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【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

稲村梓プロデュース

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/31 (火) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

チームGを拝見..文句なしの星5つ!

ネタバレBOX


 いい女である。誰? って主演の稲村 梓だ! チームGを拝見したが、主要な四役者が皆上手い、存在感がある、役を生きている。唯一人、今回のシナリオでおそらく脚本家の余りキャラクター作りをキチンとしなかった大山 金太郎の役作りの難しさが災いしたように感じられた他は。今回のシナリオバージョンは自分が初めて経験したものであった。多くは、大山は三流の犯罪者という形を前面に出しているシナリオを用いていると思うのだが。今作のシナリオでは、他の3人はキャラが立つシナリオであるのに対し、大山のそれは、重石になるように仕組まれており、その役を生きる為には、存在から滲み出すもので観客を納得させなければならないような難しさを要求される。その意味では、4人のキャラの内、最も難しい役だっただろうと考える。無論、それぞれの役に難しさがあり、他の三役はキャラを立て易いと自分が感じたまでのことで、何れの役者の演技も素晴らしいものであった。
 更に、演じた全員が、原作者つかの、はにかみや在日としての苦労、苦悩そして意地をも理解していることから来る作品読解の正確な掴み、社会的弱者の側に立とうとする姿勢、その真の意味での高潔が、弱者も持つダンディズムを貴人のそれへと変容させており、“芸術とは売春の趣味である”と述べたBaudelaireではないが、伝兵衛が警視総監に言った最後の科白の中にある「経歴に加えて下さい、趣味、売春と」に交感するイメージを喚起させるのだ。見事な舞台である。
【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

稲村梓プロデュース

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/31 (火) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/31 (火)

良かったです。
これまで「売春捜査官」は何回か観ましたが(残念ながら、つかさん演出は観ていない)、今回のものが一番良かったように感じます。(こう書くと、これまで観てきたものがダメだったように聞こえてしまいますが、そうではないです)

情熱を傾けた舞台であったし、熱量を感じました。ただ単に情熱だけでは空回りしてしまいがちですが、本公演は役者さんの技術に裏打ちされた上での情熱だったと思います。だから観ていて高揚するのです。

ネタバレBOX

終演後、主演の稲村梓さんに話しかけてみたら、丁寧に対応していただきました。可愛らしい方で、劇中の雰囲気とのあまりのギャップに驚きました。
たった二日ですけど、お邪魔します。

たった二日ですけど、お邪魔します。

劇団前方公演墳

小劇場B1(東京都)

2017/01/30 (月) ~ 2017/01/31 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/31 (火)

劇団前方公演墳さんは個性派集団。。。役者さんを見ているだけでも楽しめるのが強みだと痛感する。
関西の劇団さんとは違うレベルの笑いが取れる、関東でも数少ない貴重な劇団さんです。
楽しかったし、皆さん恰好良かった!

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

稲村梓プロデュース

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/31 (火) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

こなす女優さんだとは思っていたが、稲村梓が上手い女優から“凄っげい女優”になった!

出だしからインパクト大!始めから終りまで“イキイキモード”全開!見事に大輪の花を咲かせた。そして、その花に水をそそぐ男性陣!こちらも熱の入った演技で息をつかせない!密度の高い凄い舞台だった!
まちがいなく今年の私のベストテン、それも上位に入りそうな作品だと思う。

たった二日ですけど、お邪魔します。

たった二日ですけど、お邪魔します。

劇団前方公演墳

小劇場B1(東京都)

2017/01/30 (月) ~ 2017/01/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

セブンガールズ撮影中の舞台裏…こんなだったんですね(^^)
映画見る時、今日の舞台思い出してニヤリとしちゃうかも?

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

【ご来場ありがとうございました!】熱海殺人事件「売春捜査官」

稲村梓プロデュース

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/31 (火) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

