最新の観てきた!クチコミ一覧

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アンナ・カレーニナ

アンナ・カレーニナ

Studio Life(劇団スタジオライフ)

あうるすぽっと(東京都)

2018/05/26 (土) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ロシアの貴族社会の崩壊と、個人の自由な生き方、そして、その報い・・・。テーマとしては重い作品なのだが、あまり重くなりすぎず、軽いテンポで続く。予想していたよりかなりわかりやすく、個々のキャラが魅力的だ。メインキャストに“?”と言う方もいないでもないが、全体としては良く出来た舞台ではないかと思う。ちょっと気のなったのはラストの照明、もしかしてミスったのか?それともああいう演出なのか?以前観たものが同じパターンで、見事にはまっていたので、さすがと思ったのだが・・・。今回のそれはどうなのだろうか?後日確認したい。Cチーム観劇。Иチームも観劇予定。

iaku演劇作品集

iaku演劇作品集

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★

『梨の礫の梨』観劇

ネタバレBOX

自殺を考えている女性が一人バーで飲んでいると、7歳のときに自殺した母親が現れ、雑談、途中からは母親に不満をぶちまけ、すっきりした風で、自殺を思いとどまるかもしれないと思わせる話。

おばあちゃんのことを知っているとなると幽霊だし、バーであんなに大騒ぎしたら追い出されるので、大声、大騒ぎは妄想の世界のようだし、幽霊なのか、妄想なのか、私は幽霊物が嫌いなので、極力妄想と意識しながら観ていました。

吠えすぎでした。感情の吐露とは言え、大声出せば観客にアピールできるとでも思っているかのようでした。
「ムイカ」再び

「ムイカ」再び

コンブリ団

駅前劇場(東京都)

2018/05/25 (金) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

コンブリ団の名は中京地方で独自の活動を展開するジャブジャブサーキットの舞台に(少なくともここ10年は)ほぼ毎回出演している車イスの役者はしぐちしんの所属(主宰)劇団として目にしていた。どこかで公演情報を見て「ちゃんと活動してる劇団なんだ」と判ったが、主宰が作・演出を行なうらしい事以外ほぼ知識ゼロ。OMS戯曲賞作の上演、しかも初の東京公演というので観劇した。
まずこの「初の東京公演」の、劇団の当人たちにとっての意味がもっと伝わって来たいと思った。のっけにこう言ってしまうと芝居単体では観客をねじ伏せられなかった、という側面が強調されそうだが、そう単純でもない。作る主体と舞台の内容との関係は切り離せないし、公演形態の選択も作品と不可分であったりする。つたなくとも「新人公演。応援よろしく!」でまとまる(それには価格も安くせねばだが)公演もある。地方から作品を引っ提げて大都市で公演を行なう場合、異文化との遭遇の機会という面がある。「才能発掘/アピール」という面も「成功」を夢見る向きには重要だろうが、(地方に限らずとも言えるが)演劇とは総合芸術であり作り手の固有の何かが結実するもの。「文化」は佇まいから漂って来るものだ。

さて「ムイカ」は解説にある通り広島に原爆が落とされた8月6日を指すが、この舞台では生死を分ける「時」としての原爆投下を象徴として捉えながら、人生の選択の局面や、生へ向かおうとする精神の風景を描いたもののようだった。固有名を持つ人物が、居るのかいないのか(居るとすれば一人、衣裳でも違いが判る女性)、人物を軸としたストーリーが現実世界に着地するべく描かれたテキストではなく、象徴的なシーンの連なり・重なりから、あり得る様々な「現実」を観客の想念の中に見いださせる、そういうテキストになっている。
終盤にイメージが集約していく流れがあり、照明が煌々と照って「現実」と地続きになるグランドゼロに上昇した所で、終幕、というまとめ方であった。ある事をギリギリまで語らず、結局語らない(だが観客の中に何かが生じる)、この「態度」が、この作品の評価の核になるのだろう。

