最新の観てきた!クチコミ一覧

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MOLOK

MOLOK

劇団メリケンギョウル

明石スタジオ(東京都)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

ハイブリッドなマクベス
なかなかの熱演でした。その中に笑いも盛り込められていました。

ネタバレBOX

最後のほうでストーリーの全容がわかりました。1時間45分を目標という前振でしたが、2時間越えになったのは、どのあたりが延びたのでしょうか。セリフの言い直しが散見されたのが残念でした。そのせいか、ちょっと集中しにくかったです。
100人のタナカ!

100人のタナカ!

PocketSheepS

TACCS1179(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

もっとおもしろくできる余地あり!
ちょっと脂っこくなった感はあるものの楽しめた。
観る人によってポケシらしいとも言えるし、いつものやつという感じもする。

三十路人妻女優・和泉奈々が八面六臂の大活躍。
さすが狂犬バレリーナ、動きがいちいちサマになっている。
「え?」「あ。」みたいな一瞬の顔芸?も、なかなかできる人いないと思う。「双鱗姫」の羽斗海(ハト)を彷彿とさせる。

全体に劇団員やほぼ常連メンバーの力量が目立った。
ポケシはこの3作ぐらいでキャスティングという意味で一皮むけた感がある。象徴的なのは小泉匠久の配置と使い方。今回かっこよかったしやってる方も楽しかったのではないかと思う。

高津はる菜(高津春希)はシュッとした立ち姿が美しく、ちょっと前の少年役が似合うイメージとは別人のよう。それほど抜群の美人というほどではないかもしれないが(失礼)声の使い方の上手さとあいまって舞台上で輝くタイプ。
よく見るとちょっとムチっとしているのも愛嬌があってよし。

岡部裕樹との対照がもうちょっとハッキリしていてもよかったかも。

今回初参加の大石歩佳は大物の予感がする。
クマのプー太郎に出てきたカラオケザルを思い出した。

あとポケシはいつも音がいい。
ほとんどの人にとっては不満がないのが普通のことなのかもしれないが、明瞭かつ音量、音圧感、音場感が絶妙。

杏梨とタナカがあそこまでやっておいてラストの展開は唐突というかちょっと好みが分かれるかなぁ。
もっとわかりやすいハッピーエンドが見たかった。

以下ダメ出し。
全編通して出ハケが多くて少し疲れる。
相変わらず「会社」の描写にリアリティがないのはあきらめた。
2つ前の公演「あの日はライオンが咲いていた(再)」のDVDが売り切れで買えなかったのか心残り。

棘/スキューバ

棘/スキューバ

不思議少年

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

素敵な作品たち
作風は違えどどちらも人生が核となる作品。
2人&3人芝居で表現される緻密さ、安心感、バランス、そして観客側を包み込むパワーが絶大な2作品。
名古屋、仙台とツアーが続きますが沢山の方に観て欲しい。

愛鷹山の古狼と天狗

愛鷹山の古狼と天狗

office「未塾」

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/10/15 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました。
先程、観てきました。
失礼なから、期待以上に良く感動しました。
涙も出ました。
最初、子役の声が小さくて大丈夫かな?と心配しましたが、途中からはとても良かったです。
映像を使った演出も良かったです。
剣術のスローの使い方と、すばやい動きもあり、演出に感動しました。
演技もとても上手くて、楽しみました。
ありがとうございました。

仮面(かめん)

仮面(かめん)

座・一座

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

配偶者の感想です!!
頷けるところが、けっこうありました!!コラボが、絶妙!!心地良くなりました!!

仮面(かめん)

仮面(かめん)

座・一座

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

娘の意見です!!
コラボされていたコーラスが、とても心地良く寝てしまいました。すいません…。小学生には、少しむずかしかったようです…。

仮面(かめん)

仮面(かめん)

座・一座

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

家族みんなで楽しみました!!
今回は素晴らしい歌とのコラボ!!心地良く、娘は途中で寝てしまいました。思わず頷いてしまいました。草壁さんの演技は、とても印象的でした!!

