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幻の国

幻の国

劇団昴

Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)

2017/09/12 (火) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

劇団昴ザ・サード・ステージ公演の舞台であるにもかかわらず、脚本・演出が古川健
日澤雄介のコンビということで、劇団チョコレートケーキの色濃い骨太な舞台。このコンビは、時代を切り取らせると本当にうまい。宿命に流されず、運命に偏らず、それでいて時代の中でもがく人間描写がいつも胸を打つ。
ドイツを扱った舞台ということで、青年座の「旗を高く掲げよ」をすぐ思い出したけれど、あちらも脚本は古川健氏だったよなあ。そうして観るとこれは後日譚と言えなくもない。
金華玉条のように奉ったナチズムから社会主義に、嬉々として思想的な転換を図ったあの夫婦。彼らが観たその40年後のドイツがここにある。「幻の国」の夫婦の健気さと贖罪意識を、「旗を高く掲げよ」の夫婦は遂に持つことはできたのだろうか。
この2作の関連性を、一度古川氏から聞いてみたいものだ。

ネタバレBOX

最近、★5つが多すぎるかな。でも、それは幸せということだから良いことか。
ノー・サイド NO SIDE

ノー・サイド NO SIDE

トツゲキ倶楽部

小劇場 楽園(東京都)

2017/09/12 (火) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/12 (火) 19:30

座席2列

隔てている何かを無くしていく、というテーマを持つ3つの短編からなるオムニバス作品。ラグビーとはあまり関係ありません。
 前説を受け持った桜井が、そのまま第1話に導入し、また第3話の最後の台詞も受け持つという構成も見事でした。
 アンケートを書いた人の中から抽選で次回公演の割引券がもらえるということでしたが、筆記具を持っていなかったので、泣く泣くそのまま帰ることになりました。

ネタバレBOX

「それでも地球は廻っている」
 壁が無くなったのは、桜井と鈴川の関係だけだったのでしょうか。まあ、財津のおかげで登場人物間の隠し事は無くなったのかも知れませんが。
 タイムマシンネタなのに、タイムマシンの装置は出てこず、観客の頭の中で想像させるのは巧いと思います。また、その原理を人間で説明するのもわかりやすくて良かったです。
 また3話を通じて唯一のラガーマンである古谷がボーダーを着ていたのも、在学中のプレーヤーを髣髴とさせ、良かったです。

「ハヴァナイストリップ!」
 前話の古谷の恋人はアサマだったのでしょうか。
 頑ななナンバの心が解けていく様子は感動的でさえありました。
 時間経過を示すのに、マサルとアサマはほぼ動かさず、ユウキだけいじるというのには笑わせられました。

「NO SIDE」
 前話のマサルとユウキが、この話の登場人物がいない間に舞台をちょろちょろするという展開が面白かったです。また、どちらがいづみの父であるか、というのは、三宅ならずとも観客が惑わされたと思います。
 しかし、なんといっても面白かったのは、いづみの妄想のショックを示す照明と音楽でした。
帰郷

帰郷

劇団普通

スタジオ空洞(東京都)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/12 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/08 (金)

9月8日ソワレ(75分)を拝見。

ネタバレBOX

文庫本をイメージしたらしい当日パンフに書かれた
「姉妹の住む一軒家に、姉妹の子供時代からの友人・咲紀やら、姉の幼馴染やら、次々と同居人が増えていき…」の「あらすじ」
(実際に芝居には出て来ない咲紀を除いて)「女1」「男2」と抽象化された登場人物たちの「相関図」
そして、一軒家の「間取り」。
これだけが観客が知り得る、本作品のアウトライン。
でっ、実際、芝居が始まってみても、登場人物たちは、会話…というより、ほぼワンウェイな語りかけや、相手がいるのかどうかもわからない独白に終始します。
観客にとって、不親切この上ない(苦笑)、「おはなしの具体的な説明」を削ぎ取った作品です。

しかしながら、アクティングエリアの背後に展開された鏡面に映し出される姿との二重写しや、意思疎通に欠ける「会話」がもたらす、ヒリヒリした空気感は、観客の神経に常ならぬ集中を強いるのです。

