最新の観てきた!クチコミ一覧

42001-42020件 / 191853件中
息つぎがうまくできない。

息つぎがうまくできない。

劇団鋼鉄村松

テアトルBONBON(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/04/10 (水) 19:30

座席H列12番

価格3,500円

若ハゲで恋愛から遠のいていた主人公(身体的なコンプレックスを持っているのは「シラノ・ド・ベルジュラック」に通ずる?)が上司に連れられてキャバクラに行ったことから始まる恋の顛末。
ベタで既視感満載、周囲の人々が主人公を応援し過ぎ、そもそも登場人物がみんなイイ人(一見そうでなくとも実は……も含む)、などの問題(?)はあるがそれらの要素に無理がなく御都合主義的な展開ではないし、そもそも王道とはそういうモノだろ、と思うのは「どうせ作り事なんだから幸せな気分にさせてくれよ」主義のσ(^-^) だからか?(反語)
喩えばロブ・ライナー監督がトム・ハンクスを主演に迎えて撮った映画(バブルさんの狙いとしては月9ドラマとのこと)のような味わい、とある名作を引用した比喩的表現、タイトルが意味するもの、登場人物それぞれの見せ場、モノローグの詩的な美しい言葉遣いなどあれこれ巧みだし、敢えて言おう「傑作である」と。
この夜の外は真冬に戻ったような寒さだったが、心がほっこりあたたまったわ。(秘技・ベタ返し!(爆))

SHOKUPAN 1

SHOKUPAN 1

はらぺこ満月

くすのき荘(東京都)

2019/04/12 (金) ~ 2019/04/16 (火)公演終了

鑑賞日2019/04/12 (金) 20:00

価格2,000円

20:00の回(曇)

19:40受付、開場。

20:00前説(星さん、パン柄が可愛らしい)、開演~21:00終演。

昨年11月上演したもの(40分の拡大再演版)。

北池袋からゆっくり歩いて10分弱。ただし、ここの踏切はなかなか開かないので地下道を通った方が早いこともある。

路は一本なので迷うことはない。

道路から家の中がよくみえる。中からも外がみえる。ガラス戸1枚を隔てた違う時間世界。

豊島晴香さん、吉見茉莉奈さんのお二人の何も起こらないいつもの朝の風景。

2人がどのような関係なのかははっきりとは描かれない。

ただ、朝は食パン(何か塗る派/塗らない派)にミルクティーか珈琲。

中央にテーブル/椅子。ポップアップトースターがひとつ。チンと音がするとビックリしたように食パンが顔を出す。

※終演後に、焼き上がった食パン、珈琲が振る舞われる。サクッとした食感。

毎日の情景に埋もれた女。ガラス戸に映る自分の顔、いつのまにか目の前にいる女、同居人らしい。

初めて会話が始まる。

「外」、人が歩き、自転車が走り、車が通る。「内」、かつての風景が甦っているらしい。

自然と自分の人生に重ね合わせる。

想いだせること、何かきっかけがないと想いだせないこと、同級生?近所のひとたち?

もはや記憶がそのとおりのことを再現しているのか自信がなくなっている。

時間と記憶が混ざりながらいつまでも繰り返す。

年々朽ちる壁の木片、いつか故障する電化製品、いつか現れる出会いより別れが多くなる「時」。なにかのときに想い出すかつての心象だったのだろうか。

女は手を伸ばし新しい灯りをともす。

新しく歩み始めるということだろうか。

豊島晴香さん。文学座研究所「川を渡る夏公演」2017/1。小田尚稔の演劇「是でいいのだ」2016/10、「凡人の言い訳」2017/4、ウンゲツィーファ「自ら慰めて」2018/9。

吉見茉莉奈さん。3.14ch「大型」2016/8。

当日制作:中村みなみさん。shelf「班女/弱法師」2013/6。趣向「THE GAME OF POLYAMORY LIFE」2016/1「、趣向ジュニア『大阪、ミナミの高校生』」2016/5、「男子校にはいじめが少ない?」2016/11。円盤に乗る派「上演「正気を保つために」2018/7。


