
新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』
劇団岸野組
俳優座劇場(東京都)
2017/10/28 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/01 (水) 15:00
面白かったです。ストーリーが分かり易く、気楽に楽しめる時代劇でした。登場人物のそれぞれのキャラクターが男女共愛らしく微笑ましくなりました。皆、芸達者な役者さん達でした。ちょっとした意外性もあり、人情味あり、涙あり笑いあり、ダンスあり歌あり・・盛り沢山でした。楽しい時間でした!

消滅寸前(あるいは逃げ出すネズミ)
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2017/10/20 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/10/28 (土) 19:00
どこからどうやって入れたのかわからないのだが、ステージ上には船の甲板が! 私の知らないところで私の知らないレベルで問題が生じており、しかも、日本全体が多かれ少なかれそうなんだと知り驚愕。ここではないどこかへ誘ってくれるステージもいいですが、自分が暮らす現実社会に目を向けさせてくれるこうした作品も大いに見る価値があります。

新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』
劇団岸野組
俳優座劇場(東京都)
2017/10/28 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了
満足度★★★★
岸野組さん初めて観劇しました。いきなりミュージカルのように始まりびっくり。衣装や髪型もカラフルで可愛い。雷で入れ替わり、、タイトルの意味がわかりました(笑) 。テンポも良く時間も長すぎず楽しめました。これってシリーズ物ですか?次回も期待します。

髑髏城の七人 Season風
TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線
IHIステージアラウンド東京(東京都)
2017/09/15 (金) ~ 2017/11/03 (金)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/01 (水) 18:00
ストーリーは概ね同じなのにキャストと演出で全く違う印象を与える。
クライマックスのシーンは、やはり鳥肌が立つくらい格好良い。
18時開演の影響か開演に間に合わないお客様が多かったのが気になった。

「表に出ろいっ!」English version”One Green Bottle”
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2017/10/29 (日) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
楽しかった~~!笑った~~~♪ 明らかな“偽物”が日本の伝統芸能の所作を、熱く、真剣にやってることが既に可笑しい! 約1時間20分という短い上演時間もスカっとして気持ちいい! さっそく家族に観劇を勧めました。英語上演ですがイヤホンガイドを劇場入り口で貸してくださいます(無料)。

THE SPOOKY LAND
劇団ベイビーベイビーベイベー
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了
満足度★★★★
TREATver.観ました。
空気感と雰囲気は抜群の出来。美術セットもホラーな世界観を上手く作り出し、小劇場的には極上の部類。
オーソドックスながら上手く出来た物語に
キャラだちする出役も揃い上々の陣容だけど・・何かが足りない。
何となく先の見える定番ストーリーならおかず的なサイドストーリーと
フックになる笑いやインパクトある台詞が欲しかった。
全体的に良く出来たお話しで終わるのはもったいない感じがした。
きっと良い人がそろった劇団なのだろうなぁ。。。

doubt -ダウト-
いいむろなおきマイムカンパニー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/10/31 (火) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』
劇団岸野組
俳優座劇場(東京都)
2017/10/28 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

短編集「ふたり、目玉焼き、その他のささいな日常」
空宙空地
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

短編集「ふたり、目玉焼き、その他のささいな日常」
空宙空地
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

THE SPOOKY LAND
劇団ベイビーベイビーベイベー
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

間の女
めがね堂
RAFT(東京都)
2017/10/31 (火) ~ 2017/11/01 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/10/31 (火) 19:30
永井久喜のランジェリー姿というサービスショットで始まり、一人の男と関わる2人の女を永井が演じ分ける55分。江戸川乱歩の「お勢登場」をテキストに混ぜ込み、悪女は誰か、を探らせるような作りも巧い。だが、何と言っても永井の力量が強烈。ハッキリと結論づけないエンディングも面白く、2ステージしかやらないというのは何とももったいない。

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2017/10/30 (月) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/10/30 (月) 19:00
『ハムレット』に登場する端役2人の立場から『ハムレット』を見直す、的な感触のの不条理劇だが、人気俳優2名の競演で、ちょっと不思議な雰囲気の中での舞台だった。実は初めて観る戯曲だが、少し面白いオープニングで始まり、、38分(10分)50分(10分)42分という3幕に区切られたことで、緊張感を持って観ることができる2時間半だった。笑わせる場面も多く、何だか分からない内に死んだことにされてしまう2人の不条理は興味深い。半海一晃演じる「座長」が、ストーリーテラー的な役割をしているのだが、実に巧い。人気があるだけでなく、生田・菅田ともに、それなりの実力はある役者だと思った。

回転一座
マグネシウムリボン
シアター風姿花伝(東京都)
2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』
劇団岸野組
俳優座劇場(東京都)
2017/10/28 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了
満足度★★★★
ある現象によってタイトル「新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』」にあるようなことが起きるという面白さ。そうなることによって解る、それぞれの立場と思いが緩い笑いの中にしっかり描かれ、ラストはホロリとさせる典型的な大衆演劇…楽しめた。
(上演時間1時間45分)

