
4センチメートル
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2016/12/21 (水) ~ 2016/12/29 (木)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/12/28 (水)
素晴らしいの一言に尽きます。題材、脚本、演出、装置、音楽、出演者・・・。なによりもこの作品のテーマに寄り添い続ける詩森ろばさんの優しさに何よりも打たれました。年末に最高の舞台が見れました。

今だけが 戻らない
企画演劇集団ボクラ団義
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
特命捜査対策室に 五年前の殺人事件の真相を知っていると言う男が現れるところから始まる 未解決事件の物語。
ボクラ団義 久保田唱 という脚本 演出家のテーマはいつも深く社会の闇に目が向いているのですね。
今回のテーマは
未解決殺人事件
養護施設での児童虐待
動機の無い(または理解できない)殺人
証拠がなく裁かれなかった犯罪
が軸なのですが、私が一番考えさせられるものが児童虐待なのです。ここでは女性職員による幼い男子への性的虐待が描かれています。
そして 「女性」への憎しみから猟奇殺人へと繋がって行く。
「あってはならないこと」 ですが現実、福祉の世界でも弱い立場の高齢者 障害を持たれる方、子供たちへの虐待が発覚され続けています。
また 家庭での虐待も増加しています。離婚等の離散も子供の心に痛みを植え付けます。
どうして弱者への虐げが行われてしまうのか。
それによって身体だけでなく 心の傷を負い 自分または他人を傷つける連鎖が起きる。
心の傷は身体の傷より深く癒される刻がいつくるのかも解らない。
何を言いたいのかわからなくなってきた(笑)
とにかくこの重いテーマを役者陣の力量で見事に演じられていて、過去の事件と繋がり 意外な犯人が炙り出されるのです。
登場人物が三役が同一人物だったり、犯人が過去の殺めた人物に成り代わり人生をおくっていたりと一度の観劇では足りない情報量。
盆舞台の巧みさ。回転し角度によって場面が代わり、ドアによって男女 生死 過去と現在を分け、上下を住み分ける。
舞台美術 照明 プロジェクトマッピング 音楽 衣装 どれをとっても総合芸術の美しさに魅せられました。
癖になる常習性。

七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2016/08/31 (水) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
笑の大学はとてもいいと言われながら見ることができなかったので
これを観てとても気になった(笑の太字)
コメフェス優勝の演目をブラッシュアップするなんてなんてチャレンジャーなのだろうと思いました。ですが二回目も面白かった!(七人の語らい)

わが家の最終的解決
アガリスクエンターテイメント
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/05/04 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

ラズベリー
sleepwalk [スリープウォーク]
APOCシアター(東京都)
2016/11/08 (火) ~ 2016/11/14 (月)公演終了
会話から感じる空気と思い、男女のもろさや駆け引き。さすがだと思いました。うまく説明できない空気での男女の攻防があまずっぱく繰り広げられました。

鬼ヶ島平八郎一家の乱!
はらぺこペンギン!
駅前劇場(東京都)
2016/11/09 (水) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

悪魔を汚せ
鵺的(ぬえてき)
駅前劇場(東京都)
2016/05/18 (水) ~ 2016/05/24 (火)公演終了
美術 配役 演出 どれもぬめりとした遠い親戚の本家に足を踏み入れたような土着の苦しみを覗いたような公演でした。それぞれの正義かそれぞれを痛めつけてゆくことと、悪の中の純粋な愛を感じたのは演者と脚本とすべてのすばらしい合致があったのだと思いました。

鵺が、
鵺的(ぬえてき)
風知空知(東京都)
2016/08/29 (月) ~ 2016/08/29 (月)公演終了
役者と演者が変わっただけで雰囲気と主従関係がこんなにかわるものなのかと思いました、福永マリカさんのクールなものを見せていただいているのですが、他の出演のものも観たいです。

一色洋平×須貝英『劇的忘年団2016!』~演劇人大集合!年忘れトークライブ+α!~
monophonic orchestra
しもきた空間リバティ(東京都)
2016/12/28 (水) ~ 2016/12/28 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/12/28 (水)
座席1階2列
A枠に参加。テーマトークとリーディングという構成。
1チーム1時間は思ったより短くてあっという間でした。
皆さんお話も上手でとても楽しかったです。
トークはどちらも質問1つで終わってしまったので少し物足りなさを感じました。
もっと舞台の裏側や暴露トークなんかが聞いてみたかったです。
リーディングはチーム①、②どちらも良かった。
当日初顔合わせで、台本も当日渡しみたいな話をされていたと思います。
その状態でもしっかり役作り、演技をされていてさすがだなぁと思いました。
特にチーム②の『頭上に降りそそぐあなたの星』が素晴らしかった。
15分という短い時間を効果的に使った構成で、とある家族の歴史が感動的に描かれていました。

