最新の観てきた!クチコミ一覧

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『Amazing Lost 』

『Amazing Lost 』

お茶の間ゴブリン

d-倉庫(東京都)

2018/09/13 (木) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/16 (日) 14:00

価格3,900円

児童文学やお伽噺の登場人物たちが混在する世界で目覚めた主人公、さて、ここは?な物語。
主人公は何かから逃避しているのか?と思って観ていたらある意味当たりで好きなパターン。
また、その世界の住民たちは実は……というのは何回か観たことがあるが好きなヤツ。(笑)
なお、ちょっと切ない真相がこの前日に観た那波マオ原作・英勉監督「3D彼女 リアルガール」の裏返し、と言うか逆視点のようで「ありゃまぁ」みたいな。
あと、「いかにもそのキャラクター」な衣装と無駄に動きのイイ(笑)郵便屋さんが印象的。

僕の東京日記

僕の東京日記

近畿大学舞台芸術専攻27期生

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/22 (土)公演終了

満足度★★★★

しっかりした脚本に、学生さんのパワーが組合わさって、良かったです!これからの活動にも期待しています!!
予定が空けれたら、もう一度観たいです。

「雪虫」

「雪虫」

道産子男闘呼倶楽部

浅草九劇(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/23 (日)公演終了

満足度★★★

北海道の劇団さん東京浅草での公演でした。ストーリ展開のインパクトが弱いのか心に響くものがあまりありません。劇中観客から少し笑い声も出るのですが。。。。

僕の東京日記

僕の東京日記

近畿大学舞台芸術専攻27期生

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/22 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/20 (木)

どストライクのお芝居でした。脚本良し、配役良し、挿入歌良し、舞台セット良し、お値段良しです。皆さんお見逃し無く!

彼女たち

彼女たち

劇団BDP

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/20 (木) 18:30

座席1階

嶽本あゆみ演出で、3度目再演のこの舞台はどんな変化を遂げたのか。この演出家は舞台を作り上げる為に徹底的に取材を重ねるから、かなり、ドラスティックな化学反応があったのではないだろうか。
10代の若い俳優たちの舞台だから、荒削りなところはある。だが、演技もダンスも歌も、完成度が高い。台詞もはっきりしているし、舞台上の動きもメリハリがある。学園ものだけに、ミスが出ると学芸会のようになってしまう危険性があるが、完成度の高さでクリアし、その分ハツラツなまぶしさを堪能することができる。

ネタバレBOX

劇中劇を知っていると、本題のいじめ問題とのクロスオーバーが楽しめる。事前にお勉強してから劇場へ行きましょう。
白紙の目次

白紙の目次

劇団時間制作

テアトルBONBON(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

作演出家は何とまだ20代だそうな!
どんな人生経験を積んだら、こんな作品を作れるんだ?

星の王子さま

星の王子さま

Project Nyx

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/09/16 (日) ~ 2018/09/21 (金)公演終了

満足度★★★★★

エンターテイメント性バツグン
舞台も印象的でした
ただ人形劇は、後ろの席からだと双眼鏡が必要かも…オペラグラス要ります

ネタバレBOX

紙飛行機で登場 紙飛行機が広がって影絵スクリーンに成るのがいい
所々歌や躍りがはいって
映画並に大きなスクリーンに入る
白波五人衆(五連星)ナレーションが面白かった!
終了後のアフタートークに重鎮らしい宇野亞喜良が登壇して勉強に成りました
明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★

初日観劇。
戦時中の坦々とした生活、そして結婚式という慶事を絡めた反戦劇。しかし、戦争という最悪な不条理が見えてこない。
自分は戦争体験がないだけに観念的な感想かもしれないが、戦争の悲惨さが伝わらない。原爆投下されたであろうことを印象付ける幕切れであり、その後の悲惨さは事実として知っている。それだけに演劇で用いられる観客に問いかけるという効果・意味合いは少ないと思う。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

