
百年の虎独 × 竜の落とし子
株式会社Legs&Loins
Geki地下Liberty(東京都)
2015/09/29 (火) ~ 2015/10/04 (日)公演終了
竜の落とし子
リライトということで、新しいシーンや、新しいキャラクターが増えていて、更にパワーアップしていました。
前回と変わった点を見ながら楽しむこともできた!
前回、僕が演じた、クロウ役もアリスト役もやはり演じる役者が違うと全然違って、こういう演じ方もあるのかと勉強になります。
同じ役でも演じる役者が違えば、また違った色が出る。これが再演の魅力だなー!

ショートストーリーズvol.7
T1project
「劇」小劇場(東京都)
2015/09/16 (水) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

2作品同時上演!!…ぼくらの15日間戦争!…
good morning N°5
OFF OFFシアター(東京都)
2015/09/02 (水) ~ 2015/09/16 (水)公演終了

BABELL
BABELL
新宿眼科画廊(東京都)
2015/08/28 (金) ~ 2015/09/02 (水)公演終了
インターホン
バベル初の単独公演。
拓也の声が出せない役ほんとにうまかった。
ちょっと嫉妬した!笑
過去の回想と現代が変わりがわり表現される演出も好きだったし、
もうひとつの「ゆさゆさ」も観たくなったー!

放浪の牛
MJP
OFF OFFシアター(東京都)
2015/08/11 (火) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

黒鉄さんの方位磁石
劇団AUN
DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)
2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
黒鉄さんの方位磁石
前回に引き続き、市村直孝さん作演出。
AUNの人たちが演じる昭和の人。
いいなぁ。
出ずっぱりの鋼太郎さんの演技はもちろんのこと、
それぞれのキャラクターがそこに生きていた。
圧巻だった。

ラフカット2015
プラチナ・ペーパーズ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

七人の神様
無情報(ノーインフォメーション)
成子天神社(東京都)
2015/05/28 (木) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

蒼いラフレシアの鼓動
東京ジャンクZ
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2015/05/23 (土) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
蒼いラフレシアの鼓動
かなりのクオリティでした!
芝居も、脚本も、演出も。
全て良かった^ ^
今という時代を捉えてる作品だったし、誰しもが抱えている心の闇みたいなものも表現されていて、
心が動かされました。
最後のほうは、恐ろしすぎて鳥肌。
とても素晴らしい作品でした!

ダイニングトーク
T1project
小劇場 楽園(東京都)
2015/04/29 (水) ~ 2015/05/06 (水)公演終了
ダイニングトーク
今回はAキャスト見に行きました!
毎回、違う役者で、
毎年パワーアップしているこの作品。
今年のダイニングトークは凄かった。
間違いなくパワーアップしてる。
めっちゃ良かった。

デスノート The Musical
ホリプロ
日生劇場(東京都)
2015/04/06 (月) ~ 2015/04/29 (水)公演終了
デスノート The Musical
面白かった。
映画も漫画も好きだったから、
めっちゃ楽しめた!
鋼太郎さん凄かったなー!
会場が沸いてた。
圧巻すぎて、もう言葉が見つからない。

えのもとぐりむのやわらかいパン
えのもとぐりむプロデュース
Geki地下Liberty(東京都)
2015/04/28 (火) ~ 2015/05/03 (日)公演終了
えのもとぐりむのやわらかいパン
なかなか難しいお話でした!
でも難しいで終わるのではなく、とても見応えがある作品。
物語が進むにつれて、
あーそういうことか!とか。
役者さんたちの熱演に、引き込まれたり。
(平さんの野球の審判かなりクオリティ高い!笑)
原作はどんな感じだったんだろー!
気になる。
ぐりむさんの演出凄かった。
舞台では表現するのが難しいシーンとかも
想像力を掻き立てる演出で見事でした。
ぐりむワールドに引き込まれました…。
やられた!笑

正しい教室
パルコ・プロデュース
Zeppブルーシアター六本木(東京都)
2015/03/21 (土) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
正しい教室
面白かった。めっちゃ面白かった。
序盤に暗転があるだけで、あとは2時間ぶっ通しの舞台!
魅せられました。
個々のキャラクターの葛藤とか、共感できるし、それぞれがその場に生きていて、
だんだん舞台を見てる感覚というより、日常を覗き見してる感覚になりました。
笑いもたくさん。
でも、ただのコメディではなく、
考えさせられます。
正しいとは一体何なのか?

