最新の観てきた!クチコミ一覧

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毒おんな

毒おんな

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

キョンキョンの毒女ぶりを楽しみたくて最前列で観劇。さすがの小泉劇場でしたね!この距離感で表情や視線の違い、息遣いを感じることができたとても貴重な舞台でした。もう二度と無いかもしれませんねー、ほんとに楽しい時間でした。欲を言えば、もっともっと強烈な毒女でも似合うなーと。

おかえりのないまち。色のない

おかえりのないまち。色のない

キ上の空論

吉祥寺シアター(東京都)

2018/03/10 (土) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めての劇団さんです。吉祥寺シアターという場所も良く、平田さんにつられて観劇してしまいましたが、濃密なお芝居でかつ予想もしていなかった驚きの結末で衝撃的でした。今後は注目の劇団になりそうです。

『天国と地獄』

『天国と地獄』

遠吠え

王子スタジオ1(東京都)

2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/24 (土) 15:00

座席1階1列

価格2,000円

確かにこれは途中入場退場できない作品でした。

ある演劇部の話だったのですが、演者さんの声がそれぞれ特徴があり、1時間でギュッとまとめてしかも内容面白い。
車やバイクの音もなんのその。集中力は切れませんでした。
限られた環境でこれだけのパフォーマンスは素晴らしいです。もう少し大きな箱でやって多くの人に見てもらいたいです。(あまり大きすぎてもダメだろうね)

永田さんはキ上の空論で拝見して演技が気になっていました。存在感がある女優さんだと思います。
それと小次郎を演じた女優さんの名前は澁川智代さんでよいのかな。彼女も気になりました。次回作行ってみようかな。

Cendrillon

Cendrillon

チームジャックちゃん

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/23 (金) 19:00

座席1階3列

価格4,000円

この劇団は初体験でした。
切っ掛けは「土佐まりな」さん。彼女の演技が好きなのでここ2年は殆ど出演作は拝見しています。

さて作品はシンデレラではなく長女が主役という面白い設定。
ただ次女のアナも目立っていましたし、勿論ジャヴォット(シンデレラ)も。
三姉妹が主役だったのではないでしょうか。

私のハイライトは終盤アナが決意するシーンとジャヴォットと王子の会話シーン。ここは是非しくじって欲しくないところ。役者さんの演技も上手かったです。

話もわかりやすいので初めて観劇する人もオススメできます。

苦言を二つ。
音声。最初の雷音から音楽も全て音が大きすぎて役者の台詞が聞こえません。舞台ではなく客席から音を確認していただきたいです。
もう一つ。
受付ですが少し時間を要し過ぎました。開門時は並んでいますので客は肌寒い夜は少しでも早く中に入りたいです。1人で受け付けはもうどの劇団も辞めましょう。
チケットは束にせず、机に並べたほうが効率がいいです。他の人の名前を見せたくない事情もあるかも知れませんが、反対側からわざわざ人の名前を読む客なんて稀有です。チケットを探す人1名+会計をする人1名+チケットをもぎり「自由席です」言う人が1名。人が足りない事情もあるでしょうけど今回は余ってましたよ?
ほんの数秒ですがこの気配りで列の歩みは早くなると思います。

トランスイマー

トランスイマー

劇団5454

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/24 (土) 18:00

座席1階2列

価格4,200円

いつか忘れてしまいましたが5454さんは短編を1つ拝見したことがありました。今回本公演はお初。「無意識のネットワーク」という内容は元々興味がありました。話の作り込みやボードに書く演出は凄くキレがあり、最後まで飽きずに楽しめました。

終盤にユングの「地球上の全ての人間」という引用ありましたが、あれは「全ての生物」じゃなかったかな。そこだけ気になりました。
是非他の作品も観てみたいです。

そう言えば赤坂RED/THEATERは初めてでした。いい劇場ですよね。
使用料も高いだろうから、集客力のある劇団でないと厳しいでしょうね。

ロミオとジュリエット=断罪

ロミオとジュリエット=断罪

クリム=カルム

スタジオ空洞(東京都)

