波間
ブルーエゴナク
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2023/12/01 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
満足度★★★★
登場人物の数が多いと、え この人はなんだっけ?と考えている間にどんどん物語が進み、理解不能に陥ることが多いが、これはシンプル❗
時間のシンクロはあったけど、分かりやすく、いじめの構図も分かりやすかったと思う
生きにくい世の中の物語
艦隊は動かず
LIB POSSE entertainment LLC
シアターX(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
1905年の戦時下、ベトナムでこんな出来事が実際にあったなんて多くの人が知らないはず。
戦争が悲劇である事は間違いないし、どの国が有利になったとかはデリケートな部分なので置いておくにしても、良いお話しだったなぁという感慨に包まれる舞台でした
戦争さえなければ蟹が名物、のどかでちょっと猥雑な港町であったあろう雰囲気や徐々に不条理な暗雲が立ち込めていく様子が芝居だけでなく数々の音楽・ダンスパフォーマンスも交えて伝わりやすく、特に後半の加速感が凄い
加えて清水国明さんの案内人役と言えば良いのだろうか微妙な立ち位置で度々登場するのだけれど、いくらでも喋っていてくれそうな物腰で笑みを誘う
中央が張り出したT字型舞台は演出にも有効だったし正面席だけでなくサイド席もきっと見やすかっただろうなと思う
俺(たち)が居ないと世界は平和
南京豆NAMENAME
OFF OFFシアター(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったですね。なんだか、不思議な後味が残って、ちょっと考えるところもあり、笑いもありよかったですね。最後に何か次を感じさせるのもよかった。少し非日常の不思議楽しい時間ありがとうございました。
おかしな二人~女性版~
2223project
小劇場 楽園(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とにかく主演のお二人の演技が素晴らしかったです。2時間弱のお芝居でしたが、楽しくてあっという間に時間が過ぎました。脚本の力もあるのだとは思いますが、演者の皆さんの演技良かったです。アフターとーくでも出ていましたが、コーヒーこぼすハプニングも楽しく見事にお芝居のひとつにしてしまう力量すごいですよね。
楽しい時間ありがとうございました。
待宵に夢
鵺の宴
萬劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
スピリチュアルな恋愛群像劇、前作以上に楽しめました。スピリチュアルを受け入れられる者、そうでない者、自分にとっては実体験もあって、興味深い舞台でした。
艦隊は動かず
LIB POSSE entertainment LLC
シアターX(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
おかしな二人~女性版~
2223project
小劇場 楽園(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
脚本がおもしろいと評判になっていたので、期待して行きました。
本当におもしろかったです。
女優の観月ありさに似ている強そうな女性と、少しなよっとしていて、思わず助けたくなってしまう女性二人の息がぴったり合っていて、うまいなあ、と感激でした。
二人の表情を観ているだけで、自然に笑える。
もちろん、二人の男性役者さんもいい味出して、おもしろいです。
時おり発する、唸り声も笑えるし、2時間笑いどうしでした。
皆さん本当に良く笑って楽しそうでした。
ゲームの質問、日本人向けにアレンジしたら、もっともっと盛り上がるかな、と思いました。
でもそうすると、アメリカ風が壊れてしまいますね。
とても素晴らしいお芝居で満足感いっぱいでした
お局ちゃん御用心!!!
片岡自動車工業
駅前劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
余りの絶賛の嵐に逆に「何かつまらなそうだな」と斜に構えていた。キツキツの座席配置にげんなりして「失敗した」と。そんな気分で開幕して観終わってみると···。
いやこれ観に行って正解。笑いに対してかなり真剣、レベルが高い。ガウディの建築物のように緻密で偏執狂的、完成図が100%頭に見えている作家(片岡百萬両氏)の作り方。笑いを超えて感心した。
クライマックスの殺陣をつけるシーンは延々と狂った笑いが炸裂。ゴッドタンの「ザ・大声クイズ」や『キス我慢選手権 THE MOVIE2』を観ている感覚。X-GUNの説教ネタや『珍遊記』のようにメタな作品世界をはみ出した笑い。
さんまやいかりや長介のように狂気の座長ツッコミを繰り返す春日局、袋小路林檎さんがMVP。最早何を観せられているのかすら分からない。チャウ・シンチーの『西遊記〜はじまりのはじまり〜』に笑いのテイストが似ているかも。圧倒された。
バズ・ラーマン映画のような色鮮やかな色彩の衣装(植田昇明氏)がきゃりーぱみゅぱみゅ系で振付(Hee-sunさん)がももクロっぽい。皆箱推しになるような結束力。細かい表情やアドリブのような動作も完璧に仕込まれた演出。開演から終演まで計算され尽くしたレヴュー。
