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恋愛疾患特殊医療機 a-Xブラスター

恋愛疾患特殊医療機 a-Xブラスター

萬腹企画

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/01/11 (木) ~ 2018/01/14 (日)公演終了

満足度★★★

13日午後、池袋のシアターグリーンで上演された萬腹企画『恋愛疾患特殊機 a-x ブラスター』を観た。これは、ネットで交流のある役者・越智春奈が出演していた関係からである。

人前でいちゃつくカップルを恋愛疾患として強制的に排除というか治療する政府が組織した秘密機関の話。そこでいちゃつき撃退平気ブラスターを作った芋堀博士(実家から失踪)の消息を求める娘姉妹が絡み合う空想科学コメディとでも言える内容。映像なら特撮であろう場面を黒子が補助することで観客の笑いを誘っていた。
この機関に属するのが,日本でのオリジナルメンバー2人に海外からの助っ人3人の計6人。いや、厳密には彼らに指示を出すオペレーターが各1人いるので、8人というやや大所帯。これに越智扮する女性総理など政府関係者や撃退されるいちゃつきカップルなど、出演者が多くて、どの役をその役者が演じたのか今になってみると頭の中はごちゃごちゃ。しかし、なかなか笑える内容であった事は確か。人前でいちゃつくことが平気というか好きな自分など、こういう組織があったら標的にされそうだ(苦笑)。

あの日々の話

あの日々の話

玉田企画

北千住BUoY(東京都)

2018/01/18 (木) ~ 2018/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回もとってもイタくて、下らない男子の軽挙妄動が招く事の顛末にあきれつつ、終始ニャニヤが止まらない。そんなこんなを役者が本気で演じるのだから面白くない訳がない。このしょーも無い男たちの縮こまった雄姿を見届けに何度でも足を運びたい。

アベサダ:リローデッド

アベサダ:リローデッド

美貴ヲの劇

OFF OFFシアター(東京都)

2018/01/10 (水) ~ 2018/01/14 (日)公演終了

満足度★★★

12日夜、美貴ヲの劇・新春カットオフ公演『アベサダ:リローデッド』のうち有末剛による緊縛が舞台途中に挟み込まれる特別公演を観に行った。この日の昼間には、正規公演外に緊縛のある小舞台が上演されている。

舞台は、アベサダの話と妻のいる男を好きになり、その男が死んだとの知らせを受けて使ったことのあるラブごてるの一室で通夜を営む3人の女たち(相席屋、ヘルス、アプリという通称でお互いを呼び合う)をクロスオーバーさせたもの。パンフレットによると、「自分の気持ちにケリをつけるのは自分なんだ」というのがテーマらしい。好きな男とのケリの付け方に性器切断と通夜という方法があるということだろう。純愛のケリの付け方は実に難しいようである。
緊縛シーンは、サダが吉蔵を殺した後に挿入されていた。縛られるサダ役あべあゆみの色気と左胸に見え隠れする刺青が悩ましい。
サダ役あべあゆみと相席屋役ひきのさつきの2人芝居的な側面もあったような気なする。

上演時間は緊縛シーンを含めて約100分。
会場は、下北沢のOFFOFFシアター。

初春歌舞伎公演「通し狂言 世界花小栗判官(せかいのはなおぐりはんがん)」

初春歌舞伎公演「通し狂言 世界花小栗判官(せかいのはなおぐりはんがん)」

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2018/01/03 (水) ~ 2018/01/27 (土)公演終了

満足度★★★★

通し狂言は大好き。新制作だけあって、緩急が現代人に馴染みやすい。春夏秋冬の分け方もわかりやすい。正月恒例の手ぬぐいまきを上からみたところ、当然前方に集中し、前5列以内が多かった。花道そばは意外と確率が低い。まれに2階席最前列にも富んでいた。

Re/birth

Re/birth

AOL

桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)

2018/01/18 (木) ~ 2018/01/23 (火)公演終了

満足度★★★★

少しずつ謎が明かされていき、どうなるのだろうという気持ちが持続した。上手いみせ方だ。増愛を掘り下げて磨きをかければ感涙の名作になるだろう。暗転の多さが気になったのと、後半ごちゃごちゃしていたのですっきりしてほしい。