何か重篤な事情が女1(姉妹の妹の方)に生じた後、周囲の同居人たちも(いつの間にか、ごく自然に)感情を殺して互いに接するようになった…そんなシチュエーションを勝手に想像しながら、拝見させてもらいました。

芝居という虚構の空間に居ながら、とってもリアルな居心地の悪さを感じ続ける「日常」に放り込まれたような75分…作者の意図、理解は遠く及ばぬまでも、どことなく癖になりそうな芝居でした、とさ♪
ノー・サイド NO SIDE

ノー・サイド NO SIDE

トツゲキ倶楽部

小劇場 楽園(東京都)

2017/09/12 (火) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

ノー・サイドとは無論ラグビー用語だ。通常は試合終了の意味で用いられるという。唯試合後は敵味方と分かれていた面々が、もう陣地の境も分からなくなって互いの栄誉を称え合うか否かは兎も角、健闘を祝すなんてことができたら素敵には違いない。こんな意が籠った今作、結果として所期の目的を果たせているのではないか。

ネタバレBOX

 内容は3つの短篇を組み合わせその一部を関連させて全体を纏める構成を取っている。第1話が、タイムマシン発明とその余波の顛末。第2話は、入管で別室に連れて来られた2人の日本人壮年男性を襲う入国管理法違反容疑の顛末、ラストがハワイで明日挙式という新郎・新婦を巡る愛の危機とその克服譚。ということになろうか。全体として落ち着いた大人の演技がベースになっているのだが、その重みを軽減するような様々な笑いが芝居全体に軽味を持たせ男と女が協力し合えば、憂き世も何とか乗り越えられるという希望を持たせてくれる作品に仕上がっている。笑いに関して少し例を挙げておくと、桁外しは無論のこと、初心な人間をちょっとからかうような悪戯心に発する意地悪、オーバーな物言いや所作、そぐわない所作で笑わす、間の伸縮のおかしみで笑わす等々様々なバラエティーに富み、決して派手ではないものの手練れのテクニックがそれとなく用いられ効果を上げている。更に、1か所だけ、肝を上げておくなら、子供だった新婦を置いてふらっと居なくなってしまった父親が、実は記憶を喪失しており、訳も分からず失踪していたのが、新郎の計らいで再開することができたシーンなど心底胸を撃つ。初日が終わったばかりなのでネタバレは此処まで。人生、昏いことばかりのように見えても、男と女がキチンと協力すれば、様々な難題も何とか乗り越えることができる、そんなメッセージを感じ取ることができる作品であるのは先ほども記したとおり。
イマジネーション・レコード

イマジネーション・レコード

Nibroll

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2017/08/29 (火) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

nibrollは矢内原美邦を含む異ジャンルのアーティストが集うユニット。ミクニ・ヤナイハラ・プロジェクトは矢内原主宰の「演劇」をやるプロデュースユニットで岸田戯曲賞をとったのはこちら。
・・なのだが素人には二つの区別は曖昧で、よくよく思い出せば、ミクニの方は機関銃のように台詞を吐き出し合う形態だが、nibrollの今作、出演者らが絶えず動き、走り、喋りもする「舞踊」系パフォーマンスも、表現形態の差ほどには、本質的な違いはないように感じたりする。
姿形の美より、行為の質から組み立てられた一連のシーンは、これを踊っている若者たちへ「innocentであれ」と願いを込める演出=師匠の影が浮かぶような、従順な弟子の姿が印象的なパフォーマンスだ。
中央に相撲の土俵位だろうか、照明によって円形にくり抜かれた部分があり、全体の照らし方を場面により塩梅し、計8人だったか、その円を出入りしたり通過したり、最初の衣裳は一枚ずつ脱がれて行き、不可逆な時間を刻む。声を掛け合ったり、グループに分かれて歩を進めたり、孤立でなく共同して何かに取り組んでいる様がある。これに何をイメージしたか・・逼迫した事態に手をこまねいている余裕はなく、とにかく何かしなければならない・・頭を働かせよ、動け、そこに人が居る、手を組め、前に進ませよ・・。人の皮を一枚剥げば、孤立ではなく、この「実態」がある、との説か・・?分子が絶えず振動している様?眼球も人の心理も同じく動き回り、とどまる事がない・・事実の描写か願望か。
何かを感じたがはっきりコレ、というものに着床せず、ふわりとした感触のままを持ち帰った。

