最新の観てきた!クチコミ一覧

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「眼帯のQ ~ final ver.」「壜詰のf」

「眼帯のQ ~ final ver.」「壜詰のf」

アートプロジェクト集団「鞦韆舘」

ABCホール (大阪府)

2018/11/05 (月) ~ 2018/11/07 (水)公演終了

鑑賞日2018/11/05 (月)

眼帯のQを観てきました。舞台上で彼女らは、カニのような手つきで何を食べていたのだろうか?彼女らは力いっぱい何を握りつぶしていたのだろうか?そして、何を思い踊り狂っていたのだろうか?答えを見つけるのか、答えよりも感じることに重きを置くのか、それは舞台を見た人の感性に委ねられます。是非ご覧になってください。

修道女たち

修道女たち

キューブ

本多劇場(東京都)

2018/10/20 (土) ~ 2018/11/15 (木)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/26 (金) 18:30

KERAさんのシリアスな西洋物は、見ごたえがあって、面白い。シリアスな展開の中にちょこちょこ笑いもあり、芸達者な役者さんたちのお芝居を十分に楽しませていただきました(^^)

デストロイヤー花

デストロイヤー花

次世代PROJECT!!

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/10/27 (土) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★

芳本美代子さん、流石の貫禄でした。亜希緒さん、歌とても上手なのに、一緒に歌う人のレベルがイマイチで、気の毒でした。
全般的に少しストーリーがわかりにくかったとおもいます。最初の太鼓、もっとしっかり練習しないと、見せるレベルではないのでは。

La Barbe Bleue-青髭-

La Barbe Bleue-青髭-

TremendousCircus

シアターシャイン(東京都)

2018/10/31 (水) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

ネタバレBOXにて

ネタバレBOX

今回で3度目の観劇。
サロメ、雪白姫、と観てきての感想。
物語の根底にあるものは一貫していると感じた。作・演出の田中円氏が描くべきもの、描きたいものが一貫しているのだろう。
その上で、テーマや舞台が変化している。
故に、その根底のテーマが合わない人は何を観ても合わないだろうし、そこを「説教くさい」と思う人はいるはずだ。

しかし、エンタメの世界はそういうもの。
合わない人を取り込むより、その想いを求める人の心に突き刺すことが大切。
一貫したテーマを描く作家さんは観る側としては信頼できる。

演出などは確実に回を増す毎にパワーアップしている。
痛いくらいの熱量と重いテーマで、殴りつけてくるような劇団だ。
時にその熱が空回りして感じられることもあったが、逆にそこに人間を深く描いた姿を感じて胸が熱くなる。

「人は何故人を殺すのか」
このテーマで、罪人をただ裁くことも出来る。けれど、この劇団はいつでも、そうなり得る人、そうなった人にまで寄り添おうとする。
そこに生半可の覚悟しかなければお寒いだけだが、彼らは血を吐くような覚悟の上でそれを演じ、描いているのが感じられる。

優しく熱い表現者集団だと感じた。

舞台の小道具も、この規模で出来得る限界値までやろうとしているのが感じられ、これだけテーマが「現実的」であっても「幻想的」な世界観を忘れさせない。

やや足し算が過ぎるほど詰め込まれた要素は、てんこ盛り過ぎるきらいはあるが、そこはそれぞれの要素への愛情とリスペクトであろう。
少し引き算をしてみても充分にテーマを伝えられる実力はあると思うので、そういった舞台も観てみたいかも知れない。

そしてそうそう、ネタバレOKならこれは書いておかないと。
ご本人もTwitter上で解説していたけれど、この物語が怖いのは何よりラストだと思うのだ。
「連鎖は何も終わってないんだな…」というブラックさもある。同時に、彼らならここで終わらせられるのではないかという希望もある。
じわりじわりと、後から効いてくるパンチを最後に喰らうことになる。
毎度思うけれど、毎回一回しか観ていないのが惜しくなる。もう一度観て自分の中のモヤモヤを解消したくなるのだよなぁ。

とにかく一度、観てみて欲しいと思う。
何かに迷う人や、苦しんできた人、痛みを背負った人…そんな人たちは、「何か」を見つけられるはずだ。
そして、心に何かが残り、何かを得て帰れるはず。
そんな人たちこそ、観て欲しいと思うのだ。
会津藩家老  西郷頼母

