最新の観てきた!クチコミ一覧

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驟雨(Syuuu )

驟雨(Syuuu )

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2025/05/20 (火) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

家族だからゆえ、ってところが絶妙でした
少し台詞の聞き取れないところがあったのが気になりましたが、良かったです!

フィッシュボウル

フィッシュボウル

マチルダアパルトマン

水性(東京都)

2025/05/29 (木) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

黒い金魚チーム初日を鑑賞。すんばらしかった。
水性で上演される作品に外れなし。
冨岡英香さん出演ということで黒を選んだけど、即座に赤い金魚チームを予約して翌日に鑑賞。
あえてどんな作品かは書かないでおくけど、マチアパを観たことがないという人、いやさ演劇を観たことがないという人にこそ観てほしい(18歳以下は無料!)。これを観たらこの劇団のことを、演劇のことを好きにならずにはいられないと思う。そしてあなたも町民になりましょう(何のこっちゃ)。タイトルも秀逸。

降臨SOUL ~是非ニ及バズ~

降臨SOUL ~是非ニ及バズ~

降臨SOUL製作委員会

六行会ホール(東京都)

2025/05/21 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

倉田瑠夏さん出演。
ご結婚されてからもペースを落とさず舞台出演を続けてくださって、ありがたいです。風憐火斬のときに書きましたが、アイドリング!!! OGで結婚後も舞台を続けられているのは倉田さんだけなのです。

「戦国降臨GIRL」の最初は2012年だったでしょうか。その世界観を引き継いだ人気シリーズ「降臨SOUL」も3作目。
このシリーズ第1作のプレスリリースによれば「舞台ヨルハの初演をプロデュースしたチームが再び集結」とのこと。そりゃあ凄いものが出来るわけです。
「ヨルハ」は舞台の後、ゲームも話題になり、アニメ化もされてます。メディアミックスというのですかね。降臨SOULもスマホ版のカードバトルゲームを展開するとのこと。ヨルハのように成功するといいですね。

ネタバレBOX

前回のエンディングで示唆されたとおり、徳川家康と真田幸村が新登場。

自分にとっての幸村のイメージは戦国BASARAの松村龍之介さん。不思議と、それに近いものを感じました。衣装が赤いことだけではなく。

家康はびっくりでした。想像もしなかった設定と戦い方、気に入りました。歌の力で太平の世を築くわけですね。そう言えば戦国BASARAの家康も武器を持たずに絆の力でパンチするという、なかなかのものでした。ありですね。

本多忠勝の高見彩己子さん。アクションが得意な方という印象で、最初に拝見したのは2017年「SOUL FLOWER」「雷ケ丘に雪が降る」で、その後「メイカ」「イリクラ」など、アンサンブルで何度か拝見。前回もそうですが、カッコいいですね。これまでの経験が花開いたと、勝手ながら思っております。

倉田さんの汐崎弥生と、根岸愛さんのアシカガ=響子の関係。次回作での展開にも期待します。
秘密

秘密

劇団普通

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2025/05/30 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

全編茨城弁で綴られる、とても静かな会話劇。登場人物は主に、両親、子どもたち、孫たち、親戚などで、家庭内での日常が描かれる。物語の起伏は少ないものの、リアリティの高い繊細なシーンが多く、見入っているうちに飽きることなく終演。劇団普通は、その名の通り「普通」を極めようとする団体だと思う。

ネタバレBOX

封建的で意固地な父親。父親を立てることで家庭を保ってきた母親。実家を離れた長男夫婦、同じく実家を離れたが両親の看病や支援のため帰省中の長女、等々。リアルな設定が活きる物語。淡々と綴られる日常がここまで観客を惹きつけるのは、この団体の特性だと思う。ごく個人的なことですが、僕自身の状況とかなりオーバーラップするため、他人事として観ることはできません。この感想が、僕個人のものなのか、多くの観客たちに共通するものか、その辺りに大変興味があります。
母さんが嫁ぐ日

母さんが嫁ぐ日

Kトゥエンティワン

シアター711(東京都)

2025/05/21 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/22 (木) 14:30

継母の誕生日(かつ結婚記念日)のプレゼントの相談に毎年集う三兄弟、今年は結婚30周年ということで張り切るが、母が再婚するようだと耳にして、なハートウォーミングコメディ。
終盤、それまで蓄積されてきた継母に対する正負両感情を爆発させる長男と、それを経ての大団円を筆頭に物語・演出ともに「昭和のホームドラマ」に通ずるあたたかさがあり懐かしかった。

