最新の観てきた!クチコミ一覧

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IBUKI

IBUKI

Y’s ExP.

上野ストアハウス(東京都)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★

体の中から活力が湧いてくる自分の仕事に誇りと自信を持って前進しようと、
エールを送ってくれる素敵な作品でした。
とても良かったです。

 この物語は、開演前からもう始まっています!
 ここで使用されているBGM、ラフマニノフが苦悩の末に完成させた傑作”ピアノ協奏曲第2番”テーマにぴったりで主人公に重なる部分が感じられます。

ネタバレBOX

 楽曲も良く、全員による歌とダンス素晴らしかったです。ミュージカルとは違った良さがあり、見ごたえがありました。(特にCD、NORIKOの歌が抜群)
 役者皆さん各役柄を個性豊かに表現していてキラキラ輝いていました。
 また、全員ファッションセンスも良く見ごたえがありました。
(スタッフも含めて!)


 主人公MAHIRU(好演)の会社の命運を背負いCDや皆の期待からの重圧と責任の重さ、出すデザインも全く認められず、疲れ果てどんどん自信をなくし苦しむ様子などがひしひしと伝わってきました。MIYABI(好演)やライバルで同期のRIIKO、同僚達の温かい優しさ、思いやり、結束力の強さ、また厳しい中にも部下をオリジナリティのあるデザイナーとして強く育てようとしていたCD(好演)、一つ一つのメーセージにも説得力があり心に響いてきました。苦悩をのりこえて得た作品(成功)と自信、そして、そこに広がる格別な情景! 
とても清々しい幸せな気持ちになりました。

HPも洗練されていて楽しく拝見しました。
ここにも凄いこだわりを感じました。

オイディプス=罪名

オイディプス=罪名

クリム=カルム

新宿眼科画廊(東京都)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/05 (水)公演終了

満足度★★★

いろいろと想像力を掻き立てられる面白い作品でした。

ネタバレBOX

客席を真ん中に両面を舞台として使用、片側のフロアスペースではリーディング(現在)が、もうひとつのフロア(過去)での演技(台詞)に重ねられて過去と現実の世界が交錯しながら展開されたり、それぞれの人物の心のイメージを具現化しながら物語を進行させたりと、とても面白い演出で楽しく拝見しました。
 できたら、照明効果(光と影の効果的な使い方も含めて...)についてもう少し工夫し(らんぷ、蝋燭の使用も有りかも)、演技者に合わせた舞い(複数)を取り入れる場面があったら、より見ごたえが増したのでは、と思いました。
評決-The Verdict-

評決-The Verdict-

劇団昴

あうるすぽっと(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/11 (火)公演終了

満足度★★★★

ミステリのベストセラーで、映画にもなってヒットした原作の舞台化である。ただし、それは四十年ほど前のこと。(原作は78年、映画は82年。脚本・マメット 監督・シドニールメット、主演・ポール・ニューマン) 今回は海外で脚色された台本の日本潤色版である。クレジットに構成・演出となっているから,かなり手を入れて2時間半(休憩10分)にまとめたものだろう。
原作の舞台は保守色の濃い東海岸のボストン。若気の至りで周囲に構わず正義に走り、中年に及んでアルコールにしかいき場がなくなった弁護士ギャルビン(宮本充)が、一念発起、教会のバックアップのある大病院の名医たちの医療過誤裁判の被害者の弁護人となり、勝訴するまで。その間に、アメリカ社会の基盤である保守的なさまざまの勢力(宗教(キリスト教)、裁判官制度(弁護士制度)、最新医学システム、民族・人種差別、などなど)が拮抗するアメリカの国情が告発されている。映画もその辺に重点を置いて、一種の社会ドラマとして評判にもなったが、今、日本でそのまま芝居にするには苦しい。
劇場の無料パンフレットによると、演出の原田一樹も原作と日本の観客の間でかなり悩んだようだが、結局はミステリ調裁判劇を選んだ。(少しわき道にそれるがこのパンフレットは充実していていいのだが、薄い黄緑の地に白抜きの字と言うのは劇場の明かりでは読めない。家へ帰ってからでも読むのに苦労する。意外にこういうところに無神経なのも昴らしくはあるのだが、折角のパンフレットが無駄になる)
不利な状態の中で、どうやって裁判で勝つか、というゲーム的な面白さを軸にしているわけで、幕開きはまず事件現場の手術室から、始まり、訴訟の中心点となる4分半の心臓停止からの回復時間、手術予備の記録が正しいか、などなど、医療過誤の焦点も解りやすく、それを守ろうとする病院側とそれを破ろうとする弁護士側、の攻防のサスペンスも面白い。裏では被告側大弁護団が送り込んできた女スパイ、などという原作の設定も生かしていて(この話をカットすると丁度いい時間になると思ったが)、裁判劇としてはよくまとまっており、飽きさせない。登場人物30名近く。配役キャストで22名だから、大劇団昴の大作である。もともと翻訳劇はやりつけている劇団だから、翻訳調台詞には日ごろ吹き替えで稼いできた実力もあって、よくこなして、まるで、映画の実演を見ているようだ。
それはそれでいいが、この原作や映画持っていた、原作の医療と裁判の告発劇としての苦渋や、映画のアメリカで生きる人々の造形はなくなってしまった。例えば、主人公を支える古くからの先輩弁護士モーとの交流、証人として金で買うトンプソン博士が黒人であること、などは落ちてしまっている。主人公の裁判に立ち向かう動機も、被害者への同情と正義感だけになっていて、解りやすいがそれだけ薄くなってしまった。
原作の終わりは、皮肉で秀逸な終幕になっているのだが、それは映画でもこの芝居でも採用されていない。
医療や裁判を巡る功罪はいまも大きな問題になっていて、時宜を得たものではあるが、裁判劇の面白さを越えて訴えるものにはならなかった。

