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水鏡譚

水鏡譚

昭和精吾事務所

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/06/25 (火) ~ 2019/06/27 (木)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/25 (火) 19:30

座席1列

上演時間は1時間45分(休憩なし)予定とされていますが、公開ゲネプロの際には1時間30分(休憩10分)との話でした。実際は2時間5分(休憩10分含)でした。その後、もう少しコンパクトになったのかしら。開演が押したので、終演は21:45くらいになったいました。

ゲネ後のオープニングパーティは、10:15までとのことで、実質20分くらいだったのではないかな。
参加したかったけれど、何分千葉県民としては、翌日のことを考えると10:00には出たいところ。19:00開始か、予定通りの上演時間だったら参加したのだけれど、残念。
特に、こもだまりさんと話したかったなあ。

さて、この作品、「李庚順」「糸地獄」と「草迷宮」という作品、そして幾つかの詩編からできています。「李庚順」や詩編を読むイッキ氏の声量、迫力は圧巻。まさに、自身の肉体と声こそが舞台装置と言わんばかりの存在感。

何分、裏営業と自負するほど、ちょっとした手違いが見られたものの、まあゲネプロと言い切っているので、仕方ないか。
でも、全体として十分魅せていただきました。

J・A・シーザーさんの楽曲、西邑卓哲さんの演奏もよい。
そうか、月蝕歌劇団との相性もよいわけだ。久しぶりに(映像だけれど)拝見する
白川沙夜さんはやはりチャイナドレス。うんうん満足。岬 花音菜さんも元気そうだし。

ゼンさんと久津佳奈さん、共にたいそうな男前。

「まっすぐ坂を下りませ」昨年のプロジェクトRの「野外劇 糸地獄」が思い出されるなあ。のぐち和美さんの声は、どう聴いてものぐち和美さんだし。

ひと時の瞑想を迷走を明装を味わいました。
いと旨し。

風を切れ 2019

風を切れ 2019

演劇企画ユニット劇団山本屋

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2019/06/26 (水) ~ 2019/07/03 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/26 (水) 19:00

価格5,000円

初日拝見しました。面白かったです!チケット代が5000円と決して安い金額ではありませんが、値段相応の内容であったと思います。美男美女が盛り沢山で、男性陣は筋肉ムキムキ!お好きな女性は多いのでわないでしょうか。三面舞台であり、席によっては役者との距離がとても近く、リピーター割などあれば複数回見ても楽しめそうです。

ネタバレBOX

マジシャンのふじいあきらさんが出演されてました。本職が忙しくあまり稽古ができなかったのか、テンポよく台詞が回されている中、流れを遮っているように感じ、役に雰囲気が合っていただけにもったいなく思いました。千秋楽にはとてもよい仕上がりになっているかもしれません。
代表の方が本番前に挨拶と、簡単に作品の紹介をしていたのですが、初日で緊張していたのか、接し方が好みではなく説明がとても下手くそに感じました。本番が始まる前だったので「この人が作った舞台か、面白くないかもな」と思ったのですが、本番はとても素敵な内容でした。上演時間は2時間以上でしたが、台詞回しはテンポがよく、疾走感のある演出であっという間に本番が終わりました。舞台装置も中々に面白く、観客を飽きさせない展開運びは良かったです。改めて、良い意味で金額相応の舞台でありました。
渡りきらぬ橋

渡りきらぬ橋

温泉ドラゴン

座・高円寺1(東京都)

2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

役者もやるが演出力あって演出に専念?と思えば、脚本も物し、脚色ばかりか完全オリジナルまで書く。演出・執筆とも劇団外からのオファー多数である・・。一定の才能は認められるが「これ!」という突出した舞台を観た記憶が私にはなく(「birth」凱旋公演も然り)、「きっとこの人は人脈作りに長けた人なんだろう。」というのが、いつの間にか出来上がったシライケイタ観であった。
で、今回・・この印象に大きな変更を迫られなかったが、なかなか面白い芝居だった。
オール男性キャストという特徴は、私には良い印象を残した。公演は趣向と合わせて記憶され、今後「性別と配役」問題を論じる際の貴重な参照事項を作ったと思う。つまりこのチャレンジは一応の成功を遂げた。