ネタバレBOX

冒頭は闇の中から1(右足を前へ=強く)、2(左足を後ろ=弱く)とリズムを刻む集団の足音が響き、ようやく上がってきた照明が正面(客席側)を向いて歩く踊り手達を照らす。
紆余曲折?あって終演に近い事を知らせるMが鳴ると、照明が落ち始め、円の上で彼らは冒頭と同じ歩を刻み出すが、リタルダンドで照明のアウトに合わせて止まる、という演出だった。私としてはまた暗闇に戻り、同じく力強い足音が響く、と行きたかったが・・そうしなかった理由を考えながら劇場を後にした。大した考えは浮かばないが、〆メに拘る自分とは?
オカダスファミリーの一族

オカダスファミリーの一族

東京AZARASHI団

サンモールスタジオ(東京都)

2017/09/12 (火) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

清々しい程の欲望剥き出し遺産相続バトルに圧倒されながら、押し寄せてくる面白味っ。
美人5姉妹の振り切った演技、もうスゴいです。
笑いの火に油を注ぐが如く「犬神家の一族」を絶妙にトランスフォームした因縁模様が、容赦なく面白味を倍増させていました。
コメディー作品としても一級品でしたが、ドラマ部分もしっかり創り込まれており、一粒で何度も美味しい作品でした。

幸福な動物

幸福な動物

温泉ドラゴン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/08/23 (水) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/08/28 (月)

「君は即ち春を吸ひこんだのだ」観劇(シライケイタ出演)、その少し前に劇作家協会新人戯曲賞受賞で、名を知っていた原田ゆう。「君は即ち・・」はもう一歩という印象だったが、一度観たきりで見逃している温泉ドラゴンの分業体制公演(作と演出が別)を観たさに出かけた。
架空の国、時代の設定でテーマは戦争。戦火は及ばない地方ではあるが、政治は否応なく入り込む。
藤井由紀(唐組)の客演も気になる所、ホームとはまるで印象のかけ離れた役柄で、スッピン(多分)で通した潔さとも相俟って記憶に刻印される視覚体験だった。
架空の国や時代を設定した芝居は、リアルで通せば破綻が起きやすく「笑」に逃げたくなるところ、(気になる部分は多々あったが)ストレート勝負でぶつける演出が、やはり正しいと思える締めくくりになっていた。
時折流れるラジオ番組(放送室の風景も再現)、反政府運動、違法な手段で難民を亡命させる商売に手を染める女、劇中で夫を失う女・・。リアルなフィクションである演劇の図面引きに、作家が注いだ汗の跡が見えるような気がして、拳を握った。

金色夜叉『ゴールデンデビルVSフランケンシュタイン』

金色夜叉『ゴールデンデビルVSフランケンシュタイン』

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2017/08/18 (金) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/08/27 (日)

金色夜叉と、フランケンシュタイン、無理やりな取り合わせは無理やりにせよ同舞台で存在できたようであるが、ゴールデンビルが判らなかった。
今回も賑々しく歌、踊り、様々な穴(出入り口)からの登退場と「見得(切り)」の演技に明け暮れた浅草の夜であった。
本としての「未完成感」(尻切れトンボ感?)は残るが、それがさほど気にならないというのは何だろう。B級だと蔑みつつB級な快楽を求めて足を運ぶ自分が居るわけである。
そんな中、役者はしっかりとジツリキを蓄えているようであり、他人事ながら(いや実際そんな感覚)有能な俳優諸氏が「卒業」などせず、荒唐無稽なドガドガワールドにある面で厚みを与え、熟成させて行くなら、それは是非観てみたいものだ。

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

「売春捜査官〜ギャランドゥ」「熱海殺人事件」

株式会社STAGE COMPANY

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/09/05 (火) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

