
革命日記【青年団・こまばアゴラ演劇学校“無隣館”】
こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/04/14 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
純粋に明快に面白いお芝居だった
普段観ている小劇場系の作品よりマクロな視点で人生における感情といった物が軸にある気がした
それにしても組織であることを一般人から隠そうとする所とか、ちょっとひねるとシチュエーションコメディの良いネタになりそうだ

誰も寝てはならぬ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/04/12 (木) ~ 2018/04/18 (水)公演終了
満足度★★★★★
演劇は漫画やアニメ程まるっきりの虚構ではない
かといって僕と血の繋がる現実でもない
だとしたらあの舞台上にある世界はいったいなんなんだろう
舞台を観ている時だけ僕が「観客」でいられるように
役者と観客がいるときだけ存在する世界
そう思案する僕をぶん殴る作品
観ていて何故だかずっと僕の心が凄い気持ち悪さを感じていて
登場人物の言動にいちいち感情が突っかかって、あまり経験のない不思議な感覚で
でもそれは僕の心が無意識に感じていた違和感がその正体だったとわかって
なんかもう、素直にやられたなって悔しいなって思った

友たる証明
劇団野良犬弾
上野ストアハウス(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/10 (火)公演終了
満足度★★
重たい大人の芝居ではあるんだけど、自分はターゲットの客層とは違ったかなと
ん~話の細部が雑というか設定とかに無理がある部分が気になってしまった

エレキ鰻は泣いている?【東京公演】
雨の一座
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2018/04/05 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
凄まじいパワーで溢れた舞台に巻く渦は疾風怒濤
小劇場的作品の枠組みではあるんだけど、シーンを紡ぐ1球を
ある劇団は握りを変えたり、または回転数を上げたりと工夫しているところを
そもそものボールを鉄球にして火をつけて投げているような感じ

世界で一番幸せになるためのメソッド
劇団ボンボヤージュ!
APOCシアター(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
裏を読まなくていい直球な馬鹿馬鹿しさを笑える焼き肉をテーマにした短編集
歌有り踊り有り焼き肉有りの場末感漂う舞台はスナック歌劇と名付けたい
どろんこプロレスお二人の存在感は流石。アイマルさんのジタバタダンスがお気に入り

僕をみつけて/生きている
かわいいコンビニ店員 飯田さん
OFF・OFFシアター(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
本公演は初めて観たんだけど、ただただ凄くてびっくりした
ベタじゃないしぶっ飛んでもない、キャラをしっかり立てたうえで関係性や言動でめちゃめちゃ笑いが起こる
鈴木研さんがいたんで笑いを増し増しにした第27班感
人狼をちりばめた構造も見事
会話に一つ余計なものを加える上手さとか
キャラの特性で作られたシチュエーションによる面白みとか
笑えない場面でも踏み越えて笑いになっている部分にとにかく感心
なお、赤猫座さんはこれまで死体か芋虫でしか観たことなかったんでギャップ感、、、

現っ、
中野坂上デーモンズ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
シンメトリーな光景とシンクロする台詞、緊張を受ける序盤からやがてぐにぁあってなってどっぷりハマって
客観視とか自己分析とかじゃなく本当にもうひとりくらい自分がいないと自分が本当に存在しているのかわからなくなる世界へ
16ビートで腰を振ってる作品

高校演劇マルシェ
高校演劇マルシェ
中野スタジオあくとれ(東京都)
2018/03/30 (金) ~ 2018/03/31 (土)公演終了
満足度★★★★★
「※この高校4年生はフィクションです。」
実在する高校の説明をすることがフィクションとしての舞台を作り上げ
誰が演じるのかが意味を持ち、登場人物が記号として扱われない
現実をちらつかせてフィクションとしての面白さと輪郭をあらわにする、構造として凄く上手く出来ている作品
「絶対恋愛王政」
去年だるめしあん版を観て、台本もDLして熟読している好きな作品
中盤からもうひたすらボロボロ泣いてしまった
それぞれ壁に向かって主張しているような現実でもあるような議論風景から
向き合って相手に向かって話し始めて、最後は自分の中いる相手に話す流れが好き