ネタバレBOX

明治大正の女流作家を題材にした作品(男5人女9人)をオール男性キャストで上演した経緯については、単純に「劇団に合うやり方を考えた結果」、また後付けで「性差を超えるものについての探求にも」的な演出家の証言がパンフにあったが、その通りの舞台であった。
役と演じ手との距離(誤差?)はどんな芝居にも大なり小なりあり、無論「ない」事を目指した演劇があって良いし、役との距離が縮まる(=役が深まる)ほど濃密な劇空間が作られるのは確かだが、「点を繋いで線を、面を構築する」想像力を的確に補助する事により観客は劇世界を構成し、舞台は成立する。
(時を経ずしてワンツーワークス「男女逆転版 マクベス」も観たので、これについてはまた改めて考えてみたい。)

役を深めるのに年齢、出自(母語)、そして何より性差がネックなのは当然であるが、もし今回の舞台を女優陣を招いて通常の配役で作ったらとどうだったろうか。あっさりし過ぎて薄く感じられたかも、と想像するのは今回の舞台から何かを引き算しているせいか。全く違う物になっていそうでもある。想像力のハードルを設ける事で観客はよりリアルに像を結ぼうと脳内作業を活発化させ、「女人藝術」を発刊した女性達の物語へ、尻を叩かれるように近づいていく。まあそんな効果があったように思う。
「成功していた」とは、想像力のハードルが適度に機能し(という事はそれなりに役柄に近づきもし)、決定的な欠陥に見えなったという事だ。私は男であるので、男側から女性という存在に迫る行為自体に同期したという事もある。以前「楽屋」を男優で演じたのを観た時に全く入り込めなかったのと比較すると、男が近づき難い女の情念こそ楽屋の醍醐味なのに対し、今作は新作である。自立や生活や創造といった性差に関わらず共有できる普遍的テーマに重心があった。このテーマ性はぎくしゃくしながらもしっかり伝わってきたのである。
座高円寺の大きな容積を、高い橋を渡して贅沢に使っており、高低差があるだけで芝居も立体感が生まれた。
舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

刑事・雪平夏見シリーズ製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

前作は未見、『アンフェア』に関しては真っ新な状態での観劇でしたが何ら問題もなく、その世界観を堪能できました。
本当に映画を観ているのと同じ感覚の演出、大劇場の生舞台でちゃんとした説得力と迫力を持たせるため、これだけ多数の役者さんが配置されたのだなぁと・・・それだけでも力の入った公演だった事を伺わせます。
暗転でこちらを照らしてくるライトに「眩しッ」と思った次にはもうセットチェンジされているのがイイ感じでした。

1幕目はとにかく事件の緊張感に包まれた時間。
(途中休憩があって本当に良かった)
2幕目で集中力をリセット、和めるシーンもあり、もはや事件がどうやって解明していくのか一刻も早く見届けたくて紐解かれていく急展開が私には有難かった。

元「上からマリコ」感情的にはならないキャラゆえ見せ場の難しい役どころではありましたが、長丁場での流暢な台詞さばき、不眠不休のクールビューティ雪平夏見刑事がとにかく頼もしい。

ネタバレBOX

えぇぇ嘘っ!と驚く真犯人。
これは原作に基づいての真相なのだろうとはいえ、意表を突くのがサスペンスの肝とはいえ、犯人の独白はサイキックで怖かったとはいえ、えぇ~っマジかっ そこまでする!
雪平刑事の勘の良さは・・・
できれば後半にさり気なく伏線を入れて欲しかった。
後になって「あぁ~っそういえば!」みたいな・・・もし見落としていたならごめんなさい(笑)
闇にさらわれて

闇にさらわれて

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/06/23 (日) ~ 2019/07/03 (水)公演終了