2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

入場の際に渡されたピンクの用紙。左側にはキャスト名 右側には公演日時のチケットと 私の名前が・・・ それだけで特別な招待状を貰ったようで嬉しかったです。

裸電球12個だけの舞台でどんな演出になるんだろうと思いながら 始まってみればロックでポップな音楽で派手な喧嘩シーンでの登場に原作とは随分違う印象を抱きました。

え~と思う独自のキャストや関係性が次々に・・・ しかしまぁ パロディ娯楽と思えば 顔をしかめることなく楽しめました。 個人的には司祭のヴェロニカが♪ 

皆さんの投稿にもありましたが 囁くような台詞が聞き取りにくかったことを伝えましたら それによって観客側に集中してもらえると言われましたが それはちょっと・・・

裸電球の演出が良かったです。

付物~Tsukumo~

付物~Tsukumo~

Team ドラフト4位

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

想像していた憑くもとはちょっと違ってましたが楽しめました。 ただ台詞の言い間違えが多すぎるな~

イステキ

イステキ

さんらん

上野ストアハウス(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

見応えのある作品でした。民衆を思っての革命も全てが受け入れられるわけでもなく難しいものだなぁ~と ふとフランス革命のロベスピエールを思い出しながら観てました。 タイトルの「イステキ」が希望の意味があるとありましたが 前半は彼女の独りよがりだけが強調されてるように見えましたが 後半で希望に繋がっていくのが良くわかりました。

Ten Commandments

Ten Commandments

ミナモザ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

朗読劇もしくは詩劇といった抒情性が感じられる。舞台セットや演出等はそれを意識して制作しているようだ。そこには社会と個人のあり方と関わりに鋭く問題を投げかけているようだ。その意味で、内容はもちろん観せ方は、脳内への詩劇ならぬ刺激になった。
(上演時間1時間30分)

ネタバレBOX

セットは、水中を思わせるような水色を基調(水底の雰囲気)にしたガラスの上に家庭用の白いテーブル、対面にこちらも白い椅子といったシンプルな配置である。周りは基本暗幕でそこに吊り細工のようなもの。上手側に舞台技術のセット・操作者が剥き出しで居る。また客席側に小テーブルがありコーヒーメーカーとカップが置かれている。全体的に薄暗いが、対照的に役者(操作者の上着も)の衣装は白く、場内(舞台)にコントラストを与える。

物語は、劇作家の心中を吐露するような対話の形式で進めていく。夫婦の会話では大震災後に喋れなくなった妻(劇作家であろうか?)が、原子力(原爆)は人を殺すが、劇作家としての言葉も物理的か精神的な違いはあるが人を殺すことがあると…。

心情は手紙という媒体を利用して展開する。ちなみに現代的に考えればSNS等の利用を思うが、手紙という紙(文字→言葉)媒体が作家らしい。その内容は78年前に遡り、10の自戒または訓を読み聞かせる。登場するのはアインシュタインやレオ・シラードという科(物理)学者の名前である。そして広島・長崎への原爆投下におけるアメリカ側での議論経過が披瀝されていく。熱くなりそうな議論、それを敢えて抑制するよう淡々と進めることによって本質が浮き彫りになる。原爆投下の是非を日本の学生の論議仕立てにしているようだが、アメリカと日本、自国側の立場で物事を考えた時に真実等の見方が異なる。例えば日本の原爆投下に対する思いは理解しやすいが、戦争という状況下にあってアメリカ側の早く戦争を終結させたいという考えもよく聞くところ。「科学には国境はないが、科学者 には祖国がある」といったのは、生化学者であり細菌学者のパスツールだったか。物事を多角・多様性を持って見る大切さが十分伝わる。ラスト、妻が喋れるようになり劇作家に復活(言葉)出来た様な…。これが過去(現在の原発問題「みえない雲」に象徴されるのも含め)を振り返り未来を見つめるという暗示のように思える。

全体の雰囲気はモノトーン、そしてゆったりとしたテンポである。音楽もメロディだけを奏でるといった落ち着いたものと不穏なものをシーンに応じて流す。それが抒情性を感じさせる効果でもあるようだ。

次回公演を楽しみにしております。
病気だからね。

病気だからね。

冗談だからね。

OFF・OFFシアター(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/26 (月)公演終了

満足度★★

開演前役者達が出てきて机を置いたり話をしたりしていたが、音楽が大きく何を言っているのかわからず残念。外野?心の声?なのか舞台わきの声も混ざり全てが雑音となってしまった。
芝居が始まっても同様で、舞台前方に生徒役、後方に先生役の演者達が同時に話し出しまた脇からのガヤの声も交わってもう雑音状態。きっとラストにはこの騒がしい舞台に落ちがあるのかと我慢しつつ見たが・・・・きょとんとしてしまうほどあっさりと終わり観客が拍手もできないほど・・・
残念ながら私にはあっていないようでただただ苦痛でしかなかった90分。

Ten Commandments

Ten Commandments

ミナモザ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/03/22 (木) 19:00

 同じ瀬戸山の『ホットパーティクル』と対をなす作品と言ってもよい。明らかに原子炉内部を示唆する舞台に、白い衣装の役者陣が登場し、瀬戸山の分身とも言える占部が失語した女を演じる。夫・浅倉は作業員らしい。その他の登場人物も、誰とは分からなくても原爆や原子力に関わる人々らしいことが分かる。静かな芝居だが、エンディングは少し希望が見える。

たまには海が泳げ!

