
エンジェルボール
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2018/07/06 (金) ~ 2018/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
え!?そこまで?と言う感じの終わり方でしたが、これは「続・エンジェルボール」もしくは「エンジェルボール2」があると思ってよいと言うことでしょうか?と終演後に加藤さんに聞いてみたかったのですが、お忙しそうで声かけそびれました。
でも、そこで終わったのがすっきり、さっぱり、あとは観客の想像力でと思いつつ確かめたい気もしますが原作は文庫本で4冊とのことで、今回は2冊分までだそうです。

睾丸
ナイロン100℃
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2018/07/06 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
ナイロンも25年か!ナンセンスと新しい笑いを軸に、独立独歩の四半世紀である。昭和の後半以降、日本の現代劇は非常に多彩な発展を遂げてきたが、表立って活躍した人々の裏側で、しっかりそれを支え、市民への回路をつなげたのが、ナイロンと新感線だと思う。彼らがいなければ、日本の現代劇は新劇を引きずり、教養主義も、政治性も抜け出せなかっただろう。大したものだ! まずはおめでたい。
記念公演の「睾丸」はこの劇団創立から舞台に立ってきた、みのすけと三宅弘城をフューチュアして、外部からも新旧取り混ぜてゲストを呼んだ舞台だ。今回の素材は、25周年と言う看板に合わせて時代回顧もので、中年に達した学生運動に取り込まれた世代が、現代の世相の中で家族も、男女関係も、社会の中での居場所も、確信が持てるものを失い、古色蒼然の過去の主義と半端な人情の中で繰り広げるコメディである。かつてはよく「ナンセンス!」と他人を批判したものだが、彼らはそのナンセンスの中で浮遊している。それでオトコか!?と言う事でこのタイトルになったと思う。
みのすけと三宅弘城は元学生運動の一環として学生演劇をやった作者と演出家で、作者(三宅)はその主演女優(坂井真紀)と結婚して娘(根本宗子)もいるが、離婚寸前。そこへたまたまパチンコ屋で出会った演出家(みのすけ)が、家が全焼したと転がり込んでくる。ケラの芝居で、シチュエーションにこういう現実的な社会関係を持ち込むことは珍しく、また、自らの演劇経験もそこはかとなく反映しているのか、いつものような物語の飛躍は少ない。この二人を軸に、主要登場人物13名、それぞれに、今の社会で生きづらい人たちが集まってきてナンセンスな笑いが展開する。休憩10分を挟んで3時間15分。とにかく面白い。まったく飽きない。こういう生な事件を素材にしていながら、実際に身の覚えの人々もまだ多い中で生モノの難しさも乗り越えて、笑える。そしてちゃんと今の社会批判になっている。だが、ケラはこういう解りやすい物よりも、多くの作品が成し遂げたように、とっぴなシチュエーションを独特の喜劇に落とし込む作劇の力がある。年齢的にもうかつてのように年5作の新作は無理なのだから次回ははまたケラらしい世界を見せてほしい。
ナイロンの俳優たちは、出てきただけで存在を納得させる力がある。面白い顔ぶれの資質が違う客演も、赤堀雅秋はうまくハマったが、安井順平は七転八倒、根本宗子は歯が立たず、と言ったところだろうがこの経験はきっと役に立つ。

ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ
ニ兎社
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2018/06/23 (土) ~ 2018/07/16 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/07/07 (土) 19:00
座席1階
ニ兎社『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』東京芸術劇場 シアターイースト
予想に反してコミカルな演出が多かったです。
前作はもっとシリアスだったと聞いていたので。
面白かったですが、この会場でこのお値段だと割高感を感じました。

ブロウクン・コンソート
パラドックス定数
シアター風姿花伝(東京都)
2018/06/26 (火) ~ 2018/07/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/29 (金) 19:30
座席1階1列
パラドックス定数『ブロウクン・コンソート』シアター風姿花伝
演技が素晴らしかった!圧倒されました。
ただ、銃声は苦手で最後まで慣れませんでした(笑)

人を殺して 生きている
オザワミツグ演劇
インディペンデントシアターOji(東京都)
2018/06/27 (水) ~ 2018/07/03 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/06/28 (木) 19:00
座席1階1列
オザワミツグ演劇『人を殺して 生きている』花まる学習会王子小劇場
Bチームを観劇。
私は読んだことは無いのですが、一昔前に女子中高生に流行ったケータイ小説がこんな感じだったのかなぁという気がしました。
分かりやすい不幸を描いて同情やカタルシスを得るような感じでしょうか。
ただ、児童虐待のシーンは例え虚構のお話でも観ていて辛かったです。
ラストの笑顔のシーンは良かったと思います。

