最新の観てきた!クチコミ一覧

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「月いち座布団劇場 八月篇」

「月いち座布団劇場 八月篇」

占子の兎

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/08/30 (水) ~ 2017/08/30 (水)公演終了

満足度★★★★

初めて観覧させていただきましたがとても面白かったです。
落語に出てくる登場人物をそれぞれの役者が演じる趣向はとてもユニークですね。
登場人物同士が顔を見ずに話すのも面白いですね。
結構、落語そのものを聞くと長いなあという感じがあっという間という感じ

涙は雨に

涙は雨に

空想実現集団TOY'sBOX

シアター風姿花伝(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

両チーム観劇してきました!

いやー、本当にダンスから引き込まれました!

ダンスと前説はトイボさんの名物だなと!!

トイボさんらしい、心温まる結末でした。

夏も終わるこの季節にとても素敵な話をありがとうございました!

イジメがあったという事実は確認できませんでした

イジメがあったという事実は確認できませんでした

teamDugØut

明石スタジオ(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/04 (月)公演終了

満足度★★★★

重たい内容の中に、ふんわりとしたかすかな笑いもあり、落ち着いて観ること、考えることができました。

ネタバレBOX

教育現場の問題は簡単に解決できないことと感じます。私たちが目を背けてはいけないテーマでした。いろいろなことを考えさせられるような、結末でした。しっかりと受け止めて、考え、そしてできることを行動に移すこと、ひとごととしてすましてはいけないこと、を考えました。ひとりひとりの人を大切にしようと、とても強く思いました。
役者がこちら(観客席)に背中を見せることが多いので、セリフや表情がところどころ観れなかったのが残念です。職員室の机の配置が90度ずれていたらなあと思いました。回想場面で、前のほうで座ってやりとりする場面がありますが、後ろのほうの席では見えないので、ちょっとくやしく残念でした。立ったまま演じることは難しかったのかな。
【第29回池袋演劇祭参加作品】『落語の国のアリス』

【第29回池袋演劇祭参加作品】『落語の国のアリス』

ラチェットレンチF

萬劇場(東京都)

2017/08/30 (水) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

落語の「たがや」に挑戦中のダメ落語家を主人公に置いたとき、脚本家の頭に江戸と現代、「たがや」と落語家を融合させるアイディアが閃いたのであろう。
巧みな構成が光る意欲作である。
途中休憩なしの2時間20分だが適度に場面が変わって飽きさせない。
舞台セットは一つであるが江戸と現代を交互に描いて行き、最後に大団円を迎える。
構成が複雑なことと私が落語に不案内なこともあって理解できない部分もあったが、本筋は十分楽しむことができた。

遣り手婆のダミ声が耳に残る。あれを聞きにまた行きたくなってしまう。もうほんのちょっと酒とタバコで喉が焼ければ完璧だ(やっちゃ駄目ですよ(笑)。
門倉の存在感が素晴らしい。出番はそれほど多くないのに観客をすっかりコントロールしている。
白兎は社会人落語家としても活動されているとのこと、ベテラン俳優のような熟練振りであった。

ネタバレBOX

「アリス」はほとんど関係なかったね。白兎という名前だけとは。
まあいろいろドタバタもあるのでギリギリでセーフかな。
(追記:2日経ってようやくわかった。萬劇場だから付けたんだ。あの深い穴の底へ落ちていく我々観客がアリスなんだ。)

いくつか小噺が出てくるが、笑いのポイントが分からないで困っていると録音の拍手が流れるのでこちらも安心する。この辺は経験からくるノウハウなのだろう。
夕顔

夕顔

日穏-bion-

テアトルBONBON(東京都)

2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/23 (水)

昭和の懐かしい雰囲気を醸し出す作品が多い印象を受ける日穏-bion-さんのお芝居。今回は時代設定は現代のようでしたが、栃木のかんぴょう農家を舞台とした内容のためか、やはり舞台セットなどは懐かしい雰囲気。個人的にはこの日穏さんの昭和テイスト感は好みなので今回もこの雰囲気が感じられて良かったです。ストーリーも色々と伏線を張り後々にリンクしてくるような良く創り込まれた内容。結末は少し予想とは違う展開でした(心臓の病気をしたという話が出た次女が雨の中飛び出すシーンがあったので、次女に何か起きるのかと思っていました)が、クライマックスのシーンは感動的でした。役者さんの栃木弁も自然で違和感なく観ることが出来ました。さりげなく栃木の自虐ネタやかんぴょうの知識を盛り込んでいた部分も良かったです。