芸術祭十月大歌舞伎

芸術祭十月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/10/02 (日) ~ 2016/10/26 (水)公演終了

満足度★★★★

熊谷陣屋
一幕見席で観に行って来ました。
よく観る演目ですが芝翫型は初めての私。

ネタバレBOX

敦盛の身代わりにする息子の首を
相模へ渡す場面で私は涙がとまりませんでした。(T_T)
Requiem

Requiem

宴友企画

d-倉庫(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

座席、一番前端。
芝居に熱意は感じるけれど、あまり観ている側は気持ちが乗っていけない。
引き込まれるシーンがない。

ネタバレBOX

本当に失礼なのだけど、ヒロインの方はあの役に向いていないと思った。
どちらかというと男勝りな戦士系が向いているように思う。
タイトルが出るシーンでの立ち姿を見て「あれれ……」と感じてしまった。
役者さんを、上手く集められなかったのかな……台詞を聞かせる技量を持った方が少なかった。瞬きが多すぎる方も居たし、気持ちが動いていないのか台詞の音がまるで変わらない方もちらほら。ちょっと辛い。要は、経験が足りない方が多すぎる。
それから無駄に力が入ってしまっていて見ていて疲れる役者さんも居た。(特に追跡者の大柄な軍人の方)
配役的には、アクションが出来る二人の方を中心に話を作っているようにしか見えなかった。
正直、役者が決まってから、本を書いてもらった方が良いんじゃないかと感じた。それくらい、個々の力が生かされなかった。
お話自体は、本当に二つの都市しか無いと思っていたのに他にもいくつか都市があるみたいで拍子抜けした。
だけどそれ以前に最初から閉鎖されている世界観をあまり感じる事が出来なかったかな。
棘/スキューバ

棘/スキューバ

不思議少年

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

ネタばれなし
こんな面白い芝居を作る劇作家と女優が九州にいたなんて......。
この劇団の女優、えりゃ凄いな!

こげた畳とゆれた尻

こげた畳とゆれた尻

女々

千本桜ホール(東京都)

2016/10/11 (火) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

三森麻美さんも出演、20代特有の楽しさと苦悩を、若い役者さんたちが私に思い出させてくれましたよ、傑作です!
詳細については、ブログに書かせて頂きましたので、ご覧下さいませ。↓

【速報!】三森麻美さんも出演、劇団「女々」の舞台、「こげた畳とゆれた尻」を学芸大学に行って、見てきました!…20代特有の楽しさと苦悩を、若い役者さんたちが私に思い出させてくれましたよ、傑作です!
http://idolarayama.seesaa.net/article/442802917.html

遠い国から来た、良き日

遠い国から来た、良き日

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄ぇ!
いつも素晴らしい芝居を観せてくれる劇団だけど,今回はホント凄ぇと思った。若手中心で,レギュラー陣は見守るような布陣。そして,それに答えるように良い演技と芝居を若手陣が観せてくれた。それにしても動きが良いんだよね,この劇団は。もちろん,芝居の中身も深い。現代社会の抱える様々な問題を取り扱い,見事に現わしている。そして,この後は自分の中で消化していくしかない。あぁ,難しいけど面白いなぁ。とにかく,今年観劇した芝居の中でベスト10には入るであろうこの作品。安心して人にオススメできます。

ぜんまい

ぜんまい

PROJECT Fe

広島市南区民文化センター スタジオ(広島県)

2016/10/15 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

励まされました
最近、体調が悪いんだけど、すでにチケット買ったから・・・みたいな気分での観劇でした。
だけど!そもそも体調不良を招いている精神面を励まされて「元気」をもらいました。
スランプに陥る漫画家の話はよくあるけれど、場面転換が効果的で劇中に入り込んでいました。
明かりを使った背景の窓もいいなぁ~と、思いました。

ネタバレBOX

必死に掴んだのに、掴み続ける難しさに同感しました。
これは、劇を続ける皆さんにも言えることなのかな?
私が掴んでいるモノはそうです。
将来どうするのか?とか悩み、体調不良へと陥っていました。
「突き進め」と助言をもらったりしましたがなんか違うなぁって思っていました。
「掴み続けろ」が私には必要だったみたいです。
どんなネタであろうと漫画家であり続けるように、私もそのように有ります。
芸術の秋、良い作品に出会えました♪
ソラさんとかなさんの対照的な引き合う動きのある場面が好きです。
100人のタナカ!

100人のタナカ!

