最新の観てきた!クチコミ一覧

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parade

parade

空想飛行計画

MinimumTheater(Live-art-bar MagaYura)(大阪府)

2023/10/07 (土) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

満足度★★★

演劇二本立て
一本目は宮沢賢治の銀河鉄道の夜を交えたもの
二本目は本当に良くわからんかった
吹田の山田の高校演劇部つながりらしいが…
パワーは流石にあったが、力業感だけでは…
次もがんばれー

路地裏の舞台にようこそ 2023

路地裏の舞台にようこそ 2023

一般社団法人アラヤシキ

EARTH,SPACE★HOUSE,成田屋,Traveler's Bar Osaka tacos,リヤカー屋台のおでん,アメシスト,ココルーム,太子会館 老人憩の家,ひと花センター,東田ろーじ,西成永信防災会館,日之出湯,こいさん路地,イチノジュウニのヨン,釜ヶ崎芸術大学,ホテルバクロ,なでしこパーキング,市営萩之茶屋北2号棟,FP HOTELS難波南,opencafe ロック亭,MATSUJYU LAUNDRY,新世界まちなか案内所,スペースkirin,Cafe TONARI no TONARI他(大阪府)

2023/09/15 (金) ~ 2023/09/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Lucy Project『ひとり舞台ラボ VOL.4』観劇
■七月とも)三吉野:の駆け落ち…強く生きよ!
■きみ香)万引き:は許すまじ!
■たいき)窒素:と呼ばれ、閉じ込められても…
■彩倉まりな)雨の物語:HotWineがの出会いが…

舞台愉し!間奏アニソン(まるこ,うる星,キャッツ等)も😍

ゲームコーナー

ゲームコーナー

努力クラブ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2023/09/15 (金) ~ 2023/09/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

女子の気持ちって????
合田団地さんの女子って、不思議チャンなのに、何故かピュアで、「幸せ信じない」って薄幸さ…、かなり感情移入してしまった。
以前拝見の『リゾート』を彷彿する様な薄暗さも、らしくて好み。

追伸、アンケートの「どうしたら良いと思いますか?」→努力クラブさん、続けて下さい。
結構、というか、かなり応援してます😄

路地裏の舞台にようこそ 2023

路地裏の舞台にようこそ 2023

一般社団法人アラヤシキ

EARTH,SPACE★HOUSE,成田屋,Traveler's Bar Osaka tacos,リヤカー屋台のおでん,アメシスト,ココルーム,太子会館 老人憩の家,ひと花センター,東田ろーじ,西成永信防災会館,日之出湯,こいさん路地,イチノジュウニのヨン,釜ヶ崎芸術大学,ホテルバクロ,なでしこパーキング,市営萩之茶屋北2号棟,FP HOTELS難波南,opencafe ロック亭,MATSUJYU LAUNDRY,新世界まちなか案内所,スペースkirin,Cafe TONARI no TONARI他(大阪府)

2023/09/15 (金) ~ 2023/09/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

チントンシャンズwithマシュマロテント『昼露温泉』観劇。
前回の路地裏のマシュマロテントさんは心に迫る重めな内容でしたが…
今回は、初めましてなチントンシャンズさんの明るさ弾ける内容からの…
やはり…少し重めなラストへ。
前団体さん押しで準備が大変そうでしたが、楽しませて頂いた。
愉しかった。

フカカンショウな私達

フカカンショウな私達

羊とドラコ

opencafeロック亭(大阪府)

2023/09/16 (土) ~ 2023/09/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初回観劇。
其々が其々の不可干渉?な事由を持ちつつ、其々の方向を向き、其々が少しでも明るい場所へ…
其々の事由は…???
キャラの濃淡、振れ幅があって、とても愉しかった。

追伸、開園前、ちんどん通信社さんも来られて…
ハイポーズな偶然、とても愉しかった。

半省

半省

吉岡大輔生誕40周年記念公演

千本桜ホール(東京都)

2023/10/05 (木) ~ 2023/10/09 (月)公演終了

実演鑑賞

大変でしたね。

『リズからステージングと振付を学ぶ会』『福地慎太郎の現状を確認する会』

『リズからステージングと振付を学ぶ会』『福地慎太郎の現状を確認する会』

ツツシニウム

早稲田クローバースタジオ(東京都)

2023/10/08 (日) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

満ちたい人たち

満ちたい人たち

ぼちぼちやる派

雑遊(東京都)

2023/10/08 (日) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白いテーマでした。

とのまわり

とのまわり

山田ジャパン

シアター・アルファ東京(東京都)

