最新の観てきた!クチコミ一覧

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クラカチット

クラカチット

東京演劇アンサンブル

ブレヒトの芝居小屋(東京都)

2019/03/20 (水) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

「ブレヒトの芝居小屋」の最終公演がチャペックとはどういうことだろう。
広渡常敏率いる三期会が東京演劇アンサンブルになって、ブレヒトをやると旗印を鮮明にして東京郊外に自前の小屋を持ったあたりまでは、俳優座衛星劇団の中ではユニークな演劇活動だったが、その小屋での肝心のブレヒトが、旗幟鮮明とはいかず、SCOTのようなメソッドも生み出せず、スターも生まれないと言う事で、今回は地主の意向で小屋をしめる。その残念さが、最後にチャペックをやる、というところにも表れているように思う。
再演でも、何でもいいからせめてブレヒトをやるべきだった。ブレヒトは最近人気がないが、なんといっても二十世紀の分断の時代を東西両陣営で生きた稀有の劇作家である。しっかり取り組めば、何らかの成果はあったはずである。
チャペックはブレヒトに似ていると広渡なら強弁しそうだが、これは百年前の戯曲である。原子爆弾時代を予見していると言うが、ファンタジーの世界で、そこでの寓意が今も生きているとはとても言えない。ブレヒトは戯曲になっているが、これは戯曲風に書いたファンタジーだ。カットしても良さそうなところが沢山ある。俳優は一生懸命だが、今なお、志賀澤子が最も安定して見られるようでは、結局、演技も劇団として確立できなかったということではないか。皮肉なことに、装置と音楽がよく出来ていて舞台を引き締めている。朝日新聞劇評は小屋閉めのようなセンチな時は見境なく甘くなる。これでは劇評ではない。3時間15分。夜十時をかなり過ぎて、武蔵関の田舎道に出てくると寒さが身にしみた。

さよならシンデレラ

さよならシンデレラ

FREE(S)

STUDIO FREE-(S)-TYLE(神奈川県)

2019/03/28 (木) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

スタジオ公演なので役者さんとすごく近いです。しかも職業柄(笑)みなさんの衣装がセクシーで、最初はドキドキしてしまいました。深く考えないで見ていたら笑えてしまいますが、うっかり考えてしまったら結構重いです。リリーさんが年齢を感じさせるダジャレ連発で笑えますが、かっこ良かったです。私ならそっちじゃない方を選ぶのに・・・とるいに言いたかった。でも幸せは自分で決めるもの。みんな幸せになってね。

美女と多重

美女と多重

カラスカ

ブディストホール(東京都)

2019/03/28 (木) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

「美女と多重」という題名に釣られてブディストホールへ。

ノンストップ・ドタバタ・コメディーwithダンス、とでも呼んでおきましょう。
中村裕香里さん演じる夢川苺がニゴ、サンゴ、シゴ、ゴゴの5重人格で、そのうちニゴは国際スパイで某国の国王交代を左右する秘密をつかんですぐに人格が入れ替わってしまい秘密の行方が分からなくなったという想定です。怪しい人物、おかしな人物がどんどん登場して大騒ぎを展開します。主人公の人格交代の周期がだんだん短くなってアホ全開になりますが中村さんは何のためらいもなくはちきれていました(当たり前か)。

私の好きなジャンルではないですが、前説の準劇団員がダメダメで私も会場も大笑いとなりすっかり乗せられてしまいました。その流れで本編も最初から笑いに包まれました。狙ったやったのならあの準劇団員は天才です。私は30分くらいでエネルギー切れでダウンしましたが会場はずっとノリノリでした。当然ながら教訓も豆知識も得るものは何もありません。馬鹿になって笑って来ようという方にのみお勧めします。

私の満足度は星3つですが、主人公の両親が事故死した真相がツボだったので星1つ増やします。

オシャレ紳士の時間泥棒

オシャレ紳士の時間泥棒

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/03/27 (水) ~ 2019/04/07 (日)公演終了

満足度★★★

ダンス8割、ルパンのパロディー2割。ショーパブ?素面で90分は、ちと長い。

他の6人

他の6人

劇団ロクタク

シアター711(東京都)

2019/03/27 (水) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

開場から着席までに受けた精神の凹みを戻せるような作品内容では無かった

「どろろ」

「どろろ」

人形劇団ひとみ座

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2019/03/27 (水) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