PocketSheepS

TACCS1179(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです
ストーリーが面白く、テンポも良く、色々なキャラクターが登場し、とても楽しい舞台でした。自分にも色々なキャラクターが存在しているんだろうなぁと思いました。ただ、捕まって逃げてというパターンが何度もあるので、「また?」と思う部分もありました。2時間10分の舞台なので、もっと違う展開にした方が良いと感じました。役者さん達の熱演、衣裳、舞台美術共に見応えあり、笑いの絶えない楽しい舞台で満足でした。

アマハラ

アマハラ

維新派

平城宮跡(東区朝堂院)(奈良県)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

美しすぎる! 壮大な舞台
奈良の風景も舞台と魅せる維新派の舞台

奈良の山に沈む夕日をバックに開演!

照明に照らされる演者さん! 暗闇に光る平城宮が見える!

黄金に輝く、美しすぎて心震えて感動です!

この舞台がもう見れないなんて哀しすぎる

もう一度、観に行きます!

ノスタルヂア

ノスタルヂア

undercurrent

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2016/09/23 (金) ~ 2016/09/24 (土)公演終了

満足度★★★

セリフは全くなく、全編ダンス。これはこれで面白い。
「中原中也の代表作詩集『山羊の歌』の詩を軸に、その世界を旅する。」演劇…。
「ロクソドンタフェスティバル第2位を受賞」
とのことですが…。

セリフは全くなく、全編ダンスのみで構成。
これはこれで面白いかも…。
門外漢のため「「中原中也の世界」がいまいち分かりませんでしたが…。

A席とB席悩んだ揚げ句、演劇ならB席でも良いかとB席をチョイス…。
全編ダンスだったので、ダンスをしっかり観るなら、A席がお勧め!
ですがB席1000円は、ダンスを観るとしてもとってもお得でした。

フリック

フリック

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い
面白かった。さびれた映画館で働く若者3人が、それぞれ何かの問題を抱え、それぞれの立場についての違いを抱え、ぶつかりあったり助け合ったりしながら、最後は少し切なく終わる。休憩込み3時間が一気に終わった印象である。映画のタイトルや話題がいっぱい出てくるので、実は私は映画をほとんど観ないのだけれど、映画ファンならば更に面白く観られるだろうと思って、少し悔しかったかも…。

ゲシュタルト家の崩壊

ゲシュタルト家の崩壊

めがね堂

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

描き方が特殊でしたかなぁ・・・と
自分的には面白いとは感じたが・・・
これは結構バラバラな評価になるんでは?と思わされた
約100分の作品

ネタバレBOX

まっ結末はオープンエンドで
観客の御想像にお任せしますって感じなんですが

そこまでに至る情報が多くて複雑矛盾で
一筋縄ではいかない話と受け取りました

自称主人公の作家が語る筋道が
いろいろと交錯して真実が暴露されるかな~って
思ったら巻き返し情報があって
覆されて~と
ホントのことはわからないって煙に巻く話でしたかなぁ

ただ8階のリビングが外から見えるという設定が
うまく観客に浸透はできてなかったかなぁと思えたデス

主人公が本当と思っていても
実は精神錯乱してて真実が見えてないことは示唆してて
事実は不明でした・・・

思ったほど評価はバラつかなかったですね~(^^)

作家の男性主人公が妻失踪して・・・と
思ったら
自分が妻とは思えない=認識できないのは自分のみ
他の人は認識してたり・・という女性が家にいて・・・
実は作家は才能無くて
女房がゴーストラーターしてて世間に言えず・・
娘がいて・・・いたのか??
・・どこまで本当?って お話です
〻のメルヘン

〻のメルヘン

フロアトポロジー

APOCシアター(東京都)

2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

WHITE ROOM
タイトルから僕が勝手に想像していた舞台とは少し違ったけれど、
チケットの写真の意味が分かった気がします。
なるほどそうきたか、という感じで。

たぶん答えは一つのはずだけど、容易にたどり着かせてくれない。
そこが狙いの演出であれば、この見せ方はかなりきわどいテクニック。
そんな観劇後の余白がかなり多くあったと思います。

ただ、時間軸が過去と未来が織り交ざった舞台でもあるので、
そこにたどり着くためのエッセンスや表現が、
あと数滴あってもよかったかもしれないな、って思いました。
(分かりやすさが全てではないですが、、)

僕が想像していた年月よりも、実はもっと長い年月の世界を描いた
作品だったのかもしれないな、と。

ネタバレBOX


冒頭、日記を開くところに降り注ぐ光、そのスタート具合と、
ラスト、左側のお店でケーキを食べるシーンと、右側で一家の時間が止まるところなど、
美しく魅せていたと思います。

普段は従順な仮面を被っている襟那が母に本音で向かっていくシーン、
記憶喪失、または多重人格的な状態の母であるとしても、
この時だけはちゃんとわかってて、でもそれをかわす、
本気でぶつかっても通じない心。
襟那の悔しさの表現に見入ってました。


以下、長いですが、僕の推理とかもろもろを・・・

最初の夫とその愛人が死んだのは、今回の作品世界のどのくらい前か?

