満足度★★★★
会場の中央に配置された座席、その周りが舞台だったので、演者を常に観るのは難しく、演者同士の絡みも少なかったため、さながら朗読劇のような感じの印象でした。ただ、役者さんとの距離は近いので臨場感はたっぷりでした!
満足度★★★
12/2の11時半の回を観劇しました。トイレにも何か貼られていたことは知らず、それ以外をしっかり堪能させていただきました。本来の楽しみ方ではなかったようですが、360度で展開しているお話を観ることはなかなかなく、本当に舞台の中に入っている印象があります。あらすじだけを知っている状態で観ましたが、刺激的で斬新な演出に驚きながらも、お話はすとんっと自分の中に入って来ました。帰りに気になって原作(もちろん翻訳)を買い一気読みしました。原作の内容がより分かりやすくなっていた気がします。オイディプスが民衆に語り掛けるとき、普通に目が合う。意志の強い瞳に揺れ動かされる。あの距離でなければ味わうことはできなかったと思います。一度だけでしたけど、観劇出来て良かったです。
満足度★★★★
今まであまり会わなかったお芝居だと思いました。内容はよくわかりましたし。面白かったと思います。動きのある朗読劇みたいな印象でした。
役者の皆さんとの距離も近くて、息づかいも聞こえてきそうな感じでした。
満足度★★★★
いかにもギャラリーらしい舞台セット(というより展示)の中でのスタイリッシュなアクション・リーディングもの、といったカンジでしょうか。黒の衣装で決めたちょいとアンニュイな女優さん達を360°キョロキョロ見ながらの観劇でした。個人的には好みのスタイルですね。
満足度★★★
観客はテ―バイの民に見立てられ、席に座りオイディプス王の登場を待つことになる。王は立ち姿で座っている観客、民を見渡すという光景である。そこで本来であれば入場券代わりの”嘆願の小枝”に見立てた飾り物を差し出すのだろうが…。大筋は覚えていたつもりだが、劇としてみると印象が違う。説明にもあったが少し前衛的なところがそう思わせるのかも知れない。
(上演時間1時間20分)
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/01 (土) 11:30
入口で渡されるチケットは、「嘆願の小枝」。
観客はテーバイの民として、、、、会場に迎え入れられる。
会場は中央に幾つかのオブジェによって遮られ、観客席はそのオブジェに沿って正反対に設けられている。一応、正面となるのは入口から左手なのだけれども(そちら側にオディプスと神官らが常在、右手にコロスが常在)、2人の女優は双方を行き来する。
席は双方で16席くらい。スタッフによる女優配置の説明があって、すでに満席状態の入口左手に対して、右手は私ともう1人。それならばと、1つ空いている左手の席に移動しようかと一瞬思ったのだが、スタッフの「後ろを振り返る必要はありません。その視線こそが、見えないものを見せるのです」的な言葉が移動を押しとどめる。
そうか、ならば見てやろうではないか、の意気で。
舞台(?)はちょうど1時間。かの「オディプス」を読誦(脚本を持たぬ方もいたが、意図的に持たされている方もいる)とポージングで見せる朗読劇。
後ろを見なかったので、オディプス他の2人のお顔は全く覚えていない。
果たして見えないものが見えたのかと言うと、私なりに見えたような気もする。
「オディプス」の世界が、心地よい緊張感と共に、役者さんを捉える視界と、小声で各人のセリフをなぞるコロス、真っ白な壁によって、体に沁み込むようだ。
アンティゴーヌを連れて行きたいと言う盲目のオディプス、それをさせない義弟で後の国王クレノス。その後のまた悲劇は、皆さん知るところ。
満足度★★★
余りにも近すぎる役者さんとの距離。演技を十分に堪能できます。ただ,オイディプスは読み込んでいるのでしっかり頭には入っているのだけど…前衛的過ぎたのかな。客席の間にあるいくつかの展示物,その説明を聞いて,脚本,演出の意図は想像は付いたんだけど,芝居からはその意図が伝わり切れていないものでしたね。