D51-651
ウォーキング・スタッフ
シアター711(東京都)
2018/06/23 (土) ~ 2018/07/01 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/27 (水) 19:00
座席1階B列
ウォーキング・スタッフ『D51-651』シアター711
舞台セットの臨場感と迫力が凄かったです。
下山事件の真相解明よりも国鉄職員側にフォーカスを当てた作品作りになっていて
意表を突かれた思いがしました。

子供のためのシェイクスピア「冬物語」
華のん企画
あうるすぽっと(東京都)
2018/07/10 (火) ~ 2018/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
「子供のための」と付いていますが大人向けのしっかりした舞台です。テキストも冒頭の1場が省略されている以外は本質的にそのままのようです。まあ少しお遊びがあってとっつきやすいというくらいの意味なのでしょう。私が見た回は夜公演であることもあって子供さんの姿は皆無でした。
役者さんも内容も素晴らしく、どなたにでもお勧めできるものです。
手拍子でリズムを取りながらの黒子の合いの手が良い感じです。黒子の登場は「ヘンリー五世」のように原作にあるのかと思っていたらこれはオリジナルですね。黒子がマントをとって衣装を露出し登場人物となるのもそのたびに景色がちょっと変わって新鮮ですしスピード感も出ます。また「冬物語」での説明役は後半の最初に現れる「時(Time)」ですが。この舞台では前半から登場して雰囲気つくりをします。
衣装はしっかりとしたものですが大道具は机と椅子が10個ずつくらいの簡素なものです。
役者さんは8人しかいないので皆さん2役か3役をこなします。シチリア王リオンティーズとコソ泥オートリカスを演じる板倉佳司さんは顔が濃いので王からコソ泥はちょっと苦しいかなと感じました。あらすじを知らずに観ていると王がお忍びでやってきたのかと思ってしまいますのでご注意を。
今回はパーディタ他を演じる大井川皐月さんのキリリとした可愛さにやられてしまいました。

睾丸
ナイロン100℃
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2018/07/06 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの新作は今から数十年前の日本が舞台のストレートプレイ。不穏さを常にかもしながら、カラっとした笑いもふんだんでした。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/07/11/10141/

慕情の部屋 2018
スポンジ
駅前劇場(東京都)
2018/07/11 (水) ~ 2018/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
事件のあらましが分かっているうえで、登場人物達と同じ空気を吸い、その事件の経緯を“生”の目撃者として、罠に絡まっていく感覚と共に体感できるスタイルの公演でした。
このライブな面白さは映像では絶対無理。
役者さんが各役柄を等身大で自然に演じられているので、メチャクチャ入り込めました。
何しろ扱っているのが殺人事件なので重く暗い空気に包まれるかと思いきや、ごく日常の延長線上にある世界観、獄中シーンでさえも「実際こんな感じなのか」と興味深く見入ってしまいます。
再演という事で前作は拝見していないのですが、間違いなく相当のブラッシュアップがなされていると確信できる公演で、いろんなシーンに対応したセットの工夫や、立体感ある音響等、絶妙な演技と共に大いに楽しませて頂きました。

東京喜劇 船上のカナリアは陽気な不協和音
熱海五郎一座
新橋演舞場(東京都)
2018/06/01 (金) ~ 2018/06/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
楽しかったです!なるほどそのあたりがタイタニックでオリエントなのね。千秋楽と言うことで(多分・笑)ラスボスさんが歌ってくれました。三宅さんがだんだん痩せていくようで気になりました。

戦国アイドルタイム
企画演劇集団ボクラ団義
浅草九劇(東京都)
2018/06/27 (水) ~ 2018/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
2回目観劇。前回とは違う位置から見ると、また違う発見があって面白いです。ついつい前の方に座ってしまう私ですが、全体が見渡せる後方中央くらいでもう一度観たいものです。

Winnie-the-Pooh!(ウィニー・ザ・プー)
REDNOWLAND
博品館劇場(東京都)
2018/07/07 (土) ~ 2018/07/08 (日)公演終了
満足度★
ディズニーの「プーさん」の作品を元にした舞台ということで誘われて観ることに。
この公演、チケット価格は4段階
プレミアムシート(B.C列)が8,500円、
S席(D列~R列)は6,500円、
B席最前列は1500円
学割チケット3000円もあるようだったが、後から導入だった様でその前に購入した学生は対象外の様で、座席の差はあるとはいえ6500円と3000円の差はキツイ。。
横の学生達が話していて不満そうでした。
また、それに関しては当日知った様で受付に言ったが対応してもらえず、、
それは可哀想だなぁと思いました。
満席ではなかったので対応してあげるべきだと。
一部役者のファン目当て公演なんだろな。とその後席が埋まらない為に学割を導入したのが見え見え。
ここの劇場にする必要があったのか?
と思う動員数、料金設定。
内容は
とりあえず残念。
2幕構成だったので途中15分休憩の際席を立ってそのまま戻らない人も。。
演技に関しては差がありすぎ。
年齢高めの人は上手いだけに若手キャストが全くだった為残念。
また、ミュージカルなのに歌唱力の低さ。
人選の際歌唱に関しては全く考えてなかったのかなと思うほど。
ダンスも2幕の人達はよかったが1幕めの人達はなんだかわからず。
全体を通してこれと言った見応えがなかった。
キャストのファンのみ満足する様な舞台でした。
SNSを見ても出演キャスト陣のコメントばかり、その他はやはりファンの人達が個人を称賛している内容。