会津藩家老 西郷頼母

劇団め組

「劇」小劇場(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

殺陣のないめ組公演は久し振りでしたが 濃密な会話劇を堪能しました。立場は違えど家臣をおもんばかる気持ちが伝わってきました。

アダルト版 ユメミルチカラ

アダルト版 ユメミルチカラ

東京芸術祭

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/11/02 (金) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

こっちの方が演劇的でした。

『空は翼によって測られる』El cielo se mide por alas

『空は翼によって測られる』El cielo se mide por alas

東京芸術祭

あうるすぽっと(東京都)

2018/11/03 (土) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

完全ノンヴァーバルだともっと良かったかなあ,私の好み的には。

考えてみれば「三文オペラ」を見に行かなければ、こんなにすばらしい公演に出会えなかったはずなので、結果的に西口公園でのつまらない(そして寒い)劇も見に行って良かったかなと。

花草別監(ファチョピョルガム)

花草別監(ファチョピョルガム)

金順子韓国伝統芸術研究院

駐日韓国文化院ハンマダンホール(東京都)

2018/10/19 (金) ~ 2018/10/19 (金)公演終了

舞台上のパフォーマンス以外の部分で感心したのは美術。
第一部でのカキワリ(っていうんでしょうか?バレエなんかで使う1枚の布に背景が描いてあるもの)に描かれた王宮らしき建物。それに光の当て方で夜も昼も表現してしまうのは実に見事でした。

ラクゴの国へ、いらっしゃ~い!

ラクゴの国へ、いらっしゃ~い!

ラチェットレンチF

シアター風姿花伝(東京都)

2018/11/02 (金) ~ 2018/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/11/05 (月)

「ラクゴ萌エ」観てきました! ちょっと思ってたのと違ったかな。 なんかいろいろ詰め込みすぎてゴチャゴチャしてた。もっと主人公の女の子の話をたくさん見たかった。

ネタバレBOX

前説の男の人、笑いとろうと思って頑張ってたけど、全然笑えなかった。 はじめから あんな感じだとガッカリする。普通にやってほしい。
黴-かび-

黴-かび-

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2018/10/31 (水) ~ 2018/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

あの一言で、 美化されたもうひとつの黴の存在へと心は暗転。 打ち消し合い、吹き掛け合ったのだろうか、さわやかフローラルな茫然に目を瞬いて 残るはさっぱりと無毒?な空間。かさかさと心が揺れる。

エンタメ・オペラ「霊媒・電話」

エンタメ・オペラ「霊媒・電話」

RAINBOW-STUDIO シアター・カンパニー

小劇場 楽園(東京都)

2018/10/31 (水) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/11/02 (金) 19:00

座席1列

大きな驚きが2つ。
1つめ、こうしたオペラ作品が存在していたことの不明。
2つめ、あの「楽園」でオペラを聞くという異次元な体験。

まず、正直に面白かった。
「霊媒」
インチキ霊媒を生業とするバーバとその娘モニカ、そして口がきけない、拾われてきた少年トビー。モニカとトビーはバーバの手伝いをさせられているのだけれど、バーバは何かと拾ってきたトビーに辛く当たる。怒鳴り散らすだけでなく、暴力も振るう。
ある霊媒の日に事件が起こる。インチキ霊媒中に、バーバが首に冷たい手を感じたという。彼女は半狂乱になって、客を追い返すが、その後のこの体験がトラウマになって、、、
作品の質感はカミュの「誤解」を想起させる。
こちらは、あきらかな誤解が大きな悲劇を招くのだけれど。(ネタバレへ)

「電話」
軽快なコメディ、スマホが出てくるオペラを意外に思うこと自体、私のオペラ感は20世紀なのだな。時間は僅か30分。結婚の申込みをしようとするベンは、出張前に婚約指輪を持参してルーシーの元を訪れる。しかし、電車の時間が刻一刻と迫るが、奥手のベンはルーシーの電話にことごとく邪魔をされて、、、
ベンとルーシーといった、いかにもアメリカの若者風の名前が、余計に物語にウィット感を出してよい。

ネタバレBOX

「霊媒」
舞台上で、バーバの首を触ったのがモニカだということは明白なのだが、悲劇の結末尾を招いたこの行為の動機はどこにあったのだろうか。
母親のインチキ霊媒を辞めさせようとしたのか、トビーへの虐待を戒めようとしたのか、それとも単なる少女の悪戯だったのか。トビーとモニカの関係の描き方が丁寧なだけに悲劇が一層重い。