この眩い世界にネガは瞬く

この眩い世界にネガは瞬く

劇団サイエンスフィクション眼鏡

πTOKYO(東京都)

2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。えのもとぐりむ 作品(脚本・演出)の朗読劇。
観る者の胸に余韻を残して、その先を想像させる そんな味わい深い作品。
登場人物は、台詞から「ネガ」「ポジ」「部長」「母」「妹」そして「友人」といったところ。主人公 ネガ の高校1年の夏の終わり(9月)から社会人として歩み出す迄を、その時々のエピソードを時系列的に紡ぐ。

少しネタバレするが、ネガは 色々な理由で引き籠りだった。そんな彼を、クラスの問題児であるポジが部屋のドアを壊し強引にネガを外へ連れ出した。外の眩しい光、その新鮮な気持を得て 学校へ登校するようになる。そして 写真部で4人の仲間と活動を始める。公演は、物語の内容はもちろんだが、音響・音楽や照明といった舞台技術の効果付けが巧い。例えば 上演前、劇中で乾杯をする場面があるため飲み物(ビール ハイネケンやコーラ等 )を勧めていた。そのシーンは、ハイネケンを思わせるグリーンの照明色にするなど、拘りをみせる。

人を惹きつける写真は「もう二度と見(撮)れないと思う瞬間にシャッターを押す」こと。朗読は、その台詞を地で行くような瑞々しさ、そんな情景が浮んでくる。この公演を支えているのは、感情表現豊かに朗読する役者陣の力であろう。そしてラストシーンの趣に誘われ、新たな物語が始まるような予感…そんなことを思わせるところが好い。
(上演時間1時間35分 休憩なし) 【Aチーム】

ネタバレBOX

舞台上、横一列に6つの椅子。
物語は、高校1年の夏、2年の冬、3年の梅雨と季節を彩り、時々に車の騒音・猫の鳴き声、雷鳴、川に落ちる音など、短い音響で情景を効果的に表す。そして優しく癒すようなピアノの音色、また照明の拘りのある色彩と諧調がなんとも抒情的に感じられる。

登場人物の「ネガ」「ポジ」の考え方や行動は正反対、写真に準え 性格や生活環境を対比しているが、もう1つ隠された意味が…。「ポジ」は「ネガ」に好意を抱いており、「ネガ」は幼い頃から女子の心。カメラのシャッターボタン、「ポジ」が「ネガ」の指に重ね、撮影チャンスをうかがう。そして「ポジ」が「ネガ」にキスした瞬間を捉えた写真、それはコンクリートに伸びた2人のシルエットを撮ったもので、最優秀賞を受賞した。

「ネガ」の家は、両親と妹の中流家庭、なんの不自由もなく暮らしている。一方「ポジ」は、母子家庭で市営住宅 住まい、生活は荒れていた。部屋にはハイネケンの空き缶、そこで「ネガ」は初めてビールとタバコの味を知った。実は「ポジ」が「ネガ」を苛めていた生徒に暴行を加え、さらに コンビニからビールや猫の餌を万引きしていたことがバレて少年院へ。持っている幸せは当たり前で気づかない、そんな対比を巧みに描く。それは人の気持も同じで、「母」は引き篭りだった「ネガ」を外の世界へ連れ出してくれたのがポジなのに、今になって 彼の素行を気にして付き合いを止めさせようと…。

「ネガ」は「部長」と結婚し、ニューヨークで写真個展を行うまでに成長した。その才能を開花させてくれた「ポジ」は少年院を出て、会場の外から見てくれていた。「ネガ」は後を追って声をかけたが、振り向きもせず…。なんとも印象的で余韻の残るラストシーン。
次回公演も楽しみにしております。
INDEPENDENT:FUK25

INDEPENDENT:FUK25

INDEPENDENT

ぽんプラザホール(福岡県)

2025/05/31 (土) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一人芝居は、誰かに何かを“伝える”という演劇の最も純粋なかたち。
だからこそ、演じ手も観る側も、その作品と、そして“自分自身”と向き合う時間になる。

今年のINDEPENDENT:Fukは、6つの異なる人生を通して、
「一人で立つとはどういうことか」
「言葉を発するとは何か」
「誰かに届く声とはどんなものか」
を、じっくりと、鋭く、そして優しく問いかけてきた。

