
新宿コントレックスVol.21
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/11/26 (月) ~ 2018/11/27 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/27 (火) 19:00
それぞれの劇団の持ち味を生かした面白イベントでした。未見の劇団を見ることが出来る素敵な企画です。主催のアガリスクの屁理屈作品はさすが。

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~
劇団鋼鉄村松
萬劇場(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

3D能エクストリーム
3D 能 製作委員会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★
鑑賞日2018/11/28 (水) 18:30
能と3Dの融合とのことで新しいものが観れると期待していましたが、融合どころか3Dの演出があまりにもチープで観終わった感想は残念を通り越して呆れるレベルでした。具体的なことは「ネタバレbox」に書かせていただきます。

黙れドミノ
あなピグモ捕獲団
ぽんプラザホール(福岡県)
2018/11/15 (木) ~ 2018/11/18 (日)公演終了

上下左右
最新旧型機クロックアップ・サイリックス
湾岸劇場博多扇貝(福岡県)
2018/11/24 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~
劇団鋼鉄村松
萬劇場(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
初日からガンガンかっ飛ばしていましたね。
マッド・サイエンティストがド迫力でほんとヤバい人(笑)
創り手の恋愛シミュレーションゲームに対する愛情と畏怖が熱量高く伝わってくる作品。
個人的には「畏怖」に関しては共感できるモノが多かったのですが、恋愛感情を持つまでの感覚はやっぱり分からないかなぁ。と認識しました。
2次元が好きな方には、いろいろ多角的に楽しむことのできる作品なのかも。
どんでん返しのラストは全く予想もつかない展開だったので、あっ、これはやられた~っと。

残り火
劇団青年座
ザ・スズナリ(東京都)
2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★
ある事件の加害者と被害者のそれぞれの物語。舞台は裁判も終わった事件の数年後からはじまる。事件のことは過去のことだが、まだくすぶり続けている。そう残り火のように。

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~
劇団鋼鉄村松
萬劇場(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
最後の大逆転に上手く落としたなというなかなか良くできたSFファンタジーのプロット
演出のいくつかのちょっとした細工も生きていた

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~
劇団鋼鉄村松
萬劇場(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

SDN2018 『ハマったら出られなくなりまして』
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2018/11/22 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

ロミオとジュリエット
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2018/11/20 (火) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/11/27 (火) 19:00
宮藤官九郎の演出で三宅弘城がロミオとあっては、一筋縄ではいかないかと思ったら、意外に普通にロミジュリをやってた。もちろん、ギャグを入れたり笑いを取る演出が随所に折り込められてはいるのだが、松岡訳のシェイクスピアそのもののセリフを高らかに語るシーンもあり、それが意外に前後とマッチしていて、面白く観ることができた。初舞台の森川葵は初々しくジュリエットを好演。だが、ではなぜ今ロミジュリ?、とは思った。

空と東京タワーの隣の隣
マコンドープロデュース
下北沢 スターダスト(東京都)
2018/11/17 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/26 (月) 19:30
価格3,500円
【勝手にキャッチコピー】浸透圧のある台詞がちりばめられたランウェイスタイル演劇
ある女性とその父を軸とした家族史……と言うよりもむしろ「父娘史」的な中編。
心にスッと入ってくる、あるいは発した人物の気持ちが伝わってくる、そんな台詞が心地好く、進むにつれてもんちゃん(父)の人物像がくっきりと浮き彫りになってくるのが巧み。
補足すると「ズッシリ響く」とか「心に刺さる」とかではなく、たとえば水のように軽くサラッと呑めてしまう日本酒のようにすんなりと「心の中に入ってくる」台詞があって、その結果、人物の気持ちなども「自然にワカる」感覚。
また、縦長の演技エリアにランウェイのような光を落とす奥側と背後の壁にカンバスのような光をあてる手前側と二灯だけの明かりで、基本的に演者は奥から手前に歩きながら台詞を発し、脇にハケて奥に戻るというスタイルも躍動感(?)があってイイ。

「オーパーツの女 Re:birth」
劇団ハッピータイム
新井薬師 SPECIAL COLORS(東京都)
2018/11/23 (金) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
5年前に上演された「オーパーツの女」のセルフリメイク、とのこと。
5年の歳月がどのように影響を与えたのか、興味深いところです。
オカルト風味やや多いですが、どちらかというと人間ドラマ。会話で見せていくお芝居です。演者がみな生き生きとお芝居しているのが印象的でした。
意欲的に新作を発表してきた劇団はっぴーたいむ。
過去の演目のリメイクを行うことで、より深みのあるお芝居に向かっていこうとする意思を感じました。
次回作にも大いに期待しています。