Gチームの作品を拝見しました。本当に素晴らしい舞台でした。劇場を出ると新宿御苑の風が観劇で紅潮した頬のほてりを気持ち良くさましてくれました。

ネタバレBOX

まずは出演者ですが。主役木村伝兵衛の脇を固めるのは
「飛龍伝2016」の桂木純一郎役の白石勇さん、前回熊田留吉役を熱演された篠原功さん、1986年公開の映画「熱海殺人事件」で306号犯人役として出演されていた和興さん・・・ともうオールスタードリームマッチとしか言えない豪華キャストですね。和興さんと篠原さんのブログを拝見すると、これだけの役者さん達に春田さんが底なしのパワーで全身全霊を傾けて熱血指導したということでしたがこれが素晴らしい舞台を産み出したのではないでしょうか。
さて、やはり“天賦の才”という言葉はこの人の為にあるのではないでしょうか。主役の稲村梓さん。
稲村さんのブログを拝見しましたが、開演10日程前に「つかこうへいさんの壁はやはり分厚いです。一番上が見えない程高いです。」との記述がありました。さて舞台公演が始まった今はいかがなのでしょうか。
木村伝兵衛の一挙手一投足が、時には荒々しく時には優しく大胆かつ繊細に、2時間呼吸を忘れて見入ってしまいました。ラストの桂万平刑事を送り出すシーンは熱いものが激しくこみ上げてきました。また家族の為に不本意な仕事を余儀なくされ、最後は大山金太郎に絞殺される“切ない女”山口アイ子。見事に演じ切りましたね。
昨年10月公演の最終日立ち見が出たとのことですが、今回も本当に素晴らしい舞台でした。「もしかしたら最後の売春捜査官になるかも知れない」とブログにありましたが、つかさんの高くて厚い壁を越えられる女伝兵衛を演じられる役者がもしいるとするならば彼女以外にはいないのではないか、と確信しています。
かもめ

かもめ

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2016/10/29 (土) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

満島ひかりさんの挑戦を観に来ましたが、
新解釈の自由な演出が印象的でした。
ただ、自由の方向がこうではないような気がする。
逆に、せっかく集めたこの豪華俳優陣で、
超オーソドックスな演出で観たい気がした。

ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

東宝

帝国劇場(東京都)

2016/10/15 (土) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

今回の公演で最後となる「市村エンジニア」!
やっぱり市村正親でないと!しかも帝劇で!
舞台上の市村さんはまさにエンジニアそのもの!
そして、新演出版の初期は映像だけになってしまった
ヘリコプターも、映像に加えて実物大セットで登場!
そう、初めて観たとき、この実物大ヘリが舞台上に登場したことに
えらく驚いて、感動したものでした。
そして改めてこの内容を自らエンターテインメントにしてしまう
アメリカは凄い。
キム・スハのキムは最初声が弱かったですが、
初々しさ、幼さ、強さがよく出ていて良かった!

銀髪

銀髪

アマヤドリ

本多劇場(東京都)

2017/01/26 (木) ~ 2017/01/31 (火)公演終了

満足度★★★★

個人の集合体である企業がひとつの生き物の様に、成長し変形していく様子が面白い。
集合体(企業)としての物語と、個々の構成人物の物語が小気味よく切り替わり3時間が流れるように過ぎていきました。
スキャンダラスな毒気が媚薬のように効いてきます。

TRICK OR TRUTH

TRICK OR TRUTH

劇団たいしゅう小説家

萬劇場(東京都)

2017/01/25 (水) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/27 (金)

なんとも いろいろで 最後 謎が解けてたのでDVDでも堪能したい。
助教授さんの頭の未来感?と御足元の時代感?も 教授とのきしめんもツボでした。

うえをむいてあるこう

うえをむいてあるこう

劇団天動虫

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2017/01/28 (土) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

本公演「うえをむいてあるこう」の説明文は「空に心を吸われたままに、熟しはじめた女の世界が、今、解き放たれる。」…なんとも抽象的というか詩的な表現。この公演は劇団「天動虫」の5周年のしめくくりでスペシャルなものだという。その思いがしっかり伝わる心温まる作品である。
(上演時間1時間45分)

ネタバレBOX

登場人物は7人、そのうち主人公にあたる人物は翔子(平野直美サン)、旭(劇団の主宰・帆足知子サン)、それから木曽・藁科・黒部・姫川、そして常願寺 天龍(ジョニーサン)。何となく地名(川の名)のような苗字。

この人達は、ある老朽化したビル屋上に集まってくる。そこは色々な思いを抱いた人達の溜り場である。そして高校時代の友人・翔子がいる。死者は別のところに逝くだけ。彼岸(ひがん)とは自然や現実とは異なる時空のよう。そして現世・此岸(しがん)にいる生者と対話できるような言葉…。いつでも死者と魂と通わせ合うことができる。
そして翔子に向かうように叫ぶ…その儀式のような台詞「アンゴルモア、コイ(来い)コイ(乞い)」と繰り返す。もちろん、世紀末のノストラダムスの『予言集』に登場する言葉である。話の途中で翔子が亡くなっていることが解るが、それでも結末がどうなるのか最後まで興味を持たせる。この物語では、登場人物が「死」んでいるが、それでも「生」きていることを感じる。地縛霊になっている死後の人と交感する。「空」には道がないが、それでも一歩ずつしっかり歩く。上ばかり向いて歩くと少し不安だが、それでも歩く…そんな”生”を思わせる台詞が印象的である。

