
桜歌
ラビット番長
演劇制作体V-NETアトリエ【柴崎道場】(東京都)
2019/04/05 (金) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/04/06 (土) 13:00
今年もこの作品を上演して頂いたことを嬉しく思います。
アトリエ公演という制約もありながら、やっぱりその枠を超える空間でした。
自分で選択できる何かに必死になることができて、
自分さえ諦めなければ、可能性がいくらでもあるという、
その尊さを改めて思い起こさせて頂いて、
そんな感情も、演技であって演技ではないというある種のリアルさがないと
伝わらないものだと思うのですが、しっかりと伝わりました。
あの時代に生きた人たちが、願っても、努力しても叶えられなかった
それぞれ守りたくて、でも、守れなかった想い。
これから羽ばたいていくであろう若い方たちの熱演も含め、
昔に生きた人たちの想いをしっかりと伝えて頂いたと思います。

劇団水色革命 『離婚しないで』
劇団水色革命
theater新宿スターフィールド(東京都)
2019/04/04 (木) ~ 2019/04/07 (日)公演終了

コマギレ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
グリーンフェスタ2019 BASE THEATER賞受賞作品。
この劇団の魅力、笑わせ泣かせるという人間の感情を揺さぶるのが上手い。将棋の世界を描いた過去の作品群とは少し趣が異なる。今まではプロ将棋の世界=男中心であったが、本作は女性棋士とその師匠対決がクライマックス。また今までは将棋の世界、その勝負の厳しさを中心に描いており社会性も垣間見えたが、本作では人間性に力点を置いたように思える。
物語は劇場規模、舞台美術と相俟って分かり易く、人情味豊かに描かれた秀作。
(上演時間2時間)【Bチーム】

1つの部屋のいくつかの生活
オフィス上の空
吉祥寺シアター(東京都)
2019/04/06 (土) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★
このようなイベントで6つも集中的に観ると自分の好みが分かってくる。私的には「鵺的」が大収穫だった。以下では各演目について簡単に感想を述べるがネタバレを最小限にしたため意味不明なところがあるのはご容赦。全体の満足度は星4つ
満足度ランキング
1. 鵺的『修羅』
実家に集まった4人姉妹とその夫たち、そして彼らの浮気相手。離婚を迫る姉妹に夫たちの勝手な言い分が振り切っていて素晴らしい。姉妹も冷徹で容赦ない長女をはじめ一歩も引かない。4組の夫婦の中に2人も売れない役者がいるという設定で、2倍の自虐で笑わせてくれる。
2. アガリスクエンターテイメント『エクストリーム・シチュエーションコメディ(kcal)』
某作家の某作品「20代の娘の結婚相手が70歳の老人で、いろいろ皆が勘違いするコメディー」を演じながら、役者が消費カロリーを競うゲームというメタな仕立てになっている、実際に観て楽しんでいただくしかないが、色々と面白い試みはあるものだねえと感心した。
3. mizhen『小町花伝』
「小町」と呼ばれる美少女が歌手になるが売れずにホームレスになって最後は…というお話。それを演出の力や役者の力など劇団の持てる力を総動員して変化にとんだ演劇に仕立てている。
4. シンクロ少女『メグ The Monster』
若く輝いて愛し合っていた二人が時が経って外見もすっかり変わり離婚してしまうというお話。そんな単純な話を演出の力で味わいあるものにしている。変わりっぷりのえげつなさが見もの。秋本さんがもっと若く見えれば良かったのだが。
5. Straw&Berry『サイケデリック』
仲間が集まるオープニング、妙に生々しい生活感のあるゆったりとした演技。年齢を重ねて変わって行く彼らの姿を特にストーリーもなく何枚かの絵のように描いて行く。こういう「静かな演劇」は残念ながら私の好みではない。ただし、波多野伶奈さんの純情可憐さにはやられた。あのじりじりとした時間は瞬間冷凍して保存しておきたいくらいだ。
6. かわいいコンビニ店員飯田さん『我がために夜は明けぬ』
畳敷きの和室を宇宙船の内部と見立てたために脳内変換が大変であった。お話自身も何だかよく分からないままに終わってしまった。

劇団水色革命 『離婚しないで』
劇団水色革命
theater新宿スターフィールド(東京都)
2019/04/04 (木) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
一生懸命さが伝わる、熱量ある舞台でした。ストーリーは、意外性がありましたが、やや唐突だったり無理矢理な所もあるかな・・と。女子プロレスラーが4人出演していたので、ファン向けの舞台という感はありましたが、昔は試合を観に行っていた女子プロ好きの私としては楽しめました!

