最新の観てきた!クチコミ一覧

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らぶゆ

らぶゆ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2019/06/02 (日) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

刑務所で一緒だった4人が、出所して、ひょんなことから田舎の一軒家で共同生活を始める。元ヤクの売人、泥棒、離婚して娘とやってきた詐欺師など、それぞれが軽くはない過去を背負っている。優しくも保身的な村の住人との交流の中、思いがけない波風が次々起きる…
作・演出の上、出演もする桑原裕子の「フィリピン花嫁」の怪演が圧巻。大いに笑わせられた。松金よね子の真面目なユーモアもいい。中村中のことは知らずに見て、普通の女優がトランスジェンダー役をやっているのだと思った。彼女もジェンダーの狭間の存在を好演していた。

ネタバレBOX

見てきた友人は口々に「よかった!」というので、私の見方が悪いのかもしれないが、いくつか物足りないところが残った。なんといっても4人の元受刑者それぞれの事情を描くので、ひとりひとりの掘り下げが不足したと思う。

それぞれは重いドラマなのだが、大きな衝突によるピークはない。そういうヤマとしては、東日本大震災のなかでの、みのすけが松金よね子に自分の過去を告白する場面が一番だろう。それでも、その場は言いっぱなしで終わって、最後はなぜか仲直り気味で幕になる。この舞台が好評なのは、観客が想像力で、舞台で描かれている以上の人物の内面のドラマ、葛藤を味わうからなのだろう。そういう作り方もあるのはわかるので、これは好みの問題でもある。

そのほかにも「5人の元受刑者」と書いている人もいるように、実は刑務所仲間は5人。しかし共同生活はひとり来ないので4人。この回想シーンでしか現れない一番若いコッペ(置田浩紳)はどうなったのか。それが放置されているのも気になった。
もっと言えば、刑務所にいたことを隠したい人間が、ムショ仲間と一緒に暮らすというのは根本的矛盾。その飛躍がなぜ起きたのかも私にはすんなりこなかった。大きな不幸を背負った人間が、ユートピアを目指すというお話なので、あまり杓子定規に考えるべきではないのだろう。
らぶゆ

らぶゆ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2019/06/02 (日) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/03 (月)

KAKUTA初観劇。それぞれの心情を丁寧に書いているのでそれが分かり易くもありちょっと長く感じたりもあり。でもゾクゾクしました。人間って。。。

化粧二題

化粧二題

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/06/03 (月) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

19年前の初演以来の観劇。内野聖陽の男座長が素晴らしかった。声色、間合い、ユーモア、動き。裸一貫から座長になった誇りと意地、母に捨てられた悲しみと思慕の、相反する思いを見事に表現していた。

女座長の有森也実は線が細い印象だったが、別れた我が子への思いがこみ上げるところはさすがで。、引き込まれた。

ONとOFFのセレナーデ

ONとOFFのセレナーデ

ことのはbox

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

20年前ぐらいの戯曲らしいですが現在にも通じるところがあり終盤に涙しました

あの鐘を鳴らすのはあなた

あの鐘を鳴らすのはあなた

Pave the Way

萬劇場(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

劇団「あの鐘」の公演後の後日談といった物語。その物語は、タイトルの情緒的な印象とは違いコメディであるが、何を伝えたいのか、どのように観せるかが上手く伝わらないのが残念なところ。
(上演時間1時間45分)

ネタバレBOX

舞台は、冒頭は劇団「あの鐘」公演の打ち上げのため、居酒屋で宴会が始まる場面。暗転後はそれから3カ月経った劇団の稽古場である。主人公の古町キョウヤ(崎嶋勇人サン)が劇団公演後にこのままではダメだという強い危機感を抱く。何を根拠に何が不足しているのか曖昧なまま、劇団員それぞれが考えてみることになった。

3か月後、次回公演に向けて集まったが何か様子がおかしい。まず脚本家が台本を書けない、制作サイドの宣伝活動にやる気が見られない等々。そのうち劇団を解散してはという話の流れ、この際、劇団員が思っていることを吐露していく。実はヤクザの娘、SM倶楽部でバイトしている、劇団の金を使い込んでいる等、赤裸々な話や不始末が露呈する。何となく内輪話のような気もするが、そこに居る人の性癖・性悪な面を見せることによって劇団内の不協和音を浮き彫りにする。身近な題材であるが現実味がなく、距離を置いた描き方になっているため”笑い”が醒めているようだ。