たまには海が泳げ!

クロムモリブデン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/03/20 (火) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/21 (水) 18:00

 久々にダークなクロムモリブデンだった。子役アイドルがレイプされ、それを忘れさせようとする母・姉と、レイプした男の家族、マスコミ等が混じって、「クロムな」世界観を演じる。同じことを3回繰り返すと狂ってくるという独自さもクロムだし、久々に何と言っても出演の奥田ワレタの狂いっぷりが尋常でなく、エンディングに向かってスピードアップする勢いも面白かった。

『天国と地獄』

『天国と地獄』

遠吠え

王子スタジオ1(東京都)

2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/21 (水) 15:00

 面白かった。とある高校の演劇部。女子ばかり3年生3人、2年生2人、1年生2人の7人の物語が、時間軸を細かく動かして、繰り返しや似た場面を繋げることで、同じことが過去から未来へ繰り返されていくことを示唆しているような舞台だった。特に知ってる女優は出ていなかったのだけれど、皆、しっかりと役割を演じて素敵な感触の舞台だった。

詩×劇2018 つぶやきと叫び―礫による礫ふたたび―

詩×劇2018 つぶやきと叫び―礫による礫ふたたび―

遊戯空間

新宿文化センター(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/24 (土)公演終了

満足度★★★★

遊戯空間じたい久々のお目見えで、和合亮一と来ると生真面目なリーディング舞台では・・と若干警戒しつつ観はじめたが、何かをブチこまれた。
この演目の初演?は見ていないが、震災から7年の今、和合氏著『詩の礫』を読んだのも昨年古書を安く入手してであり、今の感覚から程遠い震災直後の「感覚」(身体的反応)から出た文章を、現在の東京でどう舞台化するのか・・。
要は震災直後は特殊な身体的・心理的状態を人にもたらす事を知る現在、つまりその反応を原発事故・津波の悲劇と結びつける事による詠嘆調を「古い」と感じてしまう現在、あの言葉はどう今に響かせられるのか、という警戒であった。

この舞台は、「震災直後」という時間に、役者それぞれが素手で、半ば強引に、向き合い寄り添う態度に徹すること、それを自らに課すことで、成立していたと思う。
文の構成、20人程の俳優への割り振り、シーン分割とそれぞれの演出的趣向は、徐々に徐々に、下腹に響いてきた。
放射能への無理解による福島人への差別が露出した光景。また津波の後老いた母を探しに家族が訪れ、髪飾り一つだけを見つけ、よかったよかった、よかったよかったと、喜んで帰って行ったという記述。やがて一人称による直接話法が頻出し、地の底から響かせるような語り、叫び、張り詰めたテンションと速度でまくしたてる。
重い空気が続けば少し引いた場所で小休止と行きたいのが人情だが、この舞台では(演出的工夫は別として)、被災地に生きる誰か、若しくは和合氏の言葉を、代りに「言う」以上、どのような事があろうと「引く」態度を微塵も見せてはならず、情念、狂気、何を寄る辺としようが「深刻さ」を保つ事が課せられている。そしてそれは「忘れようとしている」我々が変わらぬ事実に向き合うべきである事と、向き合い方=態度のありようを厳しく問うているように思えたのだった。

テキストは舞台の終盤近くまで、2011年から遠くは離れないが、突如2018年と表示され、「詩の礫 起承転転」。鬼が来た「どうたどうた どどどうた」どこに何をしにどんな姿して「鬼がきた」・・と、ラップ調で長い歌詞を、足踏みに乗せて言う。
台本は持たず喋り通し、動き通し、体を酷使したこの出し物は、東北という犠牲を顧みない日本の現実を反転させた、儀式のようにも思えた。

この公演のために集った面々は、出自も容姿のタイプも、声質もバラバラに見えたが、終わって並んだ彼らは、目的を強く同じうし使命を全うしたことにより、その目的において替えの利かない集団として見え、不思議な感情が湧き起こった。

叫ぶ詩人の会というのが昔あったな。

ハムレットマシーン

ハムレットマシーン

OM-2

日暮里サニーホール(東京都)

2018/03/22 (木) ~ 2018/03/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

前衛的な舞台は初めてでしたが、何もかもに圧倒されました。
難解ではあるが、心に何かを植えつけるような感覚でした。
夢の中の出来事のような…うまく説明できないけど、衝撃的な体験でした。