ヒトハミナ、ヒトナミノ

ヒトハミナ、ヒトナミノ

企画集団マッチポイント

駅前劇場(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

タイトルが公演を端的に表している。説明文にある「一人の職員が利用者に対して性的な介護をしているという噂が…」とあるが、公演の底流にあるのは、介護施設における介護者・利用者の苦悩や介護施設が抱えている様々な問題を鋭く突いた人間ドラマ。
随所に可笑しみも散りばめられているが、圧巻は心情優先と規範順守という相容れない感情のぶつかり合い。どちらの言い分も解るような…。
(上演時間1時間40分) 2019.4.28追記

ネタバレBOX

セットは隙間のある板塀のような後景、客席寄りにテーブルと椅子が2セット並んでいる。上手にはこの作業場の仕事である黒インゲン豆が入った箱がある物入が置かれている。あまり障碍者支援施設併設の作業場という生活空間は感じられない。セットは作り込まず、むしろ簡素にすることで、逆に人間の在りようを強調させているかのようだ。

梗概…ある地方都市にある障碍者支援施設併設の作業場で、社会参加とこの施設の運営費を賄うために、近所の窓岡農園から黒インゲン豆の芽を取る作業を請け負っている。納期が明日に迫り、過密労働になっているから職員は疲労と不満でピリピリしている。そんな中、夜勤明けの職員が施設の利用者と外出したことから、以前からあった良からぬ噂が噴出し...。

公演の見所として、新人職員とこの妙な噂のあるベテラン職員の議論が生々しい。介護施設を利用する人、そこに健常者と障碍者における”性”の扱いに違いはない。確かに新人職員が言う施設のルールは守らなければ人は行き場を失い、施設は信用を失うだろう。一方、障碍者も人であり性欲もある。ベテラン職員は、この施設とは別の施設で勤務していた時に、そこの利用者の母親から切実な相談を受けた。きれいごとだけでは解決できない問題をルールとの間でどう折り合いをつけるか、それは自分自身へ自問自答であり言い訳でもある。その葛藤が痛々しく伝わる。2人の立場と心情は問題を鮮明にすると同時に、どちらも障碍者に真摯に向き合っていることが窺える。繊細で丁寧に救い上げるような台詞が観ている人の感情を揺さぶる。

演出と演技が実に良い。新人職員・美並(税所ひかりサン)と噂の職員・崎田(加藤虎ノ介サン)の丁々発止。特に加藤サンは現場における理不尽や矛盾、一方で情に揺れる内面を丁寧に演じる好演。また重苦しくなる雰囲気を安澤職員(竹内郁子サン)の軽妙な存在感で緩和させている。障碍者施設というと当たり障りのない描き方になりそうだが、本公演は正面から向き合い、矛盾・差別・偏見などをしっかり問いかけた力作。実に観応えのある公演であった。
次回公演を楽しみにしております。
エラリー・クイーン 

エラリー・クイーン 

PureMarry

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

かつては、クリスティより人気があって、名前を冠した月刊誌まであったエラリークイーンのフーダニット(犯人当て劇)。このジャンルが苦戦するにはいくつか理由がある。
読者と観客は違う、と言う事が第一。読むのは個人の愉しみだが、観客は劇場で見る。ここから、劇場へ行く煩わしさからはじまって、数時間を使う娯楽としてのコスト、犯人を当てた,あたらなかった、と言い合う楽しみまで、さまざまな身近な問題が生じる。
次は、芝居ではミステリのキモであるトリックを観客の目の前で、とにもかくにも見せなければならないという条件。やってみれば、どんなにミステリ小説が文章でごまかしているかがよくわかるが、読めばそこがまた面白いのだから困ってしまう。細かいことになると、配役でおよそ見当はついてしまう。一度見て犯人が解ってしまうと二度と見ない、などなど。挙げればきりがないが、フーダニットが前世紀中ごろまでは英米ではかなり上演されたようだが、今はウエストエンドではたまには見るが、新作はほとんどない。
一方では、探偵というキャラクターは、小説でもコミックでも、アニメでも大流行で、我が国の2.5ディメンションは、探偵なくては幕が開かない。
「エラリークイーン」は原作はクイーンだが、脚本も演出も日本製で、俳優もテレビでおなじみの顔がある。司会者がいて、クイーン父子の探偵が観客と共に犯人あてをするという実に古典的なフーダニット・二篇である。しかし、演劇としてはずっと2.5ディメンション寄りのつくりで、それなら、もっと徹底して、その線を立てたらどうかとも思う。現在世界でもっとも長い上演を続けている「マウストラップ」を追い上げているのは、アメリカのボストンだったかで、町の観光ルートにも入っている観客参加型犯人あて劇と言うではないか。
それなら、日本にも、坊ちゃん劇場あり、わらび座ありと言うかもしれないが、フーダニットは、都会で時代の推移に敏感な(敏感にならざるを得ない)演劇の受容としては面白くなるかもしれないジャンルではある。

