
『座敷わらし ―眠るは我が愛し子―』
鬼の居ぬ間に
古民家 asagoro(東京都)
2017/11/29 (水) ~ 2017/12/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
衣擦れの音一つに、こちらの神経がピリリと反応する。そんな舞台だ。約55分と尺は短い。然し、実に濃密な時空を体験した。(花5つ☆)

『ゴールデンバット』『セブンスター』
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2017/11/29 (水) ~ 2017/12/09 (土)公演終了
ゴールデンバットを拝見。
昭和の頃、地方から上京して歌手を目指した女性の人生を、地下アイドルが追想するという作品だが、描き方が変わっている。実際に“憂井おびる”と名乗る地下アイドルが歌ったり踊ったりして再構築もしてゆくのである。破綻あり落胆あり、たった1度だけだが事務所に所属して大盛りカレーライスをぱくつくCMに出たこともある。そんな人生だから察しはつこう。イタイ人には痛い作品かも知れぬ。が、自分はもう入ってゆけない世界になった。故に評価は控えさせて頂く。

STARTER
劇団Turbo
駅前劇場(東京都)
2017/11/22 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★
町のFM放送局から始まる物語で、最初から中盤にかけて、笑いが沢山盛り込まれていたが、ちょっと間延びするところがあって、退屈を感じた。しかし、登場人物、物語の筋が明確になってからラストの感動のシーンに至るまでは見応えのある舞台演出だったと思う。もう少しリズム感があった方が良かったか?

ちょっと、まってください
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2017/11/10 (金) ~ 2017/12/03 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/11/29 (水) 19:00
座席1階K列
ナイロン100℃『ちょっと、まってください』本多劇場
疲れた(笑)不条理もので3時間越えはキツイ…(>_<)
仕事帰りに観に行ったのは失敗だったかも
舞台セットと映像効果が大変素晴らしかったです。
特にOPの演出と終盤のとある演出は今年観たどの作品よりも印象に残る出来栄えでした。
それだけでも観に行った甲斐があったかな。
金持ち夫婦のなんかちょっとズレてる感がすごくツボでした。

天職
演劇企画アクタージュ
荻窪小劇場(東京都)
2017/11/23 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

『ゴールデンバット』『セブンスター』
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2017/11/29 (水) ~ 2017/12/09 (土)公演終了
満足度★★★★
一人芝居、なかなかの熱演でした。70分もの時間をたった一人で、ノンストップでほぼほぼ全開ですから。お疲れ様と言いたくなるくらい、見応えありましたね!

管理人
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2017/11/26 (日) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/27 (月) 19:00
ハロルド・ピンターの出世作となった不条理劇を日本で初演だとか。不条理と言っても、ピンターのは、ベケットとは違って、日常の会話としてありうるものなのに不条理という奇妙な舞台だった。ピンター作品は『ダム・ウェイター』『背信』くらいしか観ていないが、かなり多いセリフが実は何の意味も持っていないという不条理も感じる。温水洋一が、ホームレス寸前から兄弟の部屋に住まわさせてもらっている立場から、段々と偉そうに語っていくというポジションの変化を巧みに演じていたが、若い2人も独特の雰囲気を醸し出して名演と言える。

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2017/10/30 (月) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/26 (日) 14:00
3度目のロズギルは千秋楽。菅田の、とてもゆっくりとしたセリフ回しから入り、段々とテンポを上げていくという、メリハリの効いた演出がやや目立った。今回も生田のボケ的ポジションが活きているなぁ、と思え、また、半海の「道化」的な演技が冴えていて、3幕に短く区切ってあるせいもあるが、全く飽きない2時間半だった。しかし今回も、本来の『ハムレット』を(とくにエンディングを)知らない観客はどう思うのが、気になる舞台だった。

ふしぎな影
世田谷シルク
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/11/24 (金) ~ 2017/11/29 (水)公演終了

出てこようとしてるトロンプルイユ
ヨーロッパ企画
JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)
2017/11/28 (火) ~ 2017/11/28 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/28 (火) 19:00
価格4,500円
いつものヨーロッパ企画らしくて楽しかった。これは良いです。
上田さんが岸田國士戯曲賞取って変に大人になるのかなぁと思ったりもしましたが、全然今までと変わらず、らしくて嬉しかったです。
舞台装置、小物すげえ色々つくり込んどいて、けっきょく終わりはそこへ行くか。。って(笑)
チケットは前売り。。

誰か席に着いて
東宝
はつかいち文化ホール・さくらぴあ(広島県)
2017/11/25 (土) ~ 2017/11/25 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/25 (土) 12:00
座席1階H列9番
価格8,000円
ひとのドロっとしたところを 俳優たちと本の魅力で、 サラッと楽しく…な感じ。かな。
作・演出/ 倉持 裕の中では終わりが何とも潔いので、意外と好きな方かも。。

希望の星
希望の星
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/09 (木) 14:00
価格3,000円
地球外生命体の発見が期待される星への宇宙船の到着を報じる特別番組のスタジオと宇宙船内の様子を交互に見せて、実は……。
少年時代に胸をときめかせて読んだSFのような懐かしさと「大宇宙で地球はひとりぼっちではない」的なスケールの大きなロマンが好み。よくある手口ながら「あるシカケ」にも気持ちよく騙された♪

