最新の観てきた!クチコミ一覧

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2018「月いち座布団劇場六月篇」

2018「月いち座布団劇場六月篇」

占子の兎

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2018/06/01 (金) ~ 2018/06/02 (土)公演終了

満足度★★★★

今回も楽しめました。
それと「一杯?」やりながら観劇を楽しめるのは最高でした。

ボーダーリング

ボーダーリング

やみ・あがりシアター

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/08 (金) 14:00

各キャラクターの婚活模様の演出が面白かった。
ある演者の衣装で、芝居の邪魔に感じる部分があり、残念だった。。
お手洗いのドアが、舞台上にあるのは、初めて見た。

ボーダーリング

ボーダーリング

やみ・あがりシアター

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

それぞれの希望や立場が観ていくうちにだんだんと解き明かされていき、ワクワクしました。一回につき一組の物語なぶん同じやり取りを何度もやることになるのは、大変そうだなと感じました。恋人を作るのではなく、結婚相手をみつけるというハードルの違いを改めて考えさせられるような作品でした。

アンナ・カレーニナ

アンナ・カレーニナ

Studio Life(劇団スタジオライフ)

あうるすぽっと(東京都)

2018/05/26 (土) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

Иチームを観劇。岩崎アンナの美貌ときたら以前よりも円熟味を増して素敵でした。(うっすらみえる髭痕が気になりましたが・・・)

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

いつもながら私好みの作品でした。その昔 源平がそれほどまでに仲がよかったのかと思い、義経の命名はそこからきてるの?と思い涙ちょちょぎらしながらの観劇でした。

ゆきむら

ゆきむら

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/07 (木)

ダンス、殺陣、ストーリー、役者さんたち どれをとっても一級品。いつも最上級の満足度をありがとうございます。もう一回観に行こうかなぁー

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

歴史ものが苦手な私なので理解ができるかと心配でしたがとても面白かったです。役者さんも上手いしストーリー展開も良く十分に楽しめました。
素晴らしいパンフレットもいただき何回も読み返して芝居の余韻と感動を今一度味わっています。

ボーダーリング

ボーダーリング

やみ・あがりシアター

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

価格3,000円

19:30の回(晴)。

19:02受付、開場。15人くらい並んだでしょうか?

ここは初めて。パイプ椅子席のひな壇、最前列は少し小さい。どういうわけか用をすませる(舞台下手に1つ)人の列が開演間近までとぎれない。

2年5ケ月で8公演目になるのに同じ会場を使わないのにはなにかこだわりがあるのだろうか。

舞台は白/黒模様の世界(徹底感が潔い)。

19:23前説、19:28は笠浦さんの前説(通路にも椅子をだします)、100分。19:34開演~21:17終演。

婚活のお話。

婚活(横糸)と忍者(縦糸)とのつかず離れずの展開とシーンの展開(再現)が巧い。

目立つ目立たない、消された気配(今でも空気を読む技として伝わっているらしい)、見ているもの、見たいもの、見ていると思っていたもの。

ゴールへ至る道の保証がない婚活ロードの悲笑/悲哀。

齋野直陽さん「鴉神話(2017/6@小空間)」。
蓮尾武治さん「スピークイージー(2017/12)」。
加藤さん、さんなぎさん、こうこさんは「マルカジット、マーカサイト」の抱腹絶倒女性陣。

軽快な口調で語られるお話にはたくさんの香辛料がまぶしてあり、お客さんの中には笑いの中でも胸の内を刺激された方もいらしたのではないかと。

就活にも似たような面がある気がする。

今回もさんなぎさんの瞬発力は冴えていました。

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

演劇企画集団THE・ガジラ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

 板を囲む客席は、「を反時計回りに90度回転させたように設えられ、上演中の光源は総て、ほやの付いたランプであるから、仄暗く嫌でも想像力を高める。演技は、どの役者の演技も熱演、船を囲んだ氷山の崩れる音? か、時折轟く凄まじい轟音は、観客の身体をも震わせる。(華5つ☆)