5周年記念ということだろうか、「おひさま新聞 ①号」が配布された。そこに主宰の帆足さんが好きなものとして「てんとう虫」が紹介されていた。それは色々な世界で幸せの象徴になっているからだという。またてんとう虫はお日様に向かって飛ぶ習性があるらしい。この芝居の主人公の女性2人は「翔子」と「旭」、そんな意味合いを込めて名付けたのだろうか。この2人の演技は息もピッタリ。さすがかつての流山児事務所の先輩・後輩の間柄。

最後に衣装について、この劇団の拘りの1つになっているらしいが、この芝居でもカラフルな飾りが付いた帽子が印象的であった。死は、無色または鯨幕のようなイメージであるが、カラフル=その極際色は、ここでも”生”という躍動感を思わせる。

次回公演を楽しみにしております。
『エンジェル・フォール騎士 ANGEL FALL KNIGHT』

『エンジェル・フォール騎士 ANGEL FALL KNIGHT』

無頼組合

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/30 (月)公演終了

満足度★★★★

B級活劇ストーリー「騎士」シリーズ第9作目。その手馴れた物語の展開は、架空の都市(サウスベイシティ)を疾走するような早いテンポで進む。この都市、街は殺伐、退廃したイメージを持たせているようだが、一方その佇まいのようなものはスタイリッシュ、洗練されているという感じでもある。そんな混沌とした街での探偵業は、今日も仕事の選り好みをしている。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

舞台はほぼ素舞台。シーンによって探偵事務所内、BarカウンターやオカマBarのソファなど簡易な家具が置かれる。全体が走り回るようなアクションシーンであることから、ある程度のスペースを確保しておく必要がある。その情景・状況は役者の演技で体現しており、緩急ある動きは思索とアクションというメリハリを表している。

梗概…クリーンな市政を標榜して当選した初の女性市長の秘書が自殺した。その市長にはゴミ処理場の入札をめぐる収賄疑惑が持ち上がっている。未亡人が夫の自殺に納得できず、その理由・原因を探ってほしいと。その調査を進めると市が絡む利権問題が浮き上がってくる。さらに依頼主の真の目的も明らかになってくる。
この物語は、登場する人物が魅力的である。特に主人公・風吹淳平(シラカワ タカシサン)はお茶目にして外柔内剛といった性格のようだ。さらに一癖も二癖もあるような人物、そしてマイノリティを思わせるようなオカマ(Bar)を描き、人の性癖などの内面も弄る。その坩堝(るつぼ)的な様相は、混沌とした街の概観と重なる。

観(魅)せ方、その展開は次元や時間を越えることなく、”今”という時の中で描かれる。それだけに分かり易いしストーリーに集中できる。事実は芝居(小説)より奇なりかもしれないが、この公演もリアル(現在の東京都政・初の女性都知事、築地移転などから連想)と虚構の狭間を彷徨し、あわいの危うさに心が躍ってしまう。そんな面白さのある公演であった。
当日パンフにも書かれていたが「色々な陰謀や謎が絡んできますが、謎解きよりも、気楽な感じ」とあったが、まさにその通りに楽しませてもらった。

次回公演を楽しみにしております。
少女仮面

少女仮面

劇団座☆名張少女

川口総合文化センター リリア(埼玉県)

2017/01/28 (土) ~ 2017/01/28 (土)公演終了

満足度★★★★

宝塚歌劇団の伝説の男役、春日野八千代をモチーフにその人間が持っている精神と肉体の相克するような物語。その描き方は現世か来世か、はたまた夢か幻か、そんな幻想的な雰囲気が漂う。話は舟を漕いでいるのか漂流しているのか、その行き先が気になるような興味を持たせる。

前説では昭和44(1969)年に初演。今と時代が違い、不適切な言葉(台詞)があるかもしれないが、原作通りに演じる。また本公演の感想(アンケート)に率直な意見-解り難いなどを書いてほしいと…。
当日パンフにも「決して分かりやすい作品ではなく観る者の解釈に委ねられる部分も大きい」と記している。自分は初めて観る作品であったが、とても観応えがあった。
ちなみに、翌年に岸田國士戯曲賞を受賞している作品である。
(上演時間1時間30分)

ネタバレBOX

舞台は、地下喫茶店。その店内は、バラの花を浮き彫りにしたような焼け板が何枚も張り合わして壁面を覆う。上手側は厨房イメージ、下手側は店出入り口がある。店にはテーブルと椅子が置かれている。後景(絵画ではない)には水道蛇口、風呂、3段ほど高くした通路が下手側から舞台中央まで設けられている。