アフタートークがあった。名前をみれば土田英生、テイストが全く合わないな、と感じた通り、ズルズルなトークになっていた。京都の学生時代に「演劇」分野で世代がかぶっていて、土田氏のほうが先輩なのだとか(見た目や何かは逆なのだが・・)。

ネタバレBOX

芝居の難点。まず「ムイカ」の時間が短いこと。
冒頭はしぐちしんの観客への語りから、他の人物らが登場し「(舞台側の)我々と(見ている)誰か」の関係をいじる遊び、そこから「ムイカ」の物語に移行していくのだが、観客・舞台の相対化と、本編との関係はさほどスムーズではない。もっともこれがコンブリ団の「言語」なのだとすれば、その完成度を上げてもらうしかないのだろうが、この問題は次の難点にも繋がる。
即ち、役者の演技、あるいは演技態が、厳密な意味で確立されたものだろうか・・今少し強度が問われている、と感じた。この劇世界を成立させるための象徴的な場面を演じることと、感情の裏付けをしっかり持つこと(精度を高め、鋭く表現する)とが両立し得ないものとしてあるとしたら、少し淋しいように思う。たとえ「相対化」をやりきる事を旨とするのだとしても、またその流れで本編に入り「相対化」の演技から言葉のニュアンスが浮上して劇世界をやがて形作る、という目論見なのだとしても、(象徴的作りであるだけに)言葉・発語の「力」がもっと欲しいと感じる。メソッドの問題だろうか。
はしぐちしん自身が登場する事は、テキストを体現するためには最良であり宛書きも入っているかも知れないが、テキストがより高みを目指している印象から、他の者に語らせる事を考えて良いのではないか・・と勝手ながら意見を持った次第。
(Let's) Take it easy at home??

(Let's) Take it easy at home??

猟奇的ピンク

ウイングフィールド(大阪府)

2018/05/26 (土) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

初めて拝見させていただきました。伏線が在るような無いような、種明かしをしているようでそうでもない。そんな独特の雰囲気が漂う青春ストーリーでした。

ISLAND

ISLAND

フラワー劇場

ウィングフィールド(大阪府)

2018/05/22 (火) ~ 2018/05/24 (木)公演終了

初めて拝見させていただきました。もう少し心を揺さぶられる内容を期待していましたが、かなわなかったです。役者さんたちの演技は素晴らしかったと思います。

あしおと

あしおと

アンティークス

シアター711(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

多少の謎もあり、どんでん返しあり、全体的にまとまった印象のお芝居でした。役者さんの演技もしっかりしていてとても面白かったです。

ネタバレBOX

途中から、もしかしたら主人公が亡くなってた?とか思ってみていましたが、個人的にはハッピーエンドでよかったです。
アメリ

アメリ

ミュージカル『アメリ』製作委員会2018

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

映画の世界観がこんな風に舞台になるのか!!と驚き。
主演の渡辺さんの声がとても透明感があって、、、。太田さんとの相性が素晴らしく、2人のもどかしい、ピュアな恋にきゅんきゅんしました。

終わった後に、何度でも観たくなり。。。
何回か観ております。

1度も観てない人には是非、オススメです。

アップデイトダンスNo.51「青い花」

アップデイトダンスNo.51「青い花」

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2018/05/17 (木) ~ 2018/05/25 (金)公演終了