イケオジ
気晴らしBOYZ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2018/11/27 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
「イケオジ」はイケてるオジさんでもイケないオジさんでもなく、イケてないオジさんでしたが笑えました。開演前の次点(?)演目「不倫」からして笑えました。次点じゃなくても良いくらいです。キャストが変わるそうなので、何度でも楽しめそう。本編ももちろん面白かったです。イケオバさんも迫力ありました。

ばけものがでた
ソニー・ミュージックアーティスツ
小劇場B1(東京都)
2018/11/23 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
「ばけもの」の存在は不条理な何モノかと置き換えられるのだろうか?等、どこか深読みできそうな要素を振りまきながら、お洒落なピアノの旋律が耳に残る大人のおとぎ話みたいな作品でした。
「大人の」というのは登場人物が全員大人だからであり、大人ゆえに皆いろんなモノを背負っているわけで。
結果、血生臭い薄気味悪さと、人間臭い笑いが同居した独特の世界観に。
ばけもの退治であれば、昔々の農村が舞台というのが相場なイメージですが、現代風の時代設定というのは、これまたSFとも違った不思議な感覚。
ヤクザでガテンな男社会の中、女優さんの存在が花を添えていました。
ただひっそりと大人しく咲いている花ではありませんが。

こっちとそっち
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2018/11/14 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
観る度に、自分の素の部分の感情を刺激してくる時間制作作品。
今回も作品世界の出来事に連動して怒りが湧き、悲しみ、ホッとしたり支えたくなったり、引き込まれました。
セットも人も細部にまで血が通うような温もりを感じられたからだと思います。
「人と人との繋がり」がテーマですが
繋がり続ける苦しさ難しさを突き付けられる、そんな作品でした。

善悪の彼岸
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/27 (火)
中野ザ・ポケットにて ワンツーワークス『善悪の彼岸』を観劇。
何となくの漠然としたイメージはあるものの、掘り下げていくと謎が多くその在り方さえも賛否が分かれる“死刑”をテーマとした作品。ワンツーワークスさんの作品観劇は昨年6月の『アジアン・エイリアン』以来およそ1年半ぶり3回目。元新聞記者の方が主宰を務める劇団だけあり、毎回様々な社会問題を独自の視点で描いた作品が多い印象がありますが、今回もとてもディープなテーマを扱ったこの劇団さんならではの公演だと感じました。
今年大きな死刑執行のニュースがあったばかりなので、死刑に対するイメージが今までの完全なる漠然状態から多少予備知識を含んだ状態まで進歩?したつもりでいましたが、予備知識があったからこそ理解出来た部分があった一方で、結局まだまだ理解出来ていない部分も多いなと改めて痛感した作品でもありました。死刑囚はそれ相応の罪を犯したという事実が存在するものの、それぞれに親がいて家族がいる。また、死刑執行を下す者、実際に現場で死刑執行ボタンを押す者、更には死体を処理する者などにも同じく親や家族がいる。立場は違えど同じ人間であるという感情を抱くと、死刑制度そのものが本当に正解なのか、と考えさせられます。仮に「あなたは死刑制度に賛成ですか?反対ですか?」と聞かれたら何と答えるだろうとふと考えてしまいました。勿論、罪の内容や起きた背景、本人のその後の態度などによっても感情が揺れ動きそうではあるものの、やはり平和な現代の日本において生まれ育った身としては、一つの命の存在は大きいという考えが根底にあるような気がしてなりません。劇中で登場する竪山隼太さんが演じる役に一番共感出来るかも。とはいえ凶悪犯を許すわけにもいかない。結局何が正解なのか導けないままですが、まだまだ死刑制度に関する知識は乏しいので自分なりに少し調べてみようかと感じています。死刑執行のシーンは非常に緊迫感があり衝撃的過ぎて驚きました。全体としてシリアスな作品の中に少し微笑むようなシーンもあったので重くなりすぎず良かったと思います。

豊饒の海
パルコ・プロデュース
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2018/11/03 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
3つの時代のシーンが平行に進行するように配置され、時に重複させて時間軸を超えた語りかけもあったりするなど、非常に劇的で巧妙な脚本。劇場が大きいためなのか、俳優たちが少し無理に声を出している感がなくもない。

劇作家と小説家とシナリオライター
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2018/11/21 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
6Cっぽい作品。主催の頭の中が良くわかる感じ?キャストや話の中の登場人物が入り乱れていも、辛うじて追ってた感じ?DVDでもう一度見たい!

そこまで言わんでモリエール
笑の内閣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/11/21 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
うー、なるほど関西テイストな感じでした。今では、音楽よりお笑いより持てない、持てはやされないと嘆きの声が聞こえる演劇ですが、昔は宮廷に重宝されていた時代もあったような印象を受けました。これも、テレビ・映画そしてネットが悪い!話変わりますが、笑の内閣のホームページが重すぎて表示されないのは何とかして頂きたいです(プロフィールが見れないので)。あの主催っぽい方、ホントに政界進出されるの??要注目?