
〻のメルヘン
フロアトポロジー
APOCシアター(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★
ピースが揃わないジグソーパズル
ある程度観客の想像に委ねられるところがあるので、
観客ごとに見えている世界に多少の違いがありそう。
1000ピースのうち100~200ピース程度欠けたジグソーパズルみたいな。
当然のことながら、「ドロッとしているなあ」というのがまず。
今回は色に重きを置いているのかなと思うところあり。
色を統一するのはさぞかし手間だったろうと。
大森、武本両氏の声が聞かせる感じでよし。
徹底してフィクションなんだけど、その奥底に見えるものは
おそらくフィクションではない、そんなところ。
見ているうちに、角畑、小崎両氏の術中に嵌っているなというのは感じるが、
作品を見ていくごとに「してやられた感」的なものが薄れていくようにも。
(作風として力技で押しきれないので致し方ないかもしれないが)

LOVE LETTERS ラブ・レターズ
GRAPES KITASANDOU
GRAPES KITASANDOU(東京都)
2016/10/08 (土) ~ 2016/10/08 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1945(16-235)
19:30の回(曇)
JR代々木駅前でポールダンスのイベント、しばらく観て、会場へ。ジャズクラブ&ライブハウスという所には行く機会がなく、入ってみると赤を基調としたつくり、(膝高)ステージには木目のスタインウェイ。床の板目とよく似合っています。木目は日比谷のスタインウェイサロンで観たことがありますが聴くのは初めて。その横には椅子が2つ、マイクスタンド。
前説(10~15分休憩ありで120分)、19:35開演の挨拶~21:57終演。
みなさん初めて。演出の神山さんは「Oleanna -オレアナ-(2016/8@キッド・アイラック)」で素晴らしい作品をみせてくれたばかり。
この作品は何度も上演されている、とありました。
「手紙」という形式を通じて相手と心を通じ合わせること、ほとんど会うことのない「相手」と手紙の「相手」。小さな行き違いからの展開。ピアノとセリフのタイミングが巧く、どんどんふたりの世界に引き込まれてしまいした。
「オレアナ」といい、本作といい世の中にはこんなに感動できる脚本があるんだなと...あらためて。

理想の不幸
HIGHcolors
「劇」小劇場(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/11 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/10/08 (土)
「理想の不幸」。タイトルに惹かれて当日券での観劇。「本日は満席を予定していますので~」と席をなるべくつめて欲しい旨のアナウンスを聞き、人気公演である事を知る。それぐらい予備知識がない状態での観劇。主役の女性とその女性の精神に住む様な白い男を中心として話が展開されて行く。環境や能力が恵まれている人ほど、心の奥につまらなさや葛藤を抱えながら生きて行く。人生、楽ありゃ苦もあるさ。幸せな事もあれば不幸な事もある。「理想の不幸」という難しいテーマは土曜の夜には難し過ぎたかも。

星回帰線
パルコ・プロデュース
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2016/10/01 (土) ~ 2016/10/30 (日)公演終了
満足度★★★
迫力がありました
タイトルと実際に見た内容と少しギャップを感じましたが、いい意味でよかったです。時間の経過と共に面倒くさい人間関係が絡み合って重い話でしたが、向井君の役柄(人柄)があって全体的に重さを感じさせない終わり方になったかなと思います。

夜明けに、月の手触りを ~2016~
mizhen
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/10/08 (土)
10月8日、3連休の初日。前日になり急に休出が決まる。予約はしていたが、当日清算なのでキャンセルは出来ないわけではない。そんな自分が選んだ方法は仕事を半日で切り上げる事だった。連休明けの火曜、何か問題が発生している可能性はあるが、観劇を選んだのは間違いなかったと思わせる様な内容でした。初めて見た小野寺ずる。女性5人とも素晴らしかったけど、オーラを発する彼女ばかり目で追っている自分がいた。すごく感動したという訳ではないけど、台詞量と動きに圧倒されて鳥肌が立った。そんな公演でした。