DEPERGA&DREPRA-デパガとドリプラ-

DEPERGA&DREPRA-デパガとドリプラ-

SPIRAL CHARIOTS

小劇場 楽園(東京都)

2017/08/30 (水) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

涙が出るほど笑ったことしか覚えていなかったので、別の涙もあったことに狼狽してしまいました。服部さんずるい!って前回も思ったことを思い出しました。再演で別の人が演じるのを見られるのは面白いですね。 あの部分を確かめるために何度も見たいとは思うのですが・・・

青の凶器、青の暴力、手と手。この先、

青の凶器、青の暴力、手と手。この先、

キ上の空論

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

キ上の空論も、あっという間にここまで来たかという感じ。
劇団自身に疾走感があるね。
リジッターの方も1月にあるみたいだし、ますます期待だね。
内容は、心が痛くなるようないい芝居でした。

第2回本公演「12人の噦く女子生徒」

第2回本公演「12人の噦く女子生徒」

演劇ガール☆フューチャ

シアター風姿花伝(東京都)

2017/08/25 (金) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★

いやあー、12人も女子生徒がいるとやかましいの一言。
まあ、本物のJKがでているみたいだけど、やかましいっていうのはリアルだったということ。
実際はこうなんだろうな。山田さんは切り取ってくるなと感じました。

【本日最終日!27日(日)13時と17時】我飯

【本日最終日!27日(日)13時と17時】我飯

劇団鹿殺し6年生企画

Geki地下Liberty(東京都)

2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★

カレーが大変だ!
鹿殺しの6年生がハチャメチャなことやってるな、という感想。
遠藤さんは輝いていた。

金色夜叉『ゴールデンデビルVSフランケンシュタイン』

金色夜叉『ゴールデンデビルVSフランケンシュタイン』

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2017/08/18 (金) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★

古野あきほさんとゆうき梨菜さんのトップツーで公演出来るというのはこの劇団の強さでしょう。中瀬古健さんは初主演とのことでしたが、貫一とフランケンシュタインの二役を素晴らしく演じ分けていました。初日に観にいったので、その後修正がはいったのかもしれませんが、これまでのドガドガと比べると少々荒唐無稽なストーリーに無理があったような気もしますが、エンタメとしては十分合格点でしょう。私は浅草芸能大賞の台東区区民審査員にしてもらいましたので、新人賞に一票入れておきました。浅草公会堂に行けたらいいですね。

結婚申し込み

結婚申し込み

CP Project

スペース29(東京都)

2017/08/24 (木) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポ良く、時事ネタも要所に入れてきて、とても面白かったです。
役者さんも表現豊かで楽しい時間を過ごせました。

戦争、買います

戦争、買います

タテヨコ企画

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/08/29 (火) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

小劇場には珍しい直球型の政治ネタである。
演劇と社会はもちろんかかわりは深いのだが、日本の新劇の歴史からも、この両者はいかにも「政治的」な関係でぎくしゃくしてきた。この舞台は武器輸出と中小企業の話で、少し前にトラッシュマスタズが同じテーマで、家族劇でやっていた記憶がある。一口で言うのは難しい問題で、ことにこの素材から社会と家族の運命を描いて、観客を納得させるのは容易ではない。
かなり現実的な素材なので、社会人が見ると、設定の安易なところとか、現実の法制の無知とかが露呈するが、こういう素材に小劇場が取組み、しかもかなりの観客(私の見た会は満席)を集めていることは、ジャニーズの顔見世芝居(これも時に面白いものもあるが)や2・5デメンションだけが舞台と言うよりは、はるかに健康である。
俳優たちは妙に現実的でリアリティがあるが、役を通して長続きしない。地と役とがまだら模様で、そこはいますこし精進されると良いと思う。作演出は力みすぎ。役の解釈ももう少し深く見て演技をつけないと、言葉は悪いがマンガになってしまう。
しかし、1時間45分こういう堅いネタでよく頑張った。

涙は雨に

涙は雨に

空想実現集団TOY'sBOX

シアター風姿花伝(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/31 (木)

