
誰も寝てはならぬ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/04/12 (木) ~ 2018/04/18 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/13 (金)
10年以上前に大学キャンパスで上演していたもの、同じく10年以上前に今はもうない小劇場で上演してたもの、そして今回、全部観劇したのでコンプリートですね。
幕が開いた瞬間、お、今回はこの役はこの人この役はこの人と配役を考えてしまうのは何度も観てる人間の性。男性キャストは暫く誰がどういう役なのか分からなかったですが。国道58号戦線は男性キャストの方が多かったんだなぁとも感慨深く。

ネジ工場
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2018/04/11 (水) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/04/13 (金) 19:30
2012年初演の再演で、初演も観ているはずだが記憶がない。だが、いい芝居だった。何かおかしなことになっている近未来の日本で、家業のネジ工場を続ける3兄弟。決して巧くいっていない中に、妹を名乗る女性が現われ……、という展開。チラシにある「そのネジが何に使われているか…」はあまり強調されていないが、ある家族の群像劇として観ると、登場人物の造型も巧く、役者陣も熱演である。惜しむらくは、時間軸で最後のシーンから始まるため、オープニングで3兄弟の結末が分かってしまうこと。それと、時間経過を表わすのに暗転を多用するのはタカハの欠点と言ってもよいように思う。でも、いい芝居だった。

「ハムレットマシーン」フェスティバル
die pratze
d-倉庫(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/04/10 (火) 19:00
三組目:ダンスの犬 All IS FULL/楽園王
三組目はバリエーション対決とでも言おうか、言葉のない「女たちのハムレットマシーン」なダンスの犬 All IS FULLに持ち味丸出しな楽園王。
【ダンスの犬 All IS FULL】
コカ・コーラを片足で引摺り垂れ乳(それも二組:深谷主宰によれば「過去」と「現在(未来?)」を表すとのこと)を「振り乱す」5人の女性パフォーマーや下手奥の巨大な女陰のオブジェから感じたのは「女たちのハムレットマシーン」。
元々ストーリーがあるものをダンスで表現するならまだしも「難解」で「上演不可能」と言われる戯曲を、となるとこれはもう「舞台で起こることをそのまま観て受け取る」のみ。
がしかしパフォーマンスのみならずクラシック、演歌、ロックンロールなど使う幅広い選曲などでそれなりに楽しんで観ることができた。
また、アフタートークで深谷主宰の「種明かし」を伺ってあれこれ納得。実はコカ・コーラと冷蔵庫が原典に出てくるというのをやっと知ったりも。で、終盤、女陰のオブジェに入ってゆく場面で「もしかしてここまでのパフォーマンスは逆回しだったのでは?」と思ったのは(やはり)ハズレ……
【楽園王】
始まる前に見える椅子の配置からすでに楽園王(笑)だし、お馴染みの句読点ずらしはもちろん、言葉遊びや不条理気味なやりとりを含んで語られるのは海辺の町(?)での劇団の稽古場的風景、原典を劇中劇に創作部分でくるんだ構造がいかにも。
ハイナー・ミュラーが「ハムレット論」を戯曲化したものが「ハムレットマシーン」で、本作は長堀さんによる「ハムレットマシーン論」(あるいは「ハムレットマシーン」への返歌:ちなみに最初に閃いたのは「二次創作」)ではなかろうか?
あと、アンゴラ村長の「あのサビの振り付け」が出てきてニヤリ。

春の花びら3回転!!
チームまん○(まんまる)
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2018/04/11 (水) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
下ネタを織り交ぜた楽しい、そして人で魅せる。
観ている時は全力で作品の世界に引き込まれ時を忘れる(前説最初から入れると2時間半)程ですが、凄く身近なテーマだったり、忘れてた気持ちだったりを思い起こさせてもらえる作品揃い。

