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受付/六月の電話

受付/六月の電話

演劇ユニット茶話会

Paperback Studio(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。
別役実の2作品、発表された年が違うにも関わらず 関連しているような印象を受ける。作品の選択とそう思わせる演出(宮田清香サン)が妙。「受付」(1980年)と「六月の電話」(1995年)では15年の間隔があるが、それぞれの時代背景を感じさせる。別役作品は、日常生活の中に人間の寂寥や空虚といった表現し難い思いを さり気なく描くといった印象だ。しかし 本公演、前者は不条理喜劇で、後者は不条理ミステリーといった違う作風が面白い。それでもリアリズムといった共通点は見い出せる。

別役作品の象徴的ともいえる小道具ー電信柱、本作ではこれをポールハンガーに置き換えて印象的/効果的に使っている。また電話だけで姿を現さない人物、それによって今いる空間だけではなく外の世界ー世相と繋がっていることを表す。そして2作品が繋がっているような錯覚、そこに演出の巧さを感じる。もちろん役者陣の演技は確かで見応えがあった。
(上演時間1時間50分 途中ブレイクタイム2分ほど) 

ネタバレBOX

舞台美術は、上手に衝立、その横にテーブルや置台。テーブルの上には黒電話。下手にベンチ、その後ろにポールハンガー。「受付」の時は山高帽、「六月の電話」の時はウエディングドレスが掛かっている。両作品とも 始まり方や終わり方は暗転ではなく、客電にしており、さぁ舞台が始まるぞ といった合図(気負い)はなく、さり気なく日常が描かれていく。

●「受付」男:森岡正次郎サン、女:田口朋佳サン
精神科の受付にきた男は、先生に相談があると…。受付の女から取次の前に 様々な質問を受ける。男は本来の用件を後回しにされ、女の話に引きずり込まれてしまう。女は男に対して、募金、アイバンク登録、献体への同意など 次々と要求してくる。その都度 女はこれら団体の受付へ電話をかける。男はこれらの要求を理不尽だと思いながら、抗うことが出来ず 受け入れてしまう。人間の意思(決定)の曖昧さ、理屈では説明が難しい人の心理を可笑しみを交えつつ鋭く描く。

「受付」では、何故ここに来たのか、そのうえで住所/氏名を訊かれたりする。「受付」は、その人の概略を知るため質問し、訪問者は「受付」の求めるモノを自ら曝け出す。そうして初めて「受け付けられる」。もちろん強制ではない。(劇中の女もそう言う)。しかしルールは守り、話は最後まで聞き、尋ねられたことには正直に答える──そうした当たり前が、自らを縛り不自由にしている。そこに男の「相談」そのものが浮かび上がる。会計事務所に勤め、仕事も人間関係にも気をつかう といった逃げ場のない精神状態。女の不条理な勧誘と男の優柔不断さがしっかり立ち上がる面白さ。

●「六月の電話」女:大橋繭子サン、男:大森崚矢サン
或る雨の昼時、雑居(寿)ビルの4階7号室。女は近くのコンビニで昼食を買い 戻ってきたところ。誰もいない部屋、習慣で「ただいま」と独り言。女は そこで電話の取次業をしている。毎日決まった時間に食事をして寝る といった変哲もない生活をしている。その日常を壊すかのようにアリバイ屋を名乗る男が現れる。或る人の依頼で13時から17時迄ここに居て、ここにいたすべての人のアリバイを証明する という。その間、何度も電話が鳴り、女が「今日は多いわね」と呟く。これが「受付」のシーンと繋がっているような。また頻繁に喫煙シーンがあるが、煙はたちどころに消えてしまう。まさに人生は泡沫で無常。

アリバイ屋とは何なのか、男は誰のアリバイを証明しようとしているのか。二人のかみ合わない会話から女の過去が次第に明らかになっていく。男と女の会話や行動から、女は潔癖であり癇癖といった性癖のよう。その融通の利かなさが、別れた男をひたすら待っている。結婚式当日、彼は来なかった。彼は過激派の内ゲバ騒動で…。それから20年経っている。アリバイ屋がいた僅かな時間、それが女の長い空白の時を埋めるかのよう。女(自分)の不在証明(この間の無為な日々)ならぬ、今を生きている存在証明(認識)になったようだ。少し気になったのは、女 役が大橋さんでは若すぎるのではないか ということ。
次回公演も楽しみにしております。
縁側で呼んでいる。

縁側で呼んでいる。

劇団PIS★TOL

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/09/03 (水) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/06 (土) 13:00