「電話」
邪魔者の電話が、結果、2人のあいの絆を一層強めるというハッピーエンドもハートウォームで心地よい。

次回作も絶対観よう。
喜劇 俺たちの心中は世界を泣かせる

喜劇 俺たちの心中は世界を泣かせる

劇団ズーズーC

鶯谷ズーズーC劇場(東京都)

2018/10/13 (土) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/11/02 (金) 19:00

座席1階1列

年2回公演を開催している劇団で、以前から初観劇無料のフライヤーを配っていたようなのだけれど、なぜか目にしたことがなかった。そして、今回は初観劇をして思った。これはもったいなかったと。

この劇団にしては、ラストが珍しい(夫婦で心中する=つまり、喜劇でまじに人が死ぬ)展開だということで、そこに到達しても違和感がないようにオープニングにラストシーンを重ねたそうですが、これは正解だと思います。ラストの違和感を消すこともあるでしょうが、なぜ死んだの?どういう経緯で死んだの?本当にこの夫婦死ぬの?と、進行に飽きが来ません。

何だかんだ言って、どうせ死なないんじゃないか、と見続けると、かなりラストは唖然としますもの。前の方もおっしゃっているように、夫婦愛(お互い想いというか)といった温かい気持ち(心中がよいというのではないですよ)を感じるより、驚きが先に来て、帰り道にあれほどほんわかとした気持では帰れなかったでしょうから。

オメオリケイジ、いしずか陽子の2人芝居は、よくこなれていて淀みないので、笑いが詰まることがない。いやあ、これほどきちんと笑わせる小劇団って、まずないですよ。
次回のテーマは「嘘」とのこと。今度は子供を初見無料扱いで連れて行こうかな。

ニューヘアスタイルイズグッド

ニューヘアスタイルイズグッド

壁ノ花団

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2018/11/02 (金) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

オレンジいろのとけこんださわやかななつの日ざしとやみとをかんじながら、そぼくなドキドキとおかしみと、そして生きて流れていくひとりひとりに思いはうつる。 知ってたんだホントは、知ってたことを知らなかったんだ。「しなかった」方が幸せだったか、かぶって幸せになったか・・・ 知らないことを自由に考えさせてくれる。

泡雪屋廻墾譚

泡雪屋廻墾譚

有末剛 緊縛夜話

ザムザ阿佐谷(東京都)

2018/11/01 (木) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2018/11/02 (金) 15:00

座席1階1列

まず、ピアノと二胡の演奏に拍手。これは素晴らしいファクター。
でも、「泡雪屋廻墾譚」という芝居で評価するとなると、どうかな。

そもそも、この舞台は「泡雪屋」シリーズである前に「有末剛 緊縛夜話」であるということ。
「泡雪屋」シリーズや前回の「銀河鉄道の夜」に言えることなのだが、そこのところをどう考えているのか?に思います。

今回の芝居、確かに緊縛が3回(とはいえ、うち2回は緊縛と言うより縄による装飾)出てきます。うち2回は、娼婦たちの関係性や心情を描く、複数人をゆるく縛るというもの、あと1つは主人公の心理的な呪縛を象徴するような、本格的な縛りでした。

確かにこの3つの緊縛は、舞台装置としては有効な手段であることは認めます。
また、「緊縛夜話」のコンセプトは、緊縛を用いた様々な舞台表現を追求することですから、こうした手法自体は問題ないと思います。しかし、これでは「有末剛」という看板で舞台をやることの意味がありません。今回もですが、有末さんは単なる裏方、あるいは小道具係に過ぎません。

有末氏に舞台上で縛りをしてもらうのは、役名がなかろうが、不可視な存在であろうが、役として緊縛に携わってもらうことでこそ「有末剛 緊縛夜話」であるはずです。

例えば、緊縛夜話 第十二夜「緊縛ドラマチックvol.3」では、夜間ビルを回る清掃員でした、彼はOL達を次々と緊縛していきます。OL達は、不倫、横領、同僚へのいじめ、など、昼の明るい笑顔や控えめな言葉遣いとは違う実の顔を持っており、一方清掃員は、いつからその仕事に就いたのか、素性も名前も誰にもわかりません。
そうした存在が、清掃用具を持ち歩き、音も立てずに徘徊する姿は、その後の緊縛情景と相まって見事なスリラーになっていました。
あるいは、第十五夜 「盲獣ーあなたの世間に唾を吐くー」 では、映像でリアルタイムの緊縛を流すといった画期的な演出(良し悪しはともかく)でしたが、そこではめくら自身の妄想の世界を視覚化する司祭のような存在でした。スクリーンに映し出される有末氏の緊縛は、実はめくらから伝播した観客自らの妄想でもあったのです。