猩獣-shoju-

猩獣-shoju-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上です!圧巻の一言です!この舞台が60分なのもワードレスなのも殺陣が中心なのも、全て見てみて理解できて感じられました。
言葉がないのにジーンと心の奥底に染みる、
早さと驚きの連続に感動。
60分間最後まで着席していた体に、力がずっと入っているほど、手に汗握る!の作品です。
素晴らしかった。

検事と犯人のフィクション術

検事と犯人のフィクション術

東京パイクリート

Geki地下Liberty(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

120分と聞いて少し長いかなと思いましたが、あっという間な感じで作品に引きこまれました。役者の皆さんもとても味があって、よかったです。舞台設定も工夫かがされていて。見ていて違和感なく雰囲気に入り込めました。次回作も期待ですね!!

ト音

ト音

劇団5454

赤坂RED/THEATER(東京都)

2019/03/27 (水) ~ 2019/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めてはその世界観に驚き、
2度目で伏線を確認しながら楽しみ、
3度目は話を知っているにも関わらず、その世界に飲み込まれた。

『のぞまれずさずかれずあるもの』  東京2012/宮城1973

『のぞまれずさずかれずあるもの』 東京2012/宮城1973

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

「宮城1973」初日。普段はこういった重たそうな内容の芝居、それも実話ベースとなると尚更敬遠しがちなのに、今回はふらふらと引き寄せられるように観劇。登場人物の第一声から引き込まれてしまったが、赤ちゃん斡旋事件というより、それに携わった人たちの想いの強さに圧倒された。初日の硬さも感じられたし、電話の応対であれっ?と思った箇所もあったのだが、星の数は観終わった後の自分の感情を優先。

W PLAY

W PLAY

制作「山口ちはる」プロデュース

シアター711(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/04/12 (金)

12日ソワレ(105分)を拝見。

ネタバレBOX

小劇場系の劇団と海産物系?アイドルユニットとが、シアター711をダブルブッキングしたことから起きるハプニングの数々を描いたドタバタコメディー。
お寿司絡みの話なだけに、ネタ(エピソード)を詰め込み過ぎたきらいはあるも、隣りの若い女性客がカラダを揺すって大ウケしていたように、笑いの絶えない105分だった。

【配役】
演出家・荒牧…大川内延公(おおかわち・のぶひろ)さん
看板役者・桐生…佐々木恭平さん
劇団員・小島…ソノダショウタさん
劇団員・太田(爆弾?!みたいな役柄)…加藤ひろきさん
劇団員・みのり(本作のヒロイン)…西澤香夏さん
劇団員・かずこ(役を取るためにはあんなことも…)…山口詩菜(やまぐち・しいな)さん
海産娘すしっ娘・アイドル(みのりとの間に過去の因縁が…)…つりはるこさん
海産娘すしっ娘・アイドル(新人)…行成小夏(ゆきなり・こなつ)さん
海産娘すしっ娘・アイドル(ベテラン?!)…廣瀬綾さん
海産娘すしっ娘・マネージャー…岸野佳乃子さん
劇団プロデューサー・松本…古越千香子さん
制作助手・権田原…十河大地さん
現場制作・清水さん(世話好きだが食品の衛生観念が欠如!)…清水明子さん
劇団の熱烈なファン/ウェイター…岩田葵さん
スポンサー会社の社長(極妻の岩下志麻並みに着物が似合う)…角田佳代さん
半永久的なWIFE