遠い国から来た、良き日
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★
テーマは危機感、内容は…
”戦争反対”言い尽くされた感があるが、やはり言い続ける必要があるテーマであることに間違いない。
日本人の”平和呆け”も自分も含め反省の必要あり。これもおっしゃる通り!
しかし、しっくりこない。
上演終了したので書こうと思う。
イスラム国と広島を同一線で扱ったのが気持ち悪い。
戦争という広い定義では確かに同一線なのかもしれないが、イスラム国テロと太平洋戦争では勃発の性格が違う。
アメリカ主導という共通項に踏み込んで欲しいが、そういった内容ではなかったので仕方ない。
イスラム国=悪
という大前提が骨子のひとつになっているのが気持ち悪さの原因か?
ヤスミの家庭が母子家庭で、食事も買ってきた総菜を適当につまむという俗にいう愛情の薄い家庭に設定されているのは何故か?
家庭内の愛情と会話の無さがイスラム国への参加を決断させるのか??
この家庭描写も意味不明で気持ち悪い。
平和ボケしている日本の若者(本作では中学生)は主人公との対比上説明シーンが必要なのはわかるが、ダラダラ長すぎなのもどうかと思う。
上演時間を延ばしているだけの気がするし、刈り込んで100分くらいの作品にできていれば、もっと緊張感がある作品になった筈だ。
経済至上主義(民主主義と同意語になった)が引き起こす悲劇に対する警告が兄の現実逃避だけなのが軽薄すぎ。
もっと掘り下げるか、カットしてしまうかどちらかの選択が必要だった。
一番気持ち悪かったのは、少年の告白の後の教師の台詞
「みんなはどう思った?」
この第三者立場の言葉が稽古場でも議論されなかったのか???
この劇団に対する危機感を感じた。
被災者・被害者にたいしての「今のお気持ちは?」とマイクを向けるマスコミの間抜けさを揶揄したのか?教師の公務員化を揶揄したのか?
そうではあるまい。
言えた役者もすごい!!驚く。
演出に対して
こけおどしはやめるべきだ!真摯に向き合う技量がないのなら取り扱うべきではない。
客に銃口を向けるという行為は失礼だし、ロスコをあれだけ焚き続けるのはなぜか?…臭いんですよ。
こけおどし演出を選択するなら、この劇団が取り上げていたドキュメンタリー手法の作品カラーにするべきだったし、今回のようなタッチの脚本ではこの演出手法は稚拙すぎる。
最後に
とても好きな劇団なのに、今回は酷いと思った。
トラッシュ〇〇…という劇団が、台詞の押し付けでダメになりかけている今
この劇団も混迷を始めたのなら辛い。
ドキュメンタリー路線に回帰して子の題材に再度チャレンジしてみるのも悪くないかも知れませんが…それは発信者のほうの選択ですね。

ざわつくから叫んでみたんだ
AUBE GIRL’S STAGE
Geki地下Liberty(東京都)
2016/10/15 (土) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
月組
こういうのもWキャストと言うのでしょうか。風組とキャストが全員違うのです。制服の色も違うせいでまるで別の話のようでした。この組の先生は上履きがちゃんと靴なので、風組の先生は違いを鮮明にするためのスリッパだったのでしょうか。月組を見たら、風組の神谷先生ってエキセントリックだったなあと思ってしまいました。生徒たちも同じ脚本のはずなのにずいぶん違うキャラクターになっていて面白かったです。
生徒たちが言っていた人間にしかできないこと。演劇なんかそうですよね。アトムみたいに人型で人工知能が搭載されたロボットができたら、いずれはお芝居もできるようになるのかもしれませんが、当分は演じるのも見るのも人間にしかできないことと思います。