舞台「草葉の陰でネタを書く。」
劇団たいしゅう小説家
あうるすぽっと(東京都)
2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
かつてケンカ別れしてしまった漫才コンビが葬式会場で顔を合わせるのですが、実は片方は幽霊でそれが見える人と見えない人がいる事から起こるドタバタコメディ。この幽霊の見せ方と、見える人見えない人の反応やら対処やらがおかしくて大笑いしました。しかしその後に来る二人の確執とそれを解消してゆくシーンでは泣かされました。言わなくても分かる!なんてことはきっとないので、思いはちゃんと伝える事が大切と思いました。

WHAT A WONDERFUL LIFE!
タクフェス
東京グローブ座(東京都)
2016/12/27 (火) ~ 2016/12/29 (木)公演終了
満足度★★★★
オムニバス形式にはなっているが,立派な1作品。じわりじわり伝わってきました。チラシの大笑いという感じではないけど,年末に相応しい心温まる好作品です。今年最後の観劇がこの作品で大正解。良かったですよ。

WHAT A WONDERFUL LIFE!
タクフェス
東京グローブ座(東京都)
2016/12/27 (火) ~ 2016/12/29 (木)公演終了
満足度★★★★
初のタクフェス
4つのオムニバスが1つに繋がるストーリー
私は「大笑い」とか「すっごい泣けた」という訳ではないけれど、ふんわり、じんわり心に届くものがありました
恒例らしいふれあいタイムやライブなど開演前後の盛り上がりは楽しかったです

愛のおわり
こまばアゴラ劇場
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/12/22 (木) ~ 2016/12/28 (水)公演終了
満足度★★★★★
■パスカル・ランベール天才!/約140分■
最初の50分くらいは「こんな劇を絶賛するフランス人って見る目ねえなぁ~。。」と呆れ、★★か★にするつもりでいたが、どっこい、大傑作でした。

WHAT A WONDERFUL LIFE!
タクフェス
東京グローブ座(東京都)
2016/12/27 (火) ~ 2016/12/29 (木)公演終了
満足度★★★★★
開演前からのサービス&前説口上にて座のあたためをされてて
4話のオムニバスとはいえ
上手に繋げた感動作でありました
ただチラシの大笑いの感じは無かったなぁ(^-^)
と感じた2時間半の作品
今年最後の観劇にふさわしく思えた
良い作品でありました♪

WHAT A WONDERFUL LIFE!
タクフェス
東京グローブ座(東京都)
2016/12/27 (火) ~ 2016/12/29 (木)公演終了
満足度★★★★★
役者さんの力演や、台詞の自然さなど、今年を締めくくるに相応しいお芝居でした。幕切れ後は、心暖まる内容もあり、余韻を楽しめました。

第5回名古屋学生演劇祭
第五回 名古屋学生演劇祭
うりんこ劇場(愛知県)
2016/09/03 (土) ~ 2016/09/05 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/09/03 (土)
全般ですが、ドコも頭抜けするトコまでいかず、良い意味で"拮抗した"というとこですかね。
笑いの「喜劇のヒロイン」、纏まりとキレイさで「星めぐり」、演技で「spoon」と「ひとひらり」、カオスさで「ハイエナ」、真面目さと演出で「野坊主」ってのが私の好み。
以降、ネタバレBOXに個別の感想。

虚仮威
柿喰う客
本多劇場(東京都)
2016/12/28 (水) ~ 2017/01/09 (月)公演終了
満足度★
鑑賞日2016/12/28 (水)
価格4,800円
無差別、天邪鬼、以来の観劇、にして、今年最後の観劇。新メンバーが入って色々と一新...
かと思いきや、いつもの柿喰う客でした。(良くも悪くも)
新しいメンバーが入ったのならば何か新しいものを見せて欲しかった印象。変わらないというよりも成長が見えないと言った方がいいのかもしれません。
ちょっと今年最後の観劇にしては残念な感じではありました。

愛のおわり
こまばアゴラ劇場
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/12/22 (木) ~ 2016/12/28 (水)公演終了

INDEPENDENT:3rdSeasonSelection / JAPAN TOUR
INDEPENDENT
四天王寺スクエア(三重県)
2016/08/27 (土) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/08/28 (日)
大阪でセレクション10作品は観ていますが、トライアル2作も観たくて、津に来ました。
(個別の感想はネタバレBOXへ)

わが家の最終的解決
アガリスクエンターテイメント
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/05/04 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/05/06 (金)
要所には屁理屈も健在のアガリスクらしいシチュエーションコメディ。紅白旗合戦の実績があるから、「ユダヤ人」「ゲシュタポ」が題材でも安心して笑えたが、日本が舞台じゃないからかブラックジョーク的な笑いどころで一瞬反応が遅れたのも確か
後半には笑い疲れてるほど面白くて2時間あっという間だったが、それでもナイゲン全国版とかを考えると、まだまだ生まれたばっかりでこれから成長していく舞台だと強く感じた。
ヨーゼフへの異物感というか違和感は、全身で感情表現しながら大ボケしているのに時々ツッコミが無くて投げっぱなしになっているからかなと思った
ゲルトナーさんだけコメディに絡んでないように見えるのはなんかもったいない気がした。最後のハンストのやりとりもイマイチ意味が伝わらなかった