半永久的なWIFE

劇団NLT

オメガ東京(東京都)

2019/04/12 (金) ~ 2019/04/19 (金)公演終了

満足度★★★★

普段あまり観ない“ジャンル”の芝居だが、<喜劇>一筋30年の劇団NLTは3年前池袋の小屋で「劇場-汝の名は女優」を観ていた。年増女と疎まれる元(?)大女優が、彼女が入れ揚げている若い男と新人女優に裏切りを食らうも最後は舞台上で勝負、見事一矢報いて拍手喝采の爽快な舞台だった。先日話題になっていたルー大柴主演舞台や、少し前の賀来千香子主演舞台など著名俳優を招いてのプロデュース型も多いようだが、今回は昨年開業した「オメガ東京」という小さな劇場で「劇団公演」の趣き。演目は劇団主催戯曲コンペの受賞作という事で全くの未知数である。予測不能なタイトルに惹かれたが、意味じたいは内容を割と忠実に表していた。
装置もお芝居チックな室内劇は、劇団代表の川端氏が片割れを演じる老夫婦の奇想天外な近未来家族ドラマ。貫禄ある二人の比較的自然体な存在感に、周囲の面々がキャラと個性豊かに茶々を入れる。メイド・ルーシー(察しの通り英語圏のどこかが舞台だ)、営業員ジュリア・ロボッツ、修理担当マイク、数十年ぶりに帰還した娘オリビア、その夫の残念男ジョージと、周辺の役を担う俳優が特徴的だ。「如何にも」なキャラ、際立つ個性を自分なりに見出し強調し、存在から滲み出る笑いの要素を磨き鍛えているのがNLTの俳優だろうか。
序盤はこのドラマの奇抜な「設定」に移行するためのやり取りの部分が、脚本的には苦慮したと見える要素があるが、俳優の技量で乗り切ると、この設定を楽しむ時間である。だが予測可能でも予期しない事態が間断なく訪れ、「設定」自体が揉まれた末、あっても良かったのに無かった平凡な場面が現われて終幕。思わず「うまい。」と言う間もなく温かな闇に包まれた。「喜劇」とは愛を確認するまでの試験ないし前戯であり、照れ臭さを隠すボヤキの時間。時折目にする芝居は早々にボヤキその実ノロケの延長と悟られるが、本作は着想の勝利でノロケ要素が当初より除外されている。つまり未踏の変化を辿りつつ、回帰するかのような不思議な構造。大騒ぎな大団円だけが大団円でないと妙に感心した。結語(回帰)そのものは喜劇の王道なのだろうが「変化」の方に未踏の時間(未来)への希望が滲む、とは大袈裟だろうか。
ただ、小さな劇場とは言え客席にもっと客が入っても良かった。「喜劇」にこだわり、これを続ける事の苦労が過ったが、笑いの中には不屈の細胞がある、と感じる所がある。笑い、不可思議也。

息つぎがうまくできない。

息つぎがうまくできない。

劇団鋼鉄村松

テアトルBONBON(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

当パンにある通り「ただのラブストーリー」が面白かったです。冴えないけれど優しくて一生懸命のタツオの恋の行方は?とずっとお話しに惹きつけられました。
しかし、見た目は大事なのね。

ネタバレBOX

ハルカがいかに優しくても綺麗じゃなかったら、タツオは一目惚れしなかっただろうし、あんなにタツオをわかってくれている店長は、タツオに全然気づいてもらえなかった。実際かつらをかぶったタツオは別人みたいにカッコ良くなって、日頃は「自然のままでいいじゃない」と、ハゲ容認の私ですがかつらでも植毛でもやってもいいのかなと。ボスもちゃんと似合うかつらにしたらきっと素敵ですよ。
ヒトハミナ、ヒトナミノ

ヒトハミナ、ヒトナミノ

企画集団マッチポイント

駅前劇場(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

個性的な登場人物ばかりで笑いも散りばめられ、展開にも引き込まれましたが話は重いです。考え方も捉え方も感じ方も皆それぞれだと思うので、個々人の希望に沿っての介護は難しいのでしょう。介護する方の負担にもなると思います。
日頃見過ごしてしまう、考えの及ばないことにも気づかされました。