大奥に奉公に上がった二人の女中、ヤンキーキャラの川嶋芙優(ふゆ)さんと中国語堪能な木原実優さん。
殿方が戦場に出払った江戸城では女達の権謀術数渦巻く権力争いの日々。
リーダー格の春日局(袋小路林檎さん)と正妻のお江の方(真壁愛さん)が睨み合う。182cmの自称絶世の美女、杉田のぞみさん。幽霊のような存在感、延命聡子さん。酒びたりの寺詣好きは廣瀬響乃さん。くノ一(川上藍香さん)は危急の事態を防ぐ為、常に闇に潜んでいる。
お江の方の娘、千姫(堀内玲さん)と弟の竹千代(椎木ちなつさん)は遊びたい盛り。
真壁愛さんはどことなく菜々緒っぽかった。
川嶋芙優(ふゆ)さんはたかみなと川栄を足したような生意気な可愛らしさ。
堀内玲さんは「チキチキバンバン」(QUEENDOMの曲)で華麗に踊る。やたらT-ARAっぽい曲。
椎木ちなつさんはO次郎キャラ。
伊藤アルフ氏は女性だと思っていた。
終演後に撮影OKのダンスタイムもある。グッズのセンスも抜群。猛スピードで人気劇団になるだろう。
是非観に行って頂きたい。
待宵に夢
鵺の宴
萬劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前回と同様に、せつなくなるような純粋なLOVEストーリーでした。
この劇団特有の、ロミオとジュリエットのような一途な恋にジーンときました。
三人の男性に思われる女性がとても羨ましいです。
魅力的な二人の女性でした。
この劇団の、時代劇仕立てのお芝居が、観たくてたまらなくなりました。
次回やってください。
楽しみにしてます。
ひとつだけ残念なことがありました。
最初から最後まで、音の出る紙に、ガサガサ、バサバサさせてせわしなくメモをとりまくっている高齢男性がいました。
シーンとしているので、かなり響き、まわりに迷惑になります。
メモ禁止の劇団もありますが、音の出ない手帳のようなもので、冷静に静かに、まわりに配慮をすることをお願いします。
とても素晴らしいお芝居だったのに、半減してしまいガッカリしました。
俺(たち)が居ないと世界は平和
南京豆NAMENAME
OFF OFFシアター(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/11/30 (木) 19:30
価格4,000円
「宇宙の広さに想いを馳せる会」に所属する4人の若者たち。
慣れ合い過ぎず、深入りせず、友人と呼べるほど親しい間柄でもないが、孤独に潰されないよう「程よい関係性」であり続ける。そんな見知ったサークルメンバーに起こる突然の死。
過去・現在・未来をつなぎ合わせた、各々の登場人物の葛藤や愛をテーマにした青春群像劇。
独特の視点にクスリとした笑いを秘めた泥臭い演劇は小劇場ならでは。
地味でほっこりする温かみを感じさせる舞台公演(虫チーム)でした。
俺(たち)が居ないと世界は平和
南京豆NAMENAME
OFF OFFシアター(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
扉座版 二代目はクリスチャン―ALL YOU NEED IS PASSION 2023―
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2023/11/28 (火) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
扉座版というからには原作とはまた違うということなのでしょうか?原作の方も見てみたいです。昭和のみならず、平成、令和の話題も組み込んで、年老いた木村伝兵衛も出て来たりして、いったい原作はどうなっていたんだと気になっています。
俺(たち)が居ないと世界は平和
南京豆NAMENAME
OFF OFFシアター(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/11/30 (木) 19:30
寂しくて心を偽って疲れ…
なんか自分と重なるなぁ。
上手い言葉が出ないけど、笑うに笑えない物語をすーっと表現した感じが良かった。
待宵に夢
鵺の宴
萬劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
俺(たち)が居ないと世界は平和
南京豆NAMENAME
OFF OFFシアター(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台最高でした。お世辞抜きで素晴らしかったです。オカルトとカルトとシュールが三位一体となって高品質の舞台に仕上がっていました。また、現在と過去と未来がちゃんと演じ分けられていて「すごい!」と思いました。音効も音響も申し分なくすばらしかったです。役者さんの声も滑舌もすばらしかったです。見られてほんとによかったです。
空ヲ喰ラウ
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/11/28 (火) ~ 2023/12/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/11/30 (木) 14:00
座席1階
約2時間の間、舞台に視線がくぎ付けになった。久しぶりにこのような体験をした。マチネの舞台は昼食後でもあり、眠気を誘うもの。だが、この舞台は冒頭から目が離せない。気が付いたら、ラストシーンに向かって突っ走っていた。スタンディングオベーションがあってもおかしくない、強烈な拍手が舞台の成功を表していた。