梗概…宝塚スターを夢見る少女・貝は老婆と一緒に、往年の宝塚のスター・春日野八千代を訪ねるため、とある地下喫茶店にやって来る。その名も「肉体」である。店内は、腹話術師と人形が客として座っていたり、水をせがむ男が来たりして、一見荒唐滑稽のようだ。ボーイに邪魔されながらも、時間が止まったような日々を過ごし、春日野に見初められ演技指導を受けた貝は、夢心地になる。そして地上では地下鉄工事が始まり、喫茶店の天井からは砂が落ちてきて……。

現在では肉体も衰えた春日野八千代が、かつて満州で公演を行っていた時代(当時19歳)の自分自身や慕っていた甘粕大尉と邂逅するような場面が甘美に描かれる。現実の肉体と虚構の精神、その倒錯した世界観が妖しく蠢き、そして切ない。
「老いていく肉体」…その生身の人間の姿(時間の経過)が戦後日本の歩みと重なるようだ。公演チラシ「屍累々嵐が丘、巣食うは花の幽霊たち」は戦前・戦後の大きな転換を宝塚の男役スターの肉体の変化を持って表現している。自由を謳歌するようになった現代、しかし、その少し前の時期の悲惨な出来事の上にあることを忘れることは出来ない、そんな思いにさせる。

演技は、落ち着きのある重厚さと、コミカル軽快さというテンポの違いを上手く表現しており、メリハリがあったと思う。総じて年配の役者陣であるが、それだけに安定感もあった。そして着ている衣装が時代を遡行させ、時代感覚を呼び起こしてくれた。そしてシーンに応じてバラの花びらが落ちてくるという印象、余韻付けも巧い。

次回公演を楽しみにしております。
狼王ロボ

狼王ロボ

劇団千年王國

かでるホール(北海道)

2017/01/28 (土) ~ 2017/02/04 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/30 (月)

座席1階c列

価格3,000円

また観に行きたいと思った作品♪

MOTHER

MOTHER

シアターレトロマーケット

安佐南区民文化センター ホール(広島県)

2017/01/20 (金) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/20 (金)

価格2,500円

平日の夜、比較的長い上演時間なので最後まで集中して観れるかなぁ・・と思ってましたが、話も1月に観るには良く(正月ものっていうことで・・)、演出も素敵で、最後まで飽きずに楽しく観させてもらいました。
(とても大げさに言うと、新橋演舞場へ正月公演を観に行ったときのワクワク感。)

今まで観たことのある役者さんも何人かいらっしゃいましたが、話し方含め演出でここまで変わるのかなぁと思った人も多く、観ていて妙に新鮮で、
与謝野晶子、与謝野鉄幹がいた時代の青春群像劇っていうよりも、自分には今も昔も変わらぬ良き夫婦の物語という感じでした。

配役はみなさんぴったりで、自分がもし役者だったら谷田さんの役とか美味しそうで良いなぁとふと。

良かったです。

ネタバレBOX

大きな月の演出は素敵でした。
日の脚、わづかに見えて

日の脚、わづかに見えて

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

小劇場 楽園(東京都)

2017/01/24 (火) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/26 (木)

価格2,500円

序盤に出てくる動きはまさに「森脇ムーブメント」だし、テーマの表現方法や言葉遊びにやはり野田好きっぽさが感じられてニヤリ。(以降、再演や映像でご覧になる方などの可能性からネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

リジッター企画流の、そしてやや過激な「この世界の片隅に」(すずさんはあんなに毒づいたりしないもんね(笑))なオモムキ。
太陽はある場面では旭日旗(ひいては大日本帝国)の、そして他の場面では原子爆弾の比喩、そしてあの家族は一つの家族ではなく「あの夏」を経験した複数の家族の複合体的なものあるいはそんな人々の残留思念?と解釈。
2008年に観たLastBrand「言葉の消えゆく街で」で使われていた筒井康隆「残像に口紅を」の「文字消し」に想を得た手法を想起したが、その手法で物資が手に入りにくくなり、訳のわからないものまで食べなくては生きてゆけない状況を表現したのは妙案。
ハムレット

ハムレット

ラゾーナ川崎プラザソル

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2017/01/25 (水) ~ 2017/02/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