「遥か彼方に揺蕩う星空」

「遥か彼方に揺蕩う星空」

縁劇ユニット 流星レトリック

萬劇場(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

 観たいに書いたように自分は高校時代実習船で南の海に航海した経験がある。華4つ☆

ネタバレBOX

ワッチに立った新月の晩、海と空の境目が分からない中をただ独り舳先に立って眺めた。暗い空間に星屑と夜光虫が入り乱れ、光が乱舞するばかりで区別がつかない。それはまるで宇宙の只中をたった独り航行しているような感覚だった。他の多くの同級生と異なり特殊な学校へ通った中でもこの経験と台風の中、荒れ狂う海でトップマストに波をざぶざぶかぶりながら、さながら潜水艦のように浮沈を繰り返しビルジキールが今にも折れるような軋みを上げ続け、普段なら指1本で回せるラットが力自慢の我々が振り回される程の圧を受け、ハッチを完全に締め切っている船倉では、仲間が浮沈の度に数十センチもベッドから浮き上がってはベッドに叩きつけられていた。鼠が船に残っていたので絶対沈没しないという確信はあったが、自然が荒れるということの意味と台風一過後の、また目がのぞいた時のいきなりの静寂と深い深い碧空の色を決して忘れない。
 今作の核心部分には、このような純粋な美とピュアな感情が溢れている。音響の合わせ方も良くマッチし、照明も良い。自分の好みからいうと、余りおチャラケを入れる必要はないのではないかと思ったが。役者陣の演技にも、ダンサーの踊りにも爽快感があってグー。
検事と犯人のフィクション術

検事と犯人のフィクション術

東京パイクリート

Geki地下Liberty(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

実演販売がなかったのは残念。箱馬での場面転換は初めのうちこそほほう!と思って見ていましたが、だんだんもどかしくなりました。お話の展開として、もっとスピード感が欲しかったです。「検事と犯人のフィクション術」というタイトルはすごく納得しましたが。
検事さんが自分の信じる道を選ぶことで、だんだんいい表情になっていくのが良かったです。

半永久的なWIFE

半永久的なWIFE

劇団NLT

オメガ東京(東京都)

2019/04/12 (金) ~ 2019/04/19 (金)公演終了

満足度★★★★★

新人さんの戯曲ゆえに「少々荒削りな部分があっても致し方なし」という心配は一切無用、それどころかあまりの高い完成度に思わず「マジで!?」
いやなるほど、原作の良さを壊すことなく、ちゃんとベテランの地ならしがなされていた様で「そうじゃなきゃ巧すぎるよね」納得です。

見事なほどに気持ち良く追っていけるストーリー。
少し先の未来を思わせる無国籍な感じ(何故か関西弁も登場)は、星新一をちょっとだけ彷彿。
観劇初心者にも優しい「分かりやすさ」を全然浅いものと感じないのは、心のひだに触れてくる言動,、滲み出る可笑し味と・・・これ自分ちだったら・・・と思いが巡る状況展開の面白味があったから。
お洒落な小劇場、役者さんの演技スキルはその枠に納まりきらないほど堂々たるもの。
全くもって贅沢な時間を過ごす事ができました。


「奥様に永遠の命を与えましょう」と持ち掛けるセールスマン。
「笑ゥせぇるすまん」に出てくる喪黒福造みたいのを想像していましたが意外にも美人セールスマン。
自分だったら「う~ん何かが違う。やっぱり契約しないな」・・・しかし油断すると心が揺らいできそうな絶妙トーク(笑)
もちろん契約成立するわけですが、さあどうなる!?その先への期待を膨らませる冒頭の手腕からしてお見事。
連れ合いを失うかもしれない、どうしようもない気持ち。そこに一石を投じる感慨深さと共に、しっかりコメディーな作品でした。