満足度★★★★

ヒットラーのナチ政権の所業は20世紀の悪夢と言うが、今なお繰り返し舞台でも上演されるのは、まだその悲劇を克服されていないからだろう。
「闇にさらわれて」は2014年初演のイギリスの戯曲。テレビ出身のマイク・ヘイハーストの処女戯曲の民芸による日本初演だ。ユダヤ籍の青年弁護士(神敏将)が、ナチ政権以前にヒトラーを裁判の証人としたことで疎まれ、政権発足後に捕らえられ、強制収容所に収容される。一幕は彼の獄中生活。第二幕は彼を解放しようとする母(日色ともえ)の闘いが軸で、舞台は進む。
戦後70年を超えると、ナチ、反ナチの単純な対立項ではドラマは成立しない。身の回りで起きる小さな日常が積み重なって、ヒットラーの社会は生まれる。そこを、この作者は、一幕の単純な反ナチの弁護士と獄窓を共にする同志から始まり、現実派の父親や、行動論理があやふやなナチ親衛隊員、二幕には同盟を試みようとするイギリス貴族(篠田三郎)を、配して重層的に検証していく。なぜあのような悲劇が生まれたのか。
ヒトラーが率いた政治体制のホロコースト、侵略主義、選民思想などは、まず明確に責められるべき要因ではあるが、政治であれ、経済であれ、はてまた学術の世界であれ、全体を覆う風が強く吹けば、それに乗じる日常の権威は生まれ、その権威は暴発する。風の中にいる人間は気がつかないのだ。そこは現代のポピュリズムにも通じるところだ。
「アンネの日記」をはじめ、戦争の検証では多くの舞台を上演してきた民芸の舞台だから、今回の新作も無難に進む。一幕の獄中の描写などは、いささかパターン化しているが、基本的は「母もの」なのに、情緒に流れず、無理に結論を急がず、戦争ものは手慣れた、という感じだ。
しかし、多分、この公演の一番の問題点はそこだろう。
年金受給年齢を越える老人が圧倒的に多い客席は、民芸らしい舞台で安心して見ている。
だが、本当にこの芝居と向き合ってほしい戦争を知らない世代がいない。老人は夜道が不安だろうと若者が見られる夜の公演はわずかしかない。いつも常打ちにしているサザンシアターの舞台も地方の公会堂を回るサンプルとしては便利であろうが、いつまでもそれに安住した咎が出ている。舞台と客席の間に馴れ合いの冷たい風が吹いている。現実には、民芸は、もうこの中劇場は荷が重い。
キャストは9人、もっと小さな劇場でやってみたらどうか。例えば風姿花伝。トラムとか東芸の地下のような既成の場所でなく、まだ形の決まらない劇場でやってみる。俳優も演出も、それはもう、パラドックス定数やチョコレートケーキよりはるかに手だれのキャストスタッフが揃っている。観客にとってもベテランの新しい発見があるだろう。それは経費が、友の会が…と制作部は言うだろうが、もうそんなことに構っている場合ではないだろう。ほかの上演団体は皆ここで勘定を合わせているのだから。


CINEMATIC

CINEMATIC

Lady Bunnies Burlesque

Studio Freedom(東京都)

2019/06/26 (水) ~ 2019/06/26 (水)公演終了

満足度★★★★

自分らしさを表現するLady Bunnies Burlesqueと、夢の世界の物語を描くGN.BBs。
それぞれのコンセプトを活かした2つのグループが初タッグを組んだCINEMATIC公演。

その公演日はたった1日の豪華・贅沢なもの。妖艶という行儀のよい言葉よりはもっと色っぽさを強調した内容である。それは出演者が女性として、その肢体・姿態を十分意識し強調して観せようとしている。この公演は理屈的なことは抜きにし、その場の雰囲気を楽しんだほうが好いと思ったが…。

この公演の最大の魅力は、観(魅)せること、観客に楽しんでもらうこと。それがしっかり伝わり、1時間30分がアッという間に過ぎた。まさしくエンターテイメントと呼ぶに相応しいショーであった。
実際観て体験しなければ、その楽しさは分からないが、少なくとも会場内は大盛り上がりであった。
(上演時間1時間30分 途中休憩10分)