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
4月7日、8日の4公演観劇してきました。
ワードレスの殺陣芝居ですが演者さんの演技、表現力で感動させられました。
演出も音響、ビニールを使った水の表現など
、ディアル3D4Dと言われていましたがまさにそのとおりでした。
台詞がないぶん演者さんの表現力と音響、演出で場面場面の感情が伝わってくる作品でした。壱劇屋さんの作品は今回で3作品目ですが毎回感動させられています。
1回だけではなく2回、3回と見ると色々な見方ができるのでそれも楽しみです。
今回出演の久代梨奈さんはNMB48のアイドルですが表現力が豊かで素晴らしかったです。
殺陣も見事にやり遂げ「憫笑姫」以上のパフォーマンスでした。これからの彼女にも期待しています。これからも壱劇屋さんの作品に期待しています。

組曲~touch 2 you~
touch my brassiere? company
上野ストアハウス(東京都)
2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
やや情緒に流れるきらいはあるが、新宿という街のかつての優しさの背景には、或いはこのような事情があったかも知れない。(追記2018.4.17)

山の上のHOTEL・別館~2018~
劇団カンタービレ
ウッディシアター中目黒(東京都)
2018/04/13 (金) ~ 2018/04/16 (月)公演終了
満足度★★★★
2012年に初演を迎えた今作、自分は初めて拝見したが、3回目の上演ということである。(追記2018.4.17)花四つ☆

誰も寝てはならぬ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/04/12 (木) ~ 2018/04/18 (水)公演終了
満足度★★★
どれを観ようか悩むし(楽しいですが)、観たくても予算や日程の関係で観られなかったり、観たら観たで・・・。いっそ演劇なんて絶滅したらいいのに・・・

組曲~touch 2 you~
touch my brassiere? company
上野ストアハウス(東京都)
2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了

この街の星屑
劇団PIS★TOL
劇場MOMO(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
率直な感想は、チャーハン食べたい、でした(笑)ただのチャーハンではなくて、哲平のチャーハンです。あの商店街に居たことはもちろんありませんが、懐かしいな、帰りたいな、と思ってしまうくらい一人一人の登場人物が等身大で身近で素敵でした。今回も楽しい時間をありがとうございます!

Story Seller ストーリー・セラー
スクランブルMAC
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/04/12 (木) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
原作を大切にした舞台でした!
あの会話のやり取りを、生で聞けてうれしかったです!
そして両親や編集者の演技が、ファンタジーみたいな設定の物語に、リアリティーを与えてました。
土日勤務でダブルキャストの回が観れないのが、とても残念…いつか再演してほしいです。
ちなみに原作も、とってもオススメです~

Along
演劇商店 若櫻
北池袋 新生館シアター(東京都)
2018/04/12 (木) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
これまでの公演と違い骨董品店が舞台ではありませんでしたが、独立したドラマが最後につながる心に残る舞台展開は、やっぱり若櫻らしい。笑いあり、ドタバタあり、心にしみる展開あり、誰も傷つけない落ち着いてみることができる後味のいいストーリーは、個人的に毎回ストライク。トイボ、えのぐといった若手の実力ある劇団との連携も今回は魅力。前説を兼ねたフリートークも楽しい。お客に楽しんでもらいたいという意欲が感じられてGOOD。これまでスタッフで参加だった三上さん、栗原さんの出演も目が離せないポイント(これまで出演の久山さんがスタッフで活躍なのは少し寂しいですが…)。こんな魅力的な方々がスタッフだったとはもったいない。違うタイプの女性を魅力的に演じていました。全体を紡ぐ重要な役どころを託された若櫻の若手の二人の今後も期待。