「熱海殺人事件」
みました。客席の反応は好評のようでした。

15 Minutes Made Anniversary

15 Minutes Made Anniversary

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/08/25 (金) 14:00

二度目の15minutesはやはりラインナップに惹かれてつい・・というやつで。だが冒頭二つを見逃し、それでもお得感有り、であった。何やら評判の良い梅棒、乱筆手抜きチラシをよく目にする地蔵中毒、その名を知って早20年未だ未見のキャラメル箱。15分に圧縮されたパッションでの初お目見えは幸福体験である。
懐かしの歌謡に乗せたダンスとマイムでストーリーを語る梅棒は、バイト先の憧れのパティシエに勇気を出してラブレターを書くもタイミングを逸するたびにマイナス志向に陥る女の子を、影で(否、公然と)応援する学ランの応援団たち。恋敵や自棄のリバウンドを乗り越えて恋が成就するべく立ち回る彼らと女の子の「昇ったり堕ちたり」がリズミカルに(音楽に乗っているのだから当然だが)展開する。粋な振る舞いや展開を見せた時に客席から上がる歓声も、見ものだが内輪乗りでなく初見の者でも拍手をしたくなる、うまい作りである。題材と設定と、曲のチョイスが良いが、狙った感がなく「応援団」そのままに爽快な風が吹く。この日の終わりの会(ポストトーク)も梅棒主宰とメンバー2人、トークもノリ良し。
地蔵中毒は脱力系(観る方が脱力する)シュールでエロ禁破りでオチのみ理解不能という大変非効率な仕上がり、敢えて狙っているかという、形容しがたい出し物で、意外に癖にならないとも限らない、独特な空気である。
キャラメルボックスは二人芝居、子供を残して旅行(確か宇宙旅行)に出た夫婦が衝撃音の後15分で宇宙船が爆発するシチュエーションで、息子に残す遺言をスマホの動画で撮り合っている。そのうち夫婦の相手に対する本音(教育方針の違い、その他)が吐露されたり波乱もあるが、息子には本心を伝えたい、という一点で互いに対する愛の確認作業になり変わり、最期を迎えるという「うまい」短編の上演。
見逃した柿喰う客と吉祥寺シアター演劇部(高校生中心)も惜しまれたが、上記3つに加え毎回15minuitesでは良品を(主宰劇団だけに)出すMrs.fictionsの「見せる」短編の計4作、十二分に堪能した。特にラストのMrs.・・の父役の岡本篤(劇団チョコレートケーキ)の独特の味が効いていた。お涙頂戴の逆の線を貫徹し、哀愁が見えそうで見えない、というより想像するしかない背中を客に見せている。客はドライで居ても良く、泣いても良い、・・客それぞれに委ねる柔軟な佇まいに愛があり、内心拍手である。

屈曲:75時

屈曲:75時

不定深度3200

SPACE EDGE(東京都)

2017/09/09 (土) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2017/09/09 (土) 15:00

座席1階

不定深度3200『屈曲:75時』SPACE EDGE

「観劇」というよりは「体験」「観察」といった感じ。
アクティングエリアと客席の区別がなく、上演中に観客も自由に移動することが出来ます。
まるで雑踏の中にいるようで、こういった趣向は群像劇との相性が抜群に良いなぁと思いました
折角なので、開演までのゼロ場にも何か動きがあるとより没入感が増したかもしれません。

後から入場した人って、多分誰が役者で誰が観客かがわからないですよね(^_^;)
なんかその状況がすごく面白いなぁと思いました。

TAKUYA’s LIVE 2017

TAKUYA’s LIVE 2017

橋本拓也

アトリエ第Q藝術(東京都)

2017/09/09 (土) ~ 2017/09/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/10 (日)

アトリエ第Q藝術こけら落とし公演!!