ト音
劇団5454
赤坂RED/THEATER(東京都)
2019/03/27 (水) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
最初は3公演だけ観ようと思ってましたが、気付いたら8公演観ていました。
どのキャラクターも個性が強く、とても楽しい作品であると共に、最後にはとても感動してしまいました。
またこの作品を観られる機会が欲しいと思っております。

ハイライト
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/04/03 (水) ~ 2019/04/08 (月)公演終了

SHOOTING PAIN
ピヨピヨレボリューション
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/04/05 (金) ~ 2019/04/16 (火)公演終了
満足度★★★★★
RIPEチーム感想
ピヨレボ 常連さんで構成された
大人のチーム 期待以上の笑いと感動がありました。安理さんのはじけた
演技も凄く面白かったです。
あずまこの息のあった掛け合いも良かったです。最後のクライマックスは、FRESHから見ているにもかかわらずに、FRESH以上に涙腺が緩んできました。中と千穐楽と観劇するので、ブラッシュアップした。
RIPEのSHOOTINGPAIN 楽しみにしています。

SHOOTING PAIN
ピヨピヨレボリューション
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/04/05 (金) ~ 2019/04/16 (火)公演終了
満足度★★★★★
FRESHチーム感想
ピヨレボ 初のメンバー多数で
構成された。若手のチーム
新鮮な感じだけど、作り込まれていて、実力派の若手で構成されていて、RIPEに負けないくらい良かったです。2人のマツリも良かった。
マジメイトさんの小山田さんのはじけた役作りも面白かったです。
朝倉役の清水さんもなんか魅力を感じました。別の演技も見てみたいです。

劇団水色革命 『離婚しないで』
劇団水色革命
theater新宿スターフィールド(東京都)
2019/04/04 (木) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★
女子プロレスのファンの方たちも多かったようで、その意味では盛り上がっていたが、全てにおいて「もうひとつ」といった感がぬぐえない。
作品も、演出も、雰囲気にだけ流されているところもあれば、あまりにリアリティの乏しいところもあり、もうひとつ。
演技に至っては、一生懸命なことは伝わったが、浅すぎる。
ブラッシュアップと書いておられた方もあったが、もっとちゃんとした演技の勉強をしては如何だろう。
同じところでとどまっていては、プロレスファンに支えられているだけで終わってしまう。
熱意を感じるだけに、敢えて厳しいことを書かせて頂いた。

春雷
劇団ミネット
STAGE+PLUS(大阪府)
2019/04/06 (土) ~ 2019/04/07 (日)公演終了

クラッシャー女中
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2019/03/22 (金) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★
芝居としては散文的な印象。
ラストも賛否分かれるだろうな。
その中で趣里は圧倒的な存在感を見せた。
趣里を見ているだけで価値はある。

坂の上の家
SAF+
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/04/05 (金) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
何気ない日常に滲む過去の出来事、普通生活の中にある物語が良く描かれていた。あえていうならセット替えがないにもかかわらず暗転が長い。毎日というより何年か経過したような長さを感じた。ここだけがとても違和感だった。

舞台「桃源郷ラビリンス」
舞台「桃源郷ラビリンス」製作委員会
なかのZERO(東京都)
2019/04/04 (木) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★
演出の頑張りは良くわかるが“ここまでやるなら”と思わされる場が多かったのが残念!出演者の熱演は良かったが、すとーりーとしてはいまひとつ盛り上がりが足りなかった。

コーカサスの白墨の輪
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2019/04/03 (水) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
昨年の「記憶の通り路」以来、早くも「風」二度目の観劇の機会となった。演出はどちらも若手新鋭の江原早哉香だったが(今回カーテンコールで初めて目にした)、俳優の力量、持ち味は今回の舞台で見えた。中々面白い集団。ブレヒト作品の古典を、恐らく今回新演出かと思われるが正確な所は判らない。大小の人形を使い、飽きさせない演出だったが、「コーカサス・・」というブレヒトが書いた物語を飲み込み易く舞台上に再現させてくれたという印象。微妙~な存在であるアツダクの欲まみれかつ人間的な裁きに表わされるブレヒト的諧謔というか皮肉というか、清濁併せ呑んだ人間観、社会観が流れていて面白おかしい。人物を突き放した筆致に甘え気楽に見ていられるにも関わらず、鋭く突きつけるものがある。
休憩挟んで3時間近い舞台だが全く疲れなかった。(単に体調の問題かもだが)