床這う君へ

床這う君へ

牡丹茶房

ギャラリーしあん(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/01/13 (土) 19:00

価格3,500円

江戸川乱歩の「芋虫」を原作に……と謳っているが、むしろ原案として換骨奪胎した新たな物語。(イマの仮面ライダーが「原作・石ノ森章太郎」としていることを想起(笑))

元ネタを読んだのは遥か昔で全くと言っていいほど覚えていないが、頽廃的(?)な味わいが乱歩っぽいな、と。そして哀しい夫婦愛の物語であり悲劇であり、さらにはイマの世相に一脈(どころではないかも?)通ずるのではないか?……などと思いながら帰って調べてビックリ。
元ネタは「ジョニーは戦場に行った」っぽかったような、というおぼろげな記憶が正しかったとは!
なので本作のように昇華させた烏丸棗さんの発想に改めて感心。

また、Gallery&Space しあん にはやはり独特なナニカが憑いており、そしてそれを使用団体が上手く活かすようだ。(逆に団体がそのナニカに使われていたりして(笑))
本作でも「イマの東京の一角」ではない「イツカのドコカ」に連れ去られていたしな。

ネタバレBOX

由紀久の状態は介護疲れ/看護疲れから対象者に暴力的になる典型的なパターンではないか、そんなところはまさに世相の反映。
また、ラストに谷崎潤一郎の「春琴抄」を連想。
私の家族

私の家族

トリコ・Aプロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2018/01/18 (木) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

喫茶店で共同生活する疑似家族?犯罪集団?宗教?あの人たち、終始気味が悪かったなぁ。で、アフタートークではじめて、尼崎連続殺人事件が元になってることを知りました。

あの子の宿題

あの子の宿題

犀の穴プロデュース

犀の穴(東京都)

2018/01/18 (木) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

観た方にもよるし、もしかしたら同じ方でも観た日で見えてくるものが違うと言ったら大袈裟だろうか。演出、台本共にあまり見ないものであったので、その点でも楽しめた

1万円の使いみち

1万円の使いみち

monophonic orchestra

Geki地下Liberty(東京都)

2018/01/13 (土) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/01/18 (木) 19:00

とても笑えるシーンが多いが、散りばめられた台詞に感動した。
ゲストのピヨピヨレボリューションも、素晴らしかった。

ネタバレBOX

兄妹で父に線香をあげるシーン、町田さんがプロジェクトが没になった事を打ち明けるシーンが良かった。
滅びの国

滅びの国

ロ字ック

本多劇場(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

上演時間150分だったけど、長さを感じず最後まで楽しく見れましたよ。

プレイユニットA→XYZ『200億の客船』/東京カンカンブラザーズ『ラブ・シャーク』

プレイユニットA→XYZ『200億の客船』/東京カンカンブラザーズ『ラブ・シャーク』

東京カンカンブラザーズ

吉祥寺シアター(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

200億の客船見てきました!圧巻のダンスにサスペンス仕立てのハートフルコメディが最高でしたね!面白かったーハラハラドキドキしながら、もちろん泣けて泣けて。広々とした舞台をいっぱい使って、いつもの安藤さんの演出とは一味違った世界観がたっぷり楽しめました。こんな壮大なサスペンスもいいですね!狙った滑りネタ(?)も健在で随所に散りばめられてましたね。見事なエンタメでした、ありがとう。もう一度見たかったのにチケット完売でした、残念! そうそう、帰りにお土産「わさボーノ」を全員に頂きました、何気に嬉しいです。

【東京公演】三の糸

【東京公演】三の糸

ゴツプロ!