でんせん
EgofiLter
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
29日、最終日夕方の部にお邪魔しました。
『土着信仰』、『支配』、『歪なコミュニティの狂気』の言葉と響きに興味を持って拝見させて戴きました。
「あ~、日本の何処かにはこんなことありそう」とか思いつつ、皆さんの喋られる熊本弁にどこか懐かしさを感じながら(僕は熊本出身じゃなく、兵庫県のド田舎の産まれだから播州弁かな)、最後まで興味深く拝見致しました。
アマチュア無線、懐かしー。

BACHIDAKO
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了
他の劇団の「ギンノキヲク」という芝居を思い出していました。
ギン~が描かなかった、描けなかった世界を描いた感動作。
両者の最大の違いは、ケアされる側からの支店、心、痛みの描写だったように思います。

散歩する侵略者
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2017/10/27 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★
何度も再演された作品で、その度に作品はかなり変わる。作る方の意識以上に、見る側の状況が影響する。再演をかさねられるのは、戯曲が優れている証拠でもあるが、再演は演劇の面白さと難しさを感じさせる修羅場でもある。
宇宙人が三人やってきて地球人の意識を盗む、今後の地球侵略に備えての予備活動だというのである。「人間の意識」で、人間社会が成立しているのだから、この盗難で様々な人間関係のドラマが生まれる。それが現代社会の諸問題に触れていくのが秀抜だ
初演の2005年のサンモールは見ていないが、2007年の青山円形は見た。イキウメを見るのも初めてで、新しい演劇世界を作れる若い新進作家が現れたと大いに興奮した。現代社会の不可解と危険を巧みにSFの約束事の中で転がしてミステリアスな空気もある不条理劇だった。現代の不気味さ、奇怪さを、若い演技者たちが演じているのが妙に生々しかった。
それから10年。イキウメは評価され、今回の公演はトラムながら東京で26公演、昨日の段階で3公演の追加が決まっている。そのあと関西公演もある。映画にもなった。稀に見る大ヒットの「散歩する侵略者」の現状を見た。
舞台の空気は変わった。再演を重ねて、あやふやなところがなくなって、今回は幕あきからカーテンコールまで2時間余一気呵成に話が進む。SF活劇の趣もあって日本版ブレードランナーである。宇宙人の地球侵略とその攻防がはっきり表に出ていて、海に近い小さな基地の町に住む住民の生活感や人間性は後退している。かつては「意識を盗む」と言うSFならではの設定でじわじわと小さな町(政府から遠い)に迫る恐怖だったが、今回は敵がはっきりしている。今のご時世、北朝鮮をはじめ、正体の明確なものから不明確なものまで、さまざまな宇宙人的なものが身近になっているだけ、切実感は高くなった。かつては軽い笑いがあったが、それは影をひそめて怖い笑いである。
以前からの女優が出ていないが、男優陣は多くは初演のキャストで、みな、当たり前のことだが、やたらにうまくなった。気がつけば映画やテレビで見る顔も増えた。
確かに「散歩する侵略者」と言う芝居をどう生かすか、と言うのは、とても難しい話なのだ。事実、映画では、最初の方の宇宙人と接触するあたりまではさすが黒沢清、と言う出来で不気味さも迫ってくるのだが、後半の具体的なドンパチになるともういけない。話の折角の仕掛けが嘘丸見えになってしまう。映画の映像の具体性がこういうソフィストケイトされた世界を許さないのだ。
その点ではこの作品は芝居ならではのもので、舞台の上でこそ、作品が生きてくる。芝居である以上、今回のようなわかりのいい大当たり向け作りは必要だし、それは成功しているのだが、、意識を盗まれたものの不条理を軸に初々しかった青山円形の初演も懐かしい。それがいま成立するか? やってみなければわからないところが芝居の最前線なのである。

とりかえこ
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2017/10/26 (木) ~ 2017/10/31 (火)公演終了
満足度★
Voyantroupe=海賊ハイジャックの舞台は、前回作がよかったので、次の機会も観たいと思っていたのだけれど、危うく見逃しそうなところを、偶然発見。やはり、集客にはメール配信は不可欠ですね。
さて、今作。別れた男女が縁りを戻す戻さないという話なのだと思うのだけれど、、、、
また、皆で肝試しに行くという話だと思うのだけれど、、、、
よく判らなかった。
タイトルからして、個人が何者かと入れ替わる(人間とは限らないが)、並行時間で物語が入れ替わる、とかなんだよね。
誰か説明してほしい。自身の解釈といっても、それすらできない私がいます。難解というのとは違うと思う。
役者さんは理解しながら、進んでいたのかなあ。

囚人
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/02 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/29 (金) 15:00
価格4,000円
生と死の境界線上の話を重くならず真冬の晴れた深夜、午前2時頃のような澄んだ空気感の中で優しく語るOi-SCALE節、いつもながら好調。
恒例となりつつある林さんのトークからの入り方に加えて終盤で明かされる立場も林さんだけに説得力があったような。
また、舞台演劇ならではのトリックも時々あるものながらしっかり騙された。
さらに、ある場面では(後方に座っているだけに)客席に長い短い太い細いと様々なロウソクが立っている画が目に浮かんだし、他の部分では同時期に観た芝居で気付いたこととの類似性にニヤリ。
作・演出で出演もする方の何人か(林さんを含む)は、作品中で自在に動いていると言うか、空気のようと言うか、独特の雰囲気を纏っていると感じていたが、その理由がワカった気も。そして同時にその感じ方の一部は誤りとも気付く。