『青いポスト』/『崩れる』
アマヤドリ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/11/04 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/28 (火) 19:30
『崩れる』観劇しました。
ラストを見て怖いと感じるか、刹那いと感じるか。

月はゆっくり歩く
シアターノーチラス
新宿眼科画廊(東京都)
2017/11/23 (木) ~ 2017/11/28 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/28 (火)
当日パンフに目を通した時、以前、この劇団さんで拝見した『スカイ』の二の舞…頭ん中でこしらえた感の強い芝居かなぁ、と一瞬引いてしまったが、いざ拝見してみると、「今」の日本社会を強く意識させられる、リアルな作品(85分)でした。

戰御史 -Ikusaonsi-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/11/24 (金) ~ 2017/11/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
なんと言っても赤星さんの半端ない運動量!
変幻自在に変わる舞台を縦横無尽に駆け回る!
セットの上に登ったり降りたり!
何回ぐらいあっただろうか(^^;
赤星さんの体力が持つのかと心配するぐらい動いてたなぁ!
話の内容はちょっと難しかったけど
まるでノンストップムービーの様で最後まで楽しめた!
大熊さんも久しぶりに見れて良かった!マイムの動きは流石!何度か切られてたような気もするけどそれは愛嬌で(^^;
その他のゲストの人も魅力的な役で楽しめました!
満腹満さんの迫力のある圧倒的な体格での殺陣!
サリngROCKさん(突劇金魚)は衣装も似合っていてキュート印象
伊藤駿九郎さん(KING&HEAVY)もかなり動いてたなぁ(^^;
河原さんのアクロバティックな殺陣も見応え充分!
そしてアクションモブのメンバーも素晴らしい!
壱劇屋のチームワークの良さも感じられて、壱劇屋のいつも圧倒されるこれでもかこれでもかと怒涛の後半!
今までの中でも今回が一番、皆さん動いていた印象!
最高でした!
次回が益々、楽しみ!

笑った分だけ、怖くなるvol.2
株式会社MTP(MTP Inc.)
THEATRE1010(東京都)
2017/11/25 (土) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★
白石加代子さんと佐野史郎さんによる贅沢な朗読劇です。
以下の二つの話がそれぞれ50分と休憩20分で構成されます。
第一ラウンド 筒井康隆 作 「乗越駅の刑罰」(新潮文庫刊『懲戒の部屋』より)
第二ラウンド 井上荒野 作 「ベーコン」(集英社文庫刊)
公演全体の表題は「笑った分だけ、怖くなる vol.2」ですが、第一ラウンドは怖いというより気持ちが悪く、第二ラウンドは笑う話ではありません。そういうわけで表題は無視して無心にお二人の芸を楽しむのが良いでしょう。
朗読劇では役者が台本を持って読みますが、今回はかなりセットを作ってあってお二人はかなり動き回ります。地の文が長いと単調になりますが、それを避けるために駅員の帽子を持っていると読む権利(読まない権利?)があるというような遊びがありました。また、大声で怒鳴られて唾がかかったというところでは霧吹きを吹いていました。
音楽は短時間しか流れませんが佐野史郎さんのチョイスなのだそうです。
第一ラウンド グレン・キャンベル:ウイチタ・ラインマン
第二ラウンド メリー・ホプキン:悲しき天使
佐野さんは1955年生まれ、さもありなんという選曲ですね。
北千住シアター1010は1階553席、2回148席合計701席という中規模劇場。ここの問題点はマルイの11階にあってエレベータがいくら待っても来ないことです。待っているうちに爺さんになってしまうなんて話が筒井康隆の作品にあってもいいくらい(笑)。エスカレータで地道に行くことをお勧めします。

月はゆっくり歩く
シアターノーチラス
新宿眼科画廊(東京都)
2017/11/23 (木) ~ 2017/11/28 (火)公演終了
満足度★★★★
登場人物の内面が赤裸々に描写されるシアターノーチラスさんの作風はとても好きです。
今回は「2番目の月が見える人々」という事で、この人達を一体どう捉えたら良いものか悩ましいスタートではありましたが、隠れた根っこの部分を引っ張ってみれば芋の様にゴロゴロ出てくる心の異形物。
初めて会う人の言動、表層面からどれだけ本当の姿が読み取れるというのか、過信する事に対して注意信号が点滅します。
SNSでの怪しい呼びかけ。
今までも、これからも縁の無いモノだと思いますが、本作を観ればもう絶対近寄りたくない。そうNEVER!

月はゆっくり歩く
シアターノーチラス
新宿眼科画廊(東京都)
2017/11/23 (木) ~ 2017/11/28 (火)公演終了

RISE ~unit of brand new choose~
super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船
萬劇場(東京都)
2017/11/22 (水) ~ 2017/11/28 (火)公演終了

フィガロの結婚
若い演奏家の為のプロジェクト
渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)
2017/11/28 (火) ~ 2017/11/29 (水)公演終了
満足度★★★★
とてもわかりやすい。一つの役に役者と歌手が配される。歌ごとに、まず日本語で役者が演劇してから歌手がオペラを歌う形式。「フィガロの結婚」は比較的短い歌から構成されるので、頭に入りやすい。音楽としても演劇としてもすぐれている作品なのでこの企画にうってつけだ。次回は同じくモーツアルトで「コジ・ファン・トゥッテ」とのこと。こちらは万人に有名なメロディーはないが、話は面白いので期待できる。