梟倶楽部

梟倶楽部

Pカンパニー

西池袋・スタジオP(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00

座席1階1列

いやあ、面白かった。
舞台上には小道具が一切なく正面に3つのドア、左右に2つづつのドアがあるのみ。
何となく朗読劇的な展開を予想していたので、椅子にあたるものがないのにも?

しかし、このドアが効果的な演出を生み出していました。
ドアがあるということは、そこを通じてある世界と別の世界が通じているということであり、いつでも身を隠すことができるということでもあり、それを使って別の何かになれるといった暗喩であります。

掴みの主人公の梟倶楽部訪問場面から、一通り笑いを取り、
すぐに「綺麗は汚い 汚いは綺麗」(シェークスピア)→「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」(江戸川乱歩)とセリフの置き換え。これは舞台劇ではないよ、小説の世界だよ、という切り替えが見事。

「目羅博士」というちょっとマニアックな作品を世界をドアと窓枠だけで描き切り、「お勢登場」のラストへの捻り、
ちょっと見ない乱歩世界の創造です。
他の乱歩作品も見たいなあ、と思わせる中毒性の高い舞台でした。

ネタバレBOX

ラストに主人公が、倶楽部に戻りドアを開けようと、幾つものドアノブに手を添えるが、全くドアは開かない。
そして、独り言ち「やっぱり」という場面、ゾクッときました。これぞ乱歩の世界。
空想科学II

空想科学II

うさぎストライプ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

生きていた、らしい。 死んでいる、らしい。 妄想であれ夢であれ、この世もあの世も一堂にカイソウしてみれば、寂しいはずのガサツ乱雑な殺風景が、おのおのぶきみなフィギュア感いっぱいの賑やかさ。 世界を重ねあわせて愉快なプロジェクション。

六月の斬る

六月の斬る

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/11/30 (金) 19:00

座席I列4番

島田魁こと西村さんの新撰組衣裳を、また観られたのは感謝。やはりこれを見なきゃね。

舞台の入りは何なのか、というと、これは最後に繋がる(士気)高揚劇の一幕。

日清戦争に突入する時代、「侍」としての矜持を保ち続ける永倉新八、斎藤一、島田魁
彼らにとっての明治を描きながら、明治になって失われたものは何かを綴る舞台となっている。そして、新撰組3人に、川上音二郎や伊藤博文、樋口一葉、千葉さな子らが絡む。

前半の展開は、グワィニャオンらしく活劇と笑いに包まれたテンポの良い。
新撰組3人個々の登場シーンは、それぞれの個性をよく引き立ててていて、
(永倉の剣術、斎藤の純情、島田のユーモア)とにかく、カッコ良い男達だなあと、惚れ惚れさせる。