戦時中にも関わらず坦々とした日々が綴られる。現代、自分たちは翌日に原爆が投下されたことを知っているが、当時の人々は日々の生活でそんなことが起きようとは誰も思っていない。原作(小説)では当時の状況を書いており、読者の想像力を喚起する。しかし、舞台という直接的に訴える視覚という特長を生かして原爆投下へ刻一刻と迫っている恐ろしさが伝わらないのが残念。戦時中の理不尽さを描いた場面(弱みに付け込み物資を強請る等)、空襲に怯える場面などもあるが、戦争そのものの最大の不条理が見えてこない。最後に生まれたばかり赤ん坊の”生と死”が戦争の惨さ無常さを表しているだけに…。

セットは基本的には客席寄りの空間、その奥に押入程度の高さの空間、その下に納戸を設え、上手側に床の間、掛け軸等が置かれ、下手側は家の玄関。客席寄りの空間は冒頭は街中を思わせるが基本的に住居居間として物語が進展する。シンプルな造作であるが当時の長崎市民の一般的な暮らしぶりは十分伝わる。

梗概…語られるのは1945年8月8日の長崎、原爆が投下される前日の風景。街角で遊ぶ子どもたち、結婚式を挙げる夫婦、出産を控えた妊婦等、戦時中とはいえ様々な思いや悩みが描かれる。勿論、彼・彼女たちが明日に起こる出来事を知るはずもなく、今日の延長で明日が来ると思っている。ラストは出産と閃光を思わせる真っ赤な照明で幕を閉じる。人間の生死が対比表現され、生まれてすぐに凄惨な現実が…。この描写によって原爆が投下され、全てが奪われたことを連想させる。

原作者の当時を生きた観点と今を生きている観点の違い、さらに小説という読者の想像力を引き出させるものと、演劇という五感、それも視覚・聴覚という直接訴える手段の違いを生かし観客(自分)の心魂を揺さぶってほしかった。原作を読んでいるだけにあまりにも坦々、清々しい描写、それに物足りなさを感じてしまう。
一方演出について、ラストの照明はもちろん、雨戸の開閉に応じて照度を変える、時を刻む時計の音など細かく丁寧なところはさすがに巧い。
次回公演も楽しみにしております。
ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

劇団ひまわり

シアター代官山(東京都)

2018/09/17 (月) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

「栗田ロミオ」の回を拝見いたしました。運命に翻弄されながらも愛を全うした二人の純愛。決して知らない話ではないのにラストでは思わず熱いものがこみあげてしまいました。

ネタバレBOX

栗田芳宏さん演じるロミオはとても若々しく、声には強い張りがあり、会場中に響き渡る声量でした。
衣装は奇をてらわず、ジュリエットの赤いブラウス以外は全て“黒”でした。の持つ“情熱”或いは“血”の意味を持つ“赤”、 “絶望”或いは“死”といった意味を持つ“黒”。この二色だけに絞った視覚効果は素晴らしかったです。また幕の開閉だけで客席を“死”のシーンへ誘い、スポットを浴びて折り重なる二人の最後の場面は中世の宗教画のような荘厳さを感じました
松岡和子さんの翻訳はとても素晴らしく、言葉のひとつひとつに深い意味と味わいを持たせ、まさに言葉の芸術、一言一言が心に響きました。
奇行遊戯

奇行遊戯

TRASHMASTERS

上野ストアハウス(東京都)

2018/06/20 (水) ~ 2018/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

休憩無しの2時間45分、最前列。
前場、九州のとある漁村のスナック。後場、中国との国際取引をも事業展開する水産会社応接室。とにかく中津留氏の作品。起きる事件の過去も含めた時代背景。人物描写。その因果関係が近未来の後場へ登場人物達の成長と共に引き継がれる。民藝・青年劇場に続き今回初めて作・演出の自集団での舞台拝見。小さな劇場ながら前場から後場へのセット転換には度肝を抜かれた。建込みはおろか床面まで音も無く変っている。南京大虐殺・弱小漁師が行わざるを得ない違法漁業・正義の為の裏切り・自殺・子供の頃のいじめ・嫡子と非嫡子差別・遺産相続・鯨と犬への民族による食文化の対立・さらにはカリバリズムからシェパードを連想する武闘派環境保護団体まで登場する。そして最後は男と女。息が切れる。基本的には淡々と演じる俳優陣の信頼できる迫力と集中力に引き込まれた。女性のお二人が秀逸。人間である以上、不条理を抱えながらも明日への希望を胸に今を生きる。その行状が「奇行遊戯」言い得て妙だ。私も終幕まで途切れることなく興味と好奇心に集中し続けた。カーテンコールの拍手は自然肩より上へ挙がりました。6月24日(日)於:上野ストアハウス千穐楽