2023/10/04 (水) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

芝居全体を通してみると、コメディ感がプンプンするくらい匂うのに終盤の肝心なシーンでは観客の心をグッとつかんでくる何とも不思議な魅力に満ちた舞台。もし、自分が余命わずかだったらどうするだろうかと考えさせられた。やっぱりこういうシンプルでストレートなメッセージが一番観るものに届くのかもしれない。

話は飛ぶが昨日、亡き奈良岡朋子さんのドキュメンタリー番組の録画を観ていたら、彼女の口から『芝居臭い』というワードが何回か出てきた。常々、芝居臭くならないように心掛けていたようだ。そういう意味では、役者が肩の力を抜いて芝居臭くない芝居を見せてくれたように思う。

或る夜の

或る夜の

劇団芝居屋かいとうらんま

OFF OFFシアター(東京都)

2023/10/06 (金) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。
謎めいたストーリーに惹き込まれ…そしてラストも謎という印象でした。
役者さん達は熱演で、それぞれのキャラを好演していました。
不思議な時間を体験出来た舞台でした。

ゴスン

ゴスン

演劇組織KIMYO

ささしまスタジオ(愛知県)

2023/10/02 (月) ~ 2023/10/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/10/08 (日) 13:00

ご組を観劇。
面白い演出で楽しんで観られました。
右手愛美さんがとても良い表情をしていて、綺麗でした。
あと、音を発する物の隣の席で迫力がありました。

OBACHAN

OBACHAN

NICO×frogs produce #関西の役者が踊ってみた

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/10/06 (金) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ダンスよかったです。おばちゃんの範囲の広さには笑ってしまいましが服装や会話はあるあるとうなずいてました。楽しい時間を過ごせました。

ユータラスボンボン

ユータラスボンボン

学園座

関西大学千里山キャンパス凛風館4階小ホール(大阪府)

2023/10/06 (金) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

満足度★★★

恋愛のゴタゴタが巻き起こす、人間とゴミ(使えない人間)を線引きする世界
発想としては面白が、内容は今までの作品と比べると…
隣のパジャマを来て来たようなハゲデブが最初から最後まで鬱陶しく、集中できなかったこともあるが…半分以上寝てて、たまに奇声をあげるなど何をしに来たのか…😩

カムパネルラとジョバンニ

カムパネルラとジョバンニ

劇団紐すとり

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2023/10/06 (金) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 旗揚げ公演とは思えない完成度。

ネタバレBOX

 おしゃれ且つ合理的な舞台美術だ。板中央左右に階段を設けた高い平台を置き、銀河鉄道の背凭れを真ん中にした座席が2つ真横から見た形で設えてある。座席奥には車両の窓。ホリゾント、両側壁、観客席に最も近い、板と客席の間に分度器を中心から間二つに割ったような小さなパネルを置き各パネルには諸星や宇宙の渦の一部分をあしらったような文様が描かれ極めて幻想的なイマージュを形作っている。出捌けは最も手前のパネルのある上手、下手の袖から各1か所。
 登場するのは、カムパネルラ、ジョバンニの2人だけである。然し原作の本質を見事に抽出しカムパネルラの与える人としての遠慮がちで思慮深い性格でありながら物事の本質を良く掴み弱者に手を差し伸べる賢者の優しさが見事に表れているのは、間の取り方の上手さをみても良く分かる。その掌(たなごころ)で傷つきつつ成長してゆくジョバンニの前進し成長してゆく様が痛々しくも哀しみを誘うが、逆境に置かれた者のこれが宿命というのが残念乍ら世の中の現実である。ジョバンニは、この宿命を背負い雄々しく逞しく生きる知恵をも得ると信じたい。
 感心したのは、原作は主人公や登場人物を子供中心に描きながら極めて哲学的な作品に仕上げているように思われ、子供向きというより寧ろ読者としては大人を対象としていると思えるほど哲学的な作品であるが、今作では子供たちがホントに面白がりそうなシーンを急勾配を銀河鉄道が下るシーンでカムパネルラもジョバンニも座席から転がり落ちそうになるほどつんのめったりするシーンを入れて真の子供らしさを作品に織り込んでいる点だ。見事である。役者2人の演技も各々の役回りを生きてグー。キャスティングも良く、先に挙げたように舞台美術もセンスの良さを感じさせるしスタッフの対応も良い。お勧めである。終演後には舞台美術の撮影もOKだ。尺は1時間弱。人間の本質が描かれた作品である。
煙突もりの隠れ竜

煙突もりの隠れ竜

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2023/08/18 (金) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