本多劇場(東京都)

2018/01/10 (水) ~ 2018/01/14 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2018/01/14 (日)

今年初観劇。ゴツプロ、三味線、本多劇場・・・だいぶ期待した。が、本多劇場で立派なセットを作ったけど、照明は最初から最後までほの暗く、起伏はない。ゴツプロはおじさんたちで形成されているが、なんでか無理した若者言葉。めっちゃ違和感・・中盤のシリアスな展開に向かっての対比というか・・そういうものを見せたかったのか。入れ替わる人物たちにも感情移入は出来ず・・大きな劇場で大きな声でセリフを言って、、ごめんなさい・・・・自分には意気込みが空回りしたように見えてしまった。観劇した人の評価が高いのでおそらく自分の観方がおかしいか・・というより好みの作品ではなかったのかな。久々に眠気の襲ってくる観劇になってしまった。。

ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』

ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』

ギア公演事務局

ギア専用劇場(京都府)

2015/10/08 (木) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

たしかに言葉は不要でした
個々のパフォーマーがしっかりと見せてくれます

十文字鶴子奮戦記 外伝

十文字鶴子奮戦記 外伝

劇団カンタービレ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★

 物語は1982年と2017・8年を入れ子細工にして展開する。

ネタバレBOX

1982年といえば、族真っ盛りの頃、レディースなども登場し、猫に学ラン着せてナメ猫! なんかもあった時代だ。
 主人公は、矢張り走り屋から、プロレーサーに歩を進めた天才を父に持つ紅天使リーダー鶴子、そしてライバルクレイジーハートトップ瞳たちレディースである
これに、地元では最大の勢力を誇り、120名を束ねる族が絡んで傘下に入らなければレディースメンバー全員を罠に掛けて呼び出した上で回す計画が練られていた。この危機を回避できるか否かが矢張り最大のクライマックスだが、そこは、JK、コイバナや学校カリキュラムとの絡みも。遊びたい年頃であると同時に気後れしがちなナイーブさ、両リーダーの持つ、貫目や度量も描かれていて興味深い。
 残念に思った点は、前半脚本、殊に導入部が余り練れておらず芝居を観なれている者には不自然を感じさせられる科白・演出であった点、また演技が余りにオーバーで、結果ギャグなどが滑ってしまったことだ。
 開演前に流れて来た数々のヒットソングは、1982年当時のもので、この選曲はグー。また作中で使われる音曲も良い。驚かされるのは、ラーメン屋兼定食屋、喫茶店、屋台等々場転でセットが変わるのだが、この早変わりが素晴らしい点だ。裏周りは大騒動だろうが、キチンと設定されていた。
そこのこと

そこのこと

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/01/17 (水) 19:00

 ある白い靴が、いろいろな人の手を渡る内に汚れていく…、という、リジッターらしい「モノ」語りが語られる前半。靴は森脇洋平の動きに、上手上方にいる新垣里沙が語り手というのがちょっと面白いのだが、ちょうど半分を過ぎた頃に、その理由が分かる。ここがリジッターとしては新しい試みということになるのだろうか。大手の劇場で客演も多く、少しいつもとは違ったことをやってみたということなのだろうが、それは一応は成功していると思う。2時間20分という長さはリジッターにしては長い方だが、気にはならない。ただし、肉体的には少し辛い。

郷愁の丘ロマントピア

郷愁の丘ロマントピア

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/01/11 (木) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

理想的テキスト

ネタバレBOX

ダムで沈んだかつての住まい辺りの湖面を眺めながら、かつて大夕張の炭鉱で働いていた老人たちが懐かしがったりする話。

老人の姿と、当時の青年の姿、壮年の姿への切り替えは、これぞ演劇ならではという感じで、理想的な演劇表現だと思いました。せびられてパチンコ代を貸すという行為も伏線が張られていて、てめえの母親か誰かのためにしてやったのに、孫だかに人間のクズみたいに言われ、さらに一部ネコババされるという見事な回収の仕方でした。

理想的テキスト過ぎでした。
APOFES2018

APOFES2018

APOCシアター

APOCシアター(東京都)

2018/01/12 (金) ~ 2018/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/01/17 (水) 20:30

価格1,500円

20:30の回(小雨)