20歳の頃、テレビで白黒の古い映画がやっていた。
ハムレット
かの有名なシェイクスピアの中でも有名な作品
何百年の間にどれだけの人がこの戯曲を作品にしたのか。
20歳の頃の自分は、
そこまで考えるほどのこともなく、有名だから面白いのかな?程度の軽い気持ちで見始め、
白黒の古い映画のせいか、聞きなれない西洋の長い名前のせいか、みんなしかめっ面しているせいか、重くるしく、何シーンか見てやめてしまった。
そもそも言葉が字幕を読んでも何言ってるか分からない。
頭に内容が何にも入ってこない。

五年前、
夫と行ったイギリスでリア王を見た。そもそも英語は頭がシャットアウトしてしまうからか、贅沢な劇場で数分で爆睡。
夫いわく、シェイクスピアは言葉のリズムがキレイな戯曲だから聞いていて心地よく、良い芝居はよく眠れる。
え?そんなんでいいの?
みんな一生懸命やってるのを目の前で観てて、寝ちゃダメだよね。
マンマミーアは英語でもちゃんと内容が分かって面白かったしね。

土曜日川崎ラゾーナプラザソルで公演中のハムレットを観てきた。
面白かった!
カッコよかった。
切なく苦しかった。

生きることへの葛藤
普遍的なもの

言葉が溢れているシェイクスピア
言葉を紡ぐことで、気づきながら、展開する物語

言葉自体はやはり難しいけど、
言葉を飛び越えてストーリーが迫ってきた。

役者たちがこの作品に真摯に向き合って、あの膨大な言葉を心体から発しているからこそ、シェイクスピアに苦手意識しかない私に熱いものが入って来たのだと思う。
そしてやはり生きることへの葛藤は普遍的で、今に生きる我々も同じもの持ってるでしょ?見ないようにしてるだけで、、心揺さぶられないようにしてるだけで、、、ということを突きつけてくる演出。

面白かった。
カッコよかった。

演劇、ってLive

映画とか本を繰り返し観たり読んだりする習慣がなかった。
内容を知ってしまえば繰り返し観る必要が無いと思っていた。
だからみんなが知ってる古典戯曲を演る意味がもともと分かっていなかった。
でも夫が何度も同じ映画、芝居を何度も観る。
受け手は時を経て、また感じることは変わるし、作る側次第で同じストーリーも違う意図をもつ。
映画とは違うのは、ミュージシャンのLiveに何度も行くのと同じように、毎回その日にしか無い面白さがある。

日程を調整して、なんとか一度しか観に行けないのが普通だから、観に行った時には完璧なものが観たい、と思う。
けれど、Liveである以上、同じものはなく、ナマモノだから面白いのだ、

そういう事が少しずつ分かって来た。

演劇を観たことない人、シェイクスピアってどうなの?という人が、絶対面白かった、と思える舞台になっている。
同じものは二度と観られない。観ないともったいない。
だいぶ席も埋まって来てるようなので、興味がある方はぜひ。

世界

世界

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2017/01/14 (土) ~ 2017/01/28 (土)公演終了

満足度★★★★

コクーン進出赤堀雅秋作演出舞台第三弾。常連の大倉、鈴木を配しながら「大犯罪」の絡まない話で、リアル・ストレート勝負に好感が持てる舞台だった。上部に歩道橋、下が回転舞台で4場面。メインは自宅居間兼会社の待合場所、そしてスナック。またとある青年の自宅。内気な青年を巡るいささか酷な話と、親族経営の会社従業員と家族によるけだるい話の二つが並行し、接点を持つのは終盤だが、二つが繋がってもそれで世界がさほど広がる訳でもない。所詮その程度な「世界」に生き、死んで行く市井の人生たちへの讃歌。

音楽劇 メカニズム作戦

音楽劇 メカニズム作戦

公益社団法人日本劇団協議会

Space早稲田(東京都)

2017/01/13 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

宮本研の戯曲は硬いものしか読んでいない(舞台は未見)ので、これには驚いた。あみだくじで選ばれた4人の新組合幹部が大活躍(男3人と女1人)。彼らをサポートする長(今やレギュラーのこんにゃく座井村タカオ)が秀逸。「宇宙」を現状打開のキーワードに持ち出すところが半世紀前という時代を感じさせたが、劇全体は「今」に再現されたと言えるのは朝比奈尚行の音楽の功績が大きい。さすがと唸った。流山児演出は力みを顧みない演技が肌に合わないと感じる事も多いが、今回は総合点でマル。役者達も魅力的であった。

Re:call

Re:call

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ザ・ポケット(東京都)

2017/01/25 (水) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

開演直ぐから不思議な空間に引き込まれ、すれ違い続けていた想いが少しづつ伝わる様子にこちらも笑顔で観劇出来ました。
大切な人と素直に分かり合えたらと願いたくなる素敵な作品でした。

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