ひとみ座は初観劇である。70周年記念で気合いを入れた公演らしい。「どろろ」が新作かどうか知らないが(仮に旧レパでも恐らく原作が流行った大昔のことで人形製作も含め新作に近い再構築に間違いない)、手塚作品の中でもこれは手放しの懐かしさ、買いである。
人形劇でも糸操りは一二度観たが、操り手が登場して体を使う方式は、「芸」として馴染みはあるが「劇」を観た事はなかった。今作「どろろ」は休憩15分を挟んで二時間半である。耐えられるものか心配もしたが全くの杞憂だった。
糸操りでは人形が上下の遠隔操作で独立して見えて来る秀逸さだが、こちらは役者が身を晒して声を出す動きも表情も、他の部位を支える補佐役の入れ替わり立ち替わる様子も、つまり「裏」=技術行使を丸見せしながら人形に魂を込める(より正確には見る側の想像を助ける)。人形の寸法も大きく、小劇場スペースでは十分。立ち演技をする不特定の農民等は面を付けて生顔を隠す。従って実物でないキャラクターに人格を託するアニメ声優的演技に寄る。だから筋立てが重要になる。
宮台慎司が自分にとって演劇即ち人形劇だ、というような事をどこかで言っていたが、リアリズムの彼岸にある様式が伝え得るリアルという事を思う。クナウカの演じ手と喋り手を分離する手法、また通常の演劇の方法の中にも人形劇モデルの効果を計算したものに時折出会っている気がする。
さて「どろろ」は傑作である。これを読んだ小学生時代既に手塚治虫の古典の部類だったが、興奮して読んだ物語が蘇り、深い感動に導かれた。
なぜこの物語の題名は「どろろ」なのだろう(「百鬼丸」ではなく)と素朴に思ったものだが、原作を圧縮したひとみ座の舞台で答えに行き当たった。(というよりコミックを読んだ小学生が漠然と出した答えを思い出させた。それだけ原作を最大限尊重し再現しようとした舞台と言える。)
初のひとみ座体験に少々興奮気味だが、気になっているなら観たが良し。子ども達が大勢客席に見えた事が嬉しい。

桜の森の満開のあとで

桜の森の満開のあとで

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/03/21 (木) ~ 2019/03/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

臨場感があるゼミは見応えがありました。

ネタバレBOX

ゼミで使用するテキストが手元にあるのはいいですよね。とてもわかりやすいです。キャラが濃く、個性のある学生がそれぞれの持ち味が出ていたなあと感じました。強、強、弱、強、弱・・といった感じで、熱のこもったセリフのバトルというよりも、切なさも時折感じる展開に、いっそうの面白さがありました。いろんなタイプの学生がいて、教授がいて、バランスがとれていて、とてもひきつけれたのです。
桜の森の満開のあとで

桜の森の満開のあとで

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/03/21 (木) ~ 2019/03/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

3年前よりさらに面白く感じた
これはきっと自分が議論を経験してきたことや
観劇経験を積んで、当時よりも舞台の見かたが上達した事が要因だと思う
役者や制作側だけじゃなくて、観客も成長することにより作品を面白くできる
この歳になっても成長をしていける、それが嬉しかった
考え方ではなくて立ち位置だと
自分は「門前」の様な形で議論するタイプなので
作品を見ながらずっと、今の重心はどこだろうとか
議論の筋はどうするか、反論はできるかなど
完全に会議に参加しながら考え見てて
それがとても楽しかった
この作品は本質を常に求めさせる踊り場

キャンパーズ シークレット

キャンパーズ シークレット

Oi-SCALE

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2019/03/19 (火) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

満足度★★

枯れ葉の敷き詰められた開場、そこはまさにキャンプ場で
舞台美術さんと照明さんは凄い良い仕事してた
キャンプが本当にスキなんだろうなとわかるくらい、キャンプのやり取り部分は面白かった
しかし、その後の物語部分になると途端に粗や設定の無理が出てきて
まるで別の作品のような酷さだった
とくに作品で語りたいことを前説と中説で延々と語っており
自覚もしているようだが、作品で語り得ることは作品で語らないと
こっちは説教を聞きに来ているわけじゃない
作品から受け取るメッセージは作品やそこに登場する人物、台詞から観客がちゃんと自分なりに解釈して自分のものとして持って帰る

そもそも石段の先に大霊界があるのが

そもそも石段の先に大霊界があるのが

Rebel Group

シアターブラッツ(東京都)

2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

こういう界隈の作品で失敗しがちな要素を逆手にとって上手くまとめきった秀作
とにかくカッコつけずに変に色気を出さずにベタな笑いで統一しきった作・演の手腕が凄いなと
誰かが目立つんじゃなくてチームとして作り上げてて良かった

降っただけで雨

降っただけで雨

埋れ木

シアター711(東京都)

2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

両バージョン観劇
いやこれは面白い。皆にも見てもらいたい好きな作品
論理的でありつつ全てを言い切らない会話や具象物に溢れたセットという
いつもの埋れ木であり、今回はウレロとかフルハウスのようなシットコム的雰囲気を感じた
これは特に高村さんのキャラが大きいのかなと
シットコム的に感じたのは話の中での対立軸がはっきりしている所が大きくて
特に大久保の存在はちょっとテンプレ気味では有るけど
それぞれに何かを考えさせる役割で
理屈や屁理屈を聞いているうちに、じゃあ自分はどうなんだとなる
シリーズ物として見てみたい