宮村さん(セツコの豪遊)による一人芝居「再艶 痴人の愛」30分。

セツコの豪遊は「イ。(2015/2@代々木上原)」「ロ!(2017/8@梅ケ丘)」を観ていて、宮村さんは「しおふぇす2017秋(9月@バニラ)」がありました。

20:05会場着、受付、20:10開場、階段を上がると左手の舞台横に宮村さん、客席はやや弧をえがいた椅子席でクッションあり。かかっている曲は昔のものらしく聴いたことはない。

20:27前説(アナウンス)、20:32開演(劇中のレコードの針を戻し曲をとめる)~21:01終演。

原作(1924)は未読ですが青空文庫で読むことができます。
※谷崎 潤一郎そのものを読んだことがなく演劇もない。
※さらに谷崎訳源氏物語は数頁しか読んだことがない。

或る電気会社の技師(28)と給仕女(15)のお話。

(表向きの)SとMが入れ替わった(本来の姿に)ような印象でした。
テンポをもう少し落としてもいいかなと感じました。
後ろ向きのシーンでもよくセリフが聴こえました。
照明の切り替えはよかったのですが、切替音が聴こえてきたのがちょっと気になりました。
なにか「大正」らしい物がひとつ置いてあるのもいいかなと思いました。

 舞台「レンタヒーロー - RENT A HERO -」

舞台「レンタヒーロー - RENT A HERO -」

SPIRAL CHARIOTS

六行会ホール(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

初日観劇。「公開殺陣返し」を見ているので、ああ、あれがこうなるのか、とか、衣装をつけると全然違って来るとか、某さんは昨日とは見違えるほどかっこいいとか色々わかって面白かったです。

ネタバレBOX

ラスボスは「公開殺陣返し」を見てたら絶対分かりますが、見てなくても・・・
らん

らん

秦組

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

らんは今回が初めて。なので前作と比べることは出来ませんが『より激しく、より切なく、より残酷に』の部分の激しさ、切なさ、残酷さはヒシヒシと感じました。それぞれが愛する人のために必死です。ただそれだけなんです。でも分かり合えず絡まりあって迎えるのは悲劇。考えさせられましたね。殺陣が多くBGMが生演奏という演出も良かった。見ごたえ十分な作品でした。

蠢雲

蠢雲

鉄秀

ザ・スズナリ(東京都)

2018/01/07 (日) ~ 2018/01/08 (月)公演終了

満足度★★★★

絵・舞踏・音楽のコラボ。
踊るように絵を描く“舞描”の鉄秀さんと絵師の東學さんの2人の描き手が、交互に墨と金(金泥・金粉?)で描く。その姿がコトバを使わぬ「禅問答」。

ネタバレBOX

舞台後方全面がキャンパスになっている。
2人の描き手は客席側を向いて座っており、自分の番が来るまでそこに何が描かれているのかを知らない。
振り返り、それを瞬時に見て自分の筆(あるいは手)を墨に浸してキャンバスに向かう。

最初は、東學さんがキャンパス一杯に描いた、迫力のある龍の絵からスタートした。
バトンタッチ後、鉄秀さんは素手でビルのようなものを龍の背に書き加えていく。さらに、中心には人の顔が浮かび上がる。
見る見る間に、龍が消えていく……。

時々刻々と変わっていくキャンパスの上から目が離せない。
互いの絵の上に自分のインスピレーションを瞬時に描くので、それを活かす、または破壊、創造が、とにかくスリリング。

無言で行われる禅問答。

舞踏の向雲太郎さんは、冒頭、暗闇から登場する。
このシーンに鳥肌。

舞台の上にいる向雲太郎さんよりも、彼の影が墨絵のようにキャンバスの上で踊る。
これも時々刻々と変わるドローイングのひとつだ。

ラストに向かい、舞台の上はカオスとなりつつも、「作品」として仕上げる意識が全員にあり、到達点を目指す。

築山健一郎さんの生音楽は、ジャーマンプログレ風。
盛り上がる。

最後に禍々しさと神々しさが同居したような絵が仕上がった。
この絵は撮影可。
しかし本来は、描き手と踊り手がこの絵に加わって完成だと思うので、彼らには舞台の上にいてほしかった。

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