以下ネタバレへ




ネタバレBOX

しかし、後半に失速した感が否めないのも事実。
伊藤博文が川上音二郎一座を訪れ、戦争に向けて兵士たちの士気を高揚させるための舞台を演じて欲しいと頼みに来るシーン辺から、急に説明の多い語り芝居になる。
衆人に囲まれた中で、登場人物が自分の過去語りや自分の主張を順番に喋り続ける。おいおい、私は明治座に人情芝居を見に来たのかい、と言う感じ。
そして、伏線としては前半からあったけれど、若者を死に追いやる戦争への激しい抗議、反戦思想を大上段から取り上げる戦場場面。
え、グワィニャオンって、こんな劇団だっけ(思い込みが強くてごめんなさい)????と、どうも冷める自分がいる。説明やお題目を用いず、自らの主張を活劇と舞台装置で颯爽と表現するのがグワィニャオン、西村太佑の芝居ではなかったか?

特にヘタレなのが、先の伊藤博文の川上音二郎一座への訪問場面で、反戦を声高に唱えていた川上や、過去幕府に仕えて討幕軍に大きなトラウマを抱えさせられた劇場主が頑なに伊藤の申し出を拒むが、劇団員の徴兵が判ると少しでも留まらせるために、それら劇団員の出演を条件に舞台を引き受ける。
結局は、戦線で彼らは役者としての自分を主張しながら死んでいくのだけれども、こちらも、どうもそれがベタな反戦表現で、うーんとなってしまう。

そもそも、川上音二郎の反戦意識というのもどうかと思う。
徴兵された役者たちに、出征前、好きな芝居を思う存分させてやりたいという気持ちから高揚芝居を受けた、と言う解釈はできるが、彼らに強い愛着があれば与謝野晶子のように「君死にたもうことなかれ」とまでの強い生への執着を持たせることが妥当ではないか。結局、彼らの死はまさに犬死になるのだから。

ラストの高揚劇の場面、実際の舞台と、舞台に登場する新撰組3人の明治政府への葛藤がないまぜになった見どころだと思うのだけれども(舞台に陸軍の上官が登場して、彼らに切られるといった演出はありえないので)、それがどうも分かりにくい。

この原因の1つとして、この舞台では核になる対立構造が多すぎて、それぞれに配慮して展開すると、複雑な構造がむしろ話を平板にしてしまうといった逆説を招いているのだと思う。

日本VS清国、新撰組VS薩長、川上音二郎VS戦争、江戸時代の古老VS明治生まれの若者、国民VS政府、庶民VS官憲、侍VS近代兵士等々。

むしろ、清を観念的な存在、日清戦争も抽象的に対外戦争としてしまい、新撰組VS明治政府(旧薩長)と明治になって失われた侍魂を主軸にしてしまえばよかったのではないかなあと思う。
対外戦争が、政府の富国強兵策として、庶民の感情や生活をないがしろにするものである、という背景はあってもよいけれど、それでも、新撰組3人は自らの信ずる道に殉ずるといった生き様を描いて欲しかった。

なお「六月の斬る」、変なタイトルだなあ「が」でも「を」でもなく。
と思ったら「斬る」=killで、池田屋事件のことだったのですね。
そこに自らの命を懸けた3人の志士の生きざま。ということか。
ならば一層に、3人の葛藤を深く掘り下げる物語であって欲しかったと思う次第です。






オイディプス=罪名

オイディプス=罪名

クリム=カルム

新宿眼科画廊(東京都)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/05 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/01 (土) 11:30


入口で渡されるチケットは、「嘆願の小枝」。
観客はテーバイの民として、、、、会場に迎え入れられる。

会場は中央に幾つかのオブジェによって遮られ、観客席はそのオブジェに沿って正反対に設けられている。一応、正面となるのは入口から左手なのだけれども(そちら側にオディプスと神官らが常在、右手にコロスが常在)、2人の女優は双方を行き来する。

席は双方で16席くらい。スタッフによる女優配置の説明があって、すでに満席状態の入口左手に対して、右手は私ともう1人。それならばと、1つ空いている左手の席に移動しようかと一瞬思ったのだが、スタッフの「後ろを振り返る必要はありません。その視線こそが、見えないものを見せるのです」的な言葉が移動を押しとどめる。

