最新の観てきた!クチコミ一覧

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虚仮威

虚仮威

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2016/12/28 (水) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★

久々に柿喰う客さんを拝見しましたが、ちょっと全体的に昔より劣った感じの劇団公演でした

ネタバレBOX

客席の寂しさも含めて、勢いのなくなった感じとか、劇団員が無駄に増えてしまったことの「守り」に入ってしまった残念感があった公演でした。

もっと勢いのある、「攻め」の劇団として君臨してほしいです。
パラドックス・ジャーニー

パラドックス・ジャーニー

劇団あおきりみかん

G/PIT  名古屋市中区栄1丁目23-30 中京ビル(愛知県)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

あおきりみかん「パラドックス・ジャーニー」、生・死・脳内・空想が混在した位相SFハートフル人情劇(←矛盾)フィリップ・K・ディック好きも唸る(客出しで鹿目さんと意気投合)必然性が薄いキャラもいるが、迫力ある観せ方・巧みな回収はピカ一。役者は、主演と謎の女が光る。
 
〇〇〇が〇〇〇〇〇に変わりながら謎の〇〇〇が〇〇〇ちゃんに変わっていくところで涙ぐみましたよ、あおきりみかん「〇ラ〇ッ〇ス・〇ャ〇ニ〇」。

新年工場見学会2017

新年工場見学会2017

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2017/01/02 (月) ~ 2017/01/05 (木)公演終了

なんでこんなに笑ってしまうのか!最後の大声ユニゾン凄まじかった。役名の由来がまさかの・・・

コーラないんですけど

コーラないんですけど

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/12/30 (金) ~ 2017/01/02 (月)公演終了

母と子の役が劇中に何度も交代する演出はビビった。三上晴佳と工藤良平の演技に拍手。小学校の同級生、コンビニ店員、民間軍事会社のマスコットガール「まもりちゃん」など、幾つかの役で飛び道具的な役割を果たす音喜多咲子の存在も素晴らしい。
後半にたたみかけるような伏線回収の勢いにやられた。

日中韓3カ国語版『ディオニュソス』

日中韓3カ国語版『ディオニュソス』

SCOT

利賀大山房(富山県)

2016/08/28 (日) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

SCOT「ディオニソス」、最前列で役者の細かい表情まで間近に見て取れたためか、狂乱する全体(群舞)に巻き込まれ振り回され踏み潰される「個人」を見た印象。宗教、思想、国家…全体主義に酔う人々は「自分」という人間個人の大事なものを見失う…。数千年を越えて、日本を含む現代に生きる古典。

鈴木忠志 日本流行歌特集『世界の果てからこんにちは』

鈴木忠志 日本流行歌特集『世界の果てからこんにちは』

SCOT

利賀芸術公園 野外劇場(富山県)

2016/08/27 (土) ~ 2016/08/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

SCOT「世界の果てからこんにちは」、観るのはもう5回目くらい、色々細かく変更が。今回の花火は降り注ぐ「散華」のイメージが。翌日のトークで、演出家は昭和歌謡を戯曲と同じように読み解きしている旨を聞いて、妙に納得。あの歌を聞くと、脳内で車椅子の列が自動再生、、、

鈴木忠志 日本流行歌特集『ニッポンジン-瞼の母より-』

鈴木忠志 日本流行歌特集『ニッポンジン-瞼の母より-』

SCOT

利賀芸術公園 新利賀山房(富山県)

2016/08/26 (金) ~ 2016/08/27 (土)公演終了

満足度★★★★

SCOT「ニッポンジン~瞼の母~」、何回か観ているけど、やはり訳が分からない凄み。今回観た三作品の中で最も、「単位」としての役者の強度を感じた。全て、あの男の妄想なのか…?

やえちゃんと、

やえちゃんと、

妄烈キネマレコード

ナビロフト(愛知県)

2016/11/03 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

妄烈キネマレコード「やえちゃんと、」、作者の抱える原体験を感じさせる物語を、マンガのコマ割りのようなハイテンポの演出で、かつ無人になっても想像させる空気感を見せる。ラストは少々雑だけど、とてもよい作品。アンジェの大胆かつ細かな演技始め、役者陣もおしなべて好感。

アマハラ

アマハラ

維新派

平城宮跡(東区朝堂院)(奈良県)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

維新派「アマハラ」、凄まじい濃度の二時間。淡々と語って紡ぐ物語、役者が素粒子や流れ星にも見える陣形、機械じみているのに死生を伝える振付、野外劇場ならではの度肝を抜く仕掛け、統一意思を共有する役者陣。原始的な活気あふれる屋台村も含め、全てが狂気じみた崇高な世界。

維新派の廃船舞台や「アマハラ」上演中に飛行機が頭上を横切っていく様子を見て、諸星大二郎「マッドメン」を思い出した。カーゴ信仰。作り物の飛行機で何処かへ旅立つ原罪なき民。

「そこはどこですか?」
シンプルな言葉に観客は各々を重ねる。
映像では直に見える相手に決して言えない言葉。
演劇ならではの名台詞。


「普通の」演劇しか観ない人には、まさか演劇の会場に屋台や床屋や椅子屋やライブハウスや紙芝居やサーカスがあるとは想像もつかないであろう。維新派「アマハラ」

【維新派「アマハラ」豆知識】・会場への道程、途中どこかに猫が常駐 ・屋台、粕汁がリーズナブル(400円)に温まる。モンゴルパン大行列、、 ・ 劇場、食べ物持ち込めるけど器ものは狭くて厳しい、、(そもそも食べてる余裕ない集中度)暖かい飲み物を ・ラストシーン、上の席の方が満喫できる