翠雨・紅雨チーム両方観劇してきました。
団員が選曲した歌に合わせた振り付けも楽しく見れました。毎度変わった演出を入れてくるなぁという印象で、今回は一つの部屋なのに……!!!と感心させられます。登場人物もそれぞれ個性が強く、ダブルチームで役者が変わるけれどすんなり受け入れられます。
かの有名なアニメ映画がまず浮かんでくるけれど
「○○の様だ」で決めつけるにはまだ早くて、最後まで観て「やっぱりトイボの作品だった」と感じる事ができる良い作品だと思いました。
本編上演後5分の休憩を挟んで上演シーン撮影会が有るので、そこも楽しめますし、最後にハイタッチお見送りと、全員が漏れなくコミュニケーションとりつつ帰れるのもトイボならでは。

言草(ことのは)Pillow Talk

言草(ことのは)Pillow Talk

まるけ

新宿眼科画廊(東京都)

2017/07/21 (金) ~ 2017/07/26 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/07/22 (土) 19:00

価格3,000円

タイトルに関連した言葉にちなんだ複数の連作を併走させ、最後にそれらを1つにまとめてさらにもう一段落とす構成が見事。構成だけでなく各編もそれぞれシカケがあるし、時事問題揶揄もあるし楽しいのなんの。感服!
いくつかは元ネタを知らないとピンとこないかもしれないが、幸いにしてほぼ(全部かも?)ワカったし、最後にまとめるための伏線にもうっすら気付いていたのでホント楽しめた。
「あの作家」や「古典のアレ」のリミックス、時事ネタである不祥事オンパレード、言葉遊びやあの手この手のリンクなど鮮やかだし、いささか苦しい無理矢理気味の結び付けもかえって可笑しい。

ネタバレBOX

枕に関するネタはダブルミーニングの「枕営業」、筆名が「石に漱ぎ流れに枕す」に由来する夏目漱石リミックス(冒頭場面には「草枕」の一節も)、落研の新人が主人公の「噺のマクラ」、枕草子が絡む平安の女官たち、タクラマカン高原ならぬ「マクラタカン高原」派兵。
欲を言えば古典落語リミックスに「寝床」が欲しかったし、せっかくなので「枕詞」ネタがあっても良かったかな、とも。

各編の主人公の相手のオトコを同じ女優が演じており、「もしや伏線?」と疑っていたら案の定それが同一人物という設定で各編を束ね、さらに落研パートで出てきた夢落ちで締めるのが巧み。
ああでもない、こうでもない、そうでなければ、どれでもない

ああでもない、こうでもない、そうでなければ、どれでもない

劇団WARBLER

立教大学・新座キャンパス ユリの木ホール1階 STAGE BOX(埼玉県)

2017/08/30 (水) ~ 2017/08/31 (木)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/08/30 (水) 14:30

ストーリーも演技もB級(良い意味で)で、肩肘張らず楽めました。若さと初々しさ、一生懸命さの感じられる舞台でした。

シアンガーデン

シアンガーデン

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2017/08/18 (金) ~ 2017/08/22 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/08/21 (月) 19:30

現代の正統的なアングラ、と評したペーターゲスナーの言葉を思い起こす、(ここで言うアングラは恐らく状況劇場のそれに近い。)意表をつく、だけでなく普段気づかぬ本質的な何かに触れる、言葉遊びと奇想天外な劇的展開が、哀切のトーンの中に幻影のようにめまぐるしく、懐かしく生起し、やがて消え去る。
この劇団を初観劇とみえる若者が「すっげぇ面白かった」と、一人ならず感想をもらしていたのが妙に嬉しかった。

二輪草 

二輪草 

metro

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★

濃密な70分であり、月船さららの女優としての意気込みを感じさせる一人称語りの舞台、ではあった。
江戸川乱歩の猟奇的文学の世界は、地の文の語りによって伝わってくるし、古めかしい部屋、年のいった雇われ人の風情、畸形の造形もリアルに迫っている。
それだけに、演技的に迫り切れない部分がくっきりと見えてしまう憾みはあった。
「不幸」という言葉と、それを発する本人の自覚とのギャップが、おそらく哀れみを催させるポイントであっただろうが、どうだったか。「人と違う」ことへの気づきの「途上」のぼんやり感は表現されていたが、その悲しみ、恐らくもっと物事を知ればより絶望へと近づくであろう、心情の「まだその先がある」予感が見えていたかどうか。基本的に容姿に恵まれた者が未体験とならざるを得ない「心情」の表現に、肉薄しようとした足掻きは見えたが、抜けきれてなさも残っていたのは否めない。

