
汚れた空をかいくぐり
劇団みなみ
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

ハムレットマシーン
OM-2
日暮里サニーホール(東京都)
2018/03/22 (木) ~ 2018/03/24 (土)公演終了
満足度★★★★
「戸惑う」という感覚を大いに刺激されました。
舞台をグルッと1周取り囲む客席。
その一つに着席して観劇しているうち、自分が歪んだ時間を刻む時計盤上で、目盛のひとつに配されている様な感覚に。
具体的な確信に手が届かないもどかしさはありましたが、精神世界として捉えるにはあまりにも激しく且つ生々しい光景。
彼はかつて「ハムレット」だった男なのか、それとも「ハムレット」に憑りつかれた男なのか、とにかく神経をフル稼働しているうち、重圧・逃避・倒錯・・・混沌さがみるみる加速。
「目の前はこんな状況、それなのに空気が無臭で普通に美味しいのが不思議」何故かそんな事を思ったり・・・
「ハムレット」といえば藤原竜也がまず頭に浮ぶ私にとって本作を観終わった後、「なれの果て」という言葉がポッカリ浮かんでいました。

ヤシの木
トリコロールケーキ
北とぴあ カナリアホール(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

未開の議場〜北区民版2018〜
北区民と演劇を作るプロジェクト
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

Yellow Fever
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★
貴重な高齢者向けエンターテインメント。
シリアスな戦争ものでなくこういうのをどんどんやってほしい。
まあこれも戦争が背景にあるのだが、表看板はあくまでハードボイルドである。
おおむね満足なのだが、コートだけは別のものに替えてほしい。
1サイズ大きなコート、ジャケットは冴えない感じを出すためなのだろうが、ちょっとやりすぎで最初の登場シーンでは子供が大人の服を着たようでがっかりした。
追記:開演直前の曲の名前が思い出せないでいたのだが
アルバート・ハモンド「落ち葉のコンチェルト 」
だと丸二日たって突然閃いた。内容には関係ないけどターゲットの世代が分かる。

うみべのクロノス
人間機械
遊空間がざびぃ(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★
好きなタイプの話かと言われれば決してそうではなく、個人的にはどうしてこういうお話を書きたいのかなあと思ってしまうような、よく言えば重たいテーマ、早く言えば嫌な話ですが、スペースを上手く使った配置などは面白かったです。椅子席は2列ありますが、上段の席は照明等に頭をぶつけやすいのでご注意を。

再生ミセスフィクションズ2
Mrs.fictions
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/19 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/03/16 (金) 19:30
価格3,000円
初演を観たもの・観ていないもの、書下ろし新作と違いはあれどいずれも「あー、この味わいはまさしくMrs.fictions♪」な楽しさ。
そんな中、初演も観ていた「東京へ連れてって」はゲスト演出ということでいかにもPMC野郎な部分(ゴキブリのアレとか(笑))もありこれまた妙案だな、と。
また、「上手も下手もないけれど」も初演を観ていたが、劇中劇でのメイクと劇中人物の加齢を重ね合わせたり、シームレスで時を隔てた次の場に移ってもそれをすぐに察することができるなど、月日・時間の進め方が巧み……と言うか名人芸級かも?
あと、美術がシアターグリーンBOX in BOX THEATER での15mm当時の雰囲気で、そんなところもフィクションズっぽく感じた要因かな、とも。

ブラインド・タッチ
オフィスミヤモト
ザ・スズナリ(東京都)
2018/03/19 (月) ~ 2018/04/01 (日)公演終了
満足度★★★★
昔の坂手には、素材とテーマの間に距離を置き、そこに倫理論理で割り切れない人間性を潜ませ、そこから現代社会を告発するという形で成功した作品があった。2002年に新劇団に書いて岸田今日子・塩見三省が演じた旧作の再演は男闘呼組の高橋和也と文学座の都築に二人芝居。最近の燐光群の作品にない演劇的な面白さがある。
反政府の大衆運動を抑圧しようとする権力の犠牲になって十六年もの刑務所生活を強いられた男が、獄中結婚をした六歳年上の女(妻)のもとに釈放されて帰ってくる。アパートの一室が舞台で、出獄の日、日常を回復しようとする日、沖縄の支援者への旅を試みた日、新聞配達をする日の4場。男が元バンドでピアノをひいていたという設定をうまく使って効果を上げている。
権力がこのような理不尽を行うのは珍しいことではなく、時に、身も蓋もない権力の暴力に出ることはあり、今もまさに森友問題で籠池夫妻を長期拘留している。民主主義社会の人権の視点から言えば許されない、と言ってしまえば簡単な正邪の政治劇で成立するが、それではただのプロバカンダ劇でシュプレヒコールの景気づけにしかならない。かつての新劇にはそういう作品は数多くあって辟易したものだが、この作品はそこからは危うくのがれている。素材となった実話が背景にあるらしく、時に正義感を押し売りされる最近の燐光群の芝居とは一味違う。ほとんど冤罪と言ってもいい男も、実際にいたらさぞウザそうな年上の女も、リアリティがあり、いつもは燐光群節で語られるセリフも肉体化されている。高橋和也好演。都築は難しい役どころで、正義感だけでなく、嫌味なところもやらなければならないのだがその出し入れがうまい。ピアノともよく取り組んでいる。
見ているうちにかつての円の舞台を見ていることを思い出したが、時代性が欠かせない素材で、芝居を生かしていくのはとても難しいことだ痛感した。しかし、しかし、坂手にはこれだけの芝居を組める力量がある。ここの所多くなった素材直結の社会派正義芝居ではなくて、こういう人間の息遣いのする演劇を見たいのである。芝居の中でも言っているではないか、「再出発することは人生で必要だ」と。