庭と自ら

庭と自ら

幻想劇団まほろ

ナビロフト(愛知県)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

幻想劇団まほろ「庭と自ら」、箱庭療法というテーマと、オブジェクトをつかう演出の自然な組み合わせが効果的な、三場構成が特徴的な舞台。まったりと掘り下げる心の闇、共依存の果ての崩壊、観測者の無力・無常感。演出が自分ならではの武器を活かした作品。

遊星カノン

遊星カノン

唐☆海賊プロデュース

ナビロフト(愛知県)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/09 (日)公演終了

満足度★★★

唐海賊☆プロデュース「遊星カノン」、込み入る展開・大声の演技・客いじりに、80年代アングラ演劇味濃厚、かなり古さを感じてしまう…(そういう意図はあるだろうけど)いま上演する意義を感じたい。事実上の主役・しばっちの、二重性を内包する独特の演技力が、虚実背中合わせの世界観を象徴。

GHOSTS-COMPOSITION/IBSEN

GHOSTS-COMPOSITION/IBSEN

shelf

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2016/10/02 (日) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

shelf「GHOSTS-COMPOSITION/IBSEN」、昔静岡で観た時より「母」感濃厚。その場に出ない人物も舞台上に「役者」として存在し続ける。整然とした佇まいは、ギリシャ彫刻が並ぶ美術館やチェスの盤面にも見える。観客が良質かつ難解な作品と格闘する、愛知では貴重な機会。

小説家の檻

小説家の檻

廃墟文藝部

千種文化小劇場(愛知県)

2016/09/03 (土) ~ 2016/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

廃墟文藝部「小説家の檻」、本に人生や魂を蝕まれた人々+1の群像劇。平田オリザのロボット演劇にも通じる。終盤は、ほぼダブル主人公。歪んで必要とし合う彼ら。あのまま走り続けて終わってもいい感じ。

廃墟文藝部「小説家の檻」、実は、最初と最後のあのシーンの間全てが、主人公の書いた小説の可能性も。

欲しいと言ったり、嫌だと言ったり

欲しいと言ったり、嫌だと言ったり

よこしまブロッコリー

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

よこしまブロッコリー「欲しいと言ったり、嫌だと言ったり」、有機的なモザイク画のような、自分の価値観に囚われた嫌な人間関係が、観ていてするする入って来る。内に秘めたしがらみをまとったまま、解決する事なく生きていくしかない群像劇。人生経験が長いほど共感。

人形音楽劇『泣いた赤鬼』

人形音楽劇『泣いた赤鬼』

糸あやつり人形「一糸座」

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/01/08 (金) ~ 2016/01/12 (火)公演終了

満足度★★★★

一糸座「泣いた赤鬼」、少年王者舘的フラッシュバックや言葉遊び+役者・人形並立舞台ならではの視点解離やカオス群像に、どこか精神分析の味わいも。自分・他人のイメージや存在の混濁、謎めいた青鬼…。豊橋の「赤鬼」を観た人は、より感じるものがあるのでは。

苔生す箱舟

苔生す箱舟

万博設計

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/01/09 (土) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

満足度★★★★

万博設計「苔生す箱舟」、田舎町の廃屋の持ち主三兄弟と不法居住三姉妹。馴れ合いと緊張感の間で目まぐるしく変わる、パワーバランスと新秩序。そして結局世界は何も変わらない、関西発チェーホフ的舞台(アフタートークで「ボルシチ風うどん」と)。いい意味で嫌な雰囲気。王子にて15:00千秋楽!

too fast to live,too young to die

too fast to live,too young to die

room16

得三(TOKUZO)(愛知県)

2016/03/09 (水) ~ 2016/03/10 (木)公演終了

満足度★★★★

room16「too fast to live,too young to die」、6短編のオムニバス、皆独特のroom臭。序盤2編はペーソスある人格破綻喜劇、中盤2編は詩的描写の妄想劇、終盤は社会の闇を見据える「ダーク・room」。見たくない心の闇が大人のエンターテイメントに。

トゥルムホッホ

トゥルムホッホ

星の女子さん

ナビロフト(愛知県)

2016/05/12 (木) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

星の女子さん「トゥルムホッホ」、別役実(戯曲)・北村想(世界観)・小津安二郎(台詞回し)愛が随所に。どこにもない自由な場所、昨今の情勢と併せて濃密な寓話性。最初から別物に見えるスージーの身体感。岡本さんの無常感が作品の柱。元山さんのキラー感と二宮さんのやられ役感。

第48章「混沌の海へ-完結編-」 第49章「雷鳴の海」

第48章「混沌の海へ-完結編-」 第49章「雷鳴の海」

シアターOM

シアターOM(大阪府)

2016/12/15 (木) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

前編、後編、完結編と三回に渡って引っ張ってきた「流、死す」。
これはもうほとんど死ぬ死ぬ詐欺の様な「混沌の海へ」でしたが、流石に完結編、流の死にざまがメッチャ格好良かった。

そして、いよいよ白面との最終決戦に向け動き出した「雷鳴の海」前編。
死んだものと思っていた母との再会、決戦前の心暖まる内容でした。

前説50分、本編100分、後のお楽しみ40分、計約190分、超愉しかった。

追伸、開演1時間前の受付に来たら、前公演が終了して出てくるお客さん達で賑わってた。
なるほど、3時間越えを覚悟(いつもは2時間半ぐらいを想定してるのですが…)して拝見しました。
それにしても羽田野裕美さんの白面の者、怨念のこもった低い声、迫力ありました。

荒川、神キラーチューン

荒川、神キラーチューン

ロ字ック

穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース(愛知県)

2016/07/09 (土) ~ 2016/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

人生初の観劇!衝撃をうけて劇団公演にはまってしまいました。凄く感動し妄想の世界に引き込まれ別世界を経験出来ました。

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