ネタバレBOX

せっかく妻が半永久的に生きるのなら・・・若くしてほしい。憎めない夫の言い方ッ
ノーコメントですが(笑)です


薄布

薄布

天ノ川最前線

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★

 作家も若いし演者も若い。

ネタバレBOX

おまけに作・演出が同一人物なので悪い方に転がってしまった。作家に訊くと演者達と相談しながら作劇していったのだというが、見切れ、かぶり等々、演劇の基本、客に見せるという点迄無視する役者に従ったのでは流石に演劇のイロハを知らないと非難されても仕方あるまい。演劇は殆ど有史以来存在する歴史の長い芸術形式であり、少なくともあらゆる民族のどんな歴史にも見られる芸術だから、現代の作・演出家も過去の多くの歴史的遺産に負う所が大きい。現在でも未だギリシャ悲劇・喜劇は往時のシナリオを用いて(無論翻訳も含め)演じられることもあれば、それをベースに新たな戯曲が書かれたり、演じられることも多く、チェーホフの登場以来、彼の作品と格闘することで、近代演劇の演出法を確立したと言われるスタニスラフスキーやそれを継承したメソッド演劇等の手法以外にも、韓国のイ・ユンテクさん等が韓国の古代演劇の手法や中国演劇の伝統から様々な遺産を継承して優れた演出をし続けていることは、多くの演劇人が知る所である。そもそも、Baudelaireが言うようにQu'est-ce que l'art? Prostitution.芸術とは何か? 売春、と言い「芸術は売春の趣味」であるのだから、裸の精神を見せてナンボである。それを演劇では身体や人形などを用いてやる訳である。
 一方、今作では現代日本を生きる若い世代の閉塞的な世界(半径5~10m程度のことにしか関心を示さないような)が齎す“己”の問題を扱っている訳だが、自分、自分という割には、徹底して自己に拘ってなど居ない。少なくともRimbaudが書いたように Je est un autre.(私とは他者だ)という意識すらない。フランス語は人称に合わせて動詞が変化するので、1人称単数に対応するêtre の形はsuisが文法的には正しい。然しここで用いられているのが、三人称単数のestであるのは無論、自己の他者性を強調する為の詩的テクニックである。ランボーはフランス人であり、フランス語の天才詩人であったから、このような芸当をやっている訳だが、この1行は実に本質的に己というものの性質を表している。
例えば言葉である。己を表現する為に今作ではラップが重要な役割を果たしているが、それには言葉が用いられており、それは社会的なものであって、ラッパー自身の発明では無い。本当に個人的な言語があるとすれば、流通するか否かは兎も角として、それは狂人の発する言語、即ち純粋に錯誤した言語である。何故ならば狂気の定義がM.フーコーの言ったように“純粋な錯誤”であるならば、その純粋錯誤を通じて用いられる言語は、言語表現の秩序を踏み外したものたらざるを得まいからである。而も、ラップそのものはアメリカの黒人が発明したものではなかったか? そんなものを猿真似すること自体、己を大きく離れ、自己矛盾を起こしている。従ってこのラッパー達の主張の根拠そのものが簡単に崩れてしまう程度のものでしかないのである。演劇の基本中の基本は論理であり、論理の働く場は関係性という場である。脚本家はそのことに常に心を配らねばならない。演出の点でも、役者が相当時間観客に背を向けていて演技が一切見えず(背中で演技している訳でも、その技量が在る訳でもない)、而も観客に対し正面を向いている役者の演技も背中で隠してしまって見えなくしている。スペースが無い訳でもなければ、全員の表情がキチンと見えるような配置が取れない訳でもないのに、これは失策中の失策である。役者の中に見切れを気にしない役者が居てその意見を入れたと聞いたが、ナンセンス。何の為の演出だ!? ということになってしまう。これでは、客はつかないよ。いい芝居を観て研究すべし。また哲学や論理学、そして深い思惟、更に多くの鍛錬、勉強が必要である。
YESTERDAY ONCE MORE