そうか、ならば見てやろうではないか、の意気で。

舞台(?)はちょうど1時間。かの「オディプス」を読誦(脚本を持たぬ方もいたが、意図的に持たされている方もいる)とポージングで見せる朗読劇。

後ろを見なかったので、オディプス他の2人のお顔は全く覚えていない。

果たして見えないものが見えたのかと言うと、私なりに見えたような気もする。
「オディプス」の世界が、心地よい緊張感と共に、役者さんを捉える視界と、小声で各人のセリフをなぞるコロス、真っ白な壁によって、体に沁み込むようだ。

アンティゴーヌを連れて行きたいと言う盲目のオディプス、それをさせない義弟で後の国王クレノス。その後のまた悲劇は、皆さん知るところ。

ネタバレBOX

ああ、でも見れなかった2人の役者さんの足首の模様はどんなだったかは、今となっては気なるなあ。今思えば、終演後に見せてもらえばよかった、でも、単なるスケベなオヤジと思われたかもしれないから、それもできないか。

女性の方は、遠慮なく見せてもらってください。
左手に座ると、今度はコロスの足首を見られませんから。
ご町内デュエル

ご町内デュエル

演劇集団イヌッコロ

劇場MOMO(東京都)

2018/11/27 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/29 (木) 19:30

殺陣と擬闘、そして演劇あるあるも楽しめる、見所満載のドタバタコメディーでした。面白いキャラクターが次々に登場して飽きませんでした。

キャンプ荼毘

キャンプ荼毘

ひとりぼっちのみんな

STスポット(神奈川県)

2018/11/21 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

IBUKI

IBUKI

Y’s ExP.

上野ストアハウス(東京都)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

ファッション業界という、馴染みのない世界の話だったので、専門用語まじえつつのリアリティあるやりとりに、知らない世界を垣間見る楽しみがあった。
そして、きっとすべての人に覚えがある、共感できる内容。ラストは、胸が一杯になりました。
うまく感想がまとまらないけれど、数年ぶりに熱く人にすすめました。素晴らしい舞台でした。元気もらった。

離々として連々

離々として連々

迷子の遊園地

サブテレニアン(東京都)

2018/12/01 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

妖しく不思議な雰囲気の作品でした。正直、私には難しく、夢の中にいるようでしたが、それもそれで良いのかな?とも思いました。静岡から東京初進出したという劇団でしたが、役者さん達の実力を感じました。

笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

こちらの劇団の作品は2回目。
前回は、ダークマスターでした。

今回の作品は、本当にほかの方も話していますが、
①舞台芸術のすばらしさ。本当に汚れ具合やあの範囲を上手く使った配置。
 お見事の一言です。
②演技が素晴らしく、自然。やり取りがあまりにも日常のソレすぎて、引き込まれます。演技ではなく、その中にいると錯覚。始め20分ほどの流れは特に素晴らしかった。今回の作品、これ魅せるために作ったのではないの?と(笑)

ストーリーやリンク性は、観客に委ねる所もあり、「うーん」と前回の作品同様、もやっとしました。

しかしながら、これはイイモノを本当にみせてもらい大満足でした。

毒づくも徒然

毒づくも徒然

MCR

OFF・OFFシアター(東京都)

2018/11/20 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/12/02 (日)

『親展』(80分)を2日19時開演回で拝見。
パンクバンドの4人のメンバーの4者4様の恋愛模様を描いたドタバタコメディは、上演中の会場内の盛り上がりや、観劇された他の皆さんの感想ツイートでも察せられる通り、大盛り上がり…だったのだが、どうやら、笑いを受け取るセンスが他の方たちとは異なるようで、時折、クスッとさせられる程度で終わった。

個人的には、それまでのイメージを一新させる、吹っ切れた?!石黒麻衣さんを目撃したのが最大の収穫だったかなぁ。

離々として連々

離々として連々

迷子の遊園地

サブテレニアン(東京都)

2018/12/01 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

人間への突き詰めた思いは爛爛と伝わってきた、はみ出すほどに、意味が見失われるほどに。 ひとりに向き合おうと見守るだけの小さい視線がひとりぼっちにならぬよう、語らず語らせる空っぽの人形が動き出す、それを観たい。