『椿姫』『分身』

『椿姫』『分身』

カンパニーデラシネラ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2018/03/16 (金) ~ 2018/03/21 (水)公演終了

満足度★★★★★

『椿姫』観劇。久々のデラシネラ。小野寺修二演出作品と言えば「あの大鴉」もそうだった。しかし形容詞としての「芸術!」を当てたくなったのは小野寺作品初見(4,5年前だったか)の衝撃以来で、それ以上。
微細なニュアンスに及ぶ動き、演技、アンサンブルは、「完璧」の単語を使うに相応しく、秒単位で「見る」注意を観客に起こさせる。「椿姫」のどこかで読んだか見たかしたか、しなかったかも忘れたが、見たかのように思える悲恋物語の構図が浮かび上がり、いつしかストーリーを追わせている。
台詞も吐く。役者出身の方は喋り上手でも踊り、ダンサー出身は踊りが主だが喋る場面もある。他流試合なのではあるがダンサーか俳優かの違い以上に個性の違いが際立ち、それぞれの見せ場を光らせている。マイム一本で行かず台詞が出始めたのは意外だったが、「形」にこだわらず物語描写に効果的だった。が何と言っても小野寺修二の舞台は「動き」が秀逸。緩急あり、めまぐるしく美しく目の離せない華麗な動きが、一つでない目的で構成され、次へと連なっていく様は圧巻。
衣裳は現代的で、崎山演じる「椿姫」は青のフォーマルジャケットにスカート、という感じ。言語しぐさも現代のそれで、彼女を熱愛する男(野坂)のその想いが最終的には「通じていた」ゆえの悲劇的結末に、複雑な心境を伴って感動を湧かせる物語構造は原作のそれだろう。「現実に擦れ切った感性」へのアンチはおそらくどの「現代(時代)」にも存在する。
「ウブさ・若さ」「勝利(恋敵に対する)からの慢心」といった野坂氏のノンバーバル表現による心情描写だけでなく、アンサンブル表現が絶妙に展開を予感させるヒントを与え、道を敷く効果も秀逸。なぜこの動きが、あのニュアンスを示唆するのか・・小野寺の発明?着想?は判り易さのせいか、そう評されない感があるが天才の域ではないか?と、思ったりする。

青のマクベス

青のマクベス

無名劇団

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

着物の帯をアレンジした素敵な衣装や色々な角度から見られる動きのある舞台が良かったです。
シェイクスピア原作のマクベスを、また違ったオリジナルのテイストで観せてもらえて面白かったです。

ネタバレBOX

誰の心にもある嫉妬や怨恨など負の感情を、理性や道徳心で抑えられなくなったとき、自らを破滅に導いていき、人であって人でなくなるのだと、また、人生の岐路に選択を誤れば全く異なってしまうのだと作品は物語っており、恐ろしいなと思いました。
マクベスの青(CROWN)は悲運の死を遂げた人々の悲痛な叫びの結晶であり、恐怖や残酷さの中にも輝く美しさは同時に存在していて、まるで火山の爆発により滅びたポンペイ遺跡の赤のようだなと思いました。
泥の子と狭い家の物語

泥の子と狭い家の物語

GPP

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2018/03/22 (木) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/24 (土) 13:00

亀山貴也さんから煙草の味のする担任教師を感じた、力強く頼りがいのある昔の先生を思い出した。上杉逸平さんどっしりとした、タイトルにはまり切った父親を演じられ大きな重しが有った。オオサワシンヤさんには気持ち悪いおかしさがこみ上げた。山本香織さん大好きな女優さんだが怖い、私ところには来ないでください。三原悠里さんのお婆さん色気があり過ぎでした「しわくちゃの婆さんを見たかったな」と思うのは贅沢でしょうか。有難う御座いました。

ネタバレBOX

理解力の乏しい私には、何が何だか良くわかりませんでしたが、ラストシーンに成って少しだけ理解できた様に思います。
ヤシの木

ヤシの木

トリコロールケーキ

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

70分。

ネタバレBOX

とある店の中心に置いてあるメチャ重いヤシの木が妖精によってズラされていることに気づいた面々が、妖精の住処に突入して、あーだこーだでオーナーは模様替えしたいだけってことで、みんなでヤシの木をズラしてというような話。

チラシ裏や当日パンフの文章からも伝わってくる、緩めなユーモアで攻めてくる作品。セリフや動きがかわいさとアホさを兼ね備え楽しめる。最期、会場備え付けのシャンデリアに当たらない位置で、ヤシの木を持ち上げるのが、地味にウケた。あと、香西佳那の木をズラす存在のなんかのモノマネ的なか細い声が気に入った。
Ten Commandments

