最新の観てきた!クチコミ一覧

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罪だったり罰だったり

罪だったり罰だったり

A級MissingLink

AI・HALL(兵庫県)

2017/10/06 (金) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

久しぶりに上質なお芝居を堪能!
派手な演出もなく会話をじっくりと聞かせるお芝居なので台詞の力が伝わってくる。
それを演じる役者さんのオーバー過ぎない自然な演技が素晴らしい。
三作品とも深く味わいのあるストーリーに最後まで楽しめました!

万年床

万年床

制作「山口ちはる」プロデュース

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★

主演の大橋岬さんは熱演、「いい上司」でした!…個人的には、竹本みきさんが気にかかりましたね。詳細は、ブログ記事をご覧下さい。→http://idolarayama.seesaa.net/?1507437852

雑踏の静寂

雑踏の静寂

ツキヨミプロジェクト

シアターPOO(東京都)

2017/09/22 (金) ~ 2017/10/08 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/22 (金) 19:00

ある能力を持つ主人公とテロリストと公安警察と。G蝕K劇団のF紋での公演を「ある方向」に伸ばした感覚に「逆襲のシャア」を想起させる「力の使い方」をめぐる物語。

ネタバレBOX

クライマックスでの「他人を自分の思い通りに動かすことができる能力」は裏返すと「他人の感覚を感じ、他人と“繋がる”こともできる」という部分は、嘘つきで記憶力も乏しい独裁志向の政治家が「対話より圧力」などと宣った翌日だけにタイムリーでもあった。
出てこようとしてるトロンプルイユ

出てこようとしてるトロンプルイユ

ヨーロッパ企画

京都府立文化芸術会館(京都府)

2017/10/06 (金) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★

ヨーロッパ企画「出てこようとしてるトロンプルイユ」観終わった。
ヨーロッパ企画初めてやったけど、めっちゃ面白かった。最高。

きゃんと、すたんどみー、なう。

きゃんと、すたんどみー、なう。

青年団若手自主企画 伊藤企画

アトリエ春風舎(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

デジャブ感はあったものの、良いところもありました。

ネタバレBOX

知的障害者の長女を含む三姉妹の話。

好き同士が結婚したいと望むところとその二人の結末は、東京セレソンデラックスの『くちづけ』のようでした。

日常の中の非日常、非日常の日常は先生の手法通りでした。と言うか、そういう企画の方が会議で通り易いのでしょうか。

黒い布状のものを被った塊りは不思議感覚の漫画家だと思いながらも、もしかしたら巨大アメーバピーちゃんかもしれないと考えました。しかし、黒いものが虫取り網なのではないかと考えるとやはり漫画家だよなって思いました。そして、亡くなったお母さんに見えたものがピーちゃんだったことと黒い塊りから発せられた声によって、黒い布状のものを被った女は漫画家だと確定しました。

そうなると、辻褄が合わないことが出てきました。廊下のふすまがひとりでに開くのは不自然です。いくら不思議感覚の女だったとしてもあくまでも人間です。ピーちゃんだったらひとりでに開いても良いのですが、日常の存在である漫画家の場合はNGです。手が使えないのなら、西部劇に出てくるドアのようなどちらにも開く観音扉にすれば良かったのではないかと思いました。

日常は日常、非日常は非日常、押さえるところはキチンと押さえて初めて日常の中の非日常、非日常の日常が生きてくるのだと思います。

姉を守るために妹たちを産んだのではないかという問い掛けは重たいものがありました。素晴らしい一言でした。

化粧の途中で終わってしまい、舞台上に残された長女と次女はこの後どうなるんだろうと興味津々でしたが、化粧が終わりなんやかんなで舞台からはけ、ホッとするやらでクスッと笑って帰路につきました。
麒麟大天覧

麒麟大天覧

白昼夢

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/09/21 (木) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議路線、貴重な存在だと思いました。

ネタバレBOX

妖怪たちによるオリンピックであるキリンピックを企画した宮内庁職員および日本の妖怪たちの奮闘を描いた話。

時代掛かった口調が癖になる心地良さでした。
ロイヤルホストクラブ

ロイヤルホストクラブ

ミュージカル座

光が丘IMAホール(東京都)

2017/10/05 (木) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/10/07 (土)

「ひめゆり」「野の花」に続いて3回目のミュージカル座さんの作品を観劇。さすが何度も再演され定評を得ている作品だけあり、終始笑いに包まれた良質なコメディーミュージカル作品でした。新宿歌舞伎町のホストクラブに見立てた迫力のあるセットを舞台に、様々なキャラクターのホスト役と女性客役が織り成す華やかなパフォーマンスはお見事であり、ミュージカルナンバーも豊富で素晴らしい。非常に見応えのある作品でした。展開も分かりやすく、トップを目指すために悪戦苦闘する一方で失い欠けていた何か大事なことに気付かせてくれるような心温まるストーリー。無理に笑わせるのではなく、自然と笑いが出るようなセンスのある傑作であったと思います。大満足の3時間でした。

