
君を捜索(さが)していいですか?
試験管ベビー
千種文化小劇場(愛知県)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
試験管ベービーらしく今回もドタバタとお話は進みますが最後にとても心に響く言葉があり
流石だと思いました。おじいちゃんとても素敵でしたよ。
私の好きな観客動員のシーン 今回は「ちょっとね」です。

秘密公表機関
劇団あおきりみかん
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
東京公演の初日観劇。
特殊な秘密を持った者たちが、いい感じに秘密を公表するのを助ける物語。それを緩く笑える観せ方(ネオ・オムニバス)にしているが、底流にある研ぎ澄まされた人間観察は見事である。
誰もが共感出来そうな人間ドラマは、緻密で繊細な脚本、ポップで大胆な演出で紡ぐ秀作。
(上演時間2時間) 終演時、ネタバレには留意してほしいと(後日追記)

五軒町商店街寄合会
あうん堂
ウイングフィールド(大阪府)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

廃墟
ハツビロコウ
シアターシャイン(東京都)
2018/03/13 (火) ~ 2018/03/21 (水)公演終了
満足度★★★
平成も終わろうかというこの時代に、この表現はある意味貴重かも。
要所要所で感情移入しやすい場面は有るもののやはり演劇的魅せる要素に乏しいので面白味に欠ける。

ドンゴラス~広志、生きてるか?~
第2劇場
フジハラビル(アートギャラリーフジハラ)(大阪府)
2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
粉 幸せになりそう やばい 末端価格 数億 警察はそれを探していた。地底人は死んだ。
マンホールにスポットライト
地底人 マンホール 子供の遊び 探し物 マンホールから置かれていた粉 事件 事故 子供達が作った世界 大人の常識 白い粉 保険金 謎だらけ 子供も大人に近づき何か感じてくる 地底人探しは終わる。 大人になっても そんな探し物を忘れる 探し物を忘れずにずっといたいと思う。。。

隣の芝生も。
MONO
座・高円寺1(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/21 (水)公演終了
満足度★★★★★
■約115分■
欧米コメディ風の洒脱なストーリーに日本的な情緒、そして深遠な人間観が畳み込まれた、じつに味わい深い一作でした。時事性が控えめなので繰り返しの上演にも耐え得そうだし、今後、MONOの大切なレパートリーになってゆくのでは? それぐらいの佳作。

何しても不謹慎
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2018/03/08 (木) ~ 2018/03/13 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/03/11 (日) 19:00
古くは12人三作(怒れる男・優しい日本人・おかしな大阪人)、そして近年増えてきた会議ものとは一線を画し、1回の会議の内容ではなく1年近くに及ぶ定例会議を描くことにより会議自体(と議題の関連した問題)ではなく「(日本の)会議というもの」や制度を見せる感じ? そしていかにもありそー!(笑)
なので極めて日本的と言うか身に覚えがあると言うか、戯画化してはあるもののリアルで身近な感覚。新型の会議ものと言えるのではないか?
また、場転の時に不穏なS.E.、不穏な明かりの中で劇中では詳しく描かずトバした会議の様子を動作(資料を配る・挙手をする・言い争う?など)だけで見せるのも妙案。

廃墟
ハツビロコウ
シアターシャイン(東京都)
2018/03/13 (火) ~ 2018/03/21 (水)公演終了
満足度★★★★
『廃墟』2時間の作品を見せていただきました。前半は芝居に入っていけずあまり面白くありませんでした。それぞれの考え方の議論が展開されるあたりから面白さが一気に増してきます。役者さん達も熱演でした。戦争責任 どれもこれも一理あります。難しいことです。答えは出ないと思います。

秘密公表機関
劇団あおきりみかん
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★
なるほどオムニバスのようなネオ・オムニバスストーリーね。ちょっとわかりにくさがあって(これは意図してのことでしょう),自分の頭の中も混線しましたが,最後には繋がって(まだ,最終的にピタリとはしていませんが)ある程度理解でき,楽しむことが出来ました。演出,舞台装置も面白いです。とにかく,あおきリらしさが出た芝居と言えるでしょうか。面白く,楽しく観劇できました。