星の王子さま

星の王子さま

Project Nyx

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/09/16 (日) ~ 2018/09/21 (金)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/18 (火) 19:00

若林美保さんが出演されるということで観に行きました。

Project Nyxは初めて。原作が寺山修司さんということで、ファンの方には申し訳ないけど、寺山修司イコールアングラ劇団=分かりにくい。という先入観があって、楽しめるかどうか不安でした。でも終わってみれば結構楽しく観ることができました。

全体の流れがいまいち分からない部分もありましたが、楽しめるパーツが沢山。ピュアな「星の王子さま」は実は結構好きで、人形は一見の価値あり。ですが、ホテルでのシーンや、挿入される白波五人星?のショーの方が自分としてはど嵌り。(ショーを観て楽しんでる点子ちゃんも好き)5人中4人はスミマセン、知らなかったけど、アヴァンギャルドで十分ポップでした。

若林美保さんのエアリアルはストリップで観たことがありますが、舞台セットをバックにするのもマッチしてて絵になりますね。綺麗。ラストのポーズもバッチリ決まってて気持ち盛り上がって観終えることができました。

ショートストーリーズvol.8

ショートストーリーズvol.8

T1project

「劇」小劇場(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

 一つ、お詫び。小生のはやとちりから、即興芝居が連日あるように取られた方があるかもしれないが、無い日があるので注意。因みに無い日、19日,20日、24日17時、28日14時、30日12時、16時。念の為、ご自分でも調べて下さいね。

ネタバレBOX

「君はナタデココ」
 インターネットが我々の日常を席巻して既に四半世紀を迎えようとしている。尤もそう言い切れるのは、比較的早くからネットに関わって仕事をしてきた人間だけかも知れぬが、平均的な人々でも20年近くこの環境に浸っているであろう。まして今作の作家が生まれた時には既にデジタル社会が始まっていたのであるから、この作家にとって、当に自然な環境がネット社会だったのである。然し物語としては、己の名前についてのコンプレックスとして表面的には展開してゆくので、この広い世界を矮小化していると年配世代からは捉えられそうな、そして否定的に見られそうな側面を持つ。然し乍ら、それは作家が生まれ育った状況そのものなのであり、若者はそれをベースにしなければ次のステップへ行くことができないのも事実だろう。先ずは、不如意であっても己の足場を見極めなければならない。そのことがキチンと自分で理解できている作家である。
筆者がそう思うのは、作品自体が矢張り現代日本の鏡であり、今現在を日本で生きる若く鋭い感性の体験しつつある現況を集約していると見るからだ。抱える問題が非常に個人的な悩みであり、その悩みが若者の人生の大きな部分を侵食しているかのようであるにも拘わらずそう見るのだ。それは何故か? 現代日本の最も深い社会的病理、苛めの問題が今作の根底に蜷局を巻いて横たわっているからである。この作家の今後の研鑽に期待したい。
ショートストーリーズvol.8

ショートストーリーズvol.8

T1project

「劇」小劇場(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

 一つ、お詫び。小生のはやとちりから、即興芝居が連日あるように取られた方があるかもしれないが、無い日があるので注意。因みに無い日、19日,20日、24日17時、28日14時、30日12時、16時。念の為、ご自分でも調べて下さいね。

A「君はナタデココ」19時からの終演後、10分の休憩を挟んで開演した。総ての演目が終わったのは21時半過ぎだと思うが、時計を確認するのを自失するほどの内容だったので正確な時刻は不明、参考まで。