楽しかった!ファンタジー好きにはたまらない、親子でも観たい作品。台詞の有無が設定と仕掛けにうまく組み込まれていて好き。
熱量が高くて、表現のアイデアが豊かで、いつもわくわくさせてくれる。

ネタバレBOX

ABCホールで呼吸する黒竜がたまらなく好き。すごい!
ヒモのはなし

ヒモのはなし

ヒモのはなし製作委員会

シアター711(東京都)

2023/10/04 (水) ~ 2023/10/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

東京組、東名組、それぞれの良さが出てる作品。
同じ台詞なのに全く様相の違うキャラクターも。
一貫してるのは、熱い切ない愛のお話。

ネタバレBOX

東京組の明美とシゲさんはそれぞれ自分の煙草に火をつける。
東名組のシゲさんは明美の煙草に火をつけてあげてから、自分のシケモクに火をつける。

それだけでもずいぶん違うよね
或る夜の

或る夜の

劇団芝居屋かいとうらんま

OFF OFFシアター(東京都)

2023/10/06 (金) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

SFな話でした(少し不思議ーという奴デス)

80分弱とチョイ短めながら
何というか面白い舞台の提供が成されていたなぁと
小劇場らしさを満喫できましたわ
全席自由席

ただー後ろの方が
時々足を椅子にぶつけてくる衝撃が
観劇の妨げになって残念でした・・・・・

ネタバレBOX

地下鉄ホームの端の方を舞台に再現
奥に人が隠れるくらいの丸い柱が二本立ててあって
客席側が線路になってるという作りです
幕とかは無くて右手方向がもう一方のホームの端でーという設定
もう白線ではないですねー今はー
視覚障害者用のイエロー点字ブロックが綺麗に並べられてました

一人の駅員と
閉じ込められた客の群像劇ですけど
ストーリーテラーに白髪の男が絡んで
モノローグとか状況説明とかをして
物語を引っ張ってゆくという話の作りです

各登場人物の背景を語る上で
その人物に深く関わりのある人物にと
対象者には見えてしまうという設定は
かつて『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載された
『魔界学園』の主人公=転校生=の登場みたくて
懐かしく思えたなぁ~まぁ漫画の方は身体と魂が合体して完成するんだが~
今作では魂のみの感じで
見る人によって異なって見えるというのは面白いよなぁ~と

いろいろと抱えてた心のオリが
男によって溶かされて
明るくなる早朝に閉鎖状態は解かれて
皆駅から出てゆくところで終演デス

オープニングの暗転からの
スマートフォンを用いての明かりの使い方は面白かった~♪
不思議男さん
長大な台詞量で一部噛んだりしたけどー
岐阜からの来訪と舞台がとても楽しめたーとの合わせ技で
星数はオマケします(^-^)
とのまわり

とのまわり

山田ジャパン

シアター・アルファ東京(東京都)

2023/10/04 (水) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めての劇場でした
面白い高低差のある客席配置でしたなぁ と感想
さて 舞台は綺麗な白を基調した作りになっていて
なんとなく手塚治虫アニメのような感じを受けました

お話は説明通りですけどー
従兄弟さんの扱いがとても楽しめて
話も深い家族とかの関係を見せてくれて
とっても楽しめた2時間の作品
全席指定です

ネタバレBOX

いろいろとぶっちゃけますとー
まぁ
髪結いの亭主~みたいな~デス
はい
映画を観て無い方は ここから先は読まない様にー


つまるところ
繋がりが強過ぎて
失うのがとても怖くなって逃げ出した手段が=
いままでの人生を否定するような行動になったという事です
今舞台は無事に和解をして家族に看取られて・・となるのですけど
映画の方はーですのよ
女性が主役で行動原理が同じでと
重なる話でありましたわ

ところで
なんというか従兄弟いじりというか
配置が面白くて
暗い感じのストーリー進行に笑いを添えてくれて
役者さんも皆上手で
台詞のリズムとか強弱が
ほんに楽しい舞台となっておりました

頭の切れる主人公の新彼氏さんのDrいじりが
なんともホスピスに向かう前の
終末医療患者らしくて巧みでした
とても納得ですわ
病室の設定の解説とかウマイっす

また主人公の同室となった
身寄りの無いエロ小説好きの方は
なんとも言えない味があって
ラストの主人公の心理を読み明かすの処は
推理劇の真骨頂みたいでした=レトロな感じの=ですね

とても良い舞台でありました(^-^)
柔らかく搖れる

柔らかく搖れる

ぱぷりか

こまばアゴラ劇場(東京都)