このように、有末氏が存在として緊縛をする意味を、劇中に設けなければ、この緊縛夜話の企画の意味はないように思われるのですが、いかがでしょうか。

なお、舞台としては特に観るものはありません。
殺される絵師の存在感もやたら薄いので、殺されても感慨がないですし。
ずーとテーブル上で流されるゲーム映像も、どうも廓の風情を壊しているだけ。
水着場面も、全員でもなく半端感が、尋常ではありません。

ただし、ラスト、燃える泡雪屋で死に水槽に俯せになったままの夢乃屋毒花さん、
息ができなくて死ぬんじゃないかと思わせた女優魂には拍手(ってでも、舞台を評価して欲しいですよね、ごめんなさい)。

ネタバレBOX

平日のマチネだけれども、緊縛夜話ってこんなに空いていたっけという入り。
このシリーズは老若男女に幅広く人気があり、割とご年配のご夫妻や、着物を着た妙齢の女性なども来られるのだけれど、そういう方いなかったなあ。

失礼を承知で言うけれど、以前の泡雪屋作品を観て、一定の層が今回避けたことも考えられる。確かにこうしたテイストは耐え難いだろうからなあ。
黴-かび-

黴-かび-

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2018/10/31 (水) ~ 2018/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

作品のモチーフからしてもっと重くドロッとした感じになってしまうかと思っていたけども、丁寧にな芝居で少しずつ崩壊へ詰め寄るような作りが好印象。舞台装置も良く日常の手触り。一部内面表現の演出が分かりにくいところも。特にラストはパラレルな解釈の余地を与えているかに見えてしまう。でも総じて期待以上の満足感でした。

Posthuman Theatre 4

Posthuman Theatre 4

劇団解体社

左内坂スタジオ(東京都)

2018/11/02 (金) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/04 (日) 19:00

解体社の公演が、今回はテアトルシネマというポーランドの劇団とのコラボ。
テアトルシネマは「ポーランド演劇における「タデウシュ・カントール以後」を代表するカンパニー」という惹句に期待して、足を運ぶ。相変わらずの盛況。

どこからがネタバレがわからないので、以下「ネタバレ」へ

さて、舞台の解題を楽しみに、トークセッションに入るのだが。
ズビグニェフ・シュムスキ氏の、演劇の作り方の話(役者の自由な発露をもって、それを観察する段階(第1段階)と、演出家がそれを全体として構成をする段階(第2段階))は面白かったし、演劇が上演されるのは舞台ではなく、教師のいない(細分化し良悪に分ける存在)学校だ、という発言は面白かったし、清水信臣氏の「ニース、7月14日」の「マクベス」的な構造の指摘も面白かった。
進行の演劇評論家の鴻 英良が「ニース、7月14日」はプレ・カタストロフィーといった指摘は、わが意を得たりという感じで、うれしくも思った。

しかし、ちょっとグダグダ過ぎない!
元は、ズビグニェフ・シュムスキ氏の時間配分や打ち合わせ無視が原因なのだろうけれど、同じ話の繰り返しが多く(ズビグニェフ・シュムスキ氏と鴻 英良氏)て、予定を大幅に超えたのもそちらの原因が大きい。

また、ズビグニェフ・シュムスキ氏の日本武闘の話は、もう少し聞けば、演出の関係が何となく分かりそうな気もしたのだけれど、あそこで話す話ではないやな。
鴻 英良氏は急にシナリオが崩れた不運や、いきなりのズビグニェフ・シュムスキ氏の振りがあったとはいえ、ポイントを除けば何を言っているのか???「要は」「つまり」を50回は繰り返したのではないか、でも「要」判らなかったけれど)

清水さんの指摘は興味深かったのだけれど、癖なんですよね口に手を当てるの。(シャイなんだ、きっと)よく聞き取れません。

終了22時20分は打ち上げで一杯飲むには、疲れもあり遅すぎだったので、今回はパス。
ちょっと、ポーランド語が行きかう飲み場を乗り切るだけの気力もなかったし。森澤さんの手料理食べたかったけれど、次回期待。

ネタバレBOX

解体社「プレヒューマンショウ」
作・演出の清水信臣氏、言うところの理性以前(プレ)の状態、野蛮な状態にいる人間の判断。これを清水氏は否定も肯定もせず描き尽くす。

ある男(熊本賢治郎)が宣言する(彼は時折空を飛ぶ鳥のような仕草をし、自らの精神の自由を表象する)「私は450人の障碍者を殺すことができる。それによって、障碍者によって苦しめられている家族や、介護者を開放することができ、彼らの余力は経済の活性化や社会発展に貢献するであろう」それを手紙にして投函する。(誰に?)

