満足度★★★★
「美女と多重」という題名に釣られてブディストホールへ。
ノンストップ・ドタバタ・コメディーwithダンス、とでも呼んでおきましょう。
中村裕香里さん演じる夢川苺がニゴ、サンゴ、シゴ、ゴゴの5重人格で、そのうちニゴは国際スパイで某国の国王交代を左右する秘密をつかんですぐに人格が入れ替わってしまい秘密の行方が分からなくなったという想定です。怪しい人物、おかしな人物がどんどん登場して大騒ぎを展開します。主人公の人格交代の周期がだんだん短くなってアホ全開になりますが中村さんは何のためらいもなくはちきれていました(当たり前か)。
私の好きなジャンルではないですが、前説の準劇団員がダメダメで私も会場も大笑いとなりすっかり乗せられてしまいました。その流れで本編も最初から笑いに包まれました。狙ったやったのならあの準劇団員は天才です。私は30分くらいでエネルギー切れでダウンしましたが会場はずっとノリノリでした。当然ながら教訓も豆知識も得るものは何もありません。馬鹿になって笑って来ようという方にのみお勧めします。
私の満足度は星3つですが、主人公の両親が事故死した真相がツボだったので星1つ増やします。