満足度★★★★

『白痴』以来だろうか、だいぶ間が空いた。舞踊も見たいけれど“芝居”も目白押し。無論優先度が高い演目もあるが・・今回はさにあらず、時間がピタリ合って、向こうから手招き。
薄暗がりで少ない動き、というのはテキメンに誘眠効果をもつ(能も同じ)。今回も同様だったが、「みる」に価するシーンでありパフォーマンスだと脳は感じており、結果、両目の瞼を指で上げながら観た。
「青い花」とはノヴァーリスの詩集であった(この詩人の活字が拝めるのは岩波文庫の『青い花』くらい)。ただし鑑賞中はタイトルがその事とは思いもせず、いや、思ったとてそれが理解を増すわけもなく、ただぢっとをどりをみる。ある瞬間、「青」の光が射す。光に青を塗りたくったような「光」の持つ切れとは真反対の鈍重さの中に、言うなら隠微な場所に、佐藤利穂子が立つ。勅使河原の手が背後から、怪しくまさぐる。その光の中で(妖艶さ、はっきり言えばエロさを元来擁する)佐藤の身体が「その領域」を淵源とするものを滲み出させている。ノヴァーリスのテキストの正体を探る内にどこでも無い場所に迷い込み、生命そのものとしての「女であること」が暴かれた、とでも言うように。闇に浮かんで消える、命の内奥の物語の、断章? 
クラシックが効果的に多用されていた。『トリスタン・・』でも感じたが、長い歴史的蓄積があるのか弦楽器との相性が良い。

Flamenco マクベス

Flamenco マクベス

DIAMOND☆DOGS

THEATRE1010(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

東山義久さん率いる男性7人組のユニットDIAMOND☆DOGSが、元宝塚トップスターの水夏希さんと人気子役の木村咲哉さんを迎えて行うアクションミュージカルに、フラメンコ界の小島章司さんがゲスト参加しているという仕組みになっています。これらの方々のファンの皆さんにとっては満足の行くステージであると思います。以下は、積極的なファンとは言えない、いわば部外者の愚痴です。

「Flamenco」と表題に入っていますが小島さんが上段の奥の方で踊るシーンが2回あるくらいでフラメンコの香りは限定的です。私は水さんがバラの花をくわえ、フラメンコ・ギターに合わせてステップを踏む姿を夢見ていたのですが、かないませんでした。音楽的にはドラムとパーカッションが重用されているので「ドラム マクベス」が合っています。尺八の迫力ある演奏もかなりのものでした。

もっともその「マクベス」ですが、森が動く話などが大幅にカットされているのは仕方がないとして、木村さんの出番を増やすために、バンクォーの息子が次の王になるという改変を行っているのはどうかと思います。もっとも原作にはないバンクォーが殺されるシーンは見ごたえのある改変でした。木村さんは踊りはさすがですが、歌は子供の声なので雰囲気が壊れてしまいました。子役に過度に頼ってはいけません。

舞台は3段になっていてドラムセットとパーカッション+大太鼓だけで装飾は一切ありません。いろいろな場所になるので特定のものにはできなかったのは分かりますが、もう少しなんとかならなかったものでしょうか。

それから開演後35分に客席に道化が観客をいじりに入ってくるのですが、折角物語に集中し始めたタイミングで水を差しにくるとは、何を考えているのかと怒ってしまいました。

『空に落ちたサル、』

『空に落ちたサル、』

尾米タケル之一座

しもきた空間リバティ(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

歌あり、芝居ありのコントは、いずれもダークで奇想でドラマティックに展開。
それを振り切って演じられた皆さんの熱量が幾重にもキャパシティを超越。
悲劇と喜劇の繰り返しのような人生はまるでコメディとクスクスしてしまいました。

ニジイロ ニンゲン カガク

ニジイロ ニンゲン カガク

劇団ミックスドッグス

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/24 (木) 20:00

他者のオーラを見ることができる男を主人公に、組織とそこに所属する個人との関係=組織全体のカラーと個人の特質・個性を二つの例を通して考えさせる、的な。
奇しくもテーマに昨今の時事問題と通ずる部分があって、先見の明か?などと思ったりもして。
また、劇中の演出家がいかにもいそうな「困ったヤツ」で大笑い。

劇中の社長にしても演出家にしても、いわゆるカリスマ的な部分があり、「カリスマ批判」的な側面もあような気も=真のカリスマはいるかいないかの逸材なのに、半端に祀り上げられたり自らを過信したりですべてを自分の色に染めようとする「似非カリスマ」が多すぎる?