ネタバレBOX

 先ず注目すべきは、ヴィクター・フランケンシュタインも怪物も女性が演じていることだろう。怪物が、己のアイデンティティーについて深く悩む中でヴィクターとの約束に至ったのは、己の相似物の創造であった。即ち同類の他者の創造である。Rimbaudではないが、凡そ存在を意識する存在が、自己の存在を正当化できるのは、他者に因って己が誰々であると認識される限りに於いてである。Je est un autre.なのである。Rimbaudは、天才であったから、通常Jeに対する繋合動詞êtreはsuisでなければならない所をわざと三人称単数のestと表現することで客観性を表しているのである。
 アイデンティティー問題は、何度も出てくるが本質は以上の点にあろう。だが、今作の呈示する問題はこればかりではない。アイデンティティーの揺らぎは、現代人の殆ど総てが抱えている問題であろうが、この揺らぎ故に現れ、各自の存在感を脅かすもの・ことこそ問題なのである。それを効果的に描く為にこそ、ヴィクターも怪物も女性が演じているのだとしたら?
 ここには、LGBTやジェンダーという極めて現代的な知の問題が提起されていると言えよう。アホな保守党議員などには想像も及ばないような微妙で本質的な問題が提起されているのである。
 他にギリシャデルポイのアポロン神殿に刻まれているという格言γνῶθι σεαυτόν(汝自身を知れ)やデカルトのCogito ergo sum.(われ思う故に我あり)などの科白も出てくるのは、今作が単なるゴシックホラーではなく、優れて人間的且つ普遍的なテーマに貫かれた作品であることを表している。メアリー・シェリーが原作を書いたきっかけが、例えバイロンに誘われ詩人のシェリー(後の夫)らと共にレマン湖畔で過ごした際に提案された怪奇譚創作の提案だったにしてもである。
 原作では、怪物は極めて知的であり、その知力によって、人間の未来をも昏いものとするに足る存在なのが、今作でも踏襲されている。このことは、現代の科学で制御できない技術が齎す危険を訴えると共に、作られた怪物が実は名づけようもない即ち社会の構成単位としては認知されていない何らかの存在でしかないという深く哲学的な問題を提起している。その存在が、極めて人間に似ていることからくる本質的問いは、人間の鏡としてである。従って、怪物がフランケンシュタインを名乗るのは偶然ではない。そして彼に関わる総ての人々を殺害してゆくことも。怪物は、己のアイデンティファイしようのない「存在」の非社会性を創造者・フランケンシュタインに体現させることによって、彼を己の鏡へと逆転させたのである。ラスト、怪物は冒険家から、フランケンシュタインの実験ノートを手渡される。怪物が彼の遺体と共に去ったということは、怪物がフランケンシュタインを生き返らせる可能性をも示唆していると言えよう。このことは、善悪の彼岸に於いて知の追及が為されるであろうこと、それが知を持つ生き物の業(カルマ)であること、そして新たに齎された知は、それが完全に制御されない限り、常に総ての生命を滅亡に導きかねない両刃の剣であるという事実も。だから、我々は思い出しておく必要があろう。デルポイの神殿に刻まれたもう一つの格言”度を越すなかれ”を。

ボーダーリング

ボーダーリング

やみ・あがりシアター

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/06/07 (木) 19:30

 面白いとは言えるのだけれど、消化不良的な面がある。最初は忍者のスギの婚活話かと思っていたのだが、後半は様々なカップルの有り様に話が移り、やや焦点が絞れていないのが残念。それよりも、演出が過剰に思えるキャラクターがいて(スギとか小夏とか)、そういうものに頼るより、会話劇に徹した方が、味が出ると思うのだけれどもなぁ…(^_^;)。

寿

寿

やまだのむら

スタジオ空洞(東京都)

2018/06/02 (土) ~ 2018/06/09 (土)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/06/06 (水) 20:00

 Bバージョン『ふじみちゃん』を観た。タイトルと当パンの記載から予想していたが、主人公の「ふじみちゃん」はやっぱり「ふじみちゃん」だった。脚本の木村(遠吠え)が愛の物語だと書いているように、確かに愛の物語で、よくできているとは思うけど、観終わって拾われていない/謎が解けていないエピソードが残るのはやや不満。笑える展開ではあるけれど…。

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

演劇企画集団THE・ガジラ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/13 (水)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/06/07 (木)

7日夜の初日舞台(130分)を拝見。

ネタバレBOX

怪物との経緯を北極探検家のウォルトン等に語る「ヴィクター・フランケンシュタイン」と称する金髪の男こそが、実は「クリーチャー(怪物)」本人であったことを除けば、概ね、原作をトレースした作品。

「氷山に囲まれた探検船艦内での閉そく感、さらには、当時の欧州中心社会における非欧州人が感じた息苦しさ、を観客に体感させるための」意図的演出なのか? 会場内の冷房を抑えた蒸し暑い空気の中で、長時間の観劇を強いられた不快感は、あくまで個人的な事情として、満足度の評価には加味せずに、感想を述べれば