「月いち座布団劇場 八月篇」

「月いち座布団劇場 八月篇」

占子の兎

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/08/30 (水) ~ 2017/08/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

十周年を記念しての月いち座布団劇場だが、今回のネタは3本。{ところで次回の宣伝をしておこう。10月11日午後3時と午後7時の予定だ。(行く場合は必ず自分で確認するように。)}

ネタバレBOX

序に「天狗裁き」破に「らーめん屋」そして急に「たちぎれ線香」の順で演じられた。元ネタが関東なのは破のらーめん屋、これを挟むようにして2本は上方落語である。何れも傑作という評価のネタばかりだが、この選定が良い。むろん、関西もものを関東に持ってくるわけだから、場所の名の変更や如何に上方の元ネタの持っている味を損なわずに関東風の味に仕立てるかは、詩を翻訳するような難しさがあり、大変な作業なのだが、この辺りの翻案も見事であり、本来が落語という独り芝居の権化のような作品をとても良いキャスティングで各キャラを立たせた通常のストレートプレイに仕立てている手際も良い。江戸の下町方言への転換もリズム感も見事である。(まっつぐ行ってしだり等々) 
 元ネタのセレクトの素晴らしさは、人間の本性というものを何れも良く描き出した作品であるということがある。誰しもが持つ感情の深部に分け入ってその魂を掴みとり夢中にさせたり、しみじみ感じさせる作品ばかりであるのみならず、天狗裁きでは、下げを少し変えて原作の笑いより、更にぐっと怖い無限ループを現出させて見せ、永劫回帰のような恐ろしさを表出させた。また、音響・照明などの効果も実に上手に使い役者達の演技を盛り上げている。
 真ん中を占めたらーめん屋は、故柳家 金語楼が、五代目古今亭 今輔に書き下ろしたという人情噺の傑作。原作の良さを見事に演じた面々の演技が素晴らしい。各キャラを演じる役者たちの間の取り方も絶妙で随所に笑いを誘いつつ、深くしんねり、人の心を撃つ。見事な演技であった。
 たちぎれ線香は、遊女と大店の若旦那の悲恋を描いた作品だが、これだけ性描写が流行る昨今だからこそ、この純愛の美しさ、哀れが際立つ。今作でもキャスティングが見事である。番頭役の厳しくも品のある佇まいが素晴らしい。無論、倉に監禁された若旦那への恋文が、八十日で途切れたことの意味する所、百か日の監禁中は、愛しい小糸(この名も恋とに掛けてある)からの手紙のことも一切知らずに過ごした若旦那ではあったのだが、解き放たれるや否や直ぐに置屋を訪ねた若旦那は、残酷な事実を知る。小糸の祀られた仏壇に手を合わせる若旦那に小糸の為に作らせ、今では供え物となった三味が鳴りだす。奏されるのは、若旦那の大好きな曲。だが、中途で音が途切れた。その訳は、線香が燃え尽きた為であった。
これが下げだ。何とも切ないではないか。
PTA

PTA

ホチキス

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/21 (月)公演終了

満足度★★★★

 奇妙な舞台設計である。建築家が好きに作った建物は使い勝手が悪くて仕様がない、というのは現代建築業界の常識であるが、この学校も建築家としては面白い建物なのであろうが、生徒が廊下で良く転ぶなどという話題が入ってくるので使い勝手は良くなさそうである。

