最新の観てきた!クチコミ一覧

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探偵物語1980

探偵物語1980

劇団東京ドラマハウス

明石スタジオ(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなか考えさせる、期待以上の作品であった。 

ネタバレBOX

 表現することの意味は何処にあるか? 無論、受け手に楽しんでもらうということがある。だが、それ以外にもいくつものことがある。その一つに、自分の問題として考えて貰う、ということもあるだろう。今作、そういう部分も含んだ作品だと考える。というのも自分自身考えさせられたからである。
いくつかとても大切だと思える科白がある。「この街で指を落とす人間は二通りある。ヤクザと工員さんだ。ヤクザは騒ぎ立てるが、工員さんは偉い。黙って痛みに耐えている」旋盤工が親指を落とした、その指は結局くっつかなかった。その時、ヤーコーの多い蒲田の医師が言った言葉だが、当時その工場に勤めていて、現在はヤクザの少ない地域に就職し労組に参加しようとしていた社員の証言である。
 自分自身、蒲田の隣の糀谷に何年か住んで居た。髪を長くしていただけで、スナックに行けばからまれた。風呂屋へ行けば風呂桶は、油が沁み込んで到底使いたいとは思えない代物だった。そんな町でヤーコーとは不思議に喧嘩にならなかった。自分に金が無かったせいもあるかも知れぬ。それに自分が当時遊んでいたのは、新宿だったということもあろう。だが、蒲田が身近な街であったことに変わりはない。そして当時、街場の飲食店が新宿に次いで多かったのが蒲田である。新宿は、堤が稲川会を使ってのした街の一つ、蒲田は覇権を堤と競った五島が、東急系列の電車を通した街でもある。渋谷に事務所を構えていた安藤昇が五島を脅迫した廉でパクられたことも忘れてはなるまい。安藤組は大幹部の花形満が、素手で敵対していた組事務所に交渉に赴き銃殺された事件を契機に組を解散したが、渋谷に本拠を持っていた関係で東急とは縁が在ったのかも知れぬ。(これは地縁の関係という意味だ)
何れにせよ、現実にはこのように様々な関係が交差してくるのが世の中なのである。そして、この関係には命が掛かるのも事実である。だが、殆どの日本人が、この程度の基本的事実を事実として認識することができない。この事実こそ重大である。話が逸れた。追記は後送する。
Melody

Melody

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京セレソンDXの芝居には何度も泣かされたのできっと素敵な作品だろうという予感は的中した。これでもかと笑わせた後、ふと気づくと目頭が熱くなっている。笑いと泣きの振幅が大きいほど泣けるもんだなあとつくづく思う。

ネタバレBOX

物語のテンポもホームコメディタッチの早いものから、池脇明音(阿南敦子)の病気発覚後はゆったりしたテンポへ変わっていく。こういう物語の緩急も見事だ。明日音が瀬戸草太(平田貴之)を辞めさせるシーンの後ろ姿、彼の残したタバコを吸うシーンは思いが溢れていて堪らなくなる。
たわけ者の血潮

たわけ者の血潮

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2017/02/02 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度

2度めの観劇になります。私は芝居というものは2種類しかないと思ってる人間です。主観的に面白いと思えた芝居と、そうでない芝居。商業演劇といわれるものであろうが、新劇だろうが関係ない。ジャンルで芝居を論じるのはナンセンスだと思っています。こんな書き方をすると、劇団から「商業演劇と僕らの創造している芸術を一緒にしないでくれ」というお叱りを受けそうですが 役者に あからさまに商業演劇の存在を台詞としてディスらせ、しかもそれが正論といわんばかりのプライドに感服しました。私は貧乏人なので、チケット代の高い商業演劇といわれる芝居にはあまり足を運べないのですが、それでもこの舞台で自称芸術家たちが語っている演劇論に終始、観客としての自分が見下されている不快感はぬぐえません。
たぶん私みたいな人間は「招かざる観客」だったのだと思います。一言でいえば、観客を選別する芝居なんでしょう。

「足跡姫」~時代錯誤冬幽霊~

「足跡姫」~時代錯誤冬幽霊~

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

見てよかったです。

笑ったあとでじーんとなって泣きそうにもなった。
どう感想書いても拙い感想にしかならないのでコメントを書きつらねる気にはならないけれど、とにかく見てよかったなあと思いました。

Melody

Melody

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

「涙活」というイベントがある様ですが、この公演は2時間たっぷりと笑って、泣けて、元気がもらえて、ズバリ涙活に必要な要素が全て揃っています。
人に好かれやすい人がいるように、人に好かれやすい演劇があるとすれば、このような公演なのではないかと思いました。