「かぞくのおかね」

「かぞくのおかね」

イマノカゲキ(BlackRomanceFilms)

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/28 (木) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/10/01 (日)

公演チラシに載っていたあらすじを読んで気になったBlackRomanceFilmsさんの作品を初観劇。宝くじ当選によって突然大金を得る権利が発生。その権利を巡って家族(兄弟)の間で熱烈なバトルが繰り広げられるというまぁありがちなストーリー展開ではありましたが、その中でお金と家族どちらが大切か、世の中決してお金ではない、いった教えを改めて感じた作品でした。生演奏で繰り広げられる舞台BGM、開演前の映像を使った注意事項説明や出演者によるメッセージなどの上映も良かったと思います。ただ、再三映像で注意点を流したにも関わらず、結局開演直前に会場スタッフが注意事項を言い始めたのが残念。映像が消えてそのまま本編に入ればカッコ良かったかなと思います。

朗読劇『季節が僕たちを連れ去ったあとに』

朗読劇『季節が僕たちを連れ去ったあとに』

トライストーン・エンタテイメント

あうるすぽっと(東京都)

2017/10/06 (金) ~ 2017/10/12 (木)公演終了

満足度★★★★

松島庄汰×石田明(ノン・スタイル)の回を観劇。作品の充実度も素晴らしかったが,朗読劇ではあるが単なる朗読劇ではない躍動的な感じに溢れ,演出の素晴らしさに感心した。寺山修司と山田太一,その関係が羨ましく思える出来栄えだった。

皇宮陰陽師アノハ

皇宮陰陽師アノハ

レティクル東京座

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/02 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/10/01 (日)

初見のレティクル東京座さん。開演前のアナウンスから独特の世界観があり、本編もこれまであまり観たことがない作風の作品で印象に残りました。とにかく役者さんのメイク、衣装が個性的。ストーリー的には正直なところ物語の世界に引き込まれるといったことはありませんでしたが、歌ありダンスあり殺陣ありの総合的なエンターテインメント作品として楽しませて頂きました。初見の役者さんですが、シミズさんの好演が特に印象的でした。

暗闇演劇「イヤホン」

暗闇演劇「イヤホン」

大川興業

ザ・スズナリ(東京都)

2017/10/06 (金) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

暗闇演劇は大川興業の登録商標なんですね

演劇でこんなに長く真っ暗体験は初めてで新鮮でした

時々明るくなるの時の見えるということがどんなに有り難いことなのかが本当に実感できました!

真っ赤なUFO

真っ赤なUFO

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2017/09/29 (金) ~ 2017/10/08 (日)公演終了

満足度★★★★

席に着くと目の前に実家の居間もこうだったと思い出させるセットが広がっていた。
床の間があって(おそらく安物の)掛け軸が下がっている。
庭に面した縁側を左に進めば便所があり、右は玄関や台所に通じている。
居間の中心には電話があり、端っこにはTVが置かれている。

前半は、頑固おやじが娘の縁談に反対するという昭和名物の話だ。
後半は登場人物が増えてのドタバタである。
言い訳をしない昭和のお父さんは人間性まで否定されるが、最後はもちろんお約束のハッピーエンドとなる。

団塊の世代は暖かい気持ちに浸れる作品である。
ベテラン俳優さん達の上手すぎる演技は「うちの近所にもあんなおじさんやおばさんがいたなあ」の連続だ。若手のオーバー・アクションが若干気になったが、あれも昔の演劇の再現を意識したものと合点した。
まあしかし、SLを動態保存しているような演劇であって創造性に欠けるところは減点1か。

真っ赤なUFO

真っ赤なUFO

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2017/09/29 (金) ~ 2017/10/08 (日)公演終了