ざわつくから叫んでみたんだ
AUBE GIRL’S STAGE
Geki地下Liberty(東京都)
2016/10/15 (土) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
風組
女子高校生の話と聞いていたので、舞台は高校の教室のはずなんだけど・・・。先生が二人ともスリッパを履いている。しかも神谷先生は足に合わないブカブカのスリッパ。この教室が特別の部屋で、専用のスリッパを履かないといけない訳でもなさそう。女子校とは言え「走ってはいけません!」と言う建前を無視して校内を走ることもあるはずなのでスリッパが上履きなのはどうかなと気になってしまったのでした。人工知能、失踪した友人と言う説明からなんとなくSFのロマンチックなお話を想像していたのですが全然違いましたね。文化祭に向けて人工知能について調べて行くうちに、それぞれの考えを深めて行くと言う成長の物語でした。女子高生のわちゃわちゃした感じがとても懐かしく、良かったです。

Woodcuttersー 伐採 ー
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2016/10/21 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい精度
最終日に二度目の観劇。
最初に観た時は古典的と思った演出も、よくよく観ると極めて微妙なズラし(異化)が多用されている。表面的には普通に見えるのに、普通じゃない違和空間を生じさせ続けるマジックは、極めて高精度の演出設計にあったのかもしれない。特に、舞台外から舞台に発せられる主体が曖昧な「声」は本当に絶妙だった。
2度観ても飽きることはなく、より深く作品が問いかける意味を噛みしめることができた。
カーテンコールの時、ルパの言葉だと思うが、ポーランドの社会状況とそこでの表現の在り方について語られた。日に日に表現の自由が奪われている状況について。それを聞く俳優の一人は涙を流していた。なぜこの作品をルパが今上演するのかということが、切実に感じられた。そして、それは日本の社会状況を考えても他人事ではないとも思った。
素晴らしい舞台だった。

あゆみ
エクステ
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2016/10/01 (土) ~ 2016/10/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
今回の「あゆみ」はとってもエンタメ
4度目?の「あゆみ」でしたが、また新しい「あゆみ」を観させて頂きました。
客席の外周も演技スペースにし、至るところ、あちこちで演技が展開していて、とっても面白い!
出演された役者さんもかなり個性的。
今回の「あゆみ」は笑いもふんだんにあって、とってもエンタメでした。
観る度に、違った「あゆみ」を拝見してます。

カステラ
NEUTRAL
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/09/30 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了
満足度★★★★
社会から少しはみ出た人たちの微笑ましい会話劇
ごく普通の会社員の妻が失踪?
会社員は会社を休んで妻を探すことに…。
そこで会社に行っていれば会えない、昼間、街居る人たちと出会う。
とっても個性豊かな役者陣が集合する中、大沢さんと山田さんがしっかり主役を務められ、ベテランさんが笑いのツボを刺激。
社会から少しはみ出した、おかしな様々な人達の、とっても暖かく微笑ましい会話劇。
笑って、ジーンとしてキュンとなります。

棘/スキューバ
不思議少年
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★
「棘」70分/「スキューバ」20分
後者は短編のコンペで賞を取った三人芝居、軽快な場面処理が湿っぽい「家族・感動モノ」をサラリ、ふんわりとレノアに仕上げていた(自分は好みでなかったが・・)。
前者が公演の本編に当たる、二人芝居。最期を迎えようとする老女(男が演じるので女性だとは後半で気づく)が、うら寂しげな声と共に薄暗がりの中に浮かび上り、向こうに対面しているらしい傷ついた「坊や」を呼び抱き寄せ、孤独の淋しさを隠し立てせず吐露するのを端緒に、女の告白が始まる。初めての男、その次の男・・・人生の節目での異性との出会いはいずれも「痛い」結末で、その折々の女の赤裸々な姿が、変顔をモノとしない女優の全力の演技(怪演)でかたどられていく。
男女二人は、性別を障害とせず絶えず役割を替え、現在と過去を往復する。告白された人生の時間、それをこれから歩もうとする「坊や」は今、その一歩(異性との遭遇)を踏み出そうとする・・そんなラストだったか。
薄靄に浮かび上る様が、荒涼たる被災地の亡霊のように見え、泣く「坊や」は親を亡くした子ども・・・熊本から来た劇団という前知識は、観る目に作用した。だが、被災しようがしまいが、描かれているような痛い人生は存在する。
敢えて震災に関連づける意図は作者にはなく、メーターを振り切りそうな女優の演技は逆に感傷を退けているようでもあった。