演劇という形式の中で、社会と個人、過去と未来、自分と他者が交差する。
その交差点に立っていたのは、俳優たちだけではなく、観ていた私たち自身だったのだと思う。

ネタバレBOX

[a]ポタリポタポタ
出演:荒木宏志(劇団ヒロシ軍)/脚本・演出:上田龍成(星くずロンリネス)

■ ネタバレなしの感想
荒木宏志の爆発力ある演技は事前の期待通りだったが、それを「フットボールのサポーター」というキャラクターにどう落とし込むかが見どころだった。
単に熱狂的というだけでなく、その裏にある「孤独」や「葛藤」が徐々に浮かび上がる構造が見事だった。

■ ネタバレありの感想
主人公は、かつて九州のクラブチームのゴール裏に立ち続けた男。
転勤で北海道の田舎町へ左遷され、生活も情熱も冷めていく中、かつての応援仲間と再会。再びスタジアムへ足を運び、太鼓を叩き始める。
「自分のしてきたことが、誰かの人生を支えていた」ことに気づくという、自己発見と再生の物語。

■ スカウティング視点
体の向きを変えるだけで複数の人物を演じ分ける技術は圧巻。
応援スタイルをリアルに再現した演出も秀逸で、荒木の熱量が舞台空間を“スタジアム”に変えていた。

[b]二度反転したその先は
出演:伊藤圭司(産業医科大学演劇部)/脚本・演出:中村唯人

■ ネタバレなしの感想
産業医科大の演劇部という未知の存在が提示する「偽悪」というテーマに惹き込まれた。
ロジックと演劇が見事に溶け合っていて、“理性”と“感情”のはざまを描き出す。

■ ネタバレありの感想
かつて数学教師だった男が、空き巣事件の通報で取り調べを受ける。
現れた刑事は、かつての教え子。数学の証明に見立てて、男は自分の「偽悪=悪を装った善行」を語り出す。
観客に善悪の判断を委ねたまま終わる構成が鮮烈だった。

■ スカウティング視点
数学を演劇言語として取り込んだ発想が新鮮。
伊藤の語り口は未熟ながらも、誠実さと曖昧さが同居し、演劇の素材として面白い成分を持っていた。

[c]ひとりできた
出演:隠塚詩織/脚本・演出:山﨑瑞穂(万能グローブガラパゴスダイナモス)

■ ネタバレなしの感想
「女の子のリアルな日常を、これでもかと見せつけられる」…と思いきや、もっと複雑で切実な物語だった。
“ひとりで来た道”を静かにたどる語りが胸を打つ。

■ ネタバレありの感想
自転車に乗れた日、初めてのソロパート、恋、そして避妊や中絶のリスク……。
女の子として生きる現実を、時にユーモラスに、時に抉るように語っていく。
「好き」とか「愛してる」なんて簡単に言えなくなるほどの現実がそこにあった。

■ スカウティング視点
見立ての「自転車」や空間の使い方が巧み。
隠塚の“等身大の語り”が観客との距離をぐっと近づけ、性や孤独を真正面から受け止める勇気を与えてくれる。

[d]天才の一撃
出演:萩尾ひなこ/脚本・演出:到生(劇団ジグザグバイト)

■ ネタバレなしの感想
「戦う者の物語だろうな」と思っていたら、競走馬を題材にした静かな逆転劇。
予想を大きく超える作品だった。

■ ネタバレありの感想
三冠を逃した競走馬が、再起して“伝説の一撃”を放つまでの内面劇。
人間の言葉で語りながらも、あくまで馬の心情として成立している。
競馬への愛が、馬自身の言葉として語られるのが面白い。

■ スカウティング視点
萩尾の演技が“人間を超えて動物の感情”を表現する領域に達していた。
比喩でなく、ガチで“馬の言葉”として演劇が成立していたのはすごい。
演劇と競馬の間に橋をかけた一本。

[e]虚数がわからない
出演:八木秀磨(劇団ぐらみー)/脚本・演出:井上みこと(劇団いしころ)

■ ネタバレなしの感想
演者も演出家も初見だが、静かなテンションの中に燃える“知と欲”の物語。
知性の裏にあるエゴがじわじわと見えてくる構成が上手い。

■ ネタバレありの感想
虚数の補習に来た女子生徒の告白から始まる物語。
実はすべてが「嘘」で、彼女は“好き”という気持ちを隠しながら近づいてくる。
女子の賢さがずるさに変わる瞬間に、教える側の葛藤もにじむ。