父
雷ストレンジャーズ
サンモールスタジオ(東京都)
2018/03/07 (水) ~ 2018/03/11 (日)公演終了
満足度★★★★
まだ誕生間もない雷ストレンジャーズだが、過去演目から戯曲チョイスの傾向に気付く。欧州産の強い自我がなぞる人間の苦悩や滑稽を、普遍的言語にしきる強い作家的意志が立ち上る舞台。言語化されたそれは赤裸々な人間告発にもなっている。
今回で3度目になる雷観劇で、通して印象づけられるのが(戯曲チョイスに並び)俳優の演技、発声のある傾向。動作とともに発語させ、発語=行為である事を徹底させる「負荷」による役者の四苦八苦が、「噛み」や声量アンバランスにも表れたかと推察したが果たしてどうか。ある種の独特な統一感が魅力ではあるが、雷の本領とする所はこの先もっと見えてくるのではないかと、静かに期待している。

『余寒見舞い申し上げます。』
放課後ビアタイム
スタジオトルク(東京都)
2018/03/09 (金) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

勧進帳
木ノ下歌舞伎
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2018/03/01 (木) ~ 2018/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
杉原邦生演出版「黒塚」がキノカブ初体験の私は、「勧進帳」がその原型だったと発見。さりげなく現代の風俗・風物をしのばせた登場(即ち衣裳、言葉遣いなど)から、切なく歌い上げるラップ入りラブソングまで、趣向を盛り込みながらも「勧進帳」の読み直しを貫徹させる。その事によって逆に原作に忠実たらんとする誠実さが滲み出てくる。時代を現代に見たり義経の生きた当時に見たり自在に軸足を変える事のできる仕掛けは、主要人物以外が敵味方(義経側、頼朝側)双方の家来役を演じる形態や、弁慶役の外国人俳優が片言で関西弁を喋る面白みなど。それによって俳優は「媒介者」と位置づけられ、観客が能動的に想像力を使うべく誘導されていた。
感情の高まりがストレートに伝わり、ずっこけたりしながら物語に乗り、結末へと連れて行かれた。最近の私には珍しく睡魔が一瞬も訪れなかった(だから何だという話だが)。

奴碑訓
Project Nyx
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2018/03/09 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
いや、美女、美魔女、女装の林勇輔ANGELA、凄い、凄すぎる。よくこれだけの個性派を集めたものです。プロデューサー=水嶋カンナの力量です。作品の内容をあれこれ言う教養は私にはありませんが、いつもの「寺山語録」のみならず、「宮澤賢治の世界」も登場。『伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪』の延長上の作品のよう。そしてジャン・ジュネの『女中たち』が出発点であることは分かりましたが、舞台は「演劇」と言うより「個性のパフォーマンスの爆発」でした。
今回は、今までのような童話を元にした作品ではなく、妖艶な大人向きの作品。美女が脱ぎまくっていました。でも決して下品なものではなく、幻想的な雰囲気。黒色すみれの歌がこの独特な世界を作り出しているのです。クラシックの名曲がいつもより多く流れます。特に、カッチーニ「アベマリア」、『魔笛』の夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」、これを聴けるだけでも満足ですよ。

再生ミセスフィクションズ2
Mrs.fictions
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/19 (月)公演終了

ボス村松のラジオ
劇団鋼鉄村松・日本のラジオ合同公演
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

逃げる男
すこやかクラブ
王子スタジオ1(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

プープーソング
劇団きらら
北とぴあ カナリアホール(東京都)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

ロスト花婿
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

第10回公演『オールド・フランケンシュタイン』
唐沢俊一ユニット
小劇場 楽園(東京都)
2018/03/14 (水) ~ 2018/03/21 (水)公演終了
満足度★★★
一応基本の話は押さえつつも・・・
メインはアドリブとキャストの暴走(笑)による集大成な感あり
受けるか受けないかは結構シビアになりそうな作品でした
自分的には笑えましたが~バランスが難しそうだよなぁ・・と思えた
約1時間30分の物語です

再生ミセスフィクションズ2
Mrs.fictions
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/03/16 (金) 19:30
4ストーリーとも、非常によく練られていて面白かった。
悲哀を織り込みながら、笑いが満載だった。
最後の話が特に好きでした。