
「ヴルルの島 」
おぼんろ
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
斬新な
劇場内に入ってからどこに座れば良いか迷ったけど基本どこに座っても楽しめます。斬新なアイディアだけど良かった。また、舞台設置、衣装からして小劇団にしては気合いが入っているなあと思ったけど役者達の思いも熱い。
若干、気合いの入りすぎとも感じてしまったけど若さゆえ、これぐらいで印象は残るし、良いと思う。ただ、あまりハードルを上げてプレッシャーになりすぎたら、いけないかなとも思ったけど。
衣装、演技、舞台は良かったです。まだ発展途上だけど期待出来る劇団だと思いました。

戦闘改造学園Z
劇団BRATS
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/12/01 (木) ~ 2016/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
アツいだけじゃない。
「学園モノ」の名を借りた、一本筋の通った軟硬織り混ぜた、胸にグッとくる物語だと思った。
役者陣の演技・アクション共々、初日なのに楽日かと思うほどの熱量。
人見さんが役に見事にはまっていて、思わず「ねえさん」と呼ばせてほしいくらい格好良かった。
楽日に観に行けるので、今日は見逃したかもしれないこの作品の別の顔を見たいと思う。

位置について
かわいいコンビニ店員 飯田さん
シアターノルン(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
その男の名は、堀雄貴
教育・福祉はとても身近な問題につき、皆が一家言持っているもの。
全ての観客を納得させる(ねじ伏せる)のは到底無理な話。
色々と分析・解釈に小さな不満は有るものの、130分最後まで引き込まれました。
それにしても、沢山笑わせてもらった。
工藤さやさんがお笑い担当なのは容易に想像がつくが、・・。

ヴィジョンズシアター「Hedda Gabler(ヘッダ・ガブラー)」
特定非営利活動法人舞台21
シアターX(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/01 (木)公演終了
満足度★★★★
ヘッダ・ガブラー
約1時間35分。面白かった!お屋敷での上演が理想だが劇場に簡易な美術を建てての上演。演技が上手くて真剣なほど、滑稽さが浮き彫りになる。人々が激しく対立するほど笑える。ヘッダは女だけど気高い軍人(だから不幸)なのがよくわかった。

『カルディアの鳴る頃に』
TEAM-Luna
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/11/12 (土) ~ 2016/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
今は孤独を歩む まるで別の世界
3つの国 今は、回想 運命のような出会と二人の関係 友 母 父 今孤独を歩む まるで別の世界にいるように感じた。次回 “ラクリットの降る夜に” 楽しみです。

極上文學 第11弾「人間椅子/魔術師」
CLIE
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
妖しくも美しい世界
本音を言えば、このところナイスコンプレックスの舞台がいまひとつなので、キムラ演出に不安はあったが、開演前に舞台を見た瞬間から魅了された!薄闇の中に浮かぶ赤、またその自在な変化。思わず感嘆する!そして、ROLLY、村田充の作り出す不思議な世界観。最後の最後まで見応えあり!出来れば、別キャストの舞台も観たいと思った。

トランク企画の小さなimpro festa!
トランク企画
元・立誠小学校(京都府)
2016/11/04 (金) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

ラクリーメ・ロッセの読書会(6日昼追加公演)
もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡
ラゾーナ川崎プラザソルなど(神奈川県)
2016/11/25 (金) ~ 2016/12/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
観るものが余白を楽しめる演劇でした
会話のみの90分。役者一人ひとりの機微に伏線が隠れていたりして、舞台上の誰からも目が離せない。色々な想像や答えをお芝居の余白の中で楽しめる舞台でした。

メリーさんのクリスマス
劇団SHOW&GO FESTIVAL
下北沢 劇・小劇場(東京都)
2016/11/29 (火) ~ 2016/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
いつの時代も
テンポよく台詞が飛び交い、一言も聞き逃すまい!という気持ちになった。どこかで見たことあるような従業員たち、それぞれの想いが交錯する休憩室で迎えるクリスマス。アルバイトしていた頃を思い出した。もう少し年配の従業員も加えて、またいつか再演して欲しい。

ラクリーメ・ロッセの読書会(6日昼追加公演)
もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡
ラゾーナ川崎プラザソルなど(神奈川県)
2016/11/25 (金) ~ 2016/12/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
会話のバトル!おもしろかった!
照明、音響効果なし、セットも机といすのみ。90分間、ほとんど役者の会話のみですすんでいくこの舞台、まさに役者と役者の会話のバトルでした。すごく好み。こういうのもっと見たいなあ。

ジャパコン
劇団チャリT企画
座・高円寺1(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了
おもしろく!学べて!涙する!
発チャリT企画作品でした。
憲法が題材というと難しいのかな?という印象がありますが、一般の生活の中で描くことで自分たちの生活と隣り合わせで考えられます。
難しいことは全くなく、こんな家族の会話あるよな…って感じ。
そして、要所要所に笑ってしまうセリフや演技が詰まっているので気楽に観られるのに大切な宿題をもらった感じ。
憲法を変えることに賛成か、反対か。歴史から学ぼうとしてもその解釈すらみんなが違う。そんな社会の現状を分かりやすくまとめてくれている作品。そして、憲法だけでなく、オリンピック、家族間、LGBTなど様々な“現実”を問題提起されているような。
とにかくおもしろおかしく観て、自分の考えを新たにできる作品。
役者のみなさんのお芝居も素晴らしい!全力投球!!
ぜひ多くの人に観に行っていただきたい!!