殺しのリハーサル
PureMarry
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2018/04/12 (木) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
中高年ミステリーファンは必見です。
この作品は最初TVムービーとして作られ、わが国では85年の3月にNHKで放映されました。このころNHKは番組の改編期(?)に、こういう海外の単発ミステリー・サスペンスものを午後の目立たない時間帯に放映していたのでした。
私はそんな時期にはTVの番組表をチェックしていました。そして見つけたこの番組も期待して観ていたのですが、その期待を圧倒的に超える出来栄えに衝撃を受けました。しかし、作者もタイトルも確認しなかったため、今日に至るまであれはいったい何だったのだろうとずっとモヤモヤを抱えていました。
今回corichでタイトルを見て、もしかしてこれが、とピンと来てすぐに予約を入れたのでした。もちろん細部まで記憶しているはずもなく、始まってしばらくは違うかもと思っていましたが、話が進むにつれ、そうそうこれこれと嬉しくなりました。
結論を知っていたため、今回は驚きはありません。しかし、俳優さんは皆さんうまく、初めて見たならば85年と同じような衝撃を受けたことは確実です。AKB48の太田奈緒さんも重苦しいステージの良いアクセントなっていました。
ネックは7,500円という値段です。以前の同じ公演よりキャパがかなり増えているのですからもっと下げても良かったのでは。
内容についてはGREAT CHIBAさんがギリギリまで書いているので付け足しません、というか付け足せません(笑)。

組曲~touch 2 you~
touch my brassiere? company
上野ストアハウス(東京都)
2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
ほほ上演中ずっとBGMがかかっていて、芝居と音楽とがシンクロする不思議な舞台でした。通して全般センスのいい大人の舞台という印象でした。少しうるさい感じが耳につく場面があったのが個人的には残念でしたが、ラストはとても印象に残る印象深い舞台でした。

熱海殺人事件2018 〜ビューティフルドリーマー〜
明治大学演劇研究部
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2018/04/12 (木) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
【林美那(B)ver.】鑑賞-
愛人の片桐婦人警官役を除いた3人は同一キャストだが、硬さが取れた!?
観る側も昨日よりリラックスして楽しめた。
こうなると楽日が楽しみ。

組曲~touch 2 you~
touch my brassiere? company
上野ストアハウス(東京都)
2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★
正直なところ途中までは、うわー、面倒臭い登場人物ばかりで、人の出し入れも含めて面倒臭いお話だなあ(失礼)と思いながら観てたのですが、不思議と観終わったあとの印象は悪くなく、気持ちよく帰途につけました。

ネジ工場
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2018/04/11 (水) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/04/13 (金) 19:30
座席1階A列
タカハ劇団『ネジ工場』駅前劇場
少し変わった家族の形。観劇後にじんわりくるようなお話でした。
最近の作品しか知らないので、こういう涙腺を刺激するタイプの作品もやるんだーと新鮮な感じがしました。
(ブラックなお話なのかなぁとかサスペンス展開があるのかなぁとか身構えてました 笑)
そこまで重苦しい感じはなく、コミカルな部分はいつも以上にはじけてた気がします。
セットや小道具、衣装に生活感があってすごくリアルでした。

組曲~touch 2 you~
touch my brassiere? company
上野ストアハウス(東京都)
2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★
チケプレに当選し、初めての劇団・初めての劇場での観劇でした。ご招待ありがとうございます。
スタッフさんの対応も良く、本編への期待が高まりました。
序盤、登場人物のやり取りの意図がみえず、物語を理解するのに時間がかかり少し疲れました。時が進むにつれ話の筋も見えてきて脳が色々と思考する事が無くなり、自然と泣けました。沢山の登場人物の抱えている思いの1つ1つが大きくて、この時間内で完結させた事についてはお見事だと思います。
が、すみません、私は登場人物の心情の変化のスピードについていけませんでした。
役者さんは一人一人が味があってとても見応えのある劇団さんだと思います。
また、機会があれば。

組曲~touch 2 you~
touch my brassiere? company
上野ストアハウス(東京都)
2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了

円盤
BACK ATTACKERS
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/01/16 (火) ~ 2018/01/21 (日)公演終了
満足度★★★
「グリーンフェスタ2018」参加作品。
表層はコミカルであるが、内容は現代日本の社会問題、特に労働問題を鋭く批判するような物語である。いくつかのシーンを組み合わせた定型パターンの繰り返しは、既視化した感覚になり、意識が意識を飲み込むような錯覚に捉われる。いわゆるデジャ-ブュと呼ばれるもので、全体的な印象はブラック・コメディといったところである。
(上演時間 2時間弱)