DOUBLE TOMORROW

DOUBLE TOMORROW

演劇集団円

吉祥寺シアター(東京都)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/17 (日)公演終了

満足度★★★★

新劇団の円が、このような舞台をわざわざ外国の演出家を招いてやるのはどういう意図があるのだろう。確かにこのところヒット作はないが、何もこの程度のフィジカルシアターをやったからどうと言うこともないだろう。確かに俳優には刺激になるかもしれないし皆嬉々としてやっているが、内容が薄すぎる。これが人生だって?? さびしいではないか。チェルフィッチュや地点を引き合いに出すのは気の毒だが、こういう小ぎれいなだけ、内容も適当に時事に合わせ、と言うフィジカルの時代は終わった。こういうのはもうダンスの連中に任せて、外国と言うなら、米英の優れた新旧の本邦未上演の戯曲がいくつもあるではないか。そうなれば円の俳優も実力を発揮できるし、吹き替えで着いた悪い癖も取り払うことが出来るだろう。いわゆる新劇系の劇団(と言われるのが嫌のようだが)の中では最も視野も広く期待している劇団なのだから。しかし、2時間15分。吉祥寺で満席は何よりだが、隣の席の業界らしき観客は終始眠っていた。

THE WORLD'S END~遠くて近い場所に~

THE WORLD'S END~遠くて近い場所に~

劇団空感演人

両国・Air studio(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★

鑑賞日2017/09/08 (金) 21:00

座席1列1番

価格3,500円

★2(満点5)。
舞台を観劇したときに感じることは、その時の自分の環境、精神状態、体調、大切にしている考え方に影響を受ける。それは役者や物語の良し悪しではない場合が多い。同じ箱で同じ時間に同じ舞台を観劇しても、感想がさまざまであることと同じ。出演の役者の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。あの回でのベストで作ってくださった空間だと思います。ただ、あの時の私には、まったくはまりませんでした。集中して味わおうとしていましたが、どうも、ストーリーや登場人物にさえ入り込めず、何度となく流れていた主題歌さえも、閉演後、メロディやフレーズを思い出せないほどに印象に残らず、劇中、大笑いはおろかクスッと笑うこともなく、涙はおろか、心に沁みいるものもなく、何回目かの暗転明けには、役者さんが一列に並んで最後の告知をしていました。今年観劇させていただいた「十二人の怒れる人々」と「解体OK」が私にとっては素晴らしかったので、とても期待して席に座っていましたが、今回は私にとっては残念な観劇でした。あくまで私個人の感想です。

学園恋愛バトル×3!

学園恋愛バトル×3!

劇団だるめしあん

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/09/07 (木) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

3つの短編とも素晴らしかった。脚本・役者陣の演技、両方ハイレベル。

ネタバレBOX

1作目…妖刀ムラサメの話。
2作目…親指姫と小指侍?の話。「あなたと向き合いながら、私自身と向き合おうと思う。」という台詞がすごく良かった。
3作目…「『生徒会長』という肩書きもコスプレ(自分の身をまもる鎧のようなもの)」
という台詞にハッとさせられた。
人魚秘め

人魚秘め

ガラ劇

萬劇場(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/10 (日) 16:00

価格3,800円

無題2135(17-138)

16:00の回(曇)

15:15会場に着くとすでに列、整理券が配られ、15:20受付、15:30開場。対面の座席、奥に座ります。

正方形の舞台には青い半透明のビニールシートが敷かれていました。

場内には映画音楽のような曲調のものが流れ、16:01開演~17:46終演。

「キューブ(2016/7)」に森原彩夏さんがでるというので観にいったのが初めて、本作で2回目です。

森原さんは「激熱(2017/5@ユーキース)」を観たばかり。

水野絵理奈さんは長くて「JK Monster(2013/7@サンモール)」「かあいい日本~ごどーちゃんの居る77の風景~(2014/2@LE DECO)」「さよならをあげる(2014/8@バビロン)」「見よ、飛行機の高く飛べるを(2015/6@明石)」。