■ スカウティング視点
「虚数=愛」と重ねた設定が秀逸。
クッションが降ってくる演出が、“答えのない問い”のメタファーになっていた。
八木の抑制された演技も、作品のバランスに貢献していた。

[f]ふれるものみな
出演:犬養憲子(芝居屋いぬかい)/脚本・演出:樋口ミユ(Plant M)

■ ネタバレなしの感想
犬養憲子が演じる“琉球もの”はやはり強い。
生きることの重さと軽さ、悲しみと笑いが同居する語りが沁みた。

■ ネタバレありの感想
米軍基地が今もある土地で、「不幸だ」と言われ続ける琉球。
それでも「手のひらに花を咲かせてやるよ」と、笑いながら生きる女の姿に圧倒された。
50歳での初産という奇跡のエピソードが加わり、“生の再生”を強く感じた。

■ スカウティング視点
琉球語と標準語の混合比率(8:2)でも意味が伝わるのは演者の表現力あってこそ。
座布団の使い方も巧みで、生活と物語が地続きにある空間を構成していた。

歪ノ器

歪ノ器

夢腐論

spazio rita(愛知県)

2025/05/22 (木) ~ 2025/05/24 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/23 (金) 17:00

感想が遅れてすみません。
自分なりにどう解釈すればいいのか
しばらく考え続けておりました。
夢腐論さんのいつものあの得も言われぬ独特の世界観。
面妖で怪しげ、
そしてまた恐ろしくもあり哀しくもあり
まるで観客共々深い闇の中に引きずり込んでいくかのような演出に
我々は皆、戸惑い、たじろぎ、身をすくめてしまいます。
作者さんがこの芝居を作るにあたっての
登場人物たちの人物設定の生い立ち、
プロフィール欄を読むとこれまた壮絶で衝撃的。
全てが芝居に反映されているわけではないとの
断り書きがあるものの想像に難くありません、
少女たちの刹那的な生き方、もがき続ける姿に
観客はただ固唾を吞んで見守るだけです。

Blue moment

Blue moment

Theater Company 夜明け

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2025/05/29 (木) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。
主人公の人生を描いたストーリーで、懐かしさを感じる背景でした。
その人生にリアル感がありましたが「そんな結末なの!?」という何とも言い難いラストでした。
役者さん達の活き活きした演技が良かったです。

この眩い世界にネガは瞬く

この眩い世界にネガは瞬く

劇団サイエンスフィクション眼鏡

πTOKYO(東京都)

2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

花で癒せたなら~ココロに咲くそれぞれの未来~

花で癒せたなら~ココロに咲くそれぞれの未来~

花で癒せたなら実行委員会

座・高円寺2(東京都)

2025/05/24 (土) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演出が素晴らしかった。
最後にお花を掲げるパフォーマンスは見てて
涙が込み上げてきた。
主題歌も非常にいい曲です。
次回公演があればまた見にゆきたいです。

三たびの海峡

三たびの海峡

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/05/24 (土) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

日韓日朝関係にまつわる演劇を何故か担う事となっているシライケイタ氏が尹東柱を題材にした前作に続き青年劇場に書き下ろした(原作あり)作品との事で、ここは観ておこうと足を運んだ。シライケイタ氏が必ずしも日韓関係史や在日の生活史に精通している訳でも体験的に在日との濃い接点を持つ訳でも(恐らく)ないことは過去作を眺めて窺えた事だったが(私もそれほど詳しい訳ではないが日本人の平均に比べればかなり濃い方だろうとは思う)、氏がこの領域にこだわり製作を続ける姿勢に敬意を払う所あり。そして今作にて、原作があるとは言え、シライ氏の手になる日韓現代史界隈の作品として大いに納得できる舞台と相まみえた事を感慨深く思っている。(何だか上からに聞こえそうだが実際そう感じてきたので...)
内容についてはまた。

Blue moment

Blue moment

Theater Company 夜明け

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2025/05/29 (木) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

1人の男 光(コウ)の人生を、フライヤーにあるバイクのタンデムツーリングに準えて描いたロードムービーならぬドラマ。時代ごとに 光のエピソードを描き、その生き様を時系列の回想録のように展開していく。タイトルにあるBlueが物語の肝。