満足度★★★★

太田善也作、好感の持てた朋友『ら・ら・ら』をチラッと思い出しつつ、昭和の懐かしき家庭を舞台にしただろう劇を賞味しに出かけた。
ピンクレディの「UFO」はかからなかったが、『未知との遭遇』が4年前(だったか、一桁)という時代設定は、ツボである。ツチノコやネッシーに騒いだ子供が、『スターウォーズ』の宇宙空間を見て衝撃を受けた。振り返れば時期は殆ど近接している。
アブダクション(という言葉は実はイキウメの芝居で最近知ったのだが)を扱った家庭劇というのも珍しい。要は「宇宙人」との接触だが、これを巡ってテレビ番組の収録にも発展し、奇妙な展開を見せるのが後半。決して順調とは見えない一家の風景の断片を描いた前半の、その真相が不本意にも暴露されることになるという造り。
確かに最後は大団円に落ち着く家庭劇だが、娘の恋人エピソードと言い、テレビ収録エピソードと言い、和式の屋内のリアルなセットから想定されるリアルな芝居の柵を超えて、多様な局面を見せ、観客を楽しませると同時に不安定な場所にも立たせる。テレビ局の人間の「罪」は、父の職人気質ゆえにか露見せず、芝居としては、小さくない罪を不問に付して終える事となり、また「J-alert」に即応した台詞は演出の加筆か・・は分からないが、こうした不安定要素が安定に傾きがちな家庭劇を、目を外せない芝居にしたのだろう。
証明しようのない事実を、信じるのか、否か、信じるとすればそれは何故か・・情報過多の現代、このリテラシーは却って減退しているかも知れない。(中身のスッカラカンの某新党でさえ、テレビ画面にこう頻繁に映れば、人は選択肢はそこにあると「信じて」しまうのか?・・) 終盤この「信じる、信じない」の問いが、台詞として何度も繰り返されていた。

ネタバレBOX

開幕直後、以前から「声を張り上げてばかり」な印象しかなかった俳優の父親役の、その印象に重なる演技に冒頭は引いたが、徐々にらしく見えてきた。
娘の恋人役の俳優も、恐らく若手として観た数年前の芝居で私は不満タラタラであったが、これだけ笑いが取れるような事になったんであるからして・・
全くの余談であった。
戦争、買います

戦争、買います

タテヨコ企画

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/08/29 (火) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/08/29 (火) 19:30

価格3,200円

町工場の身売りにまつわる物語。ほんのちょっと先の話ながらあれこれリアリティを感じてしまう昨今の情勢がコワい。「んなワケねーだろ!」な絵空事に思えるのが理想だね。
主人公側の疑心暗鬼を観客にも共有させる運びと思いがけない(個人の感想です)真相も巧み。
円谷プロの特撮番組にありそうなタイトルの意味も途中で明かされて納得だし、皮肉なラスト(広瀬正(だったと思う)のショートショートを知っているとなおさら)も好み。

ちなみに最後のゲーム、脚本には具体的なゲーム名はないとのこと。

BLUE ~龍宮ものがたり~

BLUE ~龍宮ものがたり~

teamオムレット

新宿シアターモリエール(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★

「浦島太郎」をモチーフにといっても、現代の中で展開させるのかと勝手に想像していたので、あそこまで「龍宮」な展開に、馴染むまでちょっと時間が。女性陣が華やかでよかったです。

ネタバレBOX

最初が東京タワー建設云々と出てくるので'57~'58年として、ラストが現代(?)となると、次郎は60年後にああなったということですか? 仮に20才だったとして80才だし、役者さんの見た目からしても、もう10年ずらしてくれた方がまだ腑に落ちるような。
カーテン

カーテン

日本のラジオ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2017/09/30 (土) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★

ツイッター割と高評価多かったなあと思ってこのページの関連ツイートみたら、ニトリみたいなツイートばかりだ。

柿喰う客フェスティバル2017

柿喰う客フェスティバル2017

柿喰う客

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

流血サーカス。さすが風雲児、イイ感じのグルーブ感でした。

BLUE ~龍宮ものがたり~

BLUE ~龍宮ものがたり~

teamオムレット

新宿シアターモリエール(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★

開演前のBGMがシャネルズだったり
物語りも昔話ベースでレトロでした・・

う~んペラいなぁ
深みとか説得力とか情報の細かさとかが不足気味に思えた
約2時間の作品

ネタバレBOX

作品の時代設定は「三丁目の夕日」あたりで東京タワー作成中ぐらい

先代の乙姫とか太郎さんとか出てくるけど
う~ん なんで竜宮城に招待されのか
何か基準みたいのがあったり
海と陸とでの支配があるのなら
海が竜王出すなら陸で天王みたいのが言葉の端でも出したりとか
いろいろと深みのある設定なども拵えて欲しかった・・・
竜宮城の身分とか上下関係とかのキツさとかは
もっとエゲつなく出さないと説得力が薄れるわいな
素材とかの選別は悪くなかった分
深く掘り下げられなかった点が残念に思えたデス
’80年代だったらOKだったかなぁ・・とも感じました
和・la・かると

和・la・かると

あみゅーず・とらいあんぐる

座・九条(大阪府)

2017/07/06 (木) ~ 2017/07/09 (日)公演終了

せせらぎさん、観てきた!

私を殺して...【10月専用ページ】

私を殺して...【10月専用ページ】

東京ハイビーム

四谷天窓(東京都)

2017/10/01 (日) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

愛と憎悪、生と死について深く考えるきっかけとなったお話でした。観客参加型の公演だったのですが、役者の対応力が見事でした。演じる役者が日毎に変わるため、その度舞台の色もガラリと変わり……ラストは色んな解釈ができます。とても素晴らしい舞台でした!

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