母の葬儀で千葉県の実家に交際相手と共に帰った次男が姉・兄・従兄と振り返るその家で起きたこと=家族の歴史を回想する。
そんな内容だけに(?)暗転や転換なしに現在から過去の場面に転移する(しかも今の人物はそのまま子供時代も演じる)がちゃんと「あ、ここは回想場面ね」と察することができるのはσ(^-^) が観劇慣れしているからだけではあるまい。
また、各人物の関係を説明台詞なしに観客に伝える会話も巧みだし、二人の出演者が演ずる二役やプロローグとエピローグの「留守電」関連の場面など「演劇的小技(?)」も利かせて見事。
ただ、開演が6分遅れたことについて開演前・終演後とも何も触れなかったのは珠に瑕。

はにわのにわはわにのにわ

はにわのにわはわにのにわ

劇団さいおうば

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

輪廻転生した各時代背景に深い事情があり、決して笑うような場面ではないのに気がつくと爆笑していました。役者陣の演技も光っていますが、何より声に艶がありハーモニーが素晴らしく綺麗でした。

赤い鳥の居る風景

赤い鳥の居る風景

劇団迷々

シアターシャイン(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/19 (金) 14:00

125分。休憩なし。

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

江戸糸あやつり人形 結城座

ザムザ阿佐谷(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

石川啄木の未完の小説、『雲は天才である』をモチーフにおきあんご氏作、加藤直氏演出の『笑うタクボク〜雲は天才である〜』を2012年に上演。2020年、加藤直氏が書き下ろして『明日またタクボク〜雲と劇場〜』を。そして更に今回、加藤直氏が書き足し新作として上演。

結城座の面々が町から町へと劇場に向かって旅をしている。都会の雑踏、袋小路に嵌り、踵を返そうとしたがよく見ると行き止まりには大きな穴が空いていた。思わずその穴を降りてみる。そこは古い廃校の教室のよう。落ちている一冊のノート。石川一(石川啄木の本名)の日記のようだ。母校岩手の尋常高等小学校(現在の小中一貫校)の代用教員を20歳から一年間務めた頃。何故か青空が地下に落ちている。

可動式のスクリーンに投映される映像を見事に活用。下手花道で生演奏は紫竹芳之氏。尺八、能管、篠笛···。茸の傘のような楽器、ハンドパンの音色が強烈。

ハジメ先生(結城孫三郎氏)が生徒達(安藤光さん)に自作の歌を歌わせたことで揉めている。擁護するマドンナ先生(湯本アキさん)。叱責する校長(小貫泰明氏)、その妻(大浦恵実さん)、教頭(結城育子さん)。

結城座の人形遣いの面々は声優のような声色が武器。人形のスムーズな動きと声とで観客を作品内にいざなっていく。人形遣いの世界と人形の世界が多重構造に連なり、この謎めいた劇空間を観客は解き明かしていかないといけない。

大浦恵実さんが戦後日本女優の佇まいで印象的。
超満員に詰め掛けた観客、ギチギチの客席。熱気が凄い。作品はとても面白い。
風に吹かれた雲のように次々に形を変えては飄々と時代を越えてゆく旗揚げ390周年を迎えた劇団。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

浄瑠璃『伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)』の「櫓のお七」の前半を両川船遊氏が操る場面に大拍手が巻き起こる。

地下にあったのは石川一の日記ではなく、台本にするべき。どんな作品か演ってみよう、と学校のシーンに繋げた方がスムーズ。

結城孫三郎氏演ずるボクは人形を遣っていないと自己同一性が保てない。猿の人形に自分を託し、八百屋お七の人形をかどわかす。その上で敢えて探偵独眼竜(両川船遊氏)にお七捜索の依頼。

深い森に迷い込むハジメ先生達一行とお七人形を捜す結城座の面々。甘い匂いに誘われて夢見心地になってしまうが惑わされてはいけない。深い森の迷宮で独眼竜は犯人を突き止める。この森の描写は人間の無意識のようだ。意識に引っ張られ過ぎても無意識に引っ張られ過ぎてもいけない。

「人生は長い暗いトンネルだ、処々に都会という骸骨の林があるっきり。それにまぎれ込んで出路を忘れちゃいけないぞ。そして、脚の下にはヒタヒタと、永劫の悲痛が流れている、恐らく人生の始めよりも以前から流れているんだな。それに行く先を阻まれたからといって、そのまま帰って来ては駄目だ、暗い穴が一層暗くなるばかりだ。死か然らずんば前進、唯この二つのほかに路が無い。」
(『雲は天才である』より)。
十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台版としては、この作品の設定を模した別作品を何度か観たことがあるが、オリジナルは初めて観た。ヘンリーフォンダ主演の映画も良いが、観客が視点を自由に選んで見たいキャラクターを見ることができる点で映画より演劇のほうが向いている作品と思う。B1独特の客席配置は、座席位置による見る角度の違いによる異なる印象を観客にもたらすだろうと思われ、この点も演劇の面白さと言える。原作についての知識がなく映画しか見たことがないが、本公演は奇を衒わないオーソドックスな台本と演出と思われる。幕切れのしかたは映画版よりこのハツビロコウ版のほうが明らかに良い。客演の桟敷童子の俳優さんは所属劇団でも性格俳優的というかあのような特徴的な役を演じられることが多い気がするが、本作でも重要な役に見事に塡まっている。