The Manpower
劇団スクランブル
シアター711(東京都)
2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

馘切姫-クビキリヒメ-
ヅカ★ガール
インディペンデントシアターOji(東京都)
2018/07/06 (金) ~ 2018/07/10 (火)公演終了

チャリング・クロス街84番地
劇団俳優座演劇研究所
赤坂区民センター 区民ホール(東京都)
2018/07/10 (火) ~ 2018/07/12 (木)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/07/11 (水) 14:00
価格0円
かつて見た、朗読劇「ラヴ・レターズ」とはちがい、この作品は、手紙をやりとりを、演技と表現で構成されており、舞台装置も上下で構成しており、ヘレーン・ハンフ役は3人、ドエルは4人で演じ分けながら、20年という歳月の大河ドラマわけではないが、ひとつのドラマとして成立していたね。120分弱でしたが、公共ホールで見る芝居はいいね。

福島三部作 第一部「1961年:夜に昇る太陽」
DULL-COLORED POP
いわき芸術文化交流館アリオス(福島県)
2018/07/07 (土) ~ 2018/07/08 (日)公演終了
いわき公演初日を拝見。1961年、どんな方法で福島に原発が誘致されたのか。人形劇が挿入され、史実を踏まえた骨太の大河ドラマだけに終わらないのが面白い。劇団らしい熱い演劇愛も溢れ出る。終盤の「交渉」場面は圧巻。2部、3部にも大いに期待。

serialnumberのserialnumber
serial number(風琴工房改め)
The Fleming House(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/07/16 (月)公演終了
『next move』とは全く違う舞台美術で空間の印象刷新! 前売3500円はとても安いと思います。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/07/05/10083/

ヘッダ・ガーブレル
project navakov
Vacant(東京都)
2018/07/05 (木) ~ 2018/07/08 (日)公演終了
登場人物の造形を座組み内でしっかりと作り上げ、共有している印象を受けました。今作を観て「『ヘッダ・ガーブレル(=ヘッダ・ガブラー)』ってこんなお話なのね」と解釈しても問題ないのではないかと。原作に忠実で、深いところまで緻密に表現してくれているお芝居だと思います。俳優の演技の賜物でもありますね。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/07/06/10092/

ウィルを待ちながら
Kawai Project
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/07/04 (水) ~ 2018/07/18 (水)公演終了
上演時間は約1時間45分。序盤は、昔の海外古典演劇っぽい大仰なセリフ回しと動きに面食らいましたが、中盤以降は俳優2人の話だと受け取れて、清々しい気持ちになりました。題名通り『何もなし』なんですよね。俳優とは、人間にしかできない、尊い生き方だと思います。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/07/11/10149/

七七火-なななぬか-
昭和精吾事務所
サラヴァ東京(東京都)
2018/07/06 (金) ~ 2018/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/07/08 (日) 15:00
リオフェス2018の第4段目。
私は寡聞にして昭和精吾氏については詳しく知らないのだけれど、岸田理生氏から寺山修司氏と広がる人脈で、ご存命なら喜寿になることを祝う意味でのイベントということらしい。
構成は2部で、第1部◉ 詩劇「われに五月を」作:寺山修司 音楽はそうあのJ・A・シーザー氏、
第2部◉ 麻人楽幻想音楽劇「七七火」~火學お七抄
原作:岸田理生氏ときて、 脚本・構成・演出はこもだまりさん(なぜか彼女だけ「さん」づけ)うーん、昭和氏からここまで広がるのだな。
フェスといえば、一番フェスらしい舞台で、アルコールも入り楽しめました。死んだはずのお七がいる置屋は糸屋?音楽と、華美で妖艶な衣装と舞台装置、絢爛かつ艶のある音楽、何かあっという間の1時間45分でした。休憩なしということでしたが、あってよかったです。ちょっとアルコールのペース配分もありましたから。トイレもね。
それとCDありがとうございます。