すみません、「池袋演劇祭CM大会」は会場で観ていましたが、途中退席してしまいました。

画像が何枚かアップされていますが事前に観ていなくてよかったと思いました。

人魚姫なので海の中、神話的で、神秘性と躍動感をあわせもった美術/衣装/メイク/照明/振付。

一方ではコミカルな装飾(カニ、カメ...)が楽しく、真夏の終わりの夜の夢としてこれ以上のものはないのではないかと思わせる作品でした。

一流のパフォーマンスが役者さんの身体(とその動き)だけで表現されていて、これはつねに一回限りのもの(毎回違う)として強く意識をしました。

すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

 この劇団の座付き作家、笠浦 静花さんは、かなり音韻に敏感な作家で、今作のタイトルにも、その特性が現れている。「すずめのなみだ」は微小なことを表す表現だが、それに「だん」を加えることで、単語相互の連関を通常のそれとは切り離し、同時に意味を一旦砕いた上で、新たな意味を付与している。もう一つの発明は、「だ」を重複的に用いてアクセントの位置をずらし、通常の意味とは別の新語を作り出していることだ。つまり「だだん」という耳慣れないことばに彼らの信仰対象である地面の意味を与えると共に、大地と対話する際に用いる掛け声としても用い、オープニングでその独特な所作と共に作品の中に観客を引き込んでいるのである。
言葉に対するこのようなチャレンジは、前々作「根も葉も漬けて」でより徹底して用いられていたのだが、今回は、観客にとってずっと分かり易く平易になっている。その分、だだん以外は総て平等な、だだんに対してのみ垂直社会を構成していたメンバー相互の徹底的な平等が、彼らの自由を保障し、戒律の絶対的自立と同時に自分の頭で考える為の思考方法を齎していた。即ち、我々の社会のように知を他者から伝えられ、他者に伝えてゆく横社会の方向への振れを大きく取っている社会の対極として想定されているのだ。一見、平等に見えるこの横型社会にヒエラルキーが生じている点も興味深い。社会構造の異質性をこのような形で提示すること自体、頗る哲学的な主題を含みいくらでも議論を深めることができるであろう。この辺りの作品の構造的な深さも注目に値する。とはいえ前置きはこれくらいにして、物語の概要を見てみよう。
(追記後送)
花五つ☆

のうみん

のうみん

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

迫力満点の三面舞台であった。次から次へと繰り出される殺陣にダンス、舞台だけでは無い、空いてるスペース全てで演じられていた。ダンサーさんの動きがスピード感を盛り上げている、殺陣、戦いそしてダンサーさん、時々笑いを加えて頂き満点の舞台であった。南園さん、彩羽さん、みどりこさんホントに男前である。彩羽さんの挿入歌花鳥風月、歌姫の生歌に涙しました。西村頼子さんの信綱も良かった。お疲れ様そして有難う御座いました。

ネタバレBOX

「のうみん」土地がある限り生産者は生き続ける。侍は責任を全うする為に戦って死ぬる。ラストシーン責任を全うする為に殺さない、責任を果たす為に死ぬ。そして未来にまで名を残して語り継がれる。
人本のデストピア

人本のデストピア

バカバッドギター

上野ストアハウス(東京都)

2017/07/15 (土) ~ 2017/07/17 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/07/15 (土) 14:00

価格2,500円

直接的・間接的含めてジブリっぽさが漂う異世界未来冒険譚。基本となる設定が突飛なのに「そういう世界観なのね」と納得してしまうのはなぜなんだろう?(笑)
また、ちょこちょこ入るあの手この手の笑いも愉しく、装置のアイデアも良く衣装も◎。

SYK

SYK

よしもと×アカルスタジオ オフ・オフ・ブロードウェイ

アカルスタジオ(大阪府)

2017/07/19 (水) ~ 2017/07/23 (日)公演終了

満足度★★★★

西遊記と四国88箇所お遍路さんとのヒュージョン?
ついでに世界各国の神様をオマケにつけた楽しい作品。
いろんな神様が出てきます。

ボスキャラ、無信心な現代人に対する神々の恨み、等々、設定も好き。

そして、
主人公・三蔵法子の泣き叫ぶ切れ方やその切り替えが愉しく、
お供の晴天大成、迫丈二、猪八階が超個性的。

そしてそして、
仏や神や…、世界中のいろんな神様が出てきて、楽しかった。

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