2023/09/20 (水) ~ 2023/10/04 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なるほど。青年団から生まれた現代口語演劇、という補助線を引いて観ると(実際そのアンテナをビンビンに立てて観てしまってたが)、家族(及び親族)の群像が平田オリザ舞台ほど淡白でなくリアリズムに寄って描かれ、しかし全体的には抑制が効いていて(「現在」の場面で特にそれが効いている)、人物への感情移入は強くは起きない。
もっとも俯瞰を促す過剰な配慮(平田舞台のような?)はなく、従って淡白さの中では必須な(砂漠で水を求むる如く)笑いを欲する事なく、十分に感情の通う湿度の中で呼吸ができた。
回想場面への唐突な移行、にも関わらずガッツリ長いエピソード叙述により、現在の空白(淡白に表出せる荒んだ生活風景の背景)が埋められるあたりに作家の個性を見た気がしており、他の作品も観たく思った次第。
母が体現する地方の家族の息苦しさも、否応無く浸潤する現代の重苦しさの前ではほろ苦さとなり、群像が人生のほろ苦さへと集約される。

おかえり

おかえり

さんらん

市田邸(東京都)

2023/10/06 (金) ~ 2023/10/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

かわいらしい小品。
休憩を挟んで観る大作を物するかと思えば、こういう小さな作品も一つならず書く(中編も書く)。作者の創作の泉のありかを覗いてみたい、そんな風に思う事は他の劇作家にはあまりない(大概の劇作家は傾向、作風が固まっているものだし)。
勿論尾崎氏の作風というのもなくはない(今作にてそれを認識)が、振り幅は中々である。

ネタバレBOX

幽霊が出てくる芝居は前作もそうであった。以前ある戯曲賞の選考の講評にて審査員が「半数以上が幽霊物だっだ」と辟易していたが(映画「ゴースト」なる名品は幽霊物のモデルと言える)、幽霊やエスパーや超常に通じた存在はドラマを面白くする。その審査員はこのアイテムに頼った駄作が多かったから酸っぱい事を言ったのだろう。尾崎氏のは幽霊である事の必然性を納得させ、面白く見せる。
今作は50分という古民家で観るに程よい長さ。夫婦のやり取りを間近に見る芝居だが、片方は死者である。部屋のあちこちに茄子と胡瓜の精霊馬が置かれ、お盆だと分かる。男が焦って家中を動き回っている。と、女性が庭に現れ、スタスタという感じで入って来る。「いつもより遅い!」が男の開口一番である。最初の年は早朝だった、年々登場が遅くなってる・・でも自分で選べないから、と妻。
幽霊だが「実体」があるという設定である。一年に四日間だけの夫婦の営み。これを男が如何に待ち詫びていた事か。
ところがそこへ他者(妻の弟)が訪ねて来て、夫婦水入らずの時間を邪魔する(弟には姉は見えない)。弟が持ち込んできた話=立ち退きの件に、妻も「なになに」と関心を持つ。一人やきもきする夫。
徐々に家を取り巻く状況が見えてくる。この場所がさいたま市の誕生する前の与野市であり、再開発の話の中で立ち退きの対象となっており、彼一人が拒んでいる事など・・。

さて、終わりの日がやって来る事は既に知れた所で、そこにどのような意味が込められるか。言わずもがななメッセージに一石投じる捻りはあるか。
物語自体には、夫が望んでいる「繰り返される」時間を生きるあり方に、「変化」を促す必然性を私は感じないのだが、戯曲は「変化」を必然として書かれていると見えた。
現実の「時と場所」を作者が設定した意図も、そこにあったのだろう。
私が持つその前提(時間の捉え方、前進していく時間=近代の時間は絶対ではない)から見ると、テキストの中の台詞に説明足らずを覚える(芝居は自然に流れて行くのですっきり見終えるが、解消し切れてないものが残り、その理由を突き止めるとそのあたりであった)。
芝居は観客の想像による補完によって成立する所が大であるが(難易度は様々だが)、とくに短編はその領域が広い。今作で、「タケちゃんたちとも仲良くして」と一度ならず妻が言うその背景を、想像に委ね、詳細は省略されている。「今の状態が不自然だ」、と妻が夫にやんわりと知らせているのである。ところが私ときたら「いいじゃんこのままで」と思っていて、一人立ち退き拒否を続けるという男の選択を否定される必然性がない。だから「もう少し喋って頂戴」・・と内心欲していたのであった。

いずれにせいても、何か驚かせてくれそうな質感があり、あるいはこれが「さんらん」らしさ、かも? 次作は本格作品のようで愉しみ。

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