物語は 「記憶と夢の中」といった台詞から始まる。人生は選択と決断の連続、光は思い立ったら後先考えずに行動する。その結果が良かろうが悪かろうが、その捉え方は本人次第。その時代の心情・心境をテンポよく描き、次の時代へ繋いでいく。光という一役を時代ごとに複数の役者が担い、変わらぬ性格等は一貫しつつ、成長とともに違った面を巧みに観せる。

舞台セットの高低を活かした躍動感、音響(エキゾーストノート等)・音楽(ビートルズ の曲 等)や照明の諧調で印象付ける。 何といっても舞台中央の重厚感ある「ロー&ロング」スタイルのバイクが迫力。
ラスト、光の台詞が切なくも 救いになっているような…。今の若者、かつて若者だった人々にカタルシスをもたらすかのようだ。
(上演時間2時間 休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は、左右から階段状にしたピラミット型で 頂上の下は出ハケの幕。その左右にも小さな幕。中央の出ハケを通ってバイクを出し入れ、左右の小さな幕は家の部屋であり秘密基地的な存在。天井は豆電球で夜空に輝く星。ピラミット型にした高低と、その前(客席寄り)を広いスペースにすることによって、上り下り、駆け回るといった躍動感を出す。それが、人生という旅(バイクが象徴)の疾走感を連想させる。バイクにうつ伏せている中年の男Kと不思議な少年との会話から始まる。この出会い、「星の王子様」(サン=テグジュペリ)を連想させる。

当日パンフによると、物語は5つの時代「(幼少期~小学生編)(中学生編)(高校生編)(青年編)(夜明け編)」で、具体的な年代(1989年~2025年)まで記している。小学生の時に、光が見つけた父の浮気の証拠によって 両親は離婚。以来 女手一つで育てられた。中学時代は 初恋相手目当てで吹奏楽部へ、高校は 有名進学校へ1年遅れで編入学。高校時代に付き合った彼女の家庭は、或る宗教団体(統一教会?)に入信しており、結婚には反対。大学は音大を中退し 演劇活動へ。その活動は紆余曲折を経て、だんだんと軌道に乗り 忙しくなってきた。演劇を通じて知り合った女性と結婚したが…。付き合った女性は、年代順に「春」「冬」「秋」「夏」で四季を表し、人生の彩に準えた様な名前。

妻が、劇団の男と一夜を共にしたことを告白、妊娠したが誰の子か分からないと…。バイクに乗って 暗転後、大きな衝撃音が響く。BlueはKに向かって言う、「お父さん、やり直したい時(代)はある?」の問いに、K=光は「ない」と答える。後悔のない人生だったのか、強がりなのかは判然としないが。恋に悶える者、自我と孤独な魂を持て余す者の心に響くような。

轟くような重低音、眩しいライトを照らすバイクに乗って、会うことがなかった父と子が旅する回想は余韻に溢れていた。Blueが 見ることのなかった景色、それを父を通して追体験するようだ。風を感じてのツーリング…そして「風」は時代毎に色々な風が吹き、評判や悪評といった「風評」に変化していく。
舞台技術は、ビートルズの曲や優しく癒すような音色、照明はスポットライトの多用で光の心情を強調する。演劇人の等身大の姿を抒情的に描いた好公演。
次回公演も楽しみにしております。
僕は肉が食べたくて裸(ラ)

僕は肉が食べたくて裸(ラ)

南京豆NAMENAME

新宿シアタートップス(東京都)

2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

確かにヴァイオレンスでした
アパートの一室を再現した舞台セットで
基本二組の男女を中心に
ジェットコースターのような
話の展開がされた2時間強の作品

ネタバレBOX

出だしの話と最後のエピローグが繋がってて
このアパートに暮らし始めてから
時間経過長く見せていった話でした
フィッシュボウル

フィッシュボウル

マチルダアパルトマン

水性(東京都)

2025/05/29 (木) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

黒い金魚チームを、ゲネプロ無料招待で観劇。
身銭を切って無いし、あくまでもゲネプロなので満足度評価はしませんが。
居心地の良さを感じる芝居でした。

犬の観覧車

犬の観覧車

黒い犬

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2025/05/29 (木) ~ 2025/06/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

犬席💺で参加
よく分からん
比較的分かり安いクルミザワ作品としては…
誰か解説しては…

妄囚教徒の棲まう森

妄囚教徒の棲まう森

劇団Lacrimosa

STAGE+PLUS(大阪府)