ネタバレBOX

2003年の下北「劇」小劇場。「おっ、なんか面白そう」と何気なくチケットを購入した東京セレソンDX「ピリオド」。
その時、よもや号泣しまくりファンクラブに入会するほどハマってしまうとは予想だにしていませんでした。
まさに、その最初に観た作品と同じ流れを今作に感じとられ、何だか嬉しく思えます。(内容は全く異なりますが)
正統な血が引き継がれているなーと。
もちろん独自性があり、宅間孝行さん的ポジションを本作では主宰阿南敦子さんが演じている事もあり女性の方がより共感しやすい作品になっていた様に思いました。
自由度を活かして、今後いろんな変化も期待したいです。
ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2016/12/10 (土) ~ 2016/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

原作よりも、映画よりも、キャラメルボックスバージョンがいちばん好きだと思いました。あのシーンから始まるのが、ほんといいなって思います。大好きなキャラメルの役者さんと彬くんが共演したことも、胸熱でした。

愛と勇気だけが友達

愛と勇気だけが友達

劇団第一主義

STAGE+PLUS(大阪府)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

テーマは単純だが、3部作に込められた思いが深すぎる。
それに照明効果が加わって・・・

「足跡姫」~時代錯誤冬幽霊~

「足跡姫」~時代錯誤冬幽霊~

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★

ネタばれ

ネタバレBOX

野田秀樹の【足跡姫】を観劇。

故・中村勘三郎との思いを全面に出した作品である。

母との思いを胸に、女形歌舞伎を続けている姉と弟。
だが世間はそれを許さず、役人が取り締まっているようだ。
そこでそれを打破するために、枕営業の傍ら、姉弟は新しい物語で変えようと試みるのだが、肝心の話を書く事が出来ない。そこに殺された由井正雪が生き霊となって、ゴーストライターとして書き始め、世の中は少しずつ動き始めて行くのである.....。

歌舞伎の始まりである出雲の女形歌舞伎と幕府転覆を狙う由井正雪の史実を下に進んでいく。
ただ史実はあくまでも背景だけで、そこで描かれるのは社会の矛盾だ。
それは歌舞伎が現在に至るまでの様々な矛盾、社会を変えようと試みる者たちが感じた矛盾、そして生きる事への矛盾などだ。
それを感じた人々が、こごの立場で世の中をどのように変革していくか?
それが今作の大きなテーマであろう。
だがそんな大事な事も、言葉遊び、見立てる、妄想、二重構造な展開に思考したりする時間すらないほど早い展開で進んでいく。
またある時は内容に転化しない事も常々だが、そんな事はどうでも良いのである。全てが最後に集約していくのが野田秀樹の面白さなのである。
だが残念な事に、今作はテーマを逸らしてしまい、中村勘三郎への弔いだからか、故人へのメッセージへ転化した事は間違っているのである。
だから余計にセンチメンタルになり過ぎた感は否めなく、最後の弟の独演は、説教臭く感じた観客もいただろう。

野田ファンにとっては不満な今作である。
Melody

Melody

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/09 (木)

ストーリーは面白く切なく、テンポ良く進み、どんどん惹き込まれました。切ないけど、心温まる話に、涙している方が沢山いました。登場人物は非常に個性的で、その個性を役者さん達が熱演していて、とても良かったです。舞台セットも細部に拘って作られていて、流れる音楽も良かったです。それに、物語のキーとなる曲が、私の大好きな曲だったので、余計に胸にグッときました。観応えのある舞台で、大満足でした。

ライオンの仔

ライオンの仔

人生旅行

シアター風姿花伝(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

雰囲気だけはチェーホフ風でした。

ネタバレBOX

湖畔のほとりの旧家が舞台。当主の年配女性がそこに長期滞在している小説家に殴られ怪我をしたとのことで、かつて旧家に住み、田舎を捨てて都会に出て医者になった男が訪ねてきて、今は結婚しているものの、医者になった男を好いていた女性と再会するなどして波乱の予兆。旧家に出入りする人たちも含め、様々な会話から何かが明らかになっていく話。と思うのですが、結局何も分からない話。

すれ違うときなどに普段と違った態度の変化などによって気持ちが分かるというようなセリフがあったように思いましたが、普段が分からない者には何も分かりません。
世界☆独創

世界☆独創

シャービィ☆シャービィ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/02/02 (木) ~ 2017/02/06 (月)公演終了

満足度★★★★

これまで観てきた演劇とは異なるスタイルで、とても面白かったです。
創造と破壊がカラフルに表現されていたように思います。
明るく軽く表現されていて良かったです。

CABACRAT

CABACRAT

junkiesista×junkiebros.