Ten Commandments

ミナモザ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

 文化系の物理学レベルでよく健闘している作品。夫婦役を演じる二人の演技が良い。(追記2018.3.28)

ネタバレBOX

 核物理学に携わる科学者たち。キューリー夫人のポロニウム及びラジウム発見から説き始め、相対性理論を唱えたアインシュタインを代表とする物理学者らを巻き込んだ核兵器開発経緯を通して(タイトルの大文字でそれぞれの単語が書かれている)“十戒”を俎上に載せる。無論、モーセのそれではない。レオ・シラードのものである。ブタペスト生まれの彼もユダヤ人であったが、ナチスが原爆を作ってしまう前にとアインシュタインらと共にアメリカ大統領に請願書を出した。
然し、太平洋戦争末期日本への原爆投下にシラードは最後まで反対した。∵ナチスは原爆を持つ前に降伏し初期の目的は既に達成されていたこと。原爆を都市に落とせばその人的被害は途方もない規模になること、そしてその被害は人的被害に留まらずありとあらゆる生命に対してであること。その絶大な威力を見た他国が開発に乗り出し開発競争の結果、地球全体の危機を招くことなどが反対の理由であった。慧眼と言わねばなるまい。
その彼の提起した十戒が、今作で何度も語られ科学者というものの持つ純粋な好奇心の発露の莫大なエネルギーポテンシャルの可能性と、それらを通して稔った果実を利用する者達の利害故の功罪を予め気付かせるべき提言として提示されている。物語は、表現する者として自らを開花させた主人公が、己の表現手段である言葉を封印し、連れ合いである夫とも6年に亘って口をきかない状態を通して、3.11人災及び人災後にも除染技術。廃炉技術などがトレンドとなることで、自殺率が異様に高いポスドクであっても研究職に従事できるなど好奇心を萎ませないですむと目論見を立てられることが、未だこのジャンルで研究者が存続していることの条件として在ることを本当は隠しているのであろう。
 但し、ディベートシーンでは、作家が正しく文化系であることを露骨に晒す結果になってしまっている。内実がトウシロウレベルの議論に終始しているからである。更に、アメリカが日本に2度タイプの異なる原爆を投下し、人道に悖る罪を犯していることについても、言葉に責任を負わせるという形で処理してしまっている。問題にされかねないという懸念を理解せぬ訳ではないが、表現する者の覚悟としては聊か情けない。∵言葉を用いる主体があるのであり、その主体は判断を下す。その時言葉を用いるのである。その思考過程に於いても、また言葉を用いて命令を下す場合にも。
 周知のとおりマンハッタン計画には、莫大な金がつぎ込まれた。而も秘密研究であったから、その内実を知る者は政治を担当する者の中でもごく僅かであり、他は軍上層部、そして研究に携わった研究者らであった。もし使わずに戦争が終結したなら、戦後、それまでマンハッタン計画を推し進め、実際に予算をつぎ込ませた大統領など政権幹部は、国民からの訴追を免れない。原爆投下判断は、これだけではないが、余り知られていない大切な要素である。それかこれか、原爆を投下する前、アメリカは、日本のエネルギー動脈、鉄道などの運搬手段、最も重要な幹線道路などは、破壊していない。戦争遂行能力を残して置く為である。
 これらの事実から浮かんでくるファクトとは何か? 無論、原爆を使わなければ、アメリカ軍の被害は甚大なものになった云々という嘘である。更にウラン使用の広島型、プルトニウム使用の長崎型とタイプの異なる原爆を投下し、人体に与える影響をABCC等を使って調べ続けられていたことも日本人の常識である。また、日本の戦争遂行に関与した科学者が、被災地に乗り込み183冊の大学ノートに詳細な記録を書き込み、僅か数か月の間に英訳して、罪の減刑を狙いアメリカに送付したことも知らねばなるまい。因みに冷戦時代に、仮想敵国の何処にどの程度の威力を持つ原(水)爆をどれくらい落とせば敵の戦闘能力を破砕できるかを計算する際、基礎資料とされたのは、日本の学校で無惨な死を遂げた子供たちのデータであった。これだけのことをされながら、核被害を言葉の問題だけに矮小化することは、自分には矢張り納得できない。現在も福島県立医科大で暗躍する山下 俊一は、ABCC、放影研などを経て現職に就き、福島の被ばく状況を矮小化し続けている。主として言葉によって。そして嘘を吐き続けようとする意志及び利害判断に基づいて。

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