ほしのひと

ほしのひと

演劇企画アクタージュ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/18 (木) 19:30

価格4,000円

2年ぶりにアクタージュの舞台を観劇しました。
当時から比べるとキャストの数も増えていて、前説では新メンバーの紹介もありました!
近年は長く続けられる劇団が減っている印象なので頑張って欲しいです♪
本作は「池袋演劇祭2025」参加作品となっております。
前作「ホシノヒト」は観てませんので、比較はできませんが本公演を忌憚なく書かせて頂きます。

ネタバレBOX

ブレスレットを付けた状態で、主人公の星野那咲が部屋のクローゼットに入ると
「過去や未来へタイムスリップする」というのがメインになっているSF系作品。
彼女の持っているブレスレットや日記帳から、過去に起きた父を巻き込んだ事件について物語は進みます。
伊東さんが舞台上で歌う宮沢賢治の「星めぐりの歌」ですが…とてもチャーミングで素敵でした。
2年前の公演ではカオス感が強くて、全体的に似たような印象の役者が多かったのですが
今回は主役が太陽のように舞台をNASAワールドに引き込み、客演の松井さんやベテラン勢が良い味を出して
まとまった感じの舞台に仕上がっていたように思います。

芝居に関しては、テンポ感は良いものの何回も過去・未来へ行くので、人物相関図が分かりにくい;
観る方にとっては、頭の中で整理しきれない様に感じます。配役が台詞として説明するシーンも見受けられましたが
物語も中盤からスピード感が出てくると、まわりくどいな~と感じてしまいました。
今回は伏線回収が大変でしたが、ウイルスとかDNA、宇宙人などのワードが好きな方はハマる台本だと思います。
『天守物語 〜夢の浮橋〜』

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

虹色ぱんだ

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 タイゼツ、ベシミル! 華5つ☆ 初日を拝見。

ネタバレBOX

 虹色ぱんだは灰衣堂愛彩さんが、自分の好きな作品を自分の息の合った俳優たちと創り上げ上演する為に作ったチームである。今回は泉 鏡花が1917年9月号『新小説』に発表した傑作戯曲「天守物語」を上演。原作の現代の読書人には若干難しく感じられたり、とっつき難いと感じられるであろう箇所を原作の華麗・流麗は保ちつつ現代のどんな世代にも極めて分かり易く而も作品の本質を極めて的確に掴み取り優れた解釈と虹色パンダさんの舞台演出で一瞬観ただけで引き込む舞台に仕上げているのは、ずっと時代劇をAshで作品化してきた主宰の灰衣堂さんの積み重ねてきた歴史認識やその認識の深さ、確かさを物語るものであろう。余りにも有名な作品であるし、玉三郎絶頂期に彼が富姫を演じ国際的にも大喝采を浴びたことは多くの演劇ファンの知る処である。
 役者の演技も凄い。殊に感心したのは姫路城天守閣五層のあやかしたちに力を与えている獅子頭が鷹匠・図書之介を追って城主の命で五層の住人たちが攻撃を仕掛けられた際、目を攻撃され、皆の目が見えなくなる中、工人桃六の鑿によって視力を回復するが、この桃六を始め富姫の師匠をも演じた役者さんが棒杭が倒れ込むような一見無造作な倒れ込みシーンを演ずる場面が序盤から中盤に掛かる辺りにある。可成り御歳を召した俳優さんだが、これは歌舞伎等で荒事とされる程危険な演技である。それを難なくやってのけるこの役者さんの凄さにほとほと感心した。
 無論、このように見事な演技にこれほど感心できるのも、原作の解釈の深さ、的確、そして今作上演台本の分かり易さがあり、同時に鏡花存命中は上演されることのなかったこの傑作を原作の本質である純愛の受ける途轍もなく理不尽で厳しい「現実」と、女性が男性優位社会に担わされてきた苦労・苦悩を現代ジェンダー論を踏まえた上で、演じられる時代とその価値観とも通底する現代の形に創り上げた演出の巧み、そして今作上演台本・演出に架ける念が見事に役者陣の演技と共に結実していることがある。
ラルスコット・ギグの動物園