ネタバレBOX

公演は司会であり道化師でもある りんたろう氏の前説の後すぐ公演が始まる。メンバー構成はシンガー、ダンサー合わせて10名。その全員が妖艶・セクシーまたはダイナミックなダンスで大人の世界観や子供心のようなキュートでハッピーな演出で魅了していく。またセクシーな衣装(替えも楽しみ)に身を包み、ステージ上だけでなく、時には会場に降り立ち、客席の間を体をくねらせ踊(躍)り抜ける。
歌は、キューティーハニーなど全22曲を聴かせる。その曲の間の話も面白く会場・観客の気を逸らせない。観客・出演者やスタッフが一体となって熱狂と興奮を演出したワン・ナイト。商魂逞しく、出演者へチップ(Carrot)を衣装等に挟み込んだりして渡すシステムが…バーレスクショーのような、遊び心を誘うもの。

気になった点が2つ。
1つは、歌やダンスの振り付けと後景に映し出す映像の雰囲気が合わない。例えば黒い衣装にダーク系の映像は遠くから(Standing席で)観る人にとっては人物が埋没してしまう。また海と夕陽の風景の映像をバックにダンサーが後ろ向きで踊るシーンは、映像をワザと手振れまたはコマ送りをしているようで、せっかくのダンスに集中できない。人物(衣装等)やダンスの魅力と映像や照明のコントラスト、調和に工夫が必要ではないか。
2つ目は、冴月里実さんの歌唱が弱く、第1回の「Lady Bunnies Burlesque Live vol.1」の時に比べると元気がないように思えたのが心配であり残念でもある。

それと制作サイドは、入場時の対応をもう少しスムーズに行わないと開演時間が遅れる。

次回公演も楽しみにしております。
山兄妹の夢

山兄妹の夢

桃尻犬

シアター711(東京都)

2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/26 (水) 19:30

100分休憩なし。
話全体が、ドライで、軽くて、ポップ。他人の呪縛に囚われたり、驚く裏切りがあったり、しょうもない理由で死んでしまったり、宗教にハマったり・・・。どうにもならない中でも、生きていかないといけないっていう人間のありのままの姿を、感動でもなく、コメディでもなく、ただただ、淡々と明るく描く。独特の舞台テイストが楽しい。
安直な感動の結末を、見事に避けているのが、逆に爽快で気持ちがいい。涙なんて微塵も流れなかったけれど、人が生きる事の滑稽さを、重く深くえぐり取っている作品に感動した。

傷心る(えぐる)~愛を語る資格・改

傷心る(えぐる)~愛を語る資格・改

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2019/06/25 (火) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

私があのお父さんだったら、相手を憎んでも殺そうとまではしないだろうけれど、幸せになってほしくないと強く願ってしまうだろうと・・・

ネタバレBOX

殺すに至った過程が今ひとつ分からなくて、自分なりにジャッジできないのがもどかしかったです。タイトルと説明文から傷心(えぐ)られる覚悟で行ったのですが、ちょっと肩すかし食った気分でした。
ベストアルバム(仮)

ベストアルバム(仮)

lovepunk

劇場MOMO(東京都)

2019/06/25 (火) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです!(追記予定)

山兄妹の夢

山兄妹の夢

桃尻犬

シアター711(東京都)

2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

うっわ~見事なアモルファス構造演劇って思えました

不条理演劇のようで そうでなく
筋が通っては いるような いないような
話は理解し易いんだが
なんというか
いろいろと ぶっ飛んで ぶっ壊れてるような感じを受けた
95分の作品

自分的には大変面白うございました(^-^)

杮落としじゃけぇ
詳しい作品話は まーぼちぼちなーと

愛鯛

愛鯛

鯛プロジェクト

OFF・OFFシアター(東京都)

2019/06/13 (木) ~ 2019/06/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

関西から参加のオパンポン創造社さんは、笑いの照射と相反する心の表現に脱帽でした。
関東の観客の笑いとココロを完全に掴んだ事をここにご報告致します。
また、全体的に今回は楽しめる内容で良かったと思います。

