
四月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2018/04/02 (月) ~ 2018/04/26 (木)公演終了

四月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2018/04/02 (月) ~ 2018/04/26 (木)公演終了
満足度★★★
昼の部を鑑賞。「西郷と勝」は対話というよりも西郷の独白劇のようなもので、不均整な印象。初演当時は啓蒙の意味も大きかったのだろう。「裏表先代萩」は「裏」があることで生々しさを感じた。「伽蘿」をうすぼんやりとしか思い出さなかったので、比べる知識があればより楽しめただろう。

この街の星屑
劇団PIS★TOL
劇場MOMO(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/08 (日) 12:00
仲村くんの作品は人間味があって大好きです!!昔懐かしい気持ちになってなんだかほっこりしましたよ。ラストシーンに関してはメッセージ性が強く感じた部分でした。
隣の女性が泣きまくっていたので自分はあえて我慢しました 笑

御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-
御茶ノ水ロック製作委員会
【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)
2018/03/30 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了

僕をみつけて/生きている
かわいいコンビニ店員 飯田さん
OFF OFFシアター(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
「生きている」観劇
3編ともシュールというか、スッキリしない印象が強かったです。
でも、これはこれでアリなのかも⁉︎ですね。

百年の秘密
キューブ
本多劇場(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/04/11 (水)
ケラさんの作品にしては とても分かりやすかったと思います。 役者さんたちは 子供の頃から お爺さんお婆さんまでを演じ分け 大変だったと思います。 主演の犬山さんのお婆さん姿は 秀逸でした☆
ステージの中央にそびえる大木は圧巻! まるで本物のような迫力がありました!

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
壱劇屋さん過去4公演見ただけで偉そうに書いてしまいますけど、ひとつの集大成を見せてもらったように思いました。
大勢の出演者が狭い舞台上で激しくスピーディーに入り乱れるシンクロアクションが他では見られない壱劇屋さんならではの大見どころですが、その持ち前のアクションでなんと、スペクタクル映画のような大迫力の画面をぼくらの目の前に現出させてしまいました。
常識にとらわれないアイデアと、それを実現してしまった皆さんの身体能力の高さにただただ脱帽です。
後半休みなく続く大立ち回りももちろん見応え十分。
主演の久代梨奈さん(NMB48)はもちろんものすごい努力を重ねてこられたでしょうが、達人揃いの斬られ役の皆さんが、その成長を大きく後押ししてくれたことでしょう。
開幕公演もよかったけど千秋楽はまさに「迫真」。往年のチャンバラ時代劇ファンであるぼくでもグイグイと引き込まれてしまいました。
二組の父娘の愛情物語にも胸を打たれます。老若男女問わず楽しめる作品。おすすめしたい作品。

砦
トム・プロジェクト
シアターX(東京都)
2018/04/10 (火) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/04/11 (水)
全国回っての東京公演。しかも再演なので、役者さんたちの息もぴったりな。
それにしても奥さん役の藤田弓子さんがとってもチャーミング。
信は強くてもあんなおばあちゃんになりたいな。泣けちゃいました。

エレキ鰻は泣いている?【東京公演】
雨の一座
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2018/04/05 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/04/06 (木) 19:30
価格2,700円
一言で表現すれば「羊の皮を被った狼」、表面上は一見ポップでファンシーなのに冒頭をはじめいくつかの台詞が懐かしき昭和のアングラ調だし、それどころか底流にダークあるいは不穏なナニカがあるし……でもそれが何故かは非常にワカり易い。そんなアンビバレンツが愉しい♪
また、ところどころ早口なのにさほどストレスにならないのはちゃんと間は取っている(しかも大事な台詞はノーマルスピードに落とす)からだろう、芝居の会話の「間」の大切さを改めて認識した。

月刊彗星マジック「ヒーロー」4月号
彗星マジック
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/04/10 (火) ~ 2018/04/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
毎回思うのはゲストの方々のキャスティングが素晴らしい、その人の為に書かれたかのように、ぴったりしっくりに思える。田米さんも有元さんも、凄く良かった。太海さんのアクションもカッコ良かった。来月も楽しみ(^-^)

メリー・ポピンズ
ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場
東急シアターオーブ(東京都)
2018/03/18 (日) ~ 2018/05/07 (月)公演終了
絵本の中のような舞台装置と衣装が豪華!照明や映像とのコンビネーションも華やか!カラフルな空間での群舞が迫力!歌と踊り、そして大勢の人間が心を合わせるミュージカルの力が、ストレートに届きました。シンプルでわかりやすい、ハートウォーミングな物語ですが、「決して説明はしない」という信念を持つ子守りのポピンズさんと、彼女の魔法が引き起こす微笑ましい奇跡から、学ぶことも多かったです。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/03/27/8945/

Take Me Out 2018
シーエイティプロデュース
DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)
2018/03/30 (金) ~ 2018/05/01 (火)公演終了
2016年の日本初演がとっても面白かった、2003年度トニー賞受賞作の再演。上演時間はカテコ込みで約2時間5分。スポーツ苦手な私が「野球スゲー!」って感化された(笑)。友情、恋、家族、差別、階級社会、忖度、怒りの連鎖、殺人、赦し…。高評価の初演をまっさらにして再創作した藤田俊太郎さんの新しい座組みに感謝。翻訳は小川絵梨子さん。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/04/05/9028/