ネタバレBOX

「中田ステーションセブン」2018.9.19 19~A1projectB 劇小劇場
 傑作「シーチキンサンライズ」のスピンオフ作品だ。流石に熟練した作家の作品である。元々、友澤氏の作品の科白は深みのあるもの、ハッとさせられ、何時までも記憶の奥深くに息づくものが多いのだが、今作ではそれが更に円熟味を増した感がある。舞台美術も、作品に共通して用いることができるよう配慮されつつ、而もその細部に至るまで実に丁寧、綿密に創られていて感心する。役者の導線についても実に合理的で隙が無い。舞台芸術というのは、今更言うまでもないが、物語の展開する場所を何処に設定するかでその成否が決まるほどに大きな意味を持つのだが、その点T1プロジェクトの作品は、いつ拝見しても極めて優れている。
 さて、本題に入ろう。シーチキンでも、ヘミングウェイに纏わる科白が随所に織り込まれて作品の幅と奥行きを深めていたのだが、今作もそのスピンオフ作品であるからこの手法がさりげなく用いられている。有名な作品の名前だから、観劇中に直ぐ気付くであろうが、この“The Sun Also Rises”が今作のテーマとも、またたくさんの作家、役者ら演劇人を育ててきたA1プロジェクトリーダーとしての友澤氏から若い人々へのエールとしても呼応しつつ重層的に機能する点に、これだけの大所帯を維持してきた氏の度量と人間的深み、優しさを感じると共に、作品を創る楽しさを知る者のみが持ち得るエネルギーを感じる。
 主人公の遼役の演技は無論のこと、セブンの面々、後輩たち各々の演技も、いつも通り、各々のキャラが立って見応えがある。物語の肝も流石と唸らせるものである。初日が明けたばかりなので詳細は明かさないが、一瞬で世界が変わるその手際は見事と言う他ない。
出口なし

出口なし

シス・カンパニー

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/08/25 (土) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/18 (火) 19:00

 2度目の観劇。初日よりスピード感が増して、セリフの応酬のテンポが速くなっている。その分、観客が笑えるシーンも増え、全体で80分。面白い芝居だが、割高感がやや勿体ない。

チキン南蛮の夜

チキン南蛮の夜

くによし組

ギャラリーしあん(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/20 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/19 (水) 19:00

 くによしワールド炸裂の大傑作だった!可奈子,チキン南蛮の霊,インコのピースケ,二股男の佐山の4人(?)のキャラがしっかり立ってて、スピード感ある物語を展開される。チキン南蛮の霊がストーリーを語ったためか、展開がとにかく早いが違和感がなく、どんどん苦笑させられたり爆笑させられたりの1時間だった。エンディングも途中で振ったエピソードの回収になっているし、セリフも計算されている。特に、インコのピースケを演じた小林は登場した瞬間に、インコかな?、と思わせる風貌と演技力が見事だが、セリフのキレは、この人ならぬインコのが最高だと思う。
 とにかく傑作だが、平日2日で夜の回が1回しかないというのは、何とも勿体ない。

上空に光る

上空に光る

やしゃご

アトリエ春風舎(東京都)

2018/09/13 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

青年団若手自主企画から青年団リンクへの昇格しての第一作。伊藤毅企画時代に2本観て文句も書いたが、格段に違ってみえた。「リンク」に格上げすると予算も使える俳優も(オイシイ青年団俳優を動員)違って来るのか・・と想像を逞しくした程。過去二作とつい比較してしまうが、被災地での「取材」を下敷きに作劇された今作は、飽きさせない展開を準備しながらも一本通ったリアルがある。冒頭から既に「場」が存在し、人が紡ぐドラマは現在進行形の今を経過して、終演以降も続いていくと信じられた。
戯曲中「無理」を通した所がなかった訳ではないが、深い爪痕を残す被災地の日常の断面のリアルのほうが突出していた。過去二作と今作との印象の違いが、自分と当事者との距離の違いに過ぎない可能性を思いながら、それでも非被災者である我々の想像を超えて納得させるものがあった。楽しく切なく甘味な場面が盛り込まれた、秀作。青年団俳優の層の厚さを実証、俳優の貢献が大きい。