わが家の最終的解決
SOLID STAR
シアターサンモール(東京都)
2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了
満足度★★★★
コメディとして凄い力を持ってる作品だなと
同時にヤバいところをみんなゲラゲラ笑ってるヤバい作品
演者が美男美女揃いでコメディ演技ではないからか
思ったよりもベタなコメディ感はなかった
重い場面でもしっかり笑いが取れていたのが良かった
アガリスク版でのゲルトナーさんは物語として消化されていない気がしていて違和感が残っていたんだけど
SOLIDSTAR版ではそこが改善されていて、しっかりと物語に組み込まれたキャラになっていたのが良かった
それにより最後も矛盾しなくなって作品としてもより良くなったと思う

この街の星屑
劇団PIS★TOL
劇場MOMO(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
ヒューマニティ
とても、人間味溢れる作品を観劇しました。
人の五感と語感がぶつかり合って、
感情がスッと客席に届いて、
感情移入してしまうキャラクターに出会う。
少し懐かしい昭和の雰囲気が漂う商店街で
平成になった今でも通じる人の生の話。
私はとても、あったかいけど悔しいような気持ちになりました。
観た人は、きっと自分のこれからを
考える帰路を辿ったと思います。
昔があって今があって、そしてこれからがあって。
いいなぁって思いました。
個人的にはたこ焼きパーティーをやりたくなりました。
笑って泣いてドラマを体験した素敵な時間でした!
次作品もとても楽しみです!

彼女は二度ベルを鳴らす
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了
満足度★★★★
真っ直ぐに笑わせてくるし、真っ直ぐに物語を投げかけてくる
てらいの無い作品で役者も含めて完品な舞台
キラキラしすぎてて真っ直ぐ見られないのはこちらの責任
優良であり、無添加であり、爪の無い存在もまた必要
小説家が書いている虚構のキャラが現実世界に絡んでくるという、現実と虚構の2重構造舞台なんだけど
たすいちもよくこういった構造のやるし、キャラメルボックスにこういった作品があるのかな?
とりあえずこの手の作品は自分の好みで凄い好きだった

コンプソンズ×劇団「地蔵中毒」
コンプソンズ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2018/03/24 (土) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
コンプソンズは「北九州市叙景」
この閉塞感、この負の諦念に満ちた空気
笑いなしでも成立する土台なんだけど、めちゃめちゃぶっこんでくるし
役者さん全員のキャラが良すぎる。特に細井さんと本田さんは好きすぎる
シリアスなの作っても凄いの出来上がりそう、、、
こういった諦念に満ちた作品をこのテイストで作り上げるというのは凄いし、好みすぎた
地蔵中毒は「緑の電車」
これについてはhocotenさんのGTOがとにかく酷い
もう酷すぎて好きすぎる、ノイローゼになるまで見せつけられたい、、、ポイズン
地蔵中毒の作品ってめちゃくちゃなようで後であらすじがしっかりと思い出せるのが凄い不思議

病気だからね。
冗談だからね。
OFF・OFFシアター(東京都)
2018/03/23 (金) ~ 2018/03/26 (月)公演終了
満足度★★★★
とりあえず観て湧き上がったのは「知りたい」という感情
「不明」の詳細じゃなくて、散らばりまくったこの感情の意味を知りたい
要はこれを作った人を僕の頭の中に入れて会話したくて
「ここ面白いじゃん!」「なんでここ、こうしたの?」「大爆笑」って感じで
それで、どんな作品も意味は観客が創り出すものだとすると
ノセられて小難しい事とかわかったようなことを書くのは自分の裸を見られるようなもんで
だから自分だけに目を向けて単純に「わからないけど刺激を受けた」というのが一番当てはまってる気がした
また内容の要素として、youtubeやニコ動、ゲームの実況配信などが普及している中で
呼吸をするように当たり前にこういった手法を入れていく様を見るのは
作品への効果や完成度は別にしても好きとしか言えない
なお2回観たら凄い面白く観られた。この劇に僕が求めていたのは安心感だったのかも
どこで何が起こるか情報を全て知って観ると取捨選択が出来てすっきりし、ずっと楽しかった