初日故か、熱演とはいえ、多くの役者にセリフの噛みが目立っていたこと

「北極探検船に氷山がぶつかる音」を様々な場面での効果音に多用するも、その大仰な・時代がかった演出に、途中から飽きが来たこと

の2点から、昨年の『ドグラ・マグラ』で抱いたのと同様の感銘を期待していた者としては、大きな肩透かしを喰らわされた気分だった。

隣席の聡明そうな青年のように、目をつむり、安穏に時を過ごしていた方が、あるいは正解だったかもしれない2時間強。
タイムトラベラー

タイムトラベラー

ミュージカル座

光が丘IMAホール(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

タイムトラベルものと言うと60歳以上なら「タイムトンネル(1966-67)」を思い出すだろう。トニーとダグの活躍を毎週ワクワクして待ったものだ。その第一回がタイタニック号であった。この舞台でもタイタニック号が1つのエピソードとして出てくる。「タイムトンネル」は大昔から未来まで行き宇宙人まで出てくるに及んでギャグドラマになってしまった。そんなにいくつも面白い話があるわけもなく30話も続いたのはすごいことだった。

さて、この「タイムトラベラー」ではタイムマシン製作者のイギリス人ジョン・テイラー伯爵が自分の家系を調べるために作ったという設定にしたので、時代は15世紀ヘンリー6世のころから現代までに限定される。そのおかげで(「タイムトンネル」に比べれば)しっかりと地に着いた話になった。過去を順に訪れてみると自分の祖先が結構立派なことをしているのに驚き、つい決定的なアドバイスを与えたりしてしまう。タイムパラドックスを一応気にしながらもどんどん影響を与えてしまうのはご愛敬。

祖先が皆、有名な事件に居合わせるというのはお芝居だから当然なのだが、これをどうやってエンディングに持って行くのかが現代に近づくにつれて心配になってくる。そこでジョンが明かしたタイムマシンを作った本当の意味を知って私は脚本のうまさに感動したのであった。

ミュージカル座は名前の通りに、素晴らしい歌声を聞かせてくれる。ダンスは現代的なキレッキレというものではないが、このステージにはピッタリのもので十分に盛り上げてくれる。フランスでのレジスタンス運動の場面では“「レ・ミゼラブル」のようでしょう”という煽りが入って、その通りで笑ってしまった。

珍しくポスターが売っていた。A2版(594x420)で500円。

最後に「タイムトンネル」が観たくなった昔の子供たちをがっかりさせることになるがDVDは英語音声版しかないのだよ。字幕もなし(泣)
*2023年に日本語音声版が出た(喜)

ツヤマジケン

ツヤマジケン

日本のラジオ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/06/05 (火) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

熟成された感がありました。

ネタバレBOX

山奥の廃校で行われた女子校演劇部の夏合宿で、施設管理人が密かに栽培していた毒の実や大麻を生徒が見付けたことがきっかけに、女子校ならではの恋愛感情のもつれなども絡んで殺人事件が起こる話。

初演のときは衣装などに個性を持たせ、識別しやすくしていましたが、今回は基本全員セーラー服でした。より女子高生らしい魅力が強調され、女子校の雰囲気を味わうことができたとともに、ぶっ飛んだコメディ風雰囲気から、現実味を帯びた静かな恐怖を感じることができました。

初演時はたくさん死んだような気がしましたが、今回はそれほどは死にませんでした。
あたみ殺人事件

あたみ殺人事件

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2018/05/29 (火) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

【昭和残骸編】
「忠実な作品作りのノーマルバージョン」ということで、ほぼ原作通りですが、改めて台本を読むと、カットされた台詞(シーン)があったようですね。
“つか氏”演出の同作品は観たことが無いので比べようがないのですが、確りと“イデカラー”に仕上がっていたのは流石です。

寿

寿

やまだのむら

スタジオ空洞(東京都)

2018/06/02 (土) ~ 2018/06/09 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/03 (日) 13:00

Bチーム「ふじみちゃん」
アクションあるいはファンタジー系の作品でサブテーマとして時々出る、そしてσ(^-^)の好きな「アレ」を中心に据えるとはお見事。コミカルに始まりやがてシリアスに転じる流れや途中でイイなと思った台詞を伏線としての幕切れも巧み。
で、アレが食べたくなりこらえきれずソワレまでの間に某コンビニで3個200円のアレを買ってイートインコーナーで食したり。(笑)

ネタバレBOX

不老不死で愛した相手や自分を知っている人が皆先に逝ってしまう孤独・哀しみというのは、伝奇アクションものなどのサブテーマとして時々出てきて好きなテーマの1つではあるが、本作のようにそれをメインに据えたものは珍しいのではないか?(「ポーの一族」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」などはそうかの?)