2025/05/30 (金) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽ステ拝見
面白かった!
宗教的な話かつユートピアの話
学生運動なんか全く知らない世代(私も全く知らないけど…)が、こんな脚本を書くということは、今の日本政治に対しかなりの不満が有るんだろうな〜(私も有るが、今の日本 特に自民党を潰さない限り…)
アメリカ🗽ファーストでは無いが、もっと日本の将来を考えて欲しいです…
To be continue感も持たせた最後 次も楽しみです!
大奥様?ベル上手でした✨

優美な死骸の採集

優美な死骸の採集

劇団三毛猫座

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2025/05/30 (金) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

アート性が高すぎて、私には何の事やら…
インプロ形式のアート作品で、展示も…
京都市立芸術大を中心に構成された団体
アートが分からん人には…

秘密

秘密

劇団普通

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2025/05/30 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

用松亮氏と安川まりさんの父娘漫才からスタート。十八番の遣り取りに「待ってました!」と観客がどっと沸く。用松亮氏はずっと誰か架空の人間の物真似をしているようにも見える。
「なに?」(煙草の“ヤニ”のようなイントネーション)。
「ああ、そうなの」
「なあんだろ」
耳が遠いのか何度も聞き返す。同じ話を何度も繰り返す。日常風景の中にカメラをぶち込んで狙っていない笑いを掘り起こすような作風。
初演はコロナ真っ只中の2022年4月。その前に二度中止の憂き目に遭っての上演。

実家、茨城県の母親(坂倉なつこさん)が高熱を出して入院。家事が全く出来ない父親(用松亮氏)の世話の為、東京で結婚している娘(安川まりさん)が帰郷。子供はなく、仕事は在宅テレワークを会社が許してくれた。買物をして食事の準備、掃除と洗濯に庭の手入れまで。腰を痛めた神経質で口うるさい父親(用松亮氏)にイライラしながらも。

母の姉の息子、吉田庸氏は「さらば青春の光」の東ブクロっぽい。隣人の巨体・渡辺裕也氏はインディーレスラーに居そう。
坂倉なつこさんの病院のシーンは必見。もう役者が演じているとは思えない程のリアル。

安川まりさんはこのまま行けばとんでもない女優になる筈。

次作はいよいよ12月にシアタートラム。用松亮氏と安川まりさんも登場。この前に皆観た方がいい。チケット取れる内に小劇場で味わうべき。今なら間に合う。

ネタバレBOX

静かで小声なシチュエーションが多い為か、居眠り客多数。だが笑いの多いサーヴィス散りばめた作品だと思う。

肝となるシーンは、坂倉なつこさんが退院して安川まりさんに庭の手入れの方法を教える。だがそれを見た用松亮氏は怒鳴り散らす。女房が無駄に無理して倒れたと思っていて「余計な事するな!」と叫ぶ。その大声に驚いた隣家の渡辺裕也氏石黒麻衣さん夫婦が何事かと乗り込んで来る。その遣り取りが恥ずかしくなった安川まりさんは頭に来て外出、夜遅く帰る。ずっと帰りを待っていた父母、食事を催促。今から支度するのか、手が痛くてもう嫌だと返す。指の関節が曲がらない程痛んでいるのだと。坂倉なつこさんがその指をさする。「あんたは生まれつき手が小さいから人よりも痛むのかね」。涙ぐむ安川まりさんは食事の支度を始める。

2ヶ月ということは9月10月なのか?

石黒麻衣さんは小説を書くべき。それを本当に才能ある奴が監督して映画化すべき。ホン・サンスかな。
昭和から騒ぎ

昭和から騒ぎ

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2025/05/25 (日) ~ 2025/06/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/05/31 (土) 17:00

シェイクスピアの喜劇を三谷幸喜が翻案して、達者な役者陣での上演。とても面白い。107分。
 『から騒ぎ』を戦後すぐの鎌倉に置き換えて翻案しての上演。そもそもの戯曲を観たことがないので、どう変わっているのかは分からないのだが、とにかく笑った。オープニングからテンポの良いセリフの応酬で、とんでもない物語が展開される。軸は、びわこ(宮沢りえ)と木偶太郎(大泉洋),ひろこ(松本穂香)と定九郎(竜崎涼)の恋の成就だが、脇を固める4人もさまざまな活躍をする。宮沢りえの美しさに息を呑むが、舞台は3作目(だと思う)松本穂香の活躍は凄い。

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