物語は稽古場に集まった一夜を中心に展開するが、ラストシーンを除けば、ほとんどが大声というか怒鳴り声に近い話し方である。そのため一本調子になり、メリハリが欠けたように感じる。
また、キョウヤは3カ月前...つまり公演打ち上げ後に交通事故死をしており、この稽古場に居るのは幽霊である。その幽霊が、他の生者の動線を気にするような動きをしており不自然に思える。

冒頭、キョウヤが力説していた”このままではダメだ”という思いは、この公演そのものを暗示している、そんなブラックな感想を持ってしまう。公演のテーマは何か、それをどう観せたかったのかが伝わらない。折角、稽古場に集まった団員の話をするのであれば、冷静な人間観察を通して劇団内の人間関係に観る狂気・狂喜・驚喜を巧みに駆り立てた(喜劇でも悲劇)作品に…ぜひ”鐘を鳴らして”ほしい。
次回公演を楽しみにしております。
カケコミウッタエ

カケコミウッタエ

日本のラジオ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2019/05/25 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

日本のラジオ観劇も何気に回を重ねる中、間口の広いステージで観る新鮮さがあった。そして舞台のユニークな使われ方も印象的ではあったが、印象としての最大は屋代氏による翻案、原作『駈込み訴え』との絶妙な距離のとり方だろうか。文句を先に言えば、名瀬役の俳優の台詞が早口と標準語でない抑揚で聞き取れず、指定を誤っている(狭い劇場なら反響なく耳に届くだろう速度だったが)。そのせいばかりでないにせよ度々睡魔に襲われた、その上での以下感想。
原作の一人称の語り手(ユダ)に重なる粕井(フジタタイセイ)と、イエスに重なる名瀬(宝保里実)の構図の捉え方が面白い。特にイエス側からの(時間を超越して未来から語るような)応答が、ユダの屈折した感情が一方的に生れたのでなく関係の相互作用があった、という視点を示すところ(もちろんフィクションではあるが)。
「健康道場」なる宗教チックなサークルのような団体を設定し、そのメンバー数名(ひやかし会員含む)や共通の知人(独特なキャラを持つ兄弟)が交わす会話によって、健康道場やメンバーについての情報、またそれを通して人間の依存性や、宗教的側面や抗えない心情などメインテーマにどこか繋がるような視点を掘り起こす。そしてそこここにキリスト教のモチーフが鏤められている。
ちなみに健康道場は自然(の意思)という意味に近い「おひかりさま」なる存在をキーワードに、メンバーが話をしてそれを皆が聴くという儀式のようなピアカウンセリングのような時間を共有する、言わばサークル(信者を狭い教義に閉じ込めて搾取し団体勢力拡大を目指す新興宗教とは一線を画しあくまで「よい生き方」を目指す単純で純粋な団体という設定になっている)。
イエスに重なる名瀬は団体のリーダーでも多大な支持を集める存在でもないが、ユダである粕井は名瀬の天真爛漫さ、自由さを心中嫉妬を伴う感情で見ている。形象的には名瀬はアスペルガーや精神障害を想像させ、一見突飛だが何処か芯を穿った言動を行なう「天才肌」(見方によれば役立たずと一蹴されかねない)。その名瀬に作者は、健康道場での「話」はそれらしくアレンジした創作で、毎回メンバーを納得させる話を捻り出そうと努力した、との台詞を言わせる。だが頷くメンバーの中で粕井だけは違う反応をするのを「気にしていた」、とも語らせる。さらに名瀬は、自然を志向する健康道場で重んじられ発揮されるメンバーらの素直さを、粕井は「憎んでいるようだった」と言い、ユダなる粕井の人物像を捉えていた事を仄めかす。
終わってみれば、宗教や聖書や運動を揶揄するスパイスを時折まぶしつつ、自由な名瀬と些事に捕われる凡人粕井の構図をあぶり出し、互いに認識しあっていたというドラマ性によって溜飲を下げる中々上出来な作品に思えた。が、記憶は歯抜け状態。買って来た台本を読み直してみる事にする。