ラルスコット・ギグの動物園

おぼんろ

Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/20 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いつにもまして ファンタジー色が濃い寓話劇。
前作は、舞台と客席の境がない おぼんろ らしい公演だったが、本作は客席から観る一般的なものへ それが少し残念。

物語は時代設定を曖昧にし、時代に囚われず大切にしなければならないコトを訴える。それを動物の視点から描くことによって、生きているのは人間だけではないことを強調する。そこに おぼんろ らしい人間社会への皮肉や批判が浮き上がる。今回は生命や平和といった 言葉では明確だが それを表現することは難しい。その本質的なところを突いている。

また 照明や音響/音楽といった舞台技術が、いつにもまして効果的。そう思わせるのは、情景に応じて中央の舞台装置が回転し、同じ造作にも関わらず多方面からの照明によって違う印象をもたらすため。
(上演時間2時間 休憩なし) 

ネタバレBOX

中央に回転する櫓状の建物、上手・下手に形や大きさが違う別空間。奥の壁際は紅色の幕。側壁に飾り電球があり、中央の櫓の上には幾つかのランプ。全体は遥遠で幻想的な雰囲気が漂っている。

物語は、紛争・戦争が起こり、ラルスコット・ギグの動物園が戦禍に巻き込まれようとした時、一匹の獣が 開園された時の経緯を語るところから始まる。この地は 猛獣を恐れ、管理と秩序に支配された都市 チノイ。その周りは果てしない荒れ地 ラガキナ。動物たちを引き連れ旅をする青年ギグ、彼は唯一人の親友ラルスコットと共に「人間」として認められる日を夢見ている。或る日、金色の蛇が現れ「命(獣)を連れ、街で見世物にするのだ」と囁く。ギグは動物たちを説得し都市へと旅立つ。動物たちは、現実主義のバク、気弱なクマ、レッサーパンダを装う承認欲求の強いタヌキ、黙ってついてくるボロ犬。ギグは仲間を騙し残虐なショーで人気を博していく。移動動物園ではなく、この地の動物園として定住。そして「名誉市民の称号」を手に入れるが…。一方、魂を喰らうという〈大鴉〉の影もちらほら…。

「生命」と「平和」といった大きなテーマを描いているが、それを動物(獣)の淡々とした生き方の中に落とし込んでいる。そして動物たちの性格等を人間に準えることで、人間そのものを客観的に捉える。ラルスコットは 既に疫病で亡くなっており、ギグは心の中に幻影を抱いている。彼のことを忘れなければ心の中で生き続ける。しかし そこからは動けない。一方 忘れることは、想いとの決別で苦しいが 新たな歩みが出来る。そのジレンマが狂おしいほどに伝わる。そして動物たちを巻き込んでの戦争、いつの間にか人間ではなく獣が兵力として戦場に送り込まれる不条理。

今回は生歌が多く、ミュージカルのような印象もある。それがファンタジー色を濃くしている一因だ。物語性は勿論、観(魅)せる演出も回転舞台を用いることで効果的にしている。メイクや衣裳は寓話性を引き立て共感と感動を呼ぶ。やはり おぼんろ 公演はエンターテインメントに優れている。
次回公演も楽しみにしております。
柿喰う客新作本公演2025『超音波』

柿喰う客新作本公演2025『超音波』

柿喰う客

かなっくホール(神奈川県)

2025/09/12 (金) ~ 2025/09/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ホール公演だし、ポスターからもなんとなく王道的なテイスト期待しちゃったのですが。
まあ、そういう団体じゃないんだろうな。
音楽に向ける情熱よりも、いびつな人間模様が見どころかしら。
基本は6人による濃厚な演劇なんですが、その意味じゃスズナリのほうがハマりそうな印象。
ただ、より広い空間にある余白をダンスアンサンブルって形で埋めていていて、それはそれで豪華で見ごたえありました。
コンパクトな空間で良いもの作れるのに、空間が広がるとあれ?持て余してるなって思う団体も多いんですが、流石だと思いました。