ネタバレBOX

外装を目立たせないと人目を惹かないので、使い勝手が悪いなどということも良く起こるのだろうが、外装の無理は自ずと内部構造にも関わってくる。何れにせよ校舎の屋根の形や連山のように連なる屋根の波は斬新ではある。ところで、この建築家が設計した机は、組み合わせ方にフレキシビリティーがあってかなり自在に配置できる。この長所を有効利用しながら、話の展開に合わせて机が様々に組み替えられるのも面白い。
 ところで、現在この植民地の劣化は目を覆うばかりであるが、その原因は、吉田茂以降踏襲されてきた自民党保守派のイエスマン指向にあるだろう。今作では、そのイエスマンキャラが教頭に振られている。
 序盤の演技は作り過ぎてわざとらしさを感じたが、中盤以降自然な演技になったように感じられた。終盤、新任教師の論理性によって急速に問題群が繙かれQ.E.Dに至る展開 は見事だ。因みにQ.E.Dとは、数学や哲学で用いられる略号でラテン語の Quod Erat Demonstrandum(かく示された)が略されたものだ。今作では“証明された”と解釈している。
 物語の内容については、他の人のネタバレで明かされていよう。先述したが、日本の劣化の大きな原因の一つにイエスマンの組織内での出世があろう。能力が同等ならば、当然イエスマンが有利な訳だし、ノーマンの能力が上司たちの能力を遥かに超えていれば、上司たちにはノーマンの優れた能力は見えないことになる。この植民地社会では一歩先を見ただけで評価されない。評価されるのはせいぜい半歩先までである。従って本当に能力のある人々の多くが海外へ行ったまま戻らない。つまり頭脳流出である。この問題が気付かれてから既に長いのだが、アホしかいない植民地では、根本的な対策が取られてこなかった。現に、3.11人災を起こした東京電力で人災時、社長を務めていた清水が、政府に対して現場から逃げ出すことについて打診していたニュースを覚えておいでの読者も多かろう。清水はイエスマンの代表のような男で、彼の妻は、当時会長だった勝俣の娘である。その勝俣は人災発生時、多くのメディアOB、関係者を連れて中国外遊をしゃれ込んでいた。この事実も報道されていたからご存じの方々が多かろう。その他、人災時の副社長らも、人災後、長きに亘って海外逃亡していた。この辺りのことも知っている方々がかなり居ると思う。こんな無責任がまかり通り、のみならず再稼働だの、推進派である田中をトップに据えての茶番組織、原子力規制委の立ち上げ及び既成事実化など総てが、アメリカの意向にイエスと答える日本と言う名の植民地を牛耳る輩、つまり下司野郎どもの責任なのである。アメリカにとって植民地の人間などどうなろうと関係ない。それは、広島・長崎の被ばく少年。少女たちのデータが、米ソ冷戦体制下で、アメリカに敵対する総ての地域に対する核爆弾の投下によって、相手の戦闘能力を無化する為の基礎データとして用いられていたことを観ても明らかである。狂牛病でも押し切られ、自民党政府は、異議を唱えなかった。家畜人ヤプーそのものと化した日本の為政者どもは、アメリカに対して何らの盾にもなっていないどころか、進んで日本国民を売り渡している売国奴である。現在の地位協定の前身である日米行政協定を結んだ吉田 茂も無論国賊。そして、現在もアメリカの軍事行動に何も言えない判決(統治行為論によって、その後この最高裁判例を根拠に総てのアメリカ軍の組織的犯罪に対し、日本は判断を下していない)を下した、田中 耕太郎もアメリカの犬であった。彼はその後東大総長を務め、さらに国際司法裁判所判事迄勤めている。アメリカの犬であったればこその出世である。この事実は、アメリカサイドの公文書から明らかである。
 現在、教育の癌と言われるPTAもアメリカ流のものではなかったか? 示唆的なタイトルである。
言っておくが、未だにアメリカの犬はたくさんいる。安倍などがその最たるものであることは言うを俟たない。
夕凪の街 桜の国

夕凪の街 桜の国

“STRAYDOG”

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/08/30 (水) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

原爆が遺した爪痕と共に生きる善良な人々を描いた作品。といえばとてもシンプルだが、被爆した者 しなかった者 家族を失った者、様々な想いが多様に詰まっており上演時間以上のボリュームをもって胸に迫ってきました。

スタート時は多少強引な笑いが徐々に心地よくなってくるいつものSTRAYDOGさんらしい印象。
原作は未読ながら、けっこー脚色されているなこりゃ。と観ていましたが、その明るさや、内容とタイアップした懐メロシーンが、根底に流れる哀しみをより引き立たせ なるほど舞台としての見せ方をよ~く考えているなーと思えました。
おのずと原作コミックも併せて読んでみたくなってきます。

ネタバレBOX

城咲仁さんって俳優業してたっけ?と観る前には思いましたが、かなりの活躍で終盤には大粒の涙がポロリ。
感情入ってるなーとつられてグッときてしまい、総括的なシーンでもあったので尚更強く印象に残りました。
ホストと役者には通ずるモノがあるのかも。

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