ネタバレBOX

台本を読んでみたらやはり見落しは多々あり、概ね雰囲気は掴んでいたようだが若干印象は変った。場面と場面(見落し箇所含め)の繋がり(因果関係)が普通にあり、思ったほど晦渋さはなかった。
一点、聖書の文言(を想起させる台詞)の挿入が唐突で、概ね巧く嵌ってるがいまいち効いてない箇所も。ただ全体として太宰の原作の要素を、フィクション性を下敷きに現代の卑近なケースに落し込む作業が成功しているように見えた。エピソードを補完するその他の人物も、しっかりフレームに収まっている雰囲気で。。
原作のフィクション部分とは、パン5つと魚2匹で何千人の腹を満たした有名な逸話がユダの奔走のお陰である事や、彼のそうした献身がイエスへの個人的な思慕からであった事など。愛が転じて憎さ百倍、命を引き渡すことになったという訳だが、このイエスとユダの関係に終始する原作に加え、周辺事情をこの芝居ではドラマに織り込んでいる。
「健康道場」に通う現代の「弱き人々」のハズい姿をイエスの弟子たちに重ねたり、名瀬が新団体を作った影響か、寂れた健康道場のリーダーをイエスに先行して福音を説いたヨハネに重ねたり(これは如何にも現代に引き付けた翻案だが)、ひやかし入会女やその妹(マリヤとマルタは唯一イエスの近親者で名が記される女性)や、名瀬のいとこだという田臥兄妹の無教育ながら筋を通す無手勝な存在が、イエスに従っただろう「弱き人々」の人物像をどこかなぞっていて、群像に見えて来る。

聖書の当時、人を日常から離脱させる契機は厳しい社会状況と終末観にあり、「今まさにメシヤが来る」と終末を叫ぶヨハネから、「私が神だ」と説くイエスへのバトンは「人々を導く」上で不可分だったのではないか。人が腰を上げるための終末論(という言い方を敢えてするが)が、何のためであったか、現代から客観的に見れば明白。ローマの一定程度緩い支配の下で固着したシステム・・律法学者という支配階級がユダヤ教を背景に「正統性」を手にし、聖書的正しさを「説く」側に常に立って自らを批判の的となる事を交わすことのできる仕組みそのもの・・の欺瞞を暴き、人を苦しめている支配構造を壊すこと。ズバズバと言葉で暴き立てたイエスは最後に殺された。
今日本も「壊すべき」構造を前にしているが、どこから手をつけて良いのやら皆が手をこまねいている。でもって現状肯定することで平静を保っているがそこに無理があるから逆に公然と批判を行なう人間を敵視する・・ここまで来れば支配構造もなかなか堅固なわけだが、芝居の方はこの現代がステージだ。
「終りなき日常」を低年齢で悟ってしまう現代とは、「終末観を奪われた時代」と言えはしないか。もちろんバーチャルなレベル(映画、ゲームその他)では終末観が持て囃されるが現実は別という事になっている(というか別の現実の捉え方もあるよね~的にごまかすツールを多々与えられている)。従って、その反動として終末観の極致へ走ったオウム的な動きが生じたのも自然な事ではある。さて芝居での団体リーダー・茅場は変えようのない社会の片隅で、心を整え生き易さを見出そうという事をやっているが、まことに「意識を変えること」の総和が世の中を変える、これは紛う方なき事実。要は、どの方向に皆がほぼ一致して変わるのが良いか・・言論の戦いのそこが要となっている以上、「団体」なるものも意図するしないにかかわらず自ずと言論闘争、団体単位では勢力争いの土俵に乗ってしまっているという事がある。本来的には、より勝る主張が人々を感化し得るのだから多くの人々の意識の変革によって社会が変わる・・そのための言論であるという公式が成り立つはずだが、現代日本の場合、まず「変わらない」という事実があり、その上でやはり主張を行なおうと思う・・すると自らの主張に賛同を得ることは嬉しく減ることは寂しい、という感情の問題が持ち上がる。嫉妬が起きる。魅力的な言論・勝利に近そうな言論、ないしは集団に人は集まり女性も集まり、男はそこで良い地位を占めたいと欲する・・。そこでリーダーと成員の感情のもつれが(この話のように)生じたりもする。
だがこれは本来の目的であった物理的な変革が、脇にやられた結果である。変わらない現実を半ば知りながら、「勢力図」だけを意識し、せいぜい団体を引っ張るだけが目的化してしまった時、連合赤軍事件のようなものが起きる。事件にならないそうした現象は社会の成員全ての回りで起きている。
勢力図や「敵を倒したい」欲求などとは離れた次元で、正論は何かを見極めたい「動機」を持つにはどうすれば良いのだろうか、、。
本当の悲惨を直視するしかない、というのが私の現在の結論なのであるが。しかし自分を省みても意識の改革などというものを他人に期待する程虚しいものはない、位に考えておくのが丁度良いとは思っている。それでもおかしいものはおかしいと、言える勇気を常に問われている自覚は持ち続けていたいものだ。(一体何の話だ)
止むに止まれず!