10分間2019~タイムリープが止まらない~【ご来場ありがとうございました】

10分間2019~タイムリープが止まらない~【ご来場ありがとうございました】

中野劇団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/05/24 (金) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

独特の間とリピートで静かな笑いと余韻を醸し出す舞台を観劇。
派手さはないが丁寧に練られた笑いのカプセルを一つずつ開けていく様な舞台でした。
終演後に舞台名を見て納得して帰りました。

すべては原子で満満ちている

すべては原子で満満ちている

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/06/14 (金) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

台詞と体現の一体感が凄く印象的で、頭で感じる暇がない程に視覚と聴覚がフル回転の舞台でした。
難しさは相変わらずでしたが、楽しませてもらいました。



ハミングバードへようこそ!

ハミングバードへようこそ!

演劇ユニット 少年cycle

サブテレニアン(東京都)

2019/06/20 (木) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/21 (金) 19:00

価格2,500円

母親との確執から生まれ育った小金井を離れ北海道の大学に通い一人暮らしをする玲奈だったが、幼馴染の要請で夏休みの間だけ小金井を拠点とするヒーローショー、キャラクターショーの運営会社の手伝いをすることになる。しかし仕事内容は当初聞いていた「事務処理」ではなくヒーローショーのキャストで……な物語。
そんな内容ゆえヒーローショー(やキャラクターショー)の担当者毎の仕事内容の説明はあるわ基本的にバックステージものだわ、さらに主人公と家族とのこじれた関係の行く末も語り、「まさかのアノ人」の擬闘まであってとてもよくできた作品でありながら「ある理由」によって集中力を削がれたのが残念。

集中力を削がれた原因は、開演後に来場した5人(1人、3人、1人)の客。
開演が6分も遅れたのはコイツらのせいではないか?(しかも遅れせた6分間には到着せず、結局開演してから到着、うち1人はお加減でも悪いのか大半の時間、俯いていらした(まさか寝ていたのではないよね?))もしもそうだとすれば、主宰が開演定刻に客席にいた多くの客よりこの時間にルーズな5人のトンチキを大切にした理由は何か?などの邪念に囚われていたもので。
なお、会場の構造から言って開演後に遅れた客を誘導することに何の問題もなかった。

山兄妹の夢

山兄妹の夢

桃尻犬

シアター711(東京都)

2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めての桃尻犬でしたが、いやー、自分の知らない面白い劇団がまだまだ沢山あるのだなあという驚きと嬉しさで、帰りの電車の中で思い返してはニヤニヤ。初日だし、あまり余計なことは書かずにおきます。

トリコロールスター

トリコロールスター

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/06/15 (土) ~ 2019/06/26 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/25 (火) 19:30

 『なにもない空間の男』を見た。そもそも3本立てなる企画そのものが無謀とも言えるのだけれど、それをやりきるのがスゴイ(*_*)!。本作のみ新作で、他の2作とは全く傾向が違う。劇作家の男を軸とした物語は、単純に見えてそうはいかないあたりがトクナガらしい作りで巧妙(^_^)v。衣装もシンプルで、ストーリーも分かりやすく、1日で一気に観たが、これが最後で良かったという気がする。

闇にさらわれて

闇にさらわれて

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/06/23 (日) ~ 2019/07/03 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/24 (月) 13:30