アフターイベント回を観たのですが、とても温かい発表会でした。

たとへば君

たとへば君

アーティストジャパン

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/09/17 (水) ~ 2025/09/20 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ベテランお二人による朗読劇、実に見事でした。乳癌のエピソードが出たあたりから、自分の体験と相まって、感情が揺さぶられましたね。

nitehi:kedo

nitehi:kedo

こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/13 (土) 13:30

別離とAIの話。
めっちゃ泣きました。自分自身が経験した別離からまだ時間が経っていないこともあって、最初の方から最後の方までほぼずっと、色々な方向に感情を揺さぶられて泣いていました。
昨今よくも悪くも話題になっているAIですが、作中での扱いが珍しいほどに現実的で、けれど優しく夢があってとても好ましかったです。
物語自体ももちろん素敵でしたが、何より感心したのは、別離に向き合う上で参考になりそうな情報がたくさん詰まっていたこと。初めて知る概念もありましたし、考え方や関わり方などで気付きもあり、個人的にとても勉強になりました。
別離は辛く悲しいことですが、いつかは、誰もが必ず直面することになります。だからこそ、多くの人に観て欲しいと思った、素敵な作品でした。

nitehi:kedo

nitehi:kedo

こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/14 (日) 17:30

好きな俳優さんが出演してらっしゃるから観に行こうと思い、行ってみたら、途中からそんなこと頭から吹っ飛ぶほど物語に引き込まれました。
総合的なレベルが高く、久しぶりの舞台鑑賞がニテヒケドで良かったと心の底から思うくらいで
ただいま絶賛ロス中です。
公演後アンケートも、退場を促されるまでずっと書いてしまいました。
是非たくさんの方に観てもらいたい
本当に素敵な作品です。
きっといつまでも心の中に残り続けます。

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

廃墟も観たくなりました

KAGO

KAGO

劇団美辞女

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

殺陣も有り、華やかで見応え充分なお芝居でした。キャラそれぞれの味も出ていて良かったです!

Once

Once

東宝

日生劇場(東京都)

2025/09/09 (火) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

アイルランド映画をミュージカルにした作品でしたが、とても良かったです。
ストレートプレイ+音楽という印象で、音色が心地良く、心に沁みました。
観劇後は、ずっと音楽が頭を流れていました。
主演の京本さんのギターの弾き語り、素敵でした。
音楽の力と、それぞれの人生について考えさせられる余韻の残る舞台でした。

発表せよ!大本営!

発表せよ!大本営!

アガリスクエンターテイメント

シアターサンモール(東京都)

2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★

噂で評判が良かったので、初めて配信を見ました。

ネタバレBOX

配信用に作られた舞台ではないので、やっぱりお盆でなければ実際に観に行けば良かったのかな。
カメラの切り替えが多めで、ちょっと酔っちゃいました。誰がこのスイッチングを決めているのか分かりませんが、「ここを見て!」の主張が多くて、逆にもっと自由にできなかたんのかと。

お客の笑い声がSEなのか実際なのかはよく分かりませんが、ちょっと中途半端な気はしました。実際の劇場ではどうだったのでしょう?
ザ・ポルターガイスト

ザ・ポルターガイスト

石井光三オフィス

本多劇場(東京都)

2025/09/14 (日) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

フィリップ・リドリー作品との出逢いは「ピッチフォーク・ディズニー」
そして「宇宙でいちばん速い時計」「ガラスの葉」といずれも過去の観劇歴においてはトップクラス、超名作揃い
当時は震えるほどの感動がクセになって何度も劇場に足を運んだっけ
それから10年以上の年月を経ての本作「ザ・ポルターガイスト」
かつての染み入ってくる様なゾクゾク感は軽減した印象
一人芝居という事で過去に観た公演とは勝手が違ったものの
主人公のイタい感じが可笑し味に繋がっていくのと同時に本当の痛みが観ている側の感情と共鳴してくるのは、どこか共通したところ

役者のスキルを総動員した全身全霊の演技、村井良大さんファンにとってはもう最高の舞台なのでは
主人公を中心に10人以上の人物が登場し、掛け合いもするわけだけれど、ひたすら村井さん一人を注視していれば良いというのが凄い!

第14回名古屋学生演劇祭

第14回名古屋学生演劇祭

第14回名古屋学生演劇祭

うりんこ劇場(愛知県)

2025/09/06 (土) ~ 2025/09/08 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/08 (月) 15:00

遅れて行ってすみません。
都合、3作品しか見れませんでしたが
どの作品も意気込みが感じられてよかったです。
自分的には、やっぱり
萌Co.さんの「大草原不可避」が特に面白かったかな?
遊びの要素がいっぱい取り込まれていて楽しかったです。
若い人たちのますますのご活躍これからも期待しています。

nitehi:kedo

nitehi:kedo

こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

AIと人との関わり、これから無限ループするテーマに果敢にチャレンジした「こわっぱちゃん家」昨年に初演したのはかなり先見の明があると思います。
「人が人に寄り添う気持ち」にAIがどこまで応えることができるのか、かなり興味深いテーマです。

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