PTA 公演情報 ホチキス「PTA」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

     奇妙な舞台設計である。建築家が好きに作った建物は使い勝手が悪くて仕様がない、というのは現代建築業界の常識であるが、この学校も建築家としては面白い建物なのであろうが、生徒が廊下で良く転ぶなどという話題が入ってくるので使い勝手は良くなさそうである。

    ネタバレBOX

    外装を目立たせないと人目を惹かないので、使い勝手が悪いなどということも良く起こるのだろうが、外装の無理は自ずと内部構造にも関わってくる。何れにせよ校舎の屋根の形や連山のように連なる屋根の波は斬新ではある。ところで、この建築家が設計した机は、組み合わせ方にフレキシビリティーがあってかなり自在に配置できる。この長所を有効利用しながら、話の展開に合わせて机が様々に組み替えられるのも面白い。
     ところで、現在この植民地の劣化は目を覆うばかりであるが、その原因は、吉田茂以降踏襲されてきた自民党保守派のイエスマン指向にあるだろう。今作では、そのイエスマンキャラが教頭に振られている。
     序盤の演技は作り過ぎてわざとらしさを感じたが、中盤以降自然な演技になったように感じられた。終盤、新任教師の論理性によって急速に問題群が繙かれQ.E.Dに至る展開 は見事だ。因みにQ.E.Dとは、数学や哲学で用いられる略号でラテン語の Quod Erat Demonstrandum(かく示された)が略されたものだ。今作では“証明された”と解釈している。
     物語の内容については、他の人のネタバレで明かされていよう。先述したが、日本の劣化の大きな原因の一つにイエスマンの組織内での出世があろう。能力が同等ならば、当然イエスマンが有利な訳だし、ノーマンの能力が上司たちの能力を遥かに超えていれば、上司たちにはノーマンの優れた能力は見えないことになる。この植民地社会では一歩先を見ただけで評価されない。評価されるのはせいぜい半歩先までである。従って本当に能力のある人々の多くが海外へ行ったまま戻らない。つまり頭脳流出である。この問題が気付かれてから既に長いのだが、アホしかいない植民地では、根本的な対策が取られてこなかった。現に、3.11人災を起こした東京電力で人災時、社長を務めていた清水が、政府に対して現場から逃げ出すことについて打診していたニュースを覚えておいでの読者も多かろう。清水はイエスマンの代表のような男で、彼の妻は、当時会長だった勝俣の娘である。その勝俣は人災発生時、多くのメディアOB、関係者を連れて中国外遊をしゃれ込んでいた。この事実も報道されていたからご存じの方々が多かろう。その他、人災時の副社長らも、人災後、長きに亘って海外逃亡していた。この辺りのことも知っている方々がかなり居ると思う。こんな無責任がまかり通り、のみならず再稼働だの、推進派である田中をトップに据えての茶番組織、原子力規制委の立ち上げ及び既成事実化など総てが、アメリカの意向にイエスと答える日本と言う名の植民地を牛耳る輩、つまり下司野郎どもの責任なのである。アメリカにとって植民地の人間などどうなろうと関係ない。それは、広島・長崎の被ばく少年。少女たちのデータが、米ソ冷戦体制下で、アメリカに敵対する総ての地域に対する核爆弾の投下によって、相手の戦闘能力を無化する為の基礎データとして用いられていたことを観ても明らかである。狂牛病でも押し切られ、自民党政府は、異議を唱えなかった。家畜人ヤプーそのものと化した日本の為政者どもは、アメリカに対して何らの盾にもなっていないどころか、進んで日本国民を売り渡している売国奴である。現在の地位協定の前身である日米行政協定を結んだ吉田 茂も無論国賊。そして、現在もアメリカの軍事行動に何も言えない判決(統治行為論によって、その後この最高裁判例を根拠に総てのアメリカ軍の組織的犯罪に対し、日本は判断を下していない)を下した、田中 耕太郎もアメリカの犬であった。彼はその後東大総長を務め、さらに国際司法裁判所判事迄勤めている。アメリカの犬であったればこその出世である。この事実は、アメリカサイドの公文書から明らかである。
     現在、教育の癌と言われるPTAもアメリカ流のものではなかったか? 示唆的なタイトルである。
    言っておくが、未だにアメリカの犬はたくさんいる。安倍などがその最たるものであることは言うを俟たない。

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    2017/09/01 03:48

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