「ヴルルの島 」
おぼんろ
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
ヴルルの島
前説の一部ではないけれど「どこに座ったらいいんでしょ!?」と言うのも楽しいおぼんろのステージ。寓意に満ちた切ない物語。次はどのあたりに座ろうかな。

位置について
かわいいコンビニ店員 飯田さん
シアターノルン(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

Run for Your Wife
ラフィングライブ
Zeppブルーシアター六本木(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
シワが増えます(笑)
あるイベントで山寺さんに直接チラシをいただき、かなり直前に観に行くことにしました。ですから席はそんなに前の方ではありませんでした。
会場内はそれほど傾斜のない座席だったので、見えない部分も多かったです。
それでも2時間ちょい、たっぷり楽しめました。
最初から最後まで笑いっぱなしでした。こんなに長時間、声を出して笑ったのは久しぶりだったかもしれません。
主役の山寺さんをはじめ、全ての役者さんの息がピッタリでした。[間]がいいのなんの!!
これは本当に面白いし、かなりレベルの高い舞台だと思いました。
ただ、初日に観に行ったからだとは思いますが、開演がかなり遅れて残念でした。おかげで、最後の方で席を立って帰られるお客さんも多かったです。
多分、遠方からお越しの方だったのでは?とお察しします。
演劇の公演で開演時間が遅れるのは、私も初めてだったので、自分が開演時間を間違えていたんだとも思いました。
しかし、最後に山寺さんが開演が遅れたことをお詫びしてくださったので、自分の勘違いではなかったのだと思えました。
残念ながら、それは途中で帰らなければならなかった方々には届くことがないので、その点は大変残念だと思いました。
それでも多分、今日からはそのようなことはないと思いますので、ちょっと興味のある方は是非、観に行っていただきたいです。
絶対に元気をもらえます!!

「ヴルルの島 」
おぼんろ
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待を大幅に飛び越えていった。
約1年半ぶりのおぼんろ。
おぼんろなら面白いものを見せてくれるだろうと
期待はしていたが、予想のラインを大幅に飛び越えて行ってくれた。
川崎プラザソルには以前いったことがあるが、
なんの特徴もないただの箱だった。
しかし、おぼんろの手にかかれば、ここがテーマパークになってしまうのだ。美術の竹邊奈津子のセンスは逸脱している。
開場すれば、役者達が客を迎えるスタイルも変わらず、会場中に暖かい空気が生まれる。
開演前の役者達と触れ合う機会があるゆえに
おぼんろの 役者=語り部 が 「演じる」ではなく「物語る」 という事にリンクするのだろう。
語り部たちの衣装はパダラマジュグラマの時に衣装を担当していた永田光枝。より物語の世界観を高めている。
主宰の末原拓馬の父である末原康志が作った劇中曲も素晴らしい存在感で物語を牽引する。
そして、そのすべてにも負けずに存在する語り部達。
演劇を好きであるならば、
時間を見つけこの物語に参加した方がいい。
あなたが見てきた演劇の常識をぶち壊すモノを見ることができるから。

A TRAITOR / 反逆者
兎桃企画
アトリエS-pace(大阪府)
2016/11/11 (金) ~ 2016/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
迫害されたクローン達が行きつく先は…
人間とクローンの共存を願う博士が、クローンを率いてテロを…?
迫害されたクローン達が行きつく先は…?
「何が正しくて、何が正しくない?」
なかなか面白いストーリーで、躍りも上手い。
AIが声高に叫ばれている中、この先、産まれるかも知れないクローン。
興味深い内容でした。
ラストも…、なかなかダークな感じで、好みです。

ようせいのしっぽ
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2016/11/01 (火) ~ 2016/11/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
素敵な朗読劇
すでに公演が終わってしまいましたが、温かい雰囲気のあるスタジオで素敵な朗読劇でした。
途中、笑いの要素もありながら感動的なエンディングが良かったです。
真嶋さんの涙が綺麗でした。

出張診療所
劇団芝居屋
ザ・ポケット(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
良い芝居なのだが…
劇団芝居屋の舞台は『ラバウル食堂』から観ている。特別な事件が起こるわけではなく、日常を丁寧に描く芝居、私の好きな部類に入る舞台である。今回の話は、大学病院に勤めている主人公の女医が、病気の父の代わりに僻地医療をする中で、医者の仕事の意味を再認識し成長していく姿を描いている。確かに良い話ではあるのだが、若干、先が読めてしまう点がもったいない。俳優も上手く、安心して観ていられるのだが、もう1つ何かを期待するのは欲張りすぎなのかなあ。

「ヴルルの島 」
おぼんろ
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
朧 大人になる
初日が明けたばかりなので詳細は明かさない。然し、この所、朧の作品は何処を切っても同じ金太郎飴だと評していた向きには、今作の評価は当てはまらない。

挽歌
トム・プロジェクト
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
避難民の現在
原発の恩恵を受け、原発に故郷を奪われた人々。
登場人物達の、事故から5年経った「今の想い」が各人漏れることなく心に響いてきます。
あの忌まわしい惨事が否が応でも思い出されてつらくなってきますが、忘れてしまってはいけないのですね。
最近問題となった避難民いじめの元凶となる誤った考え方も提示されていました。
作品の最も重くて深い役どころを高橋長英さんが担い、短歌に故郷の想いを託す聡明な女性、安田成美さんが全体をまるで柔らかい光で照らしてくれる様に救いとなってくれました。