オイディプス=罪名 公演情報 クリム=カルム「オイディプス=罪名」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/01 (土) 11:30


    入口で渡されるチケットは、「嘆願の小枝」。
    観客はテーバイの民として、、、、会場に迎え入れられる。

    会場は中央に幾つかのオブジェによって遮られ、観客席はそのオブジェに沿って正反対に設けられている。一応、正面となるのは入口から左手なのだけれども(そちら側にオディプスと神官らが常在、右手にコロスが常在)、2人の女優は双方を行き来する。

    席は双方で16席くらい。スタッフによる女優配置の説明があって、すでに満席状態の入口左手に対して、右手は私ともう1人。それならばと、1つ空いている左手の席に移動しようかと一瞬思ったのだが、スタッフの「後ろを振り返る必要はありません。その視線こそが、見えないものを見せるのです」的な言葉が移動を押しとどめる。

    そうか、ならば見てやろうではないか、の意気で。

    舞台(?)はちょうど1時間。かの「オディプス」を読誦(脚本を持たぬ方もいたが、意図的に持たされている方もいる)とポージングで見せる朗読劇。

    後ろを見なかったので、オディプス他の2人のお顔は全く覚えていない。

    果たして見えないものが見えたのかと言うと、私なりに見えたような気もする。
    「オディプス」の世界が、心地よい緊張感と共に、役者さんを捉える視界と、小声で各人のセリフをなぞるコロス、真っ白な壁によって、体に沁み込むようだ。

    アンティゴーヌを連れて行きたいと言う盲目のオディプス、それをさせない義弟で後の国王クレノス。その後のまた悲劇は、皆さん知るところ。

    ネタバレBOX

    ああ、でも見れなかった2人の役者さんの足首の模様はどんなだったかは、今となっては気なるなあ。今思えば、終演後に見せてもらえばよかった、でも、単なるスケベなオヤジと思われたかもしれないから、それもできないか。

    女性の方は、遠慮なく見せてもらってください。
    左手に座ると、今度はコロスの足首を見られませんから。

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    2018/12/03 13:08

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