。今作中のプロットで唯一完結したと取れるのは、結婚詐偽師と彼女の息子の霊が去って行く件だけである。子役にいい役を振るのは良いが、子供の可愛らしさに大人が頼ってしまうのはズルかろう。そんなことすら感じさせる舞台であった。
北とぴあ演劇祭2016

北とぴあ演劇祭2016

北とぴあ演劇祭

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2016/09/17 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

「きたく子ども劇場演劇部ABO」の『みてても、いい?』
10/12「きたく子ども劇場演劇部ABO」の『みてても、いい?』を観てきました。もう、「かわいい!」の一言に尽きます。とはいえ、セリフがかなり多い役や、逆に、口数は少ないけど、心情を表す演技を求められる役もあり、一生懸命さが伝わってきました。ひとりで何役もやっているキャストもあって、舞台裏は、大わらわだったのでは。
また、大道具というか、キャスター付きの衝立で、木や森を表す演出が上手いなあと感じました。

飛鳥山八咫鴉伝説

飛鳥山八咫鴉伝説

梅雨前線六月族

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2016/10/15 (土) ~ 2016/10/15 (土)公演終了

満足度★★★

衣装が凝っていました
大変です、美青年と美少年と美少女がいっぱいでした! ふざけた感想でごめんなさい…でも、本当なんですもの…。
えー、真面目な感想としては、熊野信仰を基に書かれた台本は、神話や伝説を思わせる内容で、なかなか面白かったです。劇中劇の形をとっていましたが、それを忘れるくらい、引き込まれました。舞台装置はシンプルで、それが逆に嵌っていました。衣装は凝っていましたね! 綺麗すぎる(浮浪児が着ている衣装が、新品みたいとか)のは、ちょっと気になりましたが…。
次の公演があれば、また、ぜひ観に行きたいと感じました!

北とぴあ演劇祭2016

北とぴあ演劇祭2016

北とぴあ演劇祭

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2016/09/17 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

「演劇組織 六月族」さんの『飛鳥山八咫烏伝説』
10/15「演劇組織 六月族」さんの『飛鳥山八咫烏伝説』を観てきました。劇中劇の形をとっていますが、演劇祭のワークショップでの経験や、熊野信仰(飛鳥の地名の由来)を基にして、神話や伝説を思わせる内容でした。作者さん自らが演出されたようで、書く際に、既に演出まで意識して書かれているのかなーと感じました。

ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】

ひずむ月【本日千秋楽!当日券若干あり】

劇26.25団

OFF OFFシアター(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/17 (月)公演終了

満足度★★★★

花四つ星
地震でデータが消失した。

ネタバレBOX

大森式地震計で有名な東京帝国大学教授、大森の下にはすぐれた研究者が居た。名を今村 明恒という。日本の家屋特性や地震時の状況を的確に判断し、関東大震災の起こる前から大地震の可能性と予想される被害状況を説いたが、新聞の不正確で扇情的な記事から社会的誤解を受け、ほら吹きと評されるようになる。無論、彼の子供も学校でこのことを根拠に苛めを受けたりからかわれたりするのだが、日本の大衆の事大主義と軽率が、彼を追い詰めて行った。然し、物事をまっすぐに見つめることのできる彼には、自分の地震学が、主任教授の大森のものより正しく思えた。その為、以前よりメディアに注意するようになってはいたものの理論的に正しいと信じることに対しては発表していた。この姿勢が、彼への風当たりを増々強いものにしていった。無論、彼もこの件では悩む。偶々、義太夫の呂昇という人物に出会い、人生のいろはについても深い思索を身に着けるようになった今村だったが、彼の呂昇に対する批評が鋭く呂昇自身が感心するほどであったこと、また義太夫の上達が早かったことを見ても、彼がバイアスなしに物事を正確に見る目を持っていたことの証拠となるであろう。それに引き替え、学問的正しさより政治や評判を気にするタイプとして描かれている大森が、学会の大会でオーストラリアへ出掛けている間に明恒の予想通りの大震災が関東を襲い、死者105000人という大惨事となった。大衆は、明恒を地震の神様と呼びならわすように豹変したが、見苦しい限りである。昨日までほら吹きとさんざ馬鹿にしていた舌の根も乾かぬうちに態度を一変させる。この見苦しさと見識の無さは、自分が日本人を嫌う最も大きな理由である。
 それでも、大森は帰国直後、衰えた体をおして、地震研究所を訊ね、自らの瑕疵を認めると共に侘びを入れ、後任を明恒に託す。大森も流石に一流の学者であったのだ。腐り切っていない。間違いを間違いと認め、けじめをつけることは誰にでもできることではない。裕仁の戦争責任は明らかであるのに、彼はけじめをつけなかった。その故にこそ、戦後日本は此処まで腐り切ってしまったのだ。明仁天皇は皇太子時代から、父の尻拭いをしてきた。その上での生前退位の要望だろう。良く贖罪をなさった。ご希望を叶えて差し上げれば良い、と自分は思う。
 今作にも出てくる、関東大震災時の朝鮮人虐殺事件は日本人の恥として、先ずは侘び、亡くなられた方々の冥福を祈るべきであろう。
 そして、このような惨劇を二度と繰り返すことの無いよう、日本人は、事大主義を改め、キチンと自分の目で見、自分の頭で考え、他人の話をまんべんなく聞いて自らの選択をしてゆきたいものである。
 万遍なく聞くということは日本会議メンバーのような下司の吐く嘘迄聞けということでは断じてないことは無論である。
 役者達の演技に関しては、背凭れの高い椅子に座りながら、列車の揺れまで表現していたことに感心。舞台美術、場転も話の展開の腰を折らないスムースなものであった。この辺りの演出もグー。
言祝ぎ