「亡くなって間もない頃にきちんと悲しんでおかないと時が経ってから思い出した時に悲しめない」という台詞には思い当たるフシがありドキリとしたが、幕切れがそれを引いた形なのもイイ。
あたみ殺人事件

あたみ殺人事件

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2018/05/29 (火) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

【アマゾネス編】
女性の強さを前面に出し、時代にマッチした台詞や演出にイデ氏らしさを感じられる仕上がりでしたが、もっと過激でもよかったかなと思うのは私だけでしょうか・・・。
何れにしても楽しめた舞台でした。

エデンの園

エデンの園

Performing Arts Theater Company GEKI-kisyuryuri

KISYURYURI THEATER(東京都)

2018/06/04 (月) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

「エデンの園」はGEKI-kisyuryuriさんの公演3回目の観劇でしたが、演者さんが違うのと、本も少し変わっていたので新鮮な気持ちで見ることができました。

主演の大村さんのお芝居をはじめて拝見したのも、この「エデンの園」でしたが、感情を抑えた芝居が本当に見応えがあって、この人のお芝居をもう一度見たいと思ったものでした。今日、その感覚が蘇り、なんとも言えない気持ちになりました。

ファンタジックなまるで天国に来たかのような感覚があり、それでいてとても悲しい世界観は好きな方なら絶対入り込めるはずです。

相手役の真田理央さんは、とても声が印象的で、徐々に劇中の異世界?に自分が取り込まれて行くような雰囲気を上手く表現されていました。

医者役の戸田レイナさんは、患者のこと、患者の家族の事、それぞれの立場の人にどのように寄り添うか、苦悩しているように感じられて、ただ役を演じられているのではない、裏のお芝居が見て取れました。

ゆきむら

ゆきむら

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/07 (木)

今回も期待を裏切らないエンターテイメントで魅了してくれました★と言っても【平均点】て訳じゃなくいつも【期待以上】のお芝居を魅せてくれるのがそとばこまちの最大の魅力やと思います☆殺陣、ダンス、お笑いで楽しませてくれてラストは熱い人間ドラマで感動させてもらいました♪

ツヤマジケン

ツヤマジケン

日本のラジオ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/06/05 (火) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

犯罪史上名高い大量殺人事件の犯人を「同席させて」舞台が始まる。
女子高生のまっすぐな身勝手さと、孤立を恐れる気持ちが交差する。
期待していた人に裏切られると、身体のどこかでじわりと殺意が芽生える恐怖。

ネタバレBOX

携帯の電波も入らない山奥に、合宿のため女子高の演劇部がバスでやって来る。
途中部員のひとりがバスに乗り遅れて、到着してから大騒ぎになる。
ちゃらんぽらんな顧問の教師、ツンデレの演劇部長はじめ、
全員が何らかの思惑を持って、誰かを観察しながら行動している。
そんな中、部屋の隅に“その男”を見つけたのはキコ(藤本紗也香)だった…。

懐中電灯を頭につけたあのいで立ちで客席から登場し、部屋の隅にうずくまる男ムツオ。
津山事件の犯人の名前は都井睦雄、バスに乗り遅れた生徒の名前は都井。
そう思って当日パンフの人物相関図を見ると、登場人物は全員
世を騒がせた殺人事件の犯人と同じ名字を持っている。

偶然合宿所の管理人の男の秘密を知ってしまった生徒が彼に襲われ、
目撃した生徒も襲われ、ついに殺人事件が起こってしまう。

「好きな人が幸せになるのも、不幸せになるのも見たくない」という生徒の台詞、
最初に、大好きだった祖母の首を斧で切り落とした睦夫の行動。
身勝手な思い入れが先行する彼らの行動は
勝手に他者に期待して、その期待を裏切る者は許さないという
自己中心的な点で共通している。
孤立するのを極端に恐れ、それを避けるためなら嘘をつくくらい何でもない。
時折笑いを織り交ぜながらイマドキの女子高生をリアルに描き
ふとしたきっかけで振れ幅が度を越せば、津山事件のようなことも起こり得る、と思わせる。

「あと10人くらい…」と言いながら客席を抜けて去っていくムツオ。
その思いを受け継ぐかのように、懐中電灯を頭に付け日本刀を持つキコとユキ。
二人がこれからどうするのか、教師と部員たちに制裁を加えるのか、
というところで舞台は終わる。
女子高生の誰もが煮詰まって爆発する可能性を秘めているところがキモ。
その爆発の連鎖が見たかったかな。
殺戮シーンが見たいわけではないが、隅からじっと見つめるムツオの不満が
彼女らに乗り移るような相互交流がもっとあればと思った。
キコとユキがラスト、津山事件を思わせるいで立ちで出ていくのが若干唐突な感じ。

キコを演じた藤本紗也香さんが巧い。
とらえどころのない浮遊感があって、存在感大。
ヤバいことをしている管理人の松本役の野田慈伸さん、それがばれた時の
緊張感が素晴らしく、一気に客席も緊張した。
ひたむきで世間知らずで、でもしたたかな女子高生たちが、実は一番怖いのかも。

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