もう1人の男(森澤友一朗)がいる。彼は250人の障碍者を殺戮することを宣言する。の
彼は真理とは何か、というテーマを体現する存在だ。自立した心理などあるのだろうかと。真理とは信仰に裏打ちされてこそ真理足りえるのであって、もし神なき心理があるとすれば、それを誰が保障するというのだろう、と。そして、彼は障害者の殺戮に対して、自らの法的な責務をも軽減するように訴える。

前述の男は行動に移し、後述の男は実行に至る前に挫折(死?)に至る。
行動に移した男は、殺した障碍者たちに向かってこう言う「君たちは私が択んだのだ」。そして、いかに巧妙に実行したのかを誇らしげに語る。そこで、彼は断罪されてしまう(誰に?)なぜ選んだのかを、選ぶべきではなかったことを。
前述の男が殺した人々の衣類を、妻らしき女が洗濯して干している。
生きている男は、また自らの前人間的な「野蛮な」行為へ立帰るがごとく、また手紙をしたためる。

テアトルシネマ「ニース、7月14日」
2016年ニーストラックテロ事件を題材にしているが、もちろんテロ描写があるわけではない。とはいえ、ピカソの「ゲルニカ」のごとくテロ(ピカソの場合はホロコーストだが)を象徴的に描いたわけでもない。
暗示的な3人の女が、異様ないで立ち(臀部や胸部に詰め物をしたり、体に様々な布類を巻いたり)で舞台に登場すると、彼女たちは別の女から叱責を浴びせられたり、お互いを攻撃するような言動を繰り返す。(これを清水氏は、「マクベス」の災厄を招く魔女の引用と見るが、演出したズビグニェフ・シュムスキ氏は肯定も否定もしない)そこからは、、、
丸椅子を使った2人の男のマスゲーム、お互いの心臓部と心臓部を木片で突き合う男達や女達、男女が大きな袋を両手に持って支えったり倒れそうになったり、等々。
ニースで起こるテロへの胎動、そこに至る国際情勢と言えるし、殺された人々の日常と見える行為が繰り返される。
ラスト近く、ズボンの片足ずつにに足を入れる2人の男、ジャケットを両袖から起用として悩む女。まさに恐るべき(何の過誤もないと真剣に思い込む)行為、そして何の出口もない懊悩。その後に、殺戮のための包丁は、微妙なバランスで椅子を支える(人が腰掛ける道具を刃物が支えている状態)オブジェが作られ、7月14日は今来るのだろうという暗示を持って舞台は終わる。

中々、両作品とも鋭いよなあ。というか、短剣を胸に突き付けられたような、切迫した恐怖と不安を感じさせる作品。



「コーヒーが冷めないうちに」

「コーヒーが冷めないうちに」

カワグチプロヂュース

萬劇場(東京都)

2018/10/30 (火) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

勇者セイヤンの物語〜ノストラダム男の大予言〜

勇者セイヤンの物語〜ノストラダム男の大予言〜

爆走おとな小学生

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/07/25 (水) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

ナイゲン

ナイゲン

ILLUMINUS

浅草九劇(東京都)

2018/06/12 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

ボクサァ

ボクサァ

劇団 浪漫狂

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2018/10/31 (水) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★

【★の回】観劇

ネタバレBOX

下の階にボクサーが住んでいるかどうかは定かでないものの、住んでいると思い込み、大騒ぎしては勝手に急襲を恐れたりする住人と友人たちの話。

高橋いさをさんの作品ということでそこそこのものかなと思い観劇しましたが、ただ5人全員が基本横並びで正面を向いてバタバタ騒ぐだけで全く中身がなく、面白くもありませんでした。

調べたところ、1984年初演の作品ですが、友人の一人の叔父さんが火炎瓶を作って闘争したことがあるなどというシーンがあって、いつの時代の話だろう、古臭いなとしか感じられませんでした。役者の禿げネタを入れるくらいならこのシーンは外すくらいの配慮があっても良かったのではないかと思いました。

いずれにせよ、この本(脚本)を選んだこと自体、劇団のセンスを疑います。

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