ミュージカル『はだしのゲン』
Pカンパニー
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2019/04/03 (水) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
小型ミュージカルが取るある様式にはめ込まれた舞台、最初は不自由に感じる。ある意味これは異化効果だらけの舞台ではないか・・・と。巨大な史実を前に「必死さ」の向けどころを俳優は探しているようでもあり、身体がリズミカルに元気に動くので窮乏感も疲弊感も出ない、とか。シンセで作ったいささか安っぽい音の音楽も含めて、役者の演技もリアリズムからは遠い「形」(悲しみや怒りは表現されるが表象・記号として作っているように見える)。画素数が高いのがリアリズム追及の方向だとすれば、これは思い切り低く設定したデザインという感じ。歌は真摯に歌われるが先述したようにシンセ音が「なんちゃって感」を出してるし。
だが仮そめの作り物だと割り切った形式の中に、胸をつくような印象的な場面が挟まれ、そこがえらく映像記憶に残る。
「はだしのゲン」の印象的な場面がなぞられていたが、ゲンの死んだ弟信二そっくりの隆太との場面など、漫画のニュアンスがうまく出ている。最も印象に残るエピソードの一つが、お金につられてゲンらが連れられた屋敷の一室に寝起きする蛆の湧いた体をもてあます元画家志望の男がゲンらに会って絶望の中にも元気を取り戻す話。そこで手にしたお金を持って急ぎ病気の妹にミルクを買って帰るのだが、被爆直後の惨状の中で唯一ゲンの心を温くした新たな命は今しがた奪われていた。原作にあったか記憶にないが、戦後「勝者」側となった朝鮮人である親切だった隣の朴さんと、日本兵となった朝鮮人が町で出会い、朝鮮民謡風の望郷の歌を切々と歌う。これらの場面は少なからず揺さぶるものがあった。
装置は場面ごとの持ち込みで、床は緩い傾斜で矢板を僅かな隙間を置いて縦に敷き、下からの照明を効果的に使っていた。

パラドックス定数第45項 「Das Orchester」
パラドックス定数
シアター風姿花伝(東京都)
2019/03/19 (火) ~ 2019/03/31 (日)公演終了
満足度★★★★
上演履歴に見当たらず、企画の〆は新作?と乗り気でいたらもっと若気の作品という。それはそれで興味が湧く。
パンフjに「参考図書」としてフルトヴェングラー関連書の題名が見えた。二十世紀(前半)の最も著名な指揮者とだけ耳にしていたが、ナチスとのエピソードがあったと観ながら思い出した。史実が題材でもドラマ進行のポイントとなっているエピソードが史実をなぞっているかは不明。指揮者の名も呼ばれず、宣伝相とあってゲッペルスと書かれていないので相当程度フィクションが混じるとも窺えるが、楽団へのナチスの真綿で締めるような介入がうまく描けている。実際に宣伝相本人までが出張って言葉を交わしたかは疑わしいが。
オーケストラを描くのに演奏場面を出すかどうかは判断の分れ目になりそうだが、演奏どころか楽器を取り出す事もない(チェロなどは布でくるんだ中身は間違いなくフェイク)この舞台には違和感も不足感も覚えず、音楽と芸術について真正面から語った作品になっていた。
冒頭、袖で演奏を聴く指揮者の秘書、少し離れて鉤十字の腕章が見える制服姿。流れる演奏は古い音質からして恐らくフルトヴェングラー指揮の実際の音源で(クリアな音より余程いい)、緊張感が漂う。芸術を権力に利用し統制下に置こうとする力と、それに抗う音楽家(たち)、という単純図式でない配置もうまい。
戯曲中の出色は、良心的な存在として登場するチェリストに作者は「私は演奏が出来さえすればいい」と言わせる。だが彼の態度に「演奏すること」が即ち自分の良心に従う事である、という哲学が立ち上っている。これまで観た野木作品の中で、この最も若い時代の作品が最も老成し深みを感じさせた。
高名な指揮者が率いる楽団ながら、三分の一のユダヤ人演奏家が在籍するという状況が徐々に、やがてはっきりと桎梏となっていく。ある演奏会の開演間際にナチスが旗の掲揚を要求し、飲まざるを得なかった事に始まり、「敗北」を喫していく暗鬱の中、「私たちは演奏をしよう」と誰かが言う。この取り立てて何の飾りもない台詞に、虚を突かれた客は多かったろう。芸術を志す者たちへの敬意と静かな声援がひたひたと会場を浸すような感覚が作られた。「演奏をする」とは何か・・音楽家にとっての日常だろうか、それとも特別な何かであり、特別を担う者が芸術家であるのか・・。いずれにせよ「演奏をする」ただそれだけが希望であるような瞬間を作り得たことが、この作品の価値だ。
(劇団websiteによれば)初期作品の中には女性が登場する戯曲もまだあったが、やがて男一色の作品ばかりになったようである。本作は紅一点だが(演奏家に女性性を感じる部分もあってか一人という感じもしなかったが)、ドラマに丸みと膨らみを与えていた。

薄い書を捨てよ、町へでよう
男肉 du Soleil
DAIHATSU 心斎橋角座(大阪府)
2019/04/12 (金) ~ 2019/04/13 (土)公演終了

投げられやすい石
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

ハイライト
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/04/03 (水) ~ 2019/04/08 (月)公演終了
満足度★★★★
人だらけなのに人気のない街。 タワーの灯はもはや のぼり ではない。 太郎さん、ありがとう、ご苦労様でした。 やらずにさせてばかりで ごめんなさい。 空しさを感じたら、また走り出せるかも知れません。