トランスイマー
劇団5454
赤坂RED/THEATER(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★
春陽さんならではの素材の使い方、5454ならではの役者さんのキャラを活かした芝居で面白い
本作はいつもより物語にクセが少なく感じた
主人公のキャラがただの人格破綻者になってしまいかねない危うさ
演出が巧くて素晴らしいんだけどそればっかりが目立つようだと危険

『天国と地獄』
遠吠え
王子スタジオ1(東京都)
2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
その世界は演劇というルールと、高校の部活という白い枠で出来ていて
そこから衝動と熱を持って、はみ出し始める彼女らを見て
僕の中で漠然と「やりたいのかも」と思っていたことが「やらなくちゃ」って
コトコト音を立てて動き出すような、走り出したくなるような作品だった
なお自分は高校演劇という世界を全く知らないので、この作品に出てくるディティールやワードなどが凄い新鮮で面白かった

「LOVE」 Chapter3
シンクロ少女
OFF・OFFシアター(東京都)
2018/03/19 (月) ~ 2018/03/21 (水)公演終了
満足度★★★★★
本当に面白かった、、、いや違うな、とにかく好きだった、大好きだった
自分の指とかこぶしを噛みながら悶つつ、主人公たちと同じように感情揺れ動いて苦しんで
でもとにかくずっと、この劇を観てる時ずっと幸せで、そこにいる「人」が好きで幸せだった
「した人」と「された人」に分かれるキスは駄目だよね、同じ力でしたいよね

再生ミセスフィクションズ2
Mrs.fictions
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
愛しさと切なさと馬鹿馬鹿しさと
虚構の混ざり具合が絶妙な短編4つ
どれもこれも世界の片隅に流れ着いた漂着物の哀歌って感じで
閉塞感を笑い飛ばす、でも飛ばしきれない世界
「男達だけで踊ろうぜ」はどちらも明転して視界に入った時の衝撃で悶絶した
「上手も下手もないけれど」が凄まじい
人生は舞台とか虚構とかお洒落な雰囲気とか
ひっくるめてこの短い作品でこれだけ味あわせてくるかと
完成されたパーフェクトなものってあるんだなって思った

-127birth
こわっぱちゃん家
OFF・OFFシアター(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★
序盤から恐ろしいほどのハートフルさと真摯な圧が伝わってきて、ああこれはドラマだなと
それが背骨としてあるんでその後の展開がどこへ行こうと効果的に響いてくる(ドラマチックでも白けさせない)
この劇団は初めて観たんだけど、善い作品を巧く作るなと感心

ボス村松のラジオ
劇団鋼鉄村松・日本のラジオ合同公演
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
合同公演なんだけど、この作品の空気はどこにもない初めての空気
ボス村松さんの存在が文学なのに、舞台上の色は子供の頃に観たファンタジー的
そこにラジオがあることの心地よさがそのまま作品の心地よさになっていた
登場人物を小人とか妖精にすれば児童文学にもなりそうな装いなんだけど、振り返ると教訓も何も残らない、真面目なことも笑い話も昨日に置いてくる深夜ラジオと同じで楽しく聴き流せる作品

フェイクワンダーランド
ぱすてるからっと
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/04/17 (火) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/04/18 (水)
廻チーム・18日ソワレを拝見。
脚本的にディテールで矛盾やご都合主義的展開が見受けられ、さらに、いくら芝居が絵空事とはいえ(ご本人の熱演は大いに認めるものの)物理的に無理が過ぎる配役にも首を傾げざるを得なかった90分。
とはいえ、若いヒト達が懸命に演技し踊る様子に心動かされるものがあったのと、当日運営の皆さんの好感の持てる対応を目の当たりにして、観劇後の印象はすこぶる良かった。