止むに止まれず!

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/10 (月)公演終了

満足度★★★

展開からすれば、もっとドカンと爆笑になってもいいような話なのに、やっぱりコメディは難しいですね。何人かの掻き回し役も、憎めないキャラであってほしいのが、だんだん蹴飛ばしたくなってくるような、腹立たしくなってくるキャラだったりして。クチコミによれば、普段はシリアスな舞台が多いそうなので、この劇団のテイストなのかとも思ったものの、それもちょっとなあ。

ネタバレBOX

悦子さんが一番観ていて安心できたのですが、この役は日替わりゲストなのですね。
玉響ノイズ〜空蝉に、風光る〜

玉響ノイズ〜空蝉に、風光る〜

えび

シアター風姿花伝(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

チケプレで初観劇しましたが、『一瞬の』物語…というよりは、110分、悪い夢を延々見せられたような印象。

ひまわりの見た夢

ひまわりの見た夢

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

家族なんだから大丈夫・・・じゃないんですね。家族同士だと照れがあったりして伝えられなかったり、言わなくてもわかっているはずと思ってしまったり。本当の気持ちを伝えていたらと思うと悲しくなりました。

なんてったって

なんてったって

青春事情

OFF・OFFシアター(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

アラフォーのアイドルを応援する方も一緒に歳をとっていくわけで、やはり同じ時間を一緒に走ったと言う気持ちが強いのでしょう。
昨日見たTHE CONVOYのみなさんは60歳近いのに元気に踊っていらっしゃいました!

らぶゆ

らぶゆ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2019/06/02 (日) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

根っからの悪人ではないのに悪事に身を染めてしまった人たちが、その後生きていくのは大変なのでした。
開演前の注意事項などを告げるアナウンスが??と言う感じでしたが、開演するとなるほどでした。

ブランデー!恋を語ろう

ブランデー!恋を語ろう

動物電気

駅前劇場(東京都)

2019/06/01 (土) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

動物電気さんの公演は10年近く、ほぼほぼ拝見していますが、当時から既に独自の笑いのツボを体得されており、それが積み重なった面白さはもう鉄板の領域。
初めて観た時の衝撃は今となってはお約束、それでも得られる新鮮味と満足感はホント大したものだなぁと今回もつくづく実感。

あらすじは、高校&カラオケ教室のダブル教師夫婦に降りかかる受難の数々・・・とでも言えば良いのか・・・テーマは中年男女の恋愛です(笑)
今回は女性陣も大奮闘。
客演・新人さんも加わって増々賑やかでした。

大暴力

大暴力

匿名劇壇

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2019/06/07 (金) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

場面転換や照明など、見せ方がカッコイイ!

境目があるような、ないような…
見せたり見せなかったりすかしたり…
演劇、日常、稽古、フィクション…

暴力の種類に悩みながら、
ソレが故意的なのか無意識なのか…
ソレって どうなの?
なんて考える隙を与えず、流れる感じ。
ソレって 暴力?