襟那の幼少時の記憶から遡ると死から20年くらい過ぎてる訳で、
で、その殺害を自供した管財人は、ずっと捕まらずに今にきた訳で、
(であれば時効が成立してるのでは?というところ)

遊馬が飾屋家にやってきたのは、夫と愛人の死から何年後なのか?


最高に楽しかった1年間の再現を、これまで何年繰り返してきたのか?
(今回が初めて?それとも、これまでも&この先も続ける)
前者のような気がするけれど、僕は後者に思えていました。

その役目を背負うことになった野間、
菜々子と恋に落ちてから、菜々子が病に倒れ、
彼女を助けるために他人になりきる仕事を選択するまでには、
相応の時間が必要だなと思うのだけれど、
遊馬役の人を他にも何人もキープしてるのか?とか思えてきたり。

母以外の登場人物は、最初は週刊誌系の記者に追いかけ回されてる人たちな印象だったけれど、
後半につれて、その聞き手はたぶん菜々子だと観客は気づかされるわけで、
じゃ菜々子はなんでそれを当事者に聞きまわっていたのか?
その理由がうまく導き出せない。
(思い出させることでの父への復讐か。特に襟那には効果的な印象も)

聞きまわっていたのは、ラストシーンの、ケーキ代という名目の報酬を受け取ったあとの時間軸?

この時間が入ったりきたりの部分の混乱も、また狙いだと思いますが、
登場人物の服装の工夫で解決したのかもしれない。
(管財人なら、スーツの上着を脱いでネクタイを外すとか)
でもあえてここをしないというなら、僕の推理も外れる訳で。

僕の中では、
菜々子は実は病気でもなんでもない。
2番目の夫との日々のRetraceをするために、
菜々子はエージェントとして毎年報酬を受け取っていて、
菜々子とは管財人と共に遊馬になる人を探している。
(でもこれだと聞き手が菜々子である、というところには結びつかないから違うかも。いや、聞き手は菜々子1人とは限らないかも、、)

最初の夫とその愛人の間には、子供は2人いて、
1人が使用人、もう1人が菜々子。
使用人は潜入しているスパイ的な感じで、姉妹でグルになってる。

実際に菜々子が病気だったとしたら、
利害関係の一致で仕事を引き受けただけなのか。。

ただ、付き合ってた恋人を利用したにはあまりにも非情すぎる。
となると、やっぱりあれは病気ではなかったのではないか、という想像にも膨らみ。。

まとまらなくなっちゃった。
でも観劇後にこうやってあれこれ考えるって滅多にないから、
新鮮なことをされているんだなぁと感じました。

そんな意味で、舞台セットの白=実験室、的な要素もあったのかな、と。
「月見ドロボー物語」

「月見ドロボー物語」

劇団暴創族

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

Aチームを拝見
 舞台美術はしっかり作り込んであってグー。

ネタバレBOX

然し噛むシーンがちょっと多かったのは残念であり、シナリオに徹底性がないのが、作品の弱点になっている。余り芝居を観なれない人々にとっては、結構楽しい作品なのだろう。だが、シナリオに徹底性が無いということはドラマツルギーの強度が低いことと同義であり、実際、何をテーマとしたいのかがよく分からない。殆ど総てが中途半端なまま終わってしまう。それが狙いで過程こそ大切だということを主張したいのであれば、そのことを痛烈に批判する結果主義と対置させるなり作中どこかで鋭い批評性を持つ科白を入れなければならない。他にも方法は無論ある。結果主義の総てが空しいことを徹底的に観客に分からせれば良いのだから。何れにせよ、こういった演劇的深みは弱いと感じた。今作中のプロットで唯一完結したと取れるのは、結婚詐偽師と彼女の息子の霊が去って行く件だけである。子役にいい役を振るのは良いが、子供の可愛らしさに大人が頼ってしまうのはズルかろう。そんなことすら感じさせる舞台であった。

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