座席1階

記憶が間違っていたら申し訳ないけど、コンラート博士のせりふで「良心が重なり、共謀罪になる」という一瞬があったような気がする。何だかドキッとして心に残ったのだが。多くの市民の良心が積み重なって一つの事実が作られていき、それが当局によって共謀罪に仕立て上げられていく。つまり、一人一人の市民は良心から行ったことが、最後は市民が政府にたてつく共謀として立件されていく。そんなふうにとってしまったのだ。
単なる聞き違いかな、とも感じたのだが、タイトルにもある「闇」は、自由にモノが言えない、息苦しい闇であり、たてついたものは拷問の末消されていくという世の中だ。
以前なら、遠い昔のファシズムの歴史的一幕とか軽く受け流すことができる舞台だが、今の日本は身につまされる恐ろしい演劇だ。シャレにならないというか、冗談では済まされないというか。そうした闇にたった一人で立ち向かっていくお母さん、イルムガルトはすごいと思う。ドイツ当局は女性だから手荒な真似はしなかったようだが、現代中国では女性でも政府にたてつくものは平気で幽閉し、拷問をする。昔話ではない。市民の他愛ない話を共謀罪にかけることができる法整備が既に終わっている日本だから、もう他人ごとではないのだ。
以前からあった名作という感じだが、2014年英国初演の舞台という。民藝が日本初演ということでチャレンジした。イルムガルト役は看板女優の日色ともゑ。この長大な会話劇を小柄な全身をいっぱいに使って演じきった。パンフレットによると、この役柄の女性への思い入れはずっと前に経験したあるエピソードが源流という。強い芯のような一本の筋が、彼女の舞台を支えていたように見えた。
翻訳と演出を担当した丹野郁弓が「読むだけでも精神的は疲労度は相当高い」と漏らした硬派劇だ。見る方も心してかかりたい。

舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

刑事・雪平夏見シリーズ製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

緊迫感のある雰囲気がステージ全体に広がっていた。中日を過ぎたせいか、出演者にイイ馴染み感と気迫が強く感じられた。主演の篠田さん、“出来る女”の身のこなしが見事だった。こんな風に成長しているとは思いもしなかった。
ただ残念ながら、後半どうもまとめに走ったというか、後半から登場するキャラが端的ではなく、もっと細かくかかわってくるともっと面白かったのかも?展開があっという間で、前半に比べ、慌ただしい終わりだったような気がする。もっとじっくり仕上げて欲しかったなと個人的には思う。

アップデイトダンスNo.63「マネキン 人形論」

アップデイトダンスNo.63「マネキン 人形論」

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2019/06/17 (月) ~ 2019/06/25 (火)公演終了

鑑賞日2019/06/25 (火) 20:00

価格3,000円

20:00の回。最終日。

膝→足→腰痛で「No.62」を欠席。だいぶよくなったので復帰。

事前に数点の画像をみていましたが始まってみるといつものようにとても暗い舞台。そこにうっすらと...

舞台上には、
赤:勅使川原さん
白:ミシンをこぐ女にして上演中ほぼ静止状態で座り続ける女(半人/半人形?)
白:マネキンの女(2体)
いつの頃からいったい何を映してきたのか大きな姿見鏡。
そしてミシン。

これをソロというのかカルテットというのか。

「4人」はずっと舞台上。

妖幻な照明が姿かたちを変え、闇を引きずり込み暗い帳で囲むかのような印象。そのわずかな隙間から決して抜け出せない精神の閉鎖空間。

一方で、外界との境界として使われる「ガラス板」が舞台上で破砕されます。以前、「上映会」で大量のガラスを使った公演を見ましたが、ここAPPARATUSでは初めて。リアルに砕け散る音とギラつく反射は無言の「4人」と対照的。

「静止状態の女」は終始黒髪がかかり顔が見えません。もしかしたら本当に微動だにしなかったのかもしれませんが、見ている方はそんなことはないと確信しているので、揺れているように見えてきたのでしょうか。とても不思議な感覚、闇に対する恐怖、畏怖?

また2体のマネキンはどうみてもマネキンですが、もしかしたら目を動かしたり腕を動かしたりするのではと。

なかなか落ち着いてみてはいられません。

もちろん「静止状態の女」の方は終わって挨拶をされました。それでもどなたなのかわからず、たぶん闇の世界に還っていったのではと。

パルス音、ノイズ、クラシック。

追伸 公演タイトルが「アップデイトダンスNo.53」でしたので「63」に直しました。

雪女

雪女

URARA

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/06/24 (月) ~ 2019/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★

筋に忠実って感じでした。

ネタバレBOX

雪女の話の一人芝居。

雪女の話を朗読で聴いているような感じでした。

プロジェクションマッピングで男と女の特徴を映し出していたのは面白かったです。氷の針って痛そう。

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