いわゆる「企業のカラー」や「オーラ」を「色」としてくくってストーリーの軸としたアイデアがイイ。

ゼロバヤシモトコたち

ゼロバヤシモトコたち

ジョン・スミスと探る演劇

新宿眼科画廊(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ほぼセットの無い舞台で町劇団の練習風景が描かれる小1時間、中国の不思議な役人からドリフへ、とも取れる流れを楽しみました。

ぼくと回転する天使たち

ぼくと回転する天使たち

財団、江本純子

ギャラリーLE DECO(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

■約135分■
“人工/自然”の話から、ものすごいところまで連れていってもらいました。

あしおと

あしおと

アンティークス

シアター711(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

役者さんの情熱が感じられて素晴らしい舞台だった。お話は優しくせつない、甘めの感じです。人生は高校生であっても苦の連続で、人間関係、家族、挙句は災害まで、苦に翻弄されて生きています。主人公の自分を見つめて真摯に生きている。きれいな心がステキでした。なので、ラストの部分は必要なのかな?重要なのかな?と思いました。

スタントウーマン!

スタントウーマン!

朝倉薫プロデュース・ガールズハイパーミュージカル

シアターブラッツ(東京都)

2018/05/22 (火) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

華厳組を観劇

真島なおみさん、チラシの写真よりずっと魅力的な女優さんです。170㎝の長身でちょっとがっちりした印象もあります。美人でスタイル抜群、あまりの完成度にTVや映画ならCG疑惑が出たのではないかと思うほどです。

太田美月さんを初めとする他の女優さんも可愛く、ここまでは5つ星。

踊りもまあまあです。一人だけ側転、バック転が自在な人がいましたが、二人いるとバラエティ豊かな振付ができるなあと夢想しました。

ネタバレBOX

このステージで問題なのは歌です。
真島さん:声量が足りないが、あとはOK。星4つ。セリフ並みに声を張れば良いのに、なぜ歌では遠慮するの? ミュージカルではやや大げさなくらいが普通。
プロダクション社長:まったく普通。星3つ。もう少し頑張ってほしい。
マリー倉本:声量もなくうまくもない。星2つ。なぜこの方をソロ歌のある役に採用したのか理解に苦しむ。
他の方もまあ普通で、オーディションでは歌を重視していないのか、そもそも歌える女優さんが少ないのか、どうなんでしょう。
『空に落ちたサル、』

『空に落ちたサル、』

尾米タケル之一座

しもきた空間リバティ(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

初見の劇団でしたが大いに楽しませて貰いました。ブラックな落ちも良く次の公演が楽しみです!

Silent Majority

Silent Majority

劇団龍門

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

羅針盤はどこを向いているのでしょうか。

ネタバレBOX

メッセージがしっかりとしているのに、シリアスな感じがないんですよね。そこが、とても観ていて心地よいのです。羅針盤がどこを向いているのか、その時々で私たちの人生はどう舵を切るのか、考えてみれば、考えてみれば切実なる問題ですよね。そんなことを笑いも交えながら気づかせてくれ、考えるきっかけをもらいました。
ニジイロ ニンゲン カガク

ニジイロ ニンゲン カガク

劇団ミックスドッグス

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/25 (金) 20:00

こういう理系テイストは小劇場界では希少な存在。ちょっと怖い近未来とアイデンティティ追求をミックスさせた面白ステージ。床に注目。

(Let's) Take it easy at home??

(Let's) Take it easy at home??

猟奇的ピンク

ウイングフィールド(大阪府)

2018/05/26 (土) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

この劇団の醸し出す雰囲気が好きだ。どんな劇でもバックに流れているのは人間の孤独、喜び、哀しみ、諦観すなわち人生そのものすなわちポエムである。

愛される資格

愛される資格

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

明るさと笑いの中に、暗さや重さのある、観応えのある舞台でした。生きる事、家族の事・・色々考えさせられました。役者さん達の演技も素晴らしく、様々なエピソードに笑ったり涙したりしました。ただ、母親の子供への虐待や言葉が、あまりにも酷かったので、ラストに若干無理を感じてしまいました。とは言え、色々な事が詰まった良い舞台でした。

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