奇テ烈な彼女
奇テ烈と彼女
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/09 (日)公演終了
満足度★★★
ゆる~く楽しいコント8本
普通の女の子のようで、ちょっとズレてて、少し不思議で、世界線の変動率が数%異なっていそうで、そんな世界で個性的な女優たちが紡ぎ出すコント8本。
それぞれ漫才コントといえるような掛け合いで妙な後味を残しながら不思議な雰囲気の世界に観客を漂わせる
8本のそれぞれは好みが分かれると思うけど、「逆に」と「目撃談」が好きだった
8人の女優陣では、尾崎可奈子さんが目立っていた

櫻の園2
劇団ガソリーナ
ザムザ阿佐谷(東京都)
2016/10/04 (火) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
詰め込んで溢れ出ている芝居
期待していたよりも面白かった
女子高演劇部が舞台で、前半のプレゼン部でそれぞれの個性や関係性が描かれ、後半の櫻の園上演に向かうアレコレでそれぞれの心境や関係性の再構築などが繰り広げられる
全体的に面白い、笑える部分が多いのだけど、ツッコミ役・状況説明役が不在なので観客が心の中でツッコミをそれぞれ行って、笑っても良い雰囲気作りがスロースタートになってもったいなかった。
また、テーマや描写など盛り込んでいること盛り込みたいことが盛り沢山状態で、心理描写などが薄まって分散している感があった。
脚本全体に演劇・芝居が好きという感じが溢れていて、場面場面で面白い部分も多かった。設定的にも芝居的にも大人陣が良いサポート
会場のBGMが電気グルーヴだったり、シン・ゴジラの会話が出たり、トイレットペーパーだったり、小劇場系によくあるちょっと鬱屈した方向性とは逆の方向性は良いと思う

ウラワライ2
女々
千本桜ホール(東京都)
2016/10/04 (火) ~ 2016/10/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑いました
芸人さん達は私生活や楽屋ではこんな感じなのかな、とか
リアルで楽しめました。
芸人さんと役者さんの区別が付きませんでした。
Bチームを観劇したのですが
もう一つのチームも観て見たかったです。

空気ノ機械ノ尾ッポvol.23
空気ノ機械ノ尾ッポ
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/09 (日)公演終了
熱量。
最後の公演ということで観劇。
前半あたりは何の話かよくわからず。その後、劇場を所狭しと駆け回る、その熱量。そして情熱ともいうものはどんどんエンジンがかかってくる。面白さはありました。

~50とひとつの蝶結び~
Manhattan96
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★
独りよがり
ダンスや歌、ショーに関しては役者さん含み楽しんでいる感があって良かったのですが、芝居の脚本・演出に関しては私には少なくとも合いません。
不快感すら感じる話でしたので評価は落とさせて頂きました。

マルカジット、マーカサイト
やみ・あがりシアター
こった創作空間(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
「コイシサ」買います!
火のつく星で真っ赤な石をかじる。”極”のつく環境は石より重い意思を目覚めさせるのだろう。マーズはながーいモジモジ・タイム。「歴史が始まる」見せ場の長回しで5人の魅力がほんのり染まり出す・・・ それからの'進化'は一気呵成、下世話に堕した帰還はたっぷりの O2 を感じさせた。船内の窮屈さは尻の痛みをガマンしつつ体感(?)した。

音楽劇「瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々」
ショウビズ
草月ホール(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
感動した !!
最後、胸がいっぱいになる、素敵な作品でした。
小さい頃に学校で歌った記憶のある唱歌が懐かしく、心地よくて、聴き入っていた。
笑えるところでは、まじめに観てても笑ってしまった。
最初から最後まで、緊張感のある素敵な作品でした。

ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜
梅田芸術劇場
赤坂ACTシアター(東京都)
2016/09/30 (金) ~ 2016/10/12 (水)公演終了
満足度★★★★
カッコよかった
柚希礼音さんの宝塚時代を観劇したことなかったのですが、今回のバイオハザードを観て、ほんとカッコいい。切れのあるダンスと歌声と視線の配り方と。。。オーラのある方でした。ほんと良かったです。
内容を知らずに見に行ったのですが、こんな内容なのね〜。と人の内面が描かれていて、見入ってしまいました。

理想の不幸
HIGHcolors
「劇」小劇場(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/11 (火)公演終了
満足度★★★
一生ずっとああだったの?
思い出したのは。小学校のとき先生がですね。「勉強ができる子供は、案外つまらない人生を送るんだよ、普通に会社に就職して働いて。勉強ができなかったり、問題のある子どもが面白い人生を歩む」
それを聞いて子供のわたくしは。「それはマズイ!けっこうそれなりに勉強できちゃうぼくはつまらない人生を歩むってこと?はやくどこかで踏み外さなくては!」
ま、そんな心配しなくても、普通に踏み外すことが出来て、非常にラッキーでございました。てへへ。

ティファニーで朝食と昼食を
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2016/10/04 (火) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
上手い構成の泣かせるコメディ
6日午後、新宿サンモールスタジオで上演された、東京アザラシ団第9回公演『ティファニーで朝食と昼食を』を観てきた。これは、前回公演を招待で観て大変面白くレベルも高い劇団だった印象があったので再度観てみたくなって出かけたのである。
出演者はやや多めで135分程度の長めの舞台であったが、一口で言えば「泣かせるコメディ」として秀逸出会ったと言えるだろう。
舞台はとある県庁。その女性職員の前田桃子(那海)が主役。県知事の公私混同の金銭感覚や愛人問題、図書館建設を巡る業者と癒着に苛立ち失脚させることを企む県政の女性ドンと知事の確執と、時空をj超えて県庁職員を巻き込み展開される桃太郎&一寸法師一族と鬼の戦い。この2つが絡み合ったコメディタッチの作品。よくこの2つの事柄を絡めることを考え出したと感心する一方で、観ていてどういうふうに2つの事柄を納めるのか関心があったのだが、鬼退治騒動はコメディ部分を盛り上げるために使った道具であり、本筋は知事が親友の死とその娘(実はそれがこの舞台の主役である県庁職員)を思って図書館建設に力を注ぐしんみりさせる話であった。上手い構成である。
最後のしんみりとコメディ部分を盛り上げた中心にいたのは、主役の那海と県庁の男性職員を演じた樋口太樹と知事秘書役の辺見和行であり、良い意味で味わいがあったのが、神様役の狩野慎太郎と、主人公の父親役と一寸太郎役を兼ねた魚建であった。
他にも、味のある役者が多数いて、観ていて飽きないテンションの高さを135分保ち続けたこの劇団の力と演出・脚本力は素晴らしい。
再度書くが、泣けるコメディとしては本年観た舞台の中で最高であった。

Regulation's High!
BLACK JAM
上野ストアハウス(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

荒馬祭 RABASAI
荒馬の旅
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/10/08 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

マルカジット、マーカサイト
やみ・あがりシアター
こった創作空間(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
近未来の世界と現代人
説明...宇宙飛行士は性欲が強い というイメージ。同時にヒーロー(HERO)でもあるような。その人間性を分析、いや分解すればHEROはH+ERO(エロ)である。そして「英雄、いろを好む」という言葉も聞く。どちらにしてもスケベのような...。
本公演、タイトルは人間の三大欲(性欲)と「石」という硬いを掛け合わせた、または何かに準(なぞら)えるような描き方であった。序盤は少し緩いテンポであったが、火星パワーストーン採掘を決定した以降は、テーマをしっかり意識した内容になっており面白かった。
(上演時間1時間30分)

Regulation's High!
BLACK JAM
上野ストアハウス(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

理想の不幸
HIGHcolors
「劇」小劇場(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/11 (火)公演終了