宴もたけなわ。【当日券あり〼】

宴もたけなわ。【当日券あり〼】

ひとりぼっちのみんな

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ちょっとしたワードとか小ネタとかシーンとか全部ツボでずっと笑ってた
そういえば劇中での歌が上手い、音楽が上手ってのが重要で
それら演劇な部分がしっかりとしているから自由さを持った部分が楽しくなる
作・演の伊藤さんが自傷じゃなく他殺を始めた作品

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2019/03/20 (水) ~ 2019/03/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

とにかく贅沢で良い作品だった
人が人に出会うということを考えさせられた
そして笑った そして泣いた
一人一役という意味が非常に重い
生きているだけで目の前を色々なものが通り過ぎていく
生きれば生きるほど
通り過ぎたら振り返ることしかできない嗚呼

FIRE LIGHT

FIRE LIGHT

たすいち

劇場MOMO(東京都)

2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

DVDで初演は見ていたけど大部分忘れていて
舞台上の煙や幻とともに徐々に僕も思い出して頭に現れて
でもその姿は覚えていたものとは違う新しい作品で
過去を見たんじゃなくて 僕が見たいと思う楽しいものが現れて
消失と喪失を受け入れた物語は僕の心に火をつける

山の中、みたらし

山の中、みたらし

おにぎり、ください

RAFT(東京都)

2019/03/16 (土) ~ 2019/03/18 (月)公演終了

満足度★★★★

フジタさんと窪寺さんの共作だけに何が出てくるのかわからない中で
そう来たか!なるほどね!と
伏線もワードも小さな小屋いっぱいに膨らんで満ちて
そんな風船の中で何かが割れるのを待っているような作品だった

ハルサメ

ハルサメ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2019/03/14 (木) ~ 2019/03/18 (月)公演終了

満足度★★★★

頓珍漢や素っ頓狂を優しく醸造したような
いとをかしさがじわじわと続く75分
おかしな言動や行動が散らかされずにきちっと掛け合って収まるからこその面白さ
この面白さが2000円ってコスパ最強なんじゃないかと
仕事疲れの週末にぴったりな作品

その町

その町

コヒツジズ

OFF OFFシアター(東京都)

2019/03/13 (水) ~ 2019/03/17 (日)公演終了

満足度★★★

立体映画館さんの音楽とか音が今年の最優秀音響効果候補になる出来
作品は笑わせにきてる部分はあまりハマらなかった
90年代のお笑いセンスなのが設定を考えてわざとだったら逆に凄いなと
サトモリさんのお芝居部分はとても良くて、このテイストで75分くらいやってほしかった

「ギラギラBOXと東京」

「ギラギラBOXと東京」

やまだのむら

イズモギャラリー(東京都)

2019/03/09 (土) ~ 2019/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★

可笑しくておかしい短編2本
振り回される野村さん、どこか仮面みを感じる野村さん
肉体性と身体性の演者たる山田さん
それぞれの持ち味が存分に活かされていた
特に「東京」が好みで
引くか押すかで山も谷も切れるかも変わってくる、ノコギリみたいな人との関係

AMERICA

AMERICA

大統領師匠

シアターシャイン(東京都)

2019/03/06 (水) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度★★★

電夏の道井さんの前説がピークになってしまっていたかな、、、
作品はクラシックなテーマとスタイルに後味を足したコメディ集
題材やネタの構成は使い古されたものが多く、それに役者が味付けをする感じで肩肘張らずにニヤニヤくすくす笑えた
終盤に転調するような作品が良い味を出していたのでこのスタイルを中心にしてほしいなと
こうなるんだろうなというのがそのままそうなってしまう感じがちょっとあった

あいちゃんはイデオロギーの戦士

あいちゃんはイデオロギーの戦士

南京豆NAMENAME

王子スタジオ1(東京都)

2019/02/28 (木) ~ 2019/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは良い面白さだった
世代も生き方も心持ちも中途半端な、身近なやるせなさなんだけど、見せ方はちょとぶっ飛ばし気味で
広祐さんと河村さんのテンポの良い掛け合いが心地よく、イミフな場面も笑えた
スタジオじゃなくて劇場で観たいと思った
面白いからこそ観客としては欲張ってしまう
劇中の情報があえて省かれてるので、様々な裏を匂わされつつ観客は想像して飲み込むのだけど、それを舞台上に反映できるだけの劇場の受け口が欲しくなる
マッシュアップしてもっと皆に見てもらいたい作品

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