砂塵のニケ
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2018/03/23 (金) ~ 2018/03/31 (土)公演終了
日本、フランス、ギリシャに想像を飛躍させることが出来る、熱い恋愛あり、家族ドラマあり、有名絵画、古代遺跡ネタありのエンターテインメントでした。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/03/28/8954/

5DAYS
ワタナベエンターテインメント
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2018/04/03 (火) ~ 2018/04/23 (月)公演終了
シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』を下地にしていますが、創作部分がとても多く、結末にも驚かされました。上演時間は約2時間、休憩なし。小劇場のミュージカルは贅沢。手が届く距離で俳優の演技が観られますし、走り抜ける風も届きました♪
少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/04/04/9016/

フォトグラフ51
フォトグラフ51制作実行委員会
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
ニコール・キッドマン主演で初演されたと知り、戯曲に興味があって拝見。主に1950年代のイギリスの研究室が舞台です。いやー…女性差別がすさまじいですね。キャスパー役の橋本淳さんが、いつもながら柔軟でイメージが豊かな演技を見せてくださいました。
少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/04/08/9035/

百年の秘密
キューブ
本多劇場(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
3時間半を全く長く感じさせない大河ドラマであり、絵本のようなおとぎ話であり…♪ パンフレットの水谷八也さんの寄稿冒頭の「これ、ブロードウェイでやったら、絶対面白いのに!」という一文に共感しました。ご家族、友人、恋人を誘ってご覧いただきたい娯楽作です。
※少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/04/11/9044/

百年の秘密
キューブ
本多劇場(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
二人の女性の少女から老婆までの物語で正統的な演劇です。
波乱万丈の展開はありませんが普通の人よりは多めに事件は起きます。
一言でいうと、「人生って色々あって大変ですね」的な話です。
105分+15分休憩+85分の長丁場ですが、それでも時間が足りず、ナレーションで済ませる部分もかなりあります。唯一、普通の演劇と違うところは話の展開が時系列に沿ったものではなく、かなり前後することです。これは緊張感を保って、観客が飽きるのを防ぐことが目的のひとつでしょう。年齢が違っても同一人物は一人の役者さんが演じるので化粧などの時間を考えると好き勝手に動かすわけには行きません。逆にうまく動かして時間を稼ぐこともできるでしょう。
俳優さんたちは一流の方々で演技に注文を付けるところはありません。しかし、内容的にはどこか傑出した部分があるわけではなく、もう一回観たいということはないので星4つが適当でしょう。
追加:トッチーさんが書かれているように舞台美術が秀逸でした。とくに舞台中央に陣取る大きな楡の木はまるで本物の迫力です。

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
台詞なし、殺陣芝居、観るまでは、想像できなかったのですが、なんのなんの、演者さん達の、表情、仕草でストーリーは分かりました。
それより、進行のスピード感、ビニールを水流に見立てる演出、激しい殺陣、音楽、全てに圧倒されました。
気が付けば親子の絆に涙が止まりませんでした。アイドルの域を超えた、久代梨奈さん、谷川愛梨さんの台詞の無い演技、殺陣は何回も見てみたいと思いました。

Farewell(フェアウェル)
松本紀保プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
小劇場は、若者演劇でどうしても舞台も登場人物も20歳代が中心になるが、これは30歳代から40歳代までの現代人ドラマ。芝居もオーソドックスな人間ドラマになっていて、この作家の舞台を見たのは初めてだが、世評の高さが納得できた。
登場人物に現代の息遣いがある。ことに女性たちの生きの良さ、いつも聞こえてくるような現代女性語を見事に台詞にしている。今の男たちのだらしなさもよくかけていて、現代人の生活と心情をよく観察していると感心した。
話の軸は二組の離婚した夫婦(松本紀保と伊達暁)と、その夫にまつわる二人の女、離婚はしていない一組の夫婦(久保貫太郎、柿丸美知恵)、の男女の、言ってしまえば中年の自分探しなのであるが、若者とちがって、話は煮え切れない。中年の自分探しが直面する濁った愛や嫉妬がなかなかうまく描かれている。女性が労働者としても機能するようになった現代の市井のよくある話であるが、今まであまりこういう小劇場で「ストレイトプレイ」として芝居になってこなかった。この舞台では、べたにやるとテレビの昼メロみたいになりそうな話を危惧してか、物語の進行を逆にしている。これはちょっと凝り過ぎで、観客も前後混乱する。登場人物もあと二人くらいは整理したほうがいいように感じた。その分、折角の女性から見た職場の人物関係や、高校時代の交友関係、街中で触れる人間関係などが薄くなってしまった。俳優は制作した松本紀保が知っている俳優で組んだのか、作者も配慮したとみえ、適材適所。小劇場にありがちのボロが出ていないところはよかったが、舞台のセットが俳優にとっては動きにくそうなのが気になった。そこは、劇場が60人規模のスペースでは仕方がないか。
しかし、地に足を付けた素材と切り口でイマドキ芝居としては十分楽しめたから、松本紀保プロデュースという一回限りの舞台ではもったいないとも思う。客も満席ではなかったが、老若男女いいバランスの客席だった。

百年の秘密
キューブ
本多劇場(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了