ネタバレBOX

復興事業の人足として短期間(といっても半年一年といったスパン)滞在する男ら(登場するのは二名)が舞台上手側の部屋を陣取って洗濯物などがかかり、狭い廊下を挟んだ左は東京から取材に来た劇作家の短期滞在の部屋らしい。開演前から人足部屋に女性画家が小型イーゼルを立て、足を負傷して仕事を休む男をモデルに「動くな!」と命令しながら筆と、口も動かしている。民宿を経営するまだ若い女将とニートの弟(冒頭は上手の部屋に寝そべって漫画を読んでいる)、気ままな次女、父母は津波で死んだかその前からいないか・・。そこへ東京から訪ねてきた若い女性二人、俄然色めく人足二人。民宿の三姉弟の関係はサバサバと描いていて、ここにドメスティク臭を持ち込むのが姉・汐里の元夫の兄。姉の新たな交際相手は実直な役人だが7年前の震災を経験しており、町民に対しどこか負い目がある。汐里の夫は震災時の津波の後遺体も見つかっていない。
この日はあれこれあって、夜は上手側で酒宴となり、次第に高揚して本音も吐き合うというありがちな展開。だが、一辺倒にならない会話がうまい。自然な会話と動線の中に意外な展開を織り込んで飽きさせず、その中に被災の状況や、当地の人々の心の形を一滴、一滴と観客の許容量を超えない程度に染み入らせて来る。

「無理」に感じられた部分とは、過去作に目立った「議論を白熱させるため二者択一を迫る状況」の設定、これが恣意的で、議論が長いというパターン。
今作では終盤の勢いで乗り切った面があるが、意味的には間延びが生じる。
町の役所勤めの男との結婚を考えている姉・汐里に対し、亡夫の兄はそれを飲み込めず、相手の考えを否定するという、この部分。兄の本音が「義妹への思慕」なのか「弟への負い目の投射」なのか、いずれかでなければ殆ど「変な人」のそれでしかない兄の行動を説明しきれないと思えるが、どちらともつかない(どちらとも取れる、というよりは、どちらも信憑性が薄い)。
汐里が夫から継いだ民宿を、他人と結婚するとなれば手放すべきだ、という兄の論理は、全く権利関係の話だ。心情表現として「だったら民宿も手放してしまえ」とつい言ってしまっただけなのか、実際は権利が兄の手にあって、「民宿をやってほしいと思っているのに自分の元から離れていく」姉への未練を言っているのか・・特定できない事で宙に浮き、リアルが手から滑り落ちる。そこは曖昧にしてあるのだな、となる。
この議論(亡き夫とも添い遂げるべきか否か、という普段なら当事者以外の人間が立ち入れないどうでも良い話)の際、なぜか女性画家が、恐らく自分の境遇と重ねての事だろう、「添い遂げることが大事」と意見する。これが間延びを決定づける。
その他「フェレット」のくだり、涙もろい東京女を全員一致で「邪魔者」と断ずる一辺倒さが気になったりも。
ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

劇団ひまわり

シアター代官山(東京都)

2018/09/17 (月) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★

C組を観劇しました。ロミオ役が年配の方で、演技は素晴らしいのですが、正直、違和感がありました。やはり年相応のキャスティングの方が良いかと・・。役者さん達は、長く難しい台詞をしっかりこなしていて、見応えがありました。

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★

舞台上のこととはいえ、もっと登場人物に近い年齢の役者さんでやったら説得力があったのではないかと思いました。登場人物に共感できる人がいたら、また違う印象を持てたかと思います。

ネタバレBOX

お産婆さんが家へ来ての出産ならやはりお湯を沸かすってものじゃあないでしょうか。いつ誰が「お湯を沸かさなくては」と言い出すのかと気になって気になって、結局誰も言い出さずに終わりました。
明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

この題材に真摯に向き合っているのが感じとれたし、劇中の彼らの明日がどうなるのかが分かっているだけに、セリフで「また」とか「あした」「あさって」といった言葉が(当たり前のように)出る度、切なくなった。初日だからか、全体に固かったように思うが、回を重ねての伸びしろに期待。

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★

この芝居、映画で観ました。『TOMORROW 明日』(監督:黒木和雄)は、1988年公開の日本映画。映画では、著名なキャストでその存在感を表していますが、この舞台、常識的にも名のある俳優は少ない。だからこそ、各人が自由に、そして個性豊かに存在感を示してほしいと思いました。初日なので、皆さん、堅さのある演技、「明日」から日々進化をしてほしいと思います。

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