桟敷童子の舞台はまず、美術だ。今作は森の保全という林業がテーマだけに、左右に深い森の木々を模したセットが組まれている。ここを「空師」と呼ばれる木の高所で作業をする職人を演じる俳優が軽業師よろしく演技をしながら登り降りする。男女は関係ない。板垣桃子、もりちえ、大手忍の看板女優たちの軽快な動きは目を見張るばかりだ。
冒頭の演出がハートをつかむ。音楽の選択もすばらしい。「ラ・カンパネラ」がこのように使われるとは想像もしなかった。
タイトルの「空ヲ喰ラウ」は一番天空に近いところで作業をする空師の人生を象徴する。空と一体化する、というイメージだ。極めて狭い山の頂上に立ち、両手で空を抱きしめる感じ。桟敷童子らしいタイトルだ。
物語は、空師の仕事を守ってきた二つの組をめぐって展開されていく。外部からの流入に抵抗感を持つ山村の生え抜きと、都会から「逃げて」来た若者。これらの人間関係や人生もこの舞台の見どころである。
舞台美術を堪能するだけでもこの劇団の舞台は見る価値があるとかつて書いた。今作は度肝を抜くような舞台美術ではないが、完成度は高い。劇場入口に模型が展示してあるのをお見逃しなく。今作も見ないと損するレベル。劇団員の奮闘に心から拍手を送りたい。
モモンバのくくり罠
iaku
シアタートラム(東京都)
2023/11/24 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
モモンバのくくり罠
iaku
シアタートラム(東京都)
2023/11/24 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
久し振りのiaku公演である。自分も、周囲も納得し、生きたいように生きる、というのは現代に生きる人々の究極の幸福の理想だろう。だがそれを実際にやってみると、・・・というのが今回のテーマである。この作者らしい巧みなテーマ設定で、広い年代にアピールできる。ある意味では平凡なテーマなので、設定は飛んでいる。山中に独居して狩猟を生業とする夫婦(枝元萌・永滝元太郎)と娘(祷キララ)一家の物語、一夜半の一幕物である。(二場で1時間45分)
1年前から山中の生活に耐えられなくなった娘が、山の下で生業を持っている夫のもとから戻ってくる。山の下にも生活の拠点を持つ夫は新しくバーを開こうとして女性(橋爪未萌里)を雇おうとしている。山の上ではかつて妻を狩猟事故に巻き込んでしまった仲間の猟師(緒方晋)が、なにかと妻の面倒を見ている。今日は、動物園勤務で体験学習にきている猟師仲間の息子(八頭司悠友)もいる。普通の生活人には全くなじみのない生活設定なのに、今生きる人の、生きる悩みに正面から答えていてiakuらしい舞台になった。
ここでは、動物愛護、自然愛護、人生や職業選択の自由は、すべての登場人物が守ろうとしている原則なのだが、それが上手くいかない。こういうドラマではよく、そういう社会を囲む外の事情(國の条例とか、地域の習慣とか)や、セックスによる人間関係がドラマを動かすことになるのだが、この作品は見事にそこを切っている。
横山拓也の芝居作りの旨さはこの作品でも遺憾なく現われている。一つだけ例を挙げれば、娘(祷)が帰ってくる理由を明かすところ。笑いも交えながら、現代社会で本来の人間性に基づいて生きる難しさを見ることになる。小劇場にジワがたつ。
コロナの下で、スケールが小さくても大小のテーマをこなす横山拓也には注文殺到していると思う。今年も何本も見たし、中にはどうかと思う作品もなくはなかった。しかしこういう乱作の時期は劇作家が大きくなる過程で必ず超えなければならない尹壁でもある。今年はこの作品一本でも良い。あえて言えば、少し会劇劇になりすぎたところか。
お局ちゃん御用心!!!
片岡自動車工業
駅前劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
片岡自動車工業初観劇。カーテンコール後のアレも含めてサービス満点。無茶苦茶な展開だが、これだけ客を楽しませようという気概に溢れていると観ていて気持ちがいい。初日おひねり公演ということで、些少ではあるが入れさせてもらった。土曜夜のおシャッフル公演も観たくなったけど、当日どうしても外せない予定があって残念。
俺(たち)が居ないと世界は平和
南京豆NAMENAME
OFF OFFシアター(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
チーム星
岡本セキユ氏、マシンガンズの滝沢秀一っぽい。
梢栄(こずえ)さん、何か妙に色気がある。
佐藤友美(トム)さん、狂気の暴力女囚。
環幸乃さん、背中丸出しで背骨のラインがエロかった。腕が異常に細い。
日替わり:河村慎也氏、定位置。
多分『涼宮ハルヒの憂鬱』の大学生現実バージョン。(『ハルヒ』は全く観ていないので予想)。何処にも属せないはぐれ者達が集まる奇妙なサークルでのカッコ悪い青春。宇宙に逃避し、現実を諦め、何とか自分を変えようと努力したものの、気が付くとまたいつもの場所、一歩も何処へも踏み出せないままだった。カルマにプログラミングされた行動をただひたすら繰り返すのみ。「駄目な奴は何をやっても駄目」という真理。
環幸乃さんがとても良かった。「ぶーん」。
Beatlesの「In My Life」が効果的に流れる。