YESTERDAY ONCE MORE

劇団アルファー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

2018年12月(現在)から1988年12月(30年前)へタイムスリップし、あの時こうしてい”たら”、こうしてい”れば”という「たら れば」の世界。誰もが一度は思う、「あの日あの時に戻れたら」という夢のような出来事が…。その時代の世相を現し、必死に生きていた自分と身近な人々に邂逅する。日本経済が激変したと言われる節目の年、未来の自分が客観的に見ていることに苛立ちやもどかしさを覚える。そして思わず行動してしまう姿に可笑しみと悲哀が観える秀作。
少し外見的なことで気になったが、卑小なことだろう。
(上演時間 第1部:1時間10分、第2部50分 途中休憩10分) 2019.4.16追記

ネタバレBOX

舞台は居酒屋げんの店内。上手にカウンター、中央にテーブル席、下手が店出入口になっている。1988年の店内の壁はうす汚れているが、2018年には小綺麗になっている。昔の方が店も新しく逆のような気もしたが、この間に改装したのだろう。店内に日めくりカレンダーが掛けられ、壁の汚れ具合と相俟って時代の違いを演出する。この舞台転換をスムーズに行う。

梗概…遠野(60歳)と山田(60歳)は幼なじみ。それぞれ定年退職、結婚周年記念を祝うために旧友が集まり祝賀会を始める。店の暖簾を掛けるために外に出た2人に雷が…気が付いたら30年前にタイムスリップしていた。昭和63年12月22日、バブルが崩壊する契機となった株の大暴落の数日前。友人に株を買わせ儲けさせようとしていたが、それが裏目になった。それを回避するため遠野は30年前の自分を説得しようとするが…。

過去・現在・未来という一方行の時間の流れは、時間軸の移動があっても同一人物=自分には出会わないという理屈からすれば、この公演は不自然に思えるかもしれない。また過去を変えると、その影響で未来に変化をもたらしてしまうという、時空間移動の物語ではよく聞かれる理屈。物語ではいろいろ行動するが、結果的に(未来を)変えられなかったが。演劇自体がフィクションであるから、理屈抜きに虚構の世界を楽しみたい。

この公演の魅力は、それぞれの時代背景・環境下でしっかり生きる人の姿を描いているところ。1988年...バブル最盛期の華やかな時代、しかしそこで生きる若者は未来を展望できず悩み、また世間知らずでもある。一方、2018年は震災の影響、貧富等の格差拡大という世相的にはあまり明るくない。しかしここに登場する人々は還暦を迎えても、まだまだ意気軒高といったところ。2つの時代を往還し、それぞれの時代と人物の関係に相似と相異を見せ、一定年齢以上の人には懐かしさ、当時を知らない年齢層には憧憬?を思わせるような公演。そこに共通するのは人の人情、その温かさ。そこにこの公演の面白さ魅力があると思う。
次回公演を楽しみにしております。
YESTERDAY ONCE MORE

YESTERDAY ONCE MORE

劇団アルファー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/15 (月)公演終了

満足度★★★★

タイムスリップの設定がおもしろいです。

ネタバレBOX

いきなりの、ちょっと強引すぎる感じがしたタイムスリップというシチュエーションでしたが、元気が出て、時にはほろっとくる内容でした。過去のあの時にもどれたらなあと誰もが思うところがしみじみときましたね。
SHOOTING PAIN

SHOOTING PAIN

ピヨピヨレボリューション

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/04/05 (金) ~ 2019/04/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

【RIPEチーム】観劇

ネタバレBOX

友人を目の前で飛び込み自殺で死なれて精神を病んだ女子高生が、少しずつ治癒していく様を描いた話。

とってもポップでした。

マツリが、小春に小山田マツリですと名乗るシーンが感動的で素敵でした。
息つぎがうまくできない。

息つぎがうまくできない。

劇団鋼鉄村松

テアトルBONBON(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/04/12 (金)

観てきました☆  はじめての劇団さん、正直あまり期待してなかったけど、予想以上に良かったです! って言うか、とても素晴らしかったです☆

ネタバレBOX

チケットプレゼントにて観劇、ありがとうございました。 笑いもたくさんあって、とてもテンポのいいお芝居でした! 
主役の俳優さんは どことなく妻夫木聡に似てる と思ったのは自分だけでしょうか!?
とても素敵な舞台でした☆

このページのQRコードです。

拡大