SHOKUPAN 1 公演情報 はらぺこ満月「SHOKUPAN 1」の観てきた!クチコミとコメント

  • 鑑賞日2019/04/12 (金) 20:00

    価格2,000円

    20:00の回(曇)

    19:40受付、開場。

    20:00前説(星さん、パン柄が可愛らしい)、開演~21:00終演。

    昨年11月上演したもの(40分の拡大再演版)。

    北池袋からゆっくり歩いて10分弱。ただし、ここの踏切はなかなか開かないので地下道を通った方が早いこともある。

    路は一本なので迷うことはない。

    道路から家の中がよくみえる。中からも外がみえる。ガラス戸1枚を隔てた違う時間世界。

    豊島晴香さん、吉見茉莉奈さんのお二人の何も起こらないいつもの朝の風景。

    2人がどのような関係なのかははっきりとは描かれない。

    ただ、朝は食パン(何か塗る派/塗らない派)にミルクティーか珈琲。

    中央にテーブル/椅子。ポップアップトースターがひとつ。チンと音がするとビックリしたように食パンが顔を出す。

    ※終演後に、焼き上がった食パン、珈琲が振る舞われる。サクッとした食感。

    毎日の情景に埋もれた女。ガラス戸に映る自分の顔、いつのまにか目の前にいる女、同居人らしい。

    初めて会話が始まる。

    「外」、人が歩き、自転車が走り、車が通る。「内」、かつての風景が甦っているらしい。

    自然と自分の人生に重ね合わせる。

    想いだせること、何かきっかけがないと想いだせないこと、同級生?近所のひとたち?

    もはや記憶がそのとおりのことを再現しているのか自信がなくなっている。

    時間と記憶が混ざりながらいつまでも繰り返す。

    年々朽ちる壁の木片、いつか故障する電化製品、いつか現れる出会いより別れが多くなる「時」。なにかのときに想い出すかつての心象だったのだろうか。

    女は手を伸ばし新しい灯りをともす。

    新しく歩み始めるということだろうか。

    豊島晴香さん。文学座研究所「川を渡る夏公演」2017/1。小田尚稔の演劇「是でいいのだ」2016/10、「凡人の言い訳」2017/4、ウンゲツィーファ「自ら慰めて」2018/9。

    吉見茉莉奈さん。3.14ch「大型」2016/8。

    当日制作:中村みなみさん。shelf「班女/弱法師」2013/6。趣向「THE GAME OF POLYAMORY LIFE」2016/1「、趣向ジュニア『大阪、ミナミの高校生』」2016/5、「男子校にはいじめが少ない?」2016/11。円盤に乗る派「上演「正気を保つために」2018/7。


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    2019/04/13 12:32

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