ロミオとジュリエット=断罪
クリム=カルム
スタジオ空洞(東京都)
2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★
手作りのパンフレットを含めて,新鮮で丁寧でした。こういう舞台,私は好きです。
確かに純粋なロミジュリからは異論はあるでしょうが,想像力を拡げて魅せてくれるのが芝居です。面白かったです。でも,まだまだ出来るはず。次回作に期待します。

Ten Commandments
ミナモザ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

ユノワセイ?〜世界はお前を中心に回ってない!〜
劇団不労社
IRORIMURA・プチホール(大阪府)
2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

うみべのクロノス
人間機械
遊空間がざびぃ(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/03/23 (金) 14:00
神クロノスと1人の保健教諭が、血の繋がらない姉妹の悲劇を思いっきりの愛着を持ちながらもただの傍観者としてしかいられないという悲劇。
しかし、そこには、表現や関わり方の違いこそあれ、悲痛なる叫びをあげる人間に対して、神の深い慈愛と救済心、人間の無力だがけして諦めない関係性がある。そういう話です。

未開の議場〜北区民版2018〜
北区民と演劇を作るプロジェクト
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

Yellow Fever
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

ハムレットマシーン
OM-2
日暮里サニーホール(東京都)
2018/03/22 (木) ~ 2018/03/24 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/03/22 (木) 19:30
座席1階1列
価格0円
ハムレットはベースにはなっているものの、ストーリーを取っ払った戯曲が「ハムレットマシーン」であろうから、殆ど目の前で行っている動きや言動は何を示しているのか理解できません。
「復讐」やそこに至るまでの心の葛藤が描かれると思ったら大間違いでした。
もっと心の底にあるものなんだろうな・・(漠然)
私が観たままで語ると「破壊と再生」。
ラストの女性の行動は溺死したオフィーリアも想像できたが多分違うのだろう。
客席を円形に陣取った舞台であったが、その中で演じる男性は不規則な動き。
そしてその周りを規則的に行動するひと。
そして不規則な動きをしていた男も規則的な動きに転じる。
観たままですが、そこに再生を感じました。
前衛演劇は解釈の仕方が様々あると思います。
あえて絞り出してここに書いていますが、客は思うままそれでいいと私は思っています。
チケプレありがとうございました。

JUKEBOX 2018
劇団天動虫
サラヴァ東京(東京都)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/16 (金)公演終了

亭主学校~ルイ14世に捧ぐ~
劇団 現代古典主義
劇団現代古典主義アトリエ(東京都)
2018/03/12 (月) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★
ちょうど終演後にトークショーがあった会で、舞台中?と思っていたシーンが実は二場面同時でやられていたなどチャレンジグな舞台でした

猫の夢をみていた
演劇ユニットastime
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
大切な人との出会いと別れを描いた群像劇。何よりも悲しみを乗り越え、前を向いて歩いてゆく姿に元気づけられました。そして、猫と話せる能力はうらやましすぎる。。。
池袋のBASE THEATERにて25日までやっています!

廃墟
ハツビロコウ
シアターシャイン(東京都)
2018/03/13 (火) ~ 2018/03/21 (水)公演終了
満足度★★★★
戦争どころか貧しさを体感したことの無い10代20代の若い人たちにはどう映ったのだろう。
私も含めて世の中のシステムが変革したしたことが無い、変わることが無いと思っている人々が大半である日本で、このような骨太な物語が上演され見続けられることが貴重で重要であるとも思う。
熱き想いが行き交う濃厚な会話劇に、たじろく人も嫌悪する人も二の足を踏む人も様々いるかと思うが
その熱量が今の日本の土台であったのだろうと感じられる舞台でした。
屋根裏部屋を上手く表現する舞台演出も、鋭く突き刺さる台詞も心に響く物語で心地よかった。
一つ残念だったのは、アンケートの記入を促すも、誰も回収しない、受付に誰もいないのはどうかと。
それならアンケートなどはやめてSNS一本にするべきでは。内容が良いだけに残念でした。

おとうふコーヒー
劇団銅鑼
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2018/03/09 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★
人が死ぬということが身近でなくなった昨今では、看取ることも特別なことに。
死に向かうおばあさんを縦糸に、トランスジェンダーの孫、パワハラで退職するトリマー、
前科の過去を引きずる男、ADHD気味の民生委員など訳有り人の横糸が絡み
心地よいテンポで物語が進む。
現代社会の問題を凝縮した世界を口角が緩む笑いで見せる巧みな脚本と演出。
誰しも知らず知らずに人を傷つけ、傷つかれ生きていることを認識させられる。
劇場を出て足取りが軽くなる舞台でした。