言祝ぎ

時間堂

十色庵(東京都)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/15 (土)公演終了

満足度★★★★

約65分
まったり、ゆるめな家族劇。そんな印象を抱きながら観ていたら、知らぬ間に火傷を負わされてました(笑)。
面白かった。
しかし、ここまで簡素な演出で、ここまで惹きつけるとは…。どんな稽古をしているのか、一度拝見したいもの。でも、年内で解散なんだよなぁ~。。。

ネタバレBOX

色々あって長女が家主となった実家に長男と次女が帰ってきて、きょうだいが勢揃いし、三人で正月を過ごす話。
末っ子の次女がオカマの兄に差別的な言葉を吐くくだりなどは、地上波テレビではもはやアウトだろうが、家族という間柄でなら、そんなことは十二分にありうること。
“ある”ことを“ない”ことにして表現の幅を狭め、結果、人間というものを見失ってしまう。
そんな愚に陥らないためにも、テレビなんかに惑わされず、演劇には本作のように、あくまでも“我が道”、演劇ならではの道を歩んで欲しいものです。
棘/スキューバ

棘/スキューバ

不思議少年

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

約100分
演劇の原始態ともいうべき、子供たちの“ごっこ遊び”を観ている気分に。
一人何役も演るところも、演者同士が時に応じて役を取り替えるところも、時間軸にとらわれずに話が進むところも、ファンタジー色が強いところも、まさに“ごっこ遊び”。
ただし、子供たちのやる即興的ファンタジー劇とは違い、当公演にはちゃんとした台本があり、練り込まれた演出に基づく演劇的洗練があり、そして何より、すこぶる芸達者な看板女優がいて、その豊かすぎる表現力で可笑しみや悲しみをこれでもかとブースト。
お陰でとても面白く鑑賞。
『棘』は、私にはちょっと難解だったが、それでも楽しめたのは、芸の域に達している彼女の演技の支えがあったがゆえ。それがなければ、『棘』は、鼻持ちならないアート芝居に堕していたかもしれない。
こんなことを書くのは余計なプレッシャーをかけてるみたいでアレですが、運と人にさえ恵まれれば、この女優は熊本を飛び越え、いずれ全国区の存在になるでしょう。

ネタバレBOX

『棘』には、難解な長ゼリフが高速で繰り出されるくだりが。
しかもそのセリフは時間を置いて反復され、二度目には退屈のあまり寝落ちしそうに。
全体的には満足だったが、あの長ゼリフは見直せないものか?
それから、お婆さんの出てくるくだりを作品の中でどう位置づければいいのか、私にはよく分かりませんでした。
ヒロインは50年で人生を閉じようとしている女性。ならば、推定年齢70歳以上のあの婆さんは何者なのか? じつは、婆さんの相手役の人がヒロインだったとか??
100人のタナカ!

100人のタナカ!

PocketSheepS

TACCS1179(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきた!
とても良く出来たエンタメ劇。
分かりやすい内容、演出で観劇後感も良いので、老若男女が楽しめる作品なんじゃないかなと思います。

伏線の効いた二転三転する展開、ラストのオチもとても良かったです。
田中だけに限った話では無く、人間誰しも色んな一面を持ち合わせているよね、
と感じた通りの結末で、すごく得心のいくラストでした。

各キャラが人格(性格)を反映した役作りになっていた点、
脳についての知識を生かした設定や演出がなされていた点に作品の特色が出ていて良かったと思います。
オーバーリアクション気味な演技が最初は気になりましたが、後半は慣れてきました。
脳内のお話ということであえてデフォルメ感をだしていたのかな?


やはり、2時間越えは長いですね。
捕まる→助ける、のくだりが多くて冗長に感じました。
もう少し削れるところは削ってコンパクトに仕上がっているとなお良かったと思います。
この上演時間なら19時半開演ではなく19時開演希望です。

ネタバレBOX

舞台美術(衣装や小道具)のクオリティが高くて良かったです。

演出ではチョークで書いた物が現実になる演出がとてもお気に入り。
扉と武器の2回だけだったのはもったいないと感じました。
ゲシュタルト家の崩壊

ゲシュタルト家の崩壊

めがね堂

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

観てきた!
観れば観るほど深みにはまって抜け出せなくなるような不思議な作品でした。
何が真実なのか徐々に頭が混乱してきます。
分かったような分からないような。そんなつかみ所の無いような感じが逆に楽しかったです。
全体的にミステリアスな雰囲気が漂う作品で、好みの作風でした。

上演時間は約1時間45分。

ネタバレBOX

作品からはゲシュタルト崩壊というよりは、メビウスの輪や二重螺旋のような印象を受けました。
ラストがひっくり返って繋がったときは「おおー」と純粋に驚いてしまった。

「7:4で」のくだりがものすごくツボです。

義理の兄弟で「山田さん」「鈴木さん」で呼びあうことに凄い違和感があったのですが、
「山田」「鈴木」を記号化するためにあえて、ということなのかな。

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