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

なんというか・・・「守りに入ったか?」というような気がしてならなかった。大好きな原田さんを真近に拝見できたのは嬉しい事なのだけど、junkie sistaとしては随分と大人しいなと思わずにいられなかった。「Dogrunner’s High」「BABALESQUE〜ババレスク」のような圧倒的なハチャメチャさ、そういう攻撃性がなくなったのは残念!確かにあれから時間は経ち、彼女たちもそれなりの年齢になったが、まだまだ現役だし、少なくても発想の攻撃性は失くして欲しくないと切に思った

GO ON

GO ON

演劇企画 heart more need

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/02/01 (水) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/04 (土)

価格3,500円

厚木の米軍基地そばにあるリサイクルショップで起きた事件の真相をめぐる「藪の中」的物語。
出だしから(外国人への偏見も含む)重めの内容に大半のお客さんがどよ~んとしているであろう中、JACROW臭に包まれて頬が弛みっ放し。
事態の全貌を見せた後に再びオープニング場面を再現して終わるが冒頭では飛行機の音(轟音)にかき消された会話を観客に聞こえるようにして、そこがちゃんと(?)ネタバレになっているのもJACROWっぽい。
公演情報を得た時に思った「この面々で中村作品!?」というのがまんまと成功していた、という印象。

ネタバレBOX

会場に向かっている途中に「まさかJACROWではやらなくなったタイトルコールをしたりしないよね(笑)」と思っていたらやるんだもん! 声をあげて笑いそうになってしまった。
アトレウス

アトレウス

演劇集団 砂地

吉祥寺シアター(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/13 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/02/09 (木)

ネット民とギリシャ悲劇という着想や舞台美術はgood.

主要人物の中で関係性や時間という重みが効いていないため、単発的なモノローグという感じで、関与するコロスも滑ってる感じがする。
当事者の物語とずれたり合ったりすることがコロスやネット民を考察する上では旨味なのだろうとは感じる。
代替案としては、家族内のコミュニケーションを感情的なだけのモノローグ的ではなく、近いがゆえの複雑さにまで高めること。コロスが物理的な方法だけでなく、精神的にも観客へ深くアプローチした方が良いと感じる。

個々の技術の面でいうと台詞の的の絞りや強度のチョイスに、巧拙ばらつきがあり、流れを妨げている。
活字情報は伝われど、それ以上の深みは感じなかった。
アクションも芝居との糊代が透ける感じがした。
全体として向かう方向が面白いだけに 悔やまれる。

たわけ者の血潮

たわけ者の血潮

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2017/02/02 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

トラッシュマスターズ初見です。
「たわけ者の血潮」観劇させていただきました。

他の方が書かれているとおり、動きの少ない、会話劇。どうしても説教くさく感じてしまいました。また公演時間も長く、すこし観ているのがつらかった。
しかし、この難しいテーマをお客に伝える役者さんたちの力量は素晴らしく、劇中に語られる一度も登場しない大女優の存在もしっかり見えました。

あしたの魔女ョー[或いはRocky Macbeth]

あしたの魔女ョー[或いはRocky Macbeth]

開幕ペナントレース

小劇場 楽園(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

約60分。テンション、ユニフォーム、体力粘力押しの語り口に笑える。一年前の凱旋公演(トラム)以来のお目見え、ペナントレース固有のワールドは小さな箱でも健在だ。一見脈絡を無視した(今回は話がMacbethだが抽出場面も三、四箇所と大胆)ナンセンスの域に接近しながらも、どこか整然とした端正さがある。例えばミジンコの眼差しで文学作品を眺める視点をいかに獲得するかの闘争を大声で戦い(そんな場面はないが)、バカ騒ぎの中に美の神との対話ででもあるかのような崇高さが滲む(ほめすぎか)。役者は大真面目に仕事を遂行し、決して自ら笑わない。ストイックなパフォーマンスは折り目正しく繰り広げられ、二手に分かれた客席と太柱の『楽園』で立ち会った初日、台詞は瞬間危うい所もあったが、許容範囲っしょ! 逆に、恐らくは突貫工事で仕上げただろう役者らの体力に目が向く。とにかく随所で笑え、この笑いは高度である。

死なないとできないことがあるなんて、じゃあ死ななきゃダメじゃん!

死なないとできないことがあるなんて、じゃあ死ななきゃダメじゃん!

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

ワーサルシアター(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★

一言で表すと生理的に受け付けなかったです。

Melody

Melody

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/09 (木)

身近に起こっても不思議でない出来事を良き時代の家族、隣近所、幼馴染たちの優しさいっぱいで感じることができる小劇場の芝居ならではもの。素晴らしい!

ネタバレBOX

明音(阿南敦子)が若年性アルツハイマーになったものの草太(平田貴之)のことを覚えているのに、わざと草太を忘れたふりをしたシーンが切ない。
ダークマスター東京公演

ダークマスター東京公演

庭劇団ペニノ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/02/01 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきた!

CABACRAT

CABACRAT

junkiesista×junkiebros.

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

真面目にふざけてる楽しいステージ。ちょっと昭和の哀愁を感じさせるところも良かった。

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