離々として連々

離々として連々

迷子の遊園地

サブテレニアン(東京都)

2018/12/01 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

 惜しい! 普段は浜松で活動している劇団だという。1997年旗揚げ。

ネタバレBOX


 ところで、何故自分が惜しい、という評価を何故したのかというと、シチュエイションの設定の仕方を変えれば、今作はそれだけで格段に良くなること請け合いだからだ。今作で描かれた内包をそのまま、例えば戦争(アメリカによるイラクやアフガニスタンへの或いは日々行われているイスラエル入植者及び軍によるパレスチナ人に対するジェノサイド)下に在る子供達の状況として描くならば、意味は遥かに深化し、普遍性と今作が社会に問うことの鋭さを提起できたであろうからである。だが、未だ作家にそこまで尖鋭化する内的必然性が無いようだ。
演技を拝見している限り、姉(サチ)を演じた女優さんの鍛錬は並大抵ではあるまい。(東京で活躍する女優でもこれだけ鍛錬している女優はそう居ないと思う)成長後のサチを演じた女優さんもしっかり鍛錬していることを感じさせるシーンがあった。恐らく劇団のメソッドとして身体訓練には相当重きをおいているのだろう。それだけに、脚本家には、もう少し生の社会に踏み出し格闘して欲しいのである。そうしつつ、哲学や社会学、経済学、民俗学、そして世界情勢をアナーキーな視座で分析して欲しい。常に実践と理論を並行して進め・学び・獲得して行って欲しいのである。意欲はあるようなので期待値を籠めた評価をした。
かのような私

かのような私

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2018/09/07 (金) ~ 2018/09/21 (金)公演終了

 1948年の天皇誕生日に生まれた日本人男性の人生を、20年ごとに描きます。時代の変化を説明するために役人物に語らせているようで、発せられるセリフに人間の言葉としての必然性が感じられませんでした。セリフも、敢えてなのか、紋切型の印象が強く、残念ながら入り込めませんでした。
 プロセニアムの何もない舞台の上下(かみしも)には、色んな時代の日本の家財道具が並べられています。時を経るごとに舞台上の家具が入れ替えられ、斎藤家の変化が、時代の変化そのものとして描かれます。舞台奥の大きなスクリーンには各時代の主な出来事や事件の動画が映写され、とてもわかりやすいです。
 主人公・平(亀田佳明)の学生時代の友人で、軽薄な性格の男性役の萩原亮介さんの演技がよかったです。

海辺の鉄道の話

海辺の鉄道の話

水戸芸術館ACM劇場

水戸芸術館ACM劇場(茨城県)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

初・茨城観劇!
廃線の危機に瀕した短い鉄道を支える人々の約10年。チラシと合致した内容で、公立劇場の使命を果たそうとする現場の気概を感じるご当地演劇。作・演出の詩森ろばさんは東日本大震災と原発事故にも触れる。湊線に乗ってから観て良かった!

群盗

群盗

CEDAR

シアター風姿花伝(東京都)

2018/05/31 (木) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

体調不良のため途中休憩で退出しました…申し訳ないです…。冷房の季節、気を付けないとですね。半分しか観ていませんが、大久保祥太郎さんの演技が抜群に良かったです。Dステ19th『お気に召すまま』でも素晴らしかったんですよね。阿佐ヶ谷スパイダースの劇団員にもなられたそうで、『MAKOTO』が楽しみになりました。

第七劇場 × Shakespeare’s Wild Sisters Group 日台国際共同プロジェクト Notes Exchange vol.3 『珈琲時光』

第七劇場 × Shakespeare’s Wild Sisters Group 日台国際共同プロジェクト Notes Exchange vol.3 『珈琲時光』

東京芸術祭

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/25 (木)公演終了

日本語、中国語上演で日・中・英の字幕あり。過去と未来が1つの建物内に混在する群像劇? 多国語会話は今も自然なこと。私自身が認識を改めねばと思った。転換時の音は少し苦手。

残の島

残の島

劇団朋友

俳優座劇場(東京都)

2018/10/25 (木) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

女性アナーキスト(無政府主義者)・伊藤野枝の娘ルイズが、記者の取材を受け、亡き両親とのつながりを言葉にしていきます。1980年代と1910~20年代を行き来する構成でした。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/26/11059/

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