私の中で思いのほかビクッとなったのは、
「雨に唄えば」と「ぼくのまち」


匿名劇壇の作品は、良いもの観たなぁ!ってなり、勧めたくなるのも良いな♪


玉響ノイズ〜空蝉に、風光る〜

玉響ノイズ〜空蝉に、風光る〜

えび

シアター風姿花伝(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★

 自分には合わなかったようだ。

ネタバレBOX

 基本的に開演前に当パンを読まない主義なので、帰宅してから目を通してみたら、ゲシュタルト崩壊などという言葉が作家の文章に出てきたのでちょっと面喰ってしまった。作品を拝見した限りでは、作家の知的営為を余り感じなかったからである。何となれば、主人公・紡は、他人にコミットすることしかしてこず、孤立を恐れ、孤独に耐えて己を深める道を選ばなかった結果、漸く自分が虚ろであることに気付き、何とかしようともがくにはもがくのだが、結局、曖昧模糊とした幻影の中に逃れるだけで一切本質的な対決と選択をせずに時を過ごしてしまう。必然的に彼は己が己として存在し得る地平も知らず、その地平へ至る術も持たぬまま、幻影と共に元の木阿弥に戻ってゆく。問題はこの過程が作家にとって曖昧なことである。対象化し切れていないことが明白であるから、ドラマツルギーが成立しておらず、そのことを意図できていないから己がスタンスに対しての揶揄もなければ、自己憐憫などの知的メスをも己の精神に当てていない。Rimbaudではないが、言葉によって表現する者は自らが己のメスによって生きながら己を手術をするような憂き目を実践できなければならない。そこが表現する者と一般人との差である。矢鱈と意味も無く踊られるダンスは、この虚の齎した必然的結果である。無論、皮相なレベルでのゲシュタルト崩壊はあり得よう。然し、今作にも出てくる2次元に嵌ってイケメン以外には話をできない少女程度の歪みでしかあるまい。2次元に深みは最初から期待できないのだから、せめてそこに明澄性の光を当てて地獄を見せるようなことでもやってくれれば面白かったのだが。
妄想コピー  /   父の声が聞こえない

妄想コピー / 父の声が聞こえない

演劇プロデュース『螺旋階段』

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2019/06/07 (金) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

「妄想コピー」と「父の声が聞こえない」の、ちょっと癖のある短編2本立て。
個人的には「妄想コピー」が好みでした。二人の作家とその筋の男の計3人がなぜか一つの部屋で、1週間という短い間に新作の小説を書かなくてはいけないという、とんでもないシチュエーションのなんだか妙な話ではありましたが、ラストは予想をしていない展開に…。とにかくどういうこと?ってラストでした。シリアスな話かと思いきや何度も途中で爆笑が起きるような、要素てんこ盛りのなかなか見ごたえのある話でした。途中出てくる虹色のコスチュームの宇宙人があまりに強烈すぎて、頭から離れません。

たいへんよく生きました!

たいへんよく生きました!

劇団ズッキュン娘

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/04/25 (木) ~ 2019/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/04/29 (月) 16:00

座席G列17番

価格5,000円

この春先は悪く言えばベタ、良く言えば王道な物語が複数あったが、本作も「余命宣告もの」+「同窓会もの」というベタ中のベタ。(笑)
がしかし、その「旨味」を活かしつつズッキュンテイストもたっぷり盛り込み、その意味で「集大成」と言えよう。
本作の後はしばらく充電股間に入り演劇公演は休むそうだが、それを経ての「第二期ズッキュン娘」に早くも期待♪

HATTORI半蔵Ⅲ〜再舞〜

HATTORI半蔵Ⅲ〜再舞〜

SPIRAL CHARIOTS

六行会ホール(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

長い!休憩無しで2時間ちょっとくらいにギュッとが希望。

脱獄5

脱獄5

家のカギ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

Bチームを観劇しました。ストーリー展開が良く、バカバカしさが面白く(褒めてます)肩肘張らず楽しめました。役者さん達は熱演で、一生懸命さは伝わってくるのですが、声が大きすぎる人もいました。登場人物のキャラは、それぞれ個性があり、特に看守さんが良い味を出していました。楽しい時間を過ごせました!

大暴力

大暴力

匿名劇壇

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2019/06/07 (金) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

中之島春の文化祭で観て面白かったので
本公演が観たくて行った。
面白かった!でもオムニバス形式?だったのが
少し残念。面白かったんだよ!
面白かったんだけど!
普通に長編の物語が観たかった。
杉原さん、佐々木さんと東さんが好き。

なんてったって

なんてったって

青春事情

OFF・OFFシアター(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

笑いました。話はむしろベタな進め方で大きな驚きはありませんが、それをきちんと舞台に乗せているのが良い。中年男性アイドル像(設定年齢からすると壮年であり草臥れ過